Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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トラブルふたたび その(2)
前回の続きです。

1年半前にトラブルのあった人から、仕事の依頼が来て、会うことになりました。

彼は、私の子どもたちの好物を覚えていたらしく、中目黒の「ヨハン」のチーズケーキをおみやげに持ってきました。

1年半ぶりに合う彼は、5キロぐらい太った感じで、首筋のたるみが目立つ不健康な印象に変わっていました。以前は、どことなく学者然としていて、低音でゆっくりと話す姿が、どんなつまらないことでも、説得力を感じさせました。
今は、声や話し方は昔のままですが、何となく疲れた感じで、50代後半の年齢そのままの疲れが全体から窺えます。

たった1年半という言い方もできますが、彼の姿を見ると1年半もたったのか、という感慨を強く持ちました。

世間話もそこそこに、仕事の話に入りました。
内容は、かなりボリュームのあるものでした。
A4(2色)のファイルフォルダーのデザイン、A4(4色)の会社案内、B4(4色)の折り込みチラシ、B3(4色)の折り込みチラシのデザイン、名刺サイズのカードの作成などです。

これを全部頼んだ場合の見積をすぐ出して欲しいということでした。
念のため、会社の概要を聞くと、7月創業予定のアウトソーシングの会社だそうです。
これだけの仕事をまとめてするのは久しぶりですが、こんな時、何といっても一番の気がかりは、支払いの件です。まだ立ち上がっていない会社の仕事をこれだけ大量にする場合、最悪ただ働きの危険があります。
前金で何割かを払ってもらわないと、安心して仕事はできません。そのことを彼に言うと、彼は突然態度を変えました。

「俺が、持ってきた仕事だから、俺が責任を持つ。俺が信用できないのか」
と唇をゆがめて、すごむのです。

大きな声に驚いて、中学3年の息子が仕事場を覗きに来ました。私は努めてにこやかな顔をして「仕事の話だから、心配しなくていいよ」と言って、息子の肩を軽く叩いて、仕事場のドアを閉めました。

私は昔から、相手が興奮すると冷静になる性格です。
50代後半の印刷ブローカーにスゴまれても、たいして怖くはありません。虚勢だということは、見え見えです。黙って、彼の前に座り、彼を見つめました。

彼はそんな私を睨んでいます。3分以上、睨んでいたでしょうか。私の方は、ただ何となく彼を見つめていただけで、彼を睨んだりはしませんでした。ただ、彼の目を見ていただけです。
すると、突然彼の目がうろたえたように、まばたきを繰り返しました。

「いや、とにかく見積もりを先ず出してよ。支払いの件は、向こうと折衝して、何とかそちらの意に添うようにするからさ」
彼は、慌てて早口でそう言いました。
私が、なおも黙って彼を見つめていると、彼は突然立ち上がって、「今日は忙しいところ悪かったね。とにかく見積だけは早くメールで知らせてくれ」と言い、こちらが何も言わないうちに、背を向けて、ドアを開けました。
廊下にまだ立っていた息子に驚いた彼は、「あ、ああ、おじゃま……」と言いながら、慌てて靴を履き、そのまま外に出ていってしまいました。

「どうしたの? こらしめてやったの?」
息子が聞いてきました。
「パパは何も言わなかったよ。黙って顔を見ていただけだよ」
二人は顔を見合わせて、同じように玄関ドアを見ながら、首を傾げました。

いまだに、彼が突然態度を変えた理由がわかりません。

今朝、見積をメールで送りました。保険の意味もかねて、いつもより2割高い額で、見積もりましたが、この仕事、どうなるでしょうか。興味津々です。



2005/05/31 AM 11:13:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]

トラブルふたたび その(1)
昔トラブルのあった人から、仕事の依頼がありました。

Uさんという印刷ブローカーです。昨日(日曜日)の朝、メールを開いてみると、1年半ぶりに仕事の依頼のメールが、彼からありました。
1年半前の彼との仕事は大変後味の悪いものでした。最初の打合せで聞いた内容が、回を追うごとに全く違う内容になり、最後は宣伝する商品さえ変わってしまったのです。

宣伝の方針が変わることはよくあることですが、宣伝する商品が変わってしまうことは、あまりありません。似た内容の商品なら納得もいきますが、全然違う種類の商品に変わってしまったのです。
当然、商品写真は撮り直し、キャッチコピーも書き直しです。頼んだコピーライターも呆れていました。

普通なら1ヶ月もかからない仕事が、2ヶ月半もかかっていたのです。しかも、やり直すこと7回。その都度、内容がコロコロ変わるのです。あまりの段取りの悪さに、私も頭に来て、思わず「こんな仕事、時間の無駄ですよ!」と文句を言ってしまいました。
彼は、私のことを比較的人の話を素直に聞くデザイナーだと思っていたようで、私からそんなことを言われるとは、思っても見なかったようです。

「時間の無駄だと思うんなら、やめてもいいんだよ。他にデザイナーはいくらでもいるんだから」
「わかりました。その代わりデータは返してもらいましょう」
「いや、これは使わせてもらう。私が頼んだのだから、権利は私にある」
「じゃあ、報酬は規定通りもらいます。今すぐ、請求書を送りますよ」
「ふざけるな。仕事が終わってもいないのに、金が払えるわけないだろう」
「じゃ、裁判ですね」

そんなやりとりをしました。今思い出しても、腹が立ちます。
その2日後、彼から電話がありました。その仕事を引き受けてくれる新しいデザイナーが見つからなかったのか、あるいは、私への報酬を踏み倒して、裁判沙汰になることを恐れたのか、彼は穏やかな声で、こう言いました。

「あなたとは長い付き合いだから、やっぱりこの仕事をやってもらいたいと思うんだ。先方の会社も、あなたにまかせた方がいいと言うもんだからね」

そのときは、仕事もそれほど混み合っていませんでしたし、元々その種のトラブルが嫌いな当方としては、事を荒立てることもないと思い、彼の提案を受け入れました。
ただ、一つだけ条件を付けました。これ以上、内容が変わったら、すぐ「降りる」と。

彼は笑いながら、「もうそんなことはさせないから、大丈夫だよ」と応えました。
そしてその仕事は、それからほぼ1週間後に校了になりました。
しかし、それからがまたトラブルです。3ヶ月たっても、4ヶ月たっても、そのときの報酬が支払われないのです。

彼との約束では、校了になって、翌月の末日が支払期日です。それまでの付き合いで、彼はそれを破ったことは一度もありませんでした。支払いに関しては、大変律儀でしっかりとした依頼人だったのです。

もちろん、こちらは何度も催促をしました。プロは仕事に対して、報酬をもらうからプロなのです。普段は、自己主張をあまりしない私ですが、プロとしての基本である報酬に関しては、譲れません。

何度も電話をし、メールも送り、請求書も2回送り直しました。支払期日から半年たって、これが駄目なら「裁判」と思って、内容証明付き郵便で請求しました。

2日後、彼から報酬が振り込まれました。しかし、なぜ遅れたのか、こちらに釈明もなく、こちらがメールを送っても、電話をしても、全く無視です。

これで、もう彼と二度と仕事をすることはないだろう。そう思って、最近では、完全に忘れていました。
その彼から仕事の依頼メールが来たのです。
どの面下げて、仕事の依頼ができるのか、そんな興味があったので、昨晩、会ってみました。

この続きは、また次の機会に。


2005/05/30 PM 12:14:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]

料理とデザインの共通点
昨晩、中学3年の息子のリクエストで、スープカレーを作ってみました。

カレーは何度も作っていますが、スープカレーは初めてです。
普通のカレーを、水の分量を多くすれば「スープカレー」かな、と安易なことを考えていました。
念のため、ホームページで検索をしてみると、意外と多くあるんですね。
北海道で有名なのは知っていました。レトルトなども売られているようです。
しかし、スープカレーのレシピは、皆微妙に違っていて、どの方式が一番おいしいのか、今ひとつわかりません。

こんな時の私のやり方はいつも同じです。
「テキトー」に作る。
味見をしながら、適当に作れば、次第にイメージができあがって来るという、アバウトな方式です。

これが成功するか、失敗するかは、その時々の「テキトーさ」によります。
今回はこれ以上ないくらい「テキトー」にやりました。
そして、成功しました。

まず、タマネギ大4個をみじん切りに近い状態にします。これを3分ほどレンジでチンして、バターをフライパンで暖め、そこに入れます。
タマネギを根気よく炒め(15分くらい)、きつね色になったら、カレー粉を大さじ4杯(テキトー)いれます。タマネギの色が変わるまで炒め、そのあと小麦粉をテキトーに入れ、また炒めます。その中にまたバターを少々入れて、全体をなじませます。

水を1リットルくらい(テキトーです)入れ、中火にします。

具は好きずきですが、我が家ではベーコン(油で炒めておく、決して焦がさない)、ジャガイモ(ひと口大に切る)、ニンジン(乱切り)、ブロッコリー(ゆでたものを最後に入れる)、ゆで卵(最後に入れる)、などを入れました。

煮立ってくると、アクが出ますので、取り除きます。その後、コンソメの素を入れます。これは、味を見ながら、テキトーに入れていきます。自分の好みに近い味になったら、ここから弱火でじっくりと煮込みます。時々味を見ます。トロミが足りないと思ったら、小麦粉を牛乳で溶いて、少しずつ入れていきます。辛みが足りないと思ったら、カレー粉(溶かしたバターで溶く)を入れます。

自分のイメージに近い味ができたら、完成です。昨晩は50分ほど煮込みました。

これに自家製のナンをちぎって、スープに付けて食べたのですが、辛いものが苦手な娘も、「うめぇ、うめぇ」といって、完食しました。
本場札幌のスープカレーにはかなわないでしょうが、全員が満足したので、星は三つです。

こう考えてくると、料理というのは、デザインに似ているような気がします。
素材を選んで、それを効果的に配置する。しかし、全体のテイストは、その人のセンスで決まる。

優秀な料理人なら、きっとデザインもかなり味なものができるのではないでしょうか。




2005/05/28 AM 11:34:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]

娘からの手紙 − 親バカ日記 (1)
今週は、昼間は何カ所かに、仕事の打合せで行ったりしていたので、仕事ができず、もっぱら夕方から深夜にかけてパソコンに向かっていました。

普段は、気分転換に夕食は私が作ることが多いのですが、今週はその機会はありませんでした。小学4年の娘は、私が作る料理を楽しみにしているらしく、「今日もダメ?」と聞いて、私が「ゴメンね」というと、すごくガッカリした顔をします。

娘は好き嫌いが多く、時に嫌いなものが入っていることがある母親の料理は、食べ残して怒られることがあります。
父親というのは、どうしても娘に甘くなるのでしょう。彼女の嫌いなものは出しませんから、娘は「おいしい」といって、残さず食べます。
でも、ほんとうは嫌いなものでも出して、好き嫌いをなくさせる母親の方が、正しい姿ですけどね。

そんな娘が、昨晩の11時半過ぎに、仕事部屋に来て私に紙を渡しました。
「なに?」
私が聞くと、娘は「後で読んで、じゃ、おやすみ」と言って、すぐに出ていきました。

私は4つに畳まれた紙を開いて、中を見ました。

「パパへ いつもありがとう おしごと がんばれ」という字が書いてありました。

もう仕事どころではありません。パソコンの画面がぼやけて見えなくなったからです。
これだけで父親を感動させられる「娘という生き物」は、どんなベストセラー作家よりも、すぐれた作家です。

次の日、朝早く起きて、娘のために、朝食を作りました。娘が好きなジャガイモのグラタンです。チョット、朝食にしては重いメニューですが、娘は「うめぇぞ、これ」といって、女の子とは思えない口調と勢いで、すぐに平らげてしまいました。

「今日のユウメシも作ってね」という娘の言葉に、私がVサインで応えると、娘はランドセルを背負って、勢いよく出ていきました。

デレデレの親ばかですね。



2005/05/27 PM 05:21:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]

デザイナーの領域
昨日書いたブログに関して、お二人の方からメールをいただきました。

お二方とも現役のデザイナーです。内容はほとんど共通で、「デザイナーは与えられた材料を配置することだけが仕事ではなくて、時には企画立案などもしなければいけない」というものです。

企画は英語でいえば「プランニング」ですが、デザイナーの中に「企画する人(プランナー)」という意味合いも含まれていて、そういったプランを総合的にデザインする人がデザイナーだということです。

だとすれば、私は「デザイナー」という言葉をずっと勘違いしていたことになります。
デザインとプランニングが融合して、「デザイナー」は成り立っているのですね。

お二人は、デザインだけを求められたときと、企画も求められたときは、自ずと報酬も違うから、もし企画を求められた場合は、その金額も要求すればいいのだと言います。

私が請け負っている会社の担当者に、その理屈が通るとは全く思えないのですが、今度試しに要求してみようかな、と思います。

それによって、また仕事が減る可能性もありますが、いつもいつもクライアントに「言われっぱなし」なのはシャクですから、ここは勇気を出そうと思います。

担当者の反応は、百パーセント想像できますけどね……。



2005/05/24 PM 12:02:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]

不可解な依頼人
独立して2年目から付き合いのある会社があります。

この会社とは、今年で8年目の付き合いになりますから、私にとっては、2番目に長いお得意さまです。担当者もずっと一緒ですので、相手が何を要求しているかも、ほとんど最初の打合せでわかります。

その得意先の担当者と昨日(日曜日)に打合せをしました。

「2年前のあの浄水器のイラストは、ひどかったね」
彼は突然そんなことを言い出しました。
「2年前の浄水器のイラストというと、3月の折り込みチラシに使ったものですか」
私がそう言うと、彼は眉間にしわを寄せて、重々しくうなずきます。

その折り込みチラシに使ったイラストは、ほとんど目立たない扱いで、7センチ×5センチの小さいものでした。
B3のチラシの中では、小さい囲みの中にサブ的に入れたもので、あまりリアルなものは要求しないと言われて作ったものです。
私は正直、ほとんどその仕事を忘れていました。

「あれはそんなにひどかったですか」
私が聞くと、彼はさらに眉間にしわを寄せ、首をゆっくりと縦に振りました。
「あのチラシは今までで、一番反響が少なかったからね」
まるで外国の俳優のように肩をすくめながら、口を少々「への字」にして、彼は言いました。

なぜ今になって、2年前のチラシの反響を言い出すのでしょうか。それもほとんど目立たない扱いの3Dイラストを引き合いに出して。
「あのイラストに関して、今頃クレームが来たのですか」
私は身を乗り出して聞いてみました。
「いや、そうじゃないけど、あの時は本当に反響が少なかったんだよ。その原因を探ると、あのオモチャみたいなイラストが頭に浮かんだんだ」
「しかし、あれはリアルでは邪魔になるからといって、わざと模型のようにしたはずですが」
「そうだけど、反響が悪かった理由は、それしか考えられないんだよ」

彼が芝居がかったように言うので、私も体をソファに大きくのけ反らせて、首を大げさに振りながら、腕を組んで目をつぶりました。
全く彼の意図が読めません。2年前に反響がなかったチラシのことは、始めて聞きました。反響がなかったなら、その場で言えばいいではないですか。なぜ2年後の今になって言い出すのか。この2年間に15回くらいチラシを作っていたのに、なぜそのときに言わないのか。私も自然に眉間にしわが寄っていくのが、自分自身でもわかりました。

私が目をつぶって黙っていると、彼はこう言いました。
「デザイナーは、責任感を持ってやってもらわないとね」
コイツは何を言い出すつもりか。となおも目をつぶっていました。
「反響がない場合は、なぜ反響がないか責任を持って追求しないといけないと思うんだ。ただ仕事が終わって「ハイおしまい」では、無責任だと思うんだけどね」

8年の付き合いで、気心が知れていると思ったのは、どうも間違いだったようです。

デザイナーというのは、与えられた素材を効果的に配置して、人の目を惹く作品を作るのが仕事です。そして、その仕事が形になって(印刷されて)配布された時点で、デザイナーの仕事は終わりなのです。
売り上げ効果云々は、その会社の企画や営業の人が考えるものです。

アイデアを出すのは企画担当、商品を売るのは営業担当、文章を考えるのはコピーライター、会社の方針をアドバイスするのはコンサルタントの仕事です。
そのどこにもデザイナーは含まれません。

なぜ今になってそんなことを言い出すのか。私は目をつぶりながら、そのことを考え続けましたが、よくわかりません。
ゆっくりと目を開けると、私の目線を少しよけながら、彼はこう言いました。

「次回のチラシは斬新なものでいきたいので、アイデアを提出してください」

要するに、彼の方でチラシのアイデアが手詰まりになったのでしょう。チラシの仕事を企画段階から頼みたいということのようです。
2年前の反響の少なかったチラシをなぜ引き合いに出したのか、ワケがわかりませんが、自分のアイデア不足を、他人に押しつける口実として使ったのでしょう。

「企画書を提出すればいいのですね」
「いや、ラフなデザインをいくつか作ってくれるだけでいいよ。そのラフデザインの中から、こちらのアイデアを誘発するものがあれば、それを膨らませて企画は俺が考えるから」

それなら最初から「新しいチラシのラフデザインを考えて欲しい」と言えば済むではないですか。そういったことはよくあることです。初めからそう言ってくれれば、私も眉間にしわが寄ることもなかったでしょう。

日曜日に1時間も電車に揺られて、憂鬱になるような言い方をされたせいで、私は帰りの電車を待つ間、駅のホームでシャドーボクシングをしてしまいました。
正気にかえって辺りを見回すと、白い目で私を見ながら、ゆっくりと私から遠ざかる子ども連れの家族の姿がありました。

仕事をくれた彼の言動も不可解ですが、私も世間から見るとかなり不可解に映ったようです。



2005/05/23 PM 12:46:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]

またまたプリンタの話
プリンタの話、続きです。

印刷会社で使うにはあまりにもお粗末なプリンタの、その後の話です。

印刷会社の社長(S氏)の怒りは、相当なものでした。きちんと使える機械だと思って納入したものが、全くの役立たずなのですから、怒るのも当然です。
そこで、大手OA販売会社(S社)の営業に何度も電話をかけますが、先方も何を言われるか、分かっているのでしょう。逃げの一手で、全く連絡が取れません。

それからさらに3週間が過ぎたころ、S氏のもとにX社の営業の人が来ました。
私がいつもX社の「カラーレーザは色がいい」「サーバが独立しているので、処理が早い」などと言っていたので、S氏はX社のプリンタに対して、好印象を持っていました。
プリンタを入れ替えるときも、私はC社ではなくX社のものを勧めたのですが、あのいい加減なS社の営業に、「X社のはコピー機能がないから、社長のところでは役に立たないですよ」といって、C社のものを勧められたのです。
しかし、これもまた嘘っぱちでした。X社でも、Macに繋げるカラープリンタで、コピー機能が付いたものは何種類も出ているというのです。

今までの経緯をX社の営業の人に話すと、X社の営業は、S氏以上の剣幕で、「そんな営業は最低だ。私が懲らしめてやるから、所属部署と名前を教えて下さい」と言ったそうです。同じ営業マンとして、許せなかったのでしょう。
あまりの剣幕に、今度は社長の方が懸命になだめたと言います。

X社の営業は、「こんないい加減な会社とは縁を切って、我が社と契約して下さい」と言いますが、機械のリース契約期間は、まだ半年しかたっていません。契約変更は、常識的には、無理な状況です。

ところが、こんな状況でも、この営業マンは、色々なケースを想定して、独自のプランを幾種類も持ってきたのです。
S氏の会社になるべく負担にならない契約をシミュレーションして、何度も説明に来ました。
印刷業界は、特に小規模の会社ほど、深刻な不況に直面していますから、S氏の会社も少しでも無駄な出費は控えたいところです。

S氏はそのような自社の状況を説明して、「今はとりあえず我慢するよ」と言いました。X社の営業は、その場は諦めたようですが、また何日かして、違うシミュレーションを持ってきました。
それは、どう考えてもX社に儲けがないようなプランでした。
「これじゃ、君のところは、儲からないだろう」とS氏が聞くと、
「今回はとにかく、気持ちよくお取引がしたい。出来損ないの機械を売りつけられた社長の気持ちを察すると、今回は儲けようという気にはなりません」と言うのです。

S氏は、その言葉を聞いて、X社にすべてを任せることにしました。

リース会社との再契約は、かなり手間取ったようですが、X社が力を発揮して、S氏の会社に負担にならないようにしてくれました。

そして、納入、設置も手際よく進み、今そのプリンタは、フル回転で動いています。

「はじめから、このプリンタを入れていればなァ」
私の顔を見るたびに、S氏はそう言います。
そして、「今回は、営業マンというものをよく見させてもらったよ。最低と最高では、こんなにも違うんだね」とも言うのです。

S社の営業マンのすべてが、最低ではないと思いますが、私にとって「S社」は、「最悪な会社」としか見えなくなっています。

私は個人で仕事をしていますが、いい加減な対応をして「最悪のデザイナー」と言われないよう、気を付けたいものです。



2005/05/18 PM 04:35:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | [Macなできごと]

ふたたびプリンタの話
昨日に続いてプリンタの話。

懇意にしている印刷会社が昨年の7月にC社のレーザプリンタを導入しました。
それまでは、同じくC社のRIP付きのレーザプリンタを持っていました。このプリンタは、5年前の製品ですので、印刷スピードが遅くて、今となってはそのパフォーマンスは、インクジェットよりも遅いというくらいのものでした。

そこで、最新型の「早くて綺麗な」プリンタを導入したわけです。
これがトラブルのもとでした。

導入に当たって、当方に相談がありました。複雑なイラストレータデータを、綺麗に、しかも早く出力できれば、この機械を入れたい。そこで、複雑なイラストレータデータを、用意して欲しいということです。
そういうデータならいくらでもありますので、先方に渡しました。
そして、先方はそれを、OA販売会社の営業に渡し、プリントして貰ったのです。

プリント結果は、驚くほどの高精細というわけではありませんが、及第点は与えられるくらいの無難なものでした。今まで持っていたRIP付きカラーレーザよりは、百万円以上安く、印刷スピードは4〜5倍の早さですので、コストパフォーマンスは高いと判断し、導入に踏み切りました。

しかし、いざ導入してみると、これが最低のプリンタでした。

まず、色が安定しない。 同じデータでも、朝出力したものと、夕方出力したものでは、色が全く違うのです。
同じデータを出力しているのに、出力時間が違う。1分で出力されるときもあれば、10分以上かかるときもあります。挙げ句の果ては、RIPに間違いなくデータを送っているのに、そのデータが、RIP内で消えてしまうのです。
いつまで待ってもデータがプリントされないということが、しょっちゅうありました。

これは不良品である ― そう思って、何度も修理を依頼しました。
しかし、某大手のOA販売会社から来る修理係(サービス)は、ひどいものでした。C社のプリンタは、あまり手がけていないし、販売台数も少ないのであまり得意ではない、といってお座なりな修理しかしないのです。
その場ではある程度、まともな色は出るようになりますが、何時間かすると、全く違う出力結果となり、データもプリントされないという現象がすぐに出ます。

そこで、印刷会社の社長は、とうとう怒り出し、「機械を入れ替えろ、そうしなければ、解約だ」と、当然の要求をしました。

OA販売会社は渋々了承しましたが、新しい機械を用意するのに、1ヶ月半もかかる始末です。

それでも、その交換した機械が、まともに動いてくれたらまだ良かったのですが、これも最初の機械と全く同じ現象が出るのです。

これは一体どういうことだ。何故2台も続けて、具合の悪い機械に当たるのか。印刷会社の社長は、ここに至って、OA販売会社の営業の能力に疑問を持ったのです。

そこで、独自に私がその機械に関して調べてみると、呆れるような事実が出てきました。
C社のそのプリンタは、Mac&Win用に作られていますが、印刷会社が校正用として使うのには、全く向いていない製品だったのです。
印刷は色をCMYKで表現しますが、そのプリンタは、「疑似CMYK」で表現するというのです。データをわざわざRGBの3色にしてから、CMYKに展開することになり、つまり、オリジナルの色をわざわざ変えて表現しているのです。この方式では、オリジナルに忠実な色は絶対に出ません。

オフィス環境で、Windowsのデータを普通に出すには、色の再現性はそれほど求められません。このプリンタは強いていえば、出力が早く、多少の色の違いには目をつぶるという、Windows環境でこそ、真価を発揮するプリンタだったのです。

大手のOA販売会社の営業マンなら、印刷会社がどんなプリンタを求めているかは知っているはずです。
にもかかわらず、こんなプリンタを勧めたというのは、確信犯に近いのではないでしょうか。
とにかく、売ってしまえばこちらのものというやり方なのでしょう。

最初に複雑なイラストレータデータを出してもらったときも、あの出力結果は、他の機械で出力したのではないかと、今では疑っています。

こんな営業がいる限り、高い商品を買わされる消費者は、買う前にすべてを疑ってかかって、情報を収集するしかないと、強く思いました。

この話には後日談がありますが、それは次回に。



2005/05/17 PM 01:04:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | [Macなできごと]

プリンタの話
プリンタの話です。

当方では、E社のカラーレーザプリンタと、C社のインクジェットプリンタ、H社の複合インクジェットプリンタを使用しています。

E社のカラーレーザは、ハイエンド機ですので、プリントも早く、極めも細かく、普通紙からハガキまで、オールマイティの実力を発揮しています。
カラーレーザはトナーが高いので、最近はリサイクルトナーを利用していますが、純正品との差はほとんどないですし、それによって機械に悪影響を及ぼすことは今のところ全くありません。

C社のインクジェットは、A3までプリントできるもので、5年以上前に買ったものです。これは、インクジェットプリンタとしては、かなり当たりといっていいと思います。

インクジェットプリンタは、聞くところによると、耐久性にかなりバラツキがあるようです。友人が1年前に買ったものは、1年の間に3回も修理に出し、今もプリント時に、たまに紙が波打って出力されると言います。
彼がその前に買った高画質(メーカーが謳っている)プリンタは、L判の縁なしプリントをすると、そのプリントは綺麗にされますが、その次にプリントすると必ず四隅にベッタリとインクが付くそうです。1度修理に出して戻ってきても、綺麗に出るのは数回で、すぐに四隅がベッタリと汚れてしまうというのです。

それに比べて、我がインクジェットプリンタは、古いものですから、プリント結果は粒状感が少々ある、今となってはレトロなものですが、色味は再現性が大変忠実で、しかもタフです。
普通紙、専用紙、封筒、ハガキ、光沢紙など、どれも思い通りに出力されます。「縁なし印刷」ができないので、今時のプリンタほどの機能性はありませんが、一度も故障しないというのは、特筆ものです。

つい最近手に入れたH社の複合機は、コピー専門で使っています。E社のプリンタもオプションのユニットを取り付けると、コピー機として使えるのですが、頻度を考えると、それほどコピーを必要としない場合は、安価な複合機で充分です。
この複合機は、E社やC社の複合機に比べると、性能はかなり落ちますし、デザインもチョット? というものですが、ただ単にコピーを取りたいという当方の場合は、全く不足を感じません。

驚くほど安く購入しましたが、私は今これが結構気に入っています。これでもうコピーをわざわざコンビニに取りに行かなくてもいいという、幸せを感じさせてくれます。

おそらくE社やC社の複合機は、もっとプリント結果が綺麗なのでしょうが、ただ単にオリジナルの内容が残せればいいという場合には、これで充分です。

今は何でも本格的なものが好まれて、やたら「写真高画質」が望まれているようですが、本当にすべての人がそれを望んでいるのでしょうか。
そこまで「高品質」でなくても、全体の雰囲気が分かればいいのではないか、という人が日本人にはあまりいないのでしょうか。

H社はアメリカのメーカーです。アメリカのメーカーは合理的で、本格的なものは、ハイエンドに任せて、コンシューマー向けは、機能を削っても安い方がウケルとの考えが強いようです。

すべてが高機能ばかりだと、そこまでのものを望まない人は、選ぶものがなくなってしまいます。
もう少し力を抜いたものを出す余裕が、日本のメーカーにも欲しいものです。



2005/05/16 PM 12:05:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | [Macなできごと]

倖田來未とMINMI
仕事中は、ミニコンポで音楽を絶えず流しています。

FMの場合は、「J-WAVE」を聞いています。特別洋楽好きというわけではありませんが、仕事をしながら聴くには、洋楽が一番いいようです。
洋楽のリズムが、仕事のテンポと合うのでしょう。音楽のおかげで、ぶっ続けで仕事をしても、疲れを感じないときもあります。

ただ、心底から疲れたときは、どんな音楽を聴いても、気怠さは抜けません。休むことが一番の特効薬です。でも、締め切りが迫っているときは、そんなことは言っていられません。全身に倦怠感を感じていても、何としてでも、仕事は仕上げなければなりません。

この仕事が終わったら、たっぷり寝てやるぞ…、とか、お酒を浴びるほど飲んでやるぞ…、あるいは、うまいものを食いまくってやるとか、色々なことを考えますが、結局は、ちょっと眠るだけで、次の仕事にかかるということの繰り返しです。

仕事が入ってくるだけでも、ありがたい…。

まさしく、典型的な貧乏性です。
でも、仕事があってこそ、こんな駄文も書いていられるのですから、これからもこんな貧乏性と付き合っていこうと思っています。
   ―――――――――――――   
音楽の話に戻ります。

「J-WAVE」以外を聴く場合は、CDが多いのですが、最近ヘビーローテーションで流すのは、「倖田來未」と「MINMI」です。

倖田來未は4枚のCDアルバムが出ています。MINMIは2枚。それをミニコンポのCDチェンジャーにセットして、エンドレスで流すのですが、二人とも歌がうまく、ノビのある美声ですので、聴いていて大変心地よいのです。

倖田來未は、ダンサブルなポップス、そしてMINMIは小気味いいビートのレゲエです。
この二人の歌を聴いていると、イマジネーションを刺激してくれるらしく、仕事のはかどりも、少し違うようです。

昔から、「年の割りに若者向きの音楽を聴くね」とよく言われますが、音楽を聴くのに年は関係ないでしょう。
いいと思った音楽を聴けば良いのですから、そういった感性に年は関係ないと思います。

良いものを良いと感じる感性を持ち続けることは、絶対必要だと思います。

ちなみに今一番欲しいCDは、「YUKI」の「joy」です。






2005/05/14 PM 03:39:49 | Comment(0) | TrackBack(1) | [日記]

プラス思考のススメ
昨日の夜、Mac出張講習の依頼がありました。
メールで申込みがあり、夜に電話で細かい情報を確認しました。

先方は、53歳の男性で、4月いっぱいでリストラにあい、今現在は求職中。そこで、その間に何か手に職を付けたいということで、当方に連絡をしてきたのでした。

Macは、退職金代わりに会社からG4を貰ったということです。500MHzで、メモリも512MBあるといいますから、初心者には充分なスペックです。

本人は、在職中は一度もMacには触ったことがなかったようですので、完璧な初心者と言っていいでしょう。
普通考えると、53歳で初めてMacを触るという人に教えるのは、手間がかかると思われがちですが、以外とそうでもないのです。

1年前にMac及びWindowsを教えた60歳の男性は、キーボードの入力を覚えるまでは確かに大変でした。
しかし、集中力がすごくて、キーボードのローマ字入力になれると、若者と同じかそれ以上のスピードで、操作を覚えていきました。

今でも、その方はメールをこまめにくれますが、今年の1月には、自分でホームページやブログを立ち上げて、インターネットライフを満喫しています。

ですから、こういったものは年齢ではなくて、集中力なのです。パソコンを覚えていく段階で、集中力をいかに途切れずに維持していくかが、一番重要なのです。若い人でも、集中力のない人やマイナス思考の人は、必ず挫折をします。

「できない」ということを必要以上に重く受け止める「マイナス思考」の強い人は、年齢に関係なく、上達は望めません。

今回依頼のあった人は、電話で話をした限りでは、「リストラにあっても、Macを貰えたから得した」というプラス思考の人ですから、おそらく上達は早いのではないでしょうか。

昨年教えた「60歳の弟子」にも勇気を貰いましたが、今回も勇気を貰えそうな気がします。


2005/05/11 PM 12:23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]

人生はサプライズ!
昨日の続きです。

昨日しつこく電話をかけてきた同業者は、昨日の朝2回、夜1回電話をかけてきました。しかし、私は出ませんでした。
そして、午後10時前に突然の「ピンポーン」。
彼の性格からして、夜のご訪問があると察してはいましたが、私はちょうどバスタイムでした。

妻が出て、私が風呂に入っていることを告げると、了解もしていないのにスリッパを履いて上がり込み、「出るまで待ってますよ」と言い、勝手知ったるリビングへとやって来たそうです。

リビングでは、娘が得意のお絵かきの最中でした。
夜遅くの突然の来客に、娘は驚き、普段は決してそんなことはないのに、泣き出してしまいました。

それはそうでしょう。夜の10時に、リビングに突然知らないおじさんが入ってきたら、誰でもビックリします。
来客を告げるチャイムが鳴ったら、お客だと言うことは分かりますが、まずは母親が入ってきて、「お客様が来たから、ちょっとだけここを開けてね」という言葉があって、次に来客が顔を見せるというのが順序としては普通です。

それがいきなり、ギラギラした眼のおじさんが入ってきたのです。
これは、トラウマになってもおかしくない状況です。

私は風呂の中で、娘の泣き声を聞いて、すべてを察しました。
(きっとアイツが来たに違いない……。)

私が、風呂のドアを開けると、娘が泣きながら、私を見上げていました。
私に似て、人に弱みを見せるのが何よりも嫌いな娘は、親の前でも滅多に泣き顔は見せません。その娘が泣いているのです。

このときの私の怒りは、自分でも抑えきれないほどのものでした。

濡れた髪もそのままに、私は着替えをすませ、リビングに入って行きました。

私は彼の腕を掴んで、そのまま玄関まで引っぱって行きました。
彼は懸命に振り解こうとしますが、こちらの怒りは頂点です。こんなときは、すごい力が出るようです。彼が少々暴れても、何でもありません。

私は無言で玄関ドアを開け、彼を外に押し出しました。
そして、そのまま玄関ドアを閉め、鍵をかけました。

こちらの剣幕に彼も驚いたのでしょう。彼の普段の性格なら、ドアをドンドンと叩いても不思議ではありませんでしたが、それはしませんでした。

私は、すぐに娘の部屋に行って、彼女を慰めようと思いました。
このことで彼女がどんなに傷ついたか…。私は少し気後れを感じながら、彼女の部屋に入りました。
すると、娘は私の顔を見て拍手をしています。

「パパ、カッコ良かったよ」
といって、Vサインをしているではないですか。
彼女の目にもう涙はありません。

私もつられてVサインを出していました。

うちの娘は、一体どんな性格をしているのか。
親というのは、こんなサプライズをいくつも感じながら、子どもと共に成長していくものなのですね。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

そして、今朝の8時過ぎに、彼から電話がかかってきました。

一昨日、昨日と、電話に出なかったこちらも悪いと思い直したので、電話に出てみました。

彼は昨晩のことを誤りもせず、「今請け負っているホームページが思い通りに動かないので、アドバイスして欲しい」と言うのです。

これも私にとっては大きなサプライズです。
昨晩のようなことがあって、何でまた電話をかけてこられるんだ!

人生はサプライズの連続です。
でも、このサプライズは当然おことわりしましたけどね…。



2005/05/10 PM 12:15:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]

カレーはナイアガラ
昨日、仕事の打合せで、大宮駅に行って来ました。
先方は、「TOPS」というお店を指定してきました。ケーキやカレーで有名な店です。昔、横浜の「TOPS」で、カレーを食べた記憶がありますので、おそらく20年ぶりくらいで、ここのカレーを食べたことになります。

ラーメンも好きですが、カレーも大好きなので、こういう打合せは大歓迎です。
打合せの前に食べた「TOPS」のカレーは、20年前と比べてどうだったかは、全然分かりませんが、おいしかったことは確かです。

そこで、カレーを食べながら思い浮かべたのは、東急東横線「祐天寺」駅近くの「ナイアガラ」です。
今は「カレーショップCoCo壱番屋」でカレーを食べることが多いのですが、結婚する前(約20年前)は、カレーと言えば、私の中では「ナイアガラ」でした。

当時、実家が中目黒にあったので、土・日は中目黒の実家からジョギングで「駒沢公園」まで走り、園内を2周(約4.2km)してから、帰り道「祐天寺」駅まで走り、「ナイアガラ」でカレーを食べるのが習慣でした。

鉄道好きの名物オーナーの趣味で、店内は鉄道関係のグッズで飾られ、座席は新幹線の座席を使ったり、店内を模型の列車(SLだったかな?)が走ったりしていたものです。
辛さは、特急、急行、鈍行などに分けられ、鉄道好きでなくても楽しめる空間でした。その日の体調によって、色々な辛さのものを食べましたが、どれもおいしく10数キロのジョギングで失ったエネルギーをここで補充していました。

もう20年近く行っていないのですが、あの「ナイアガラ」は、まだ「祐天寺」駅にあるのでしょうか。よく行った「芳林堂書店」はまだあるのでしょうか。
「TOPS」のカレーを食べながら、懐かしい思いに浸った一日でした。

 − − − − − − − − − 

懐かしい思い出に浸った後に、ちょっと嫌な話………。

昨日は、私は仕事の打合せで、大宮に行き、その後、妻や子どもたちと待ち合わせて、大宮の「ハタボール」でボウリングや卓球をしました。
家に帰ったのが、夜の9時前でした。

その後20分くらいして、電話がかかってきました。
相手は、同業者で私より一歳上、独立したのも向こうが4・5年早く、いつも高飛車にものを言うタイプの人です。

「なんで、居留守を使うんだよ」
「? 居留守?」
果たして何のことを言っているのか。私は居留守を使った覚えはありません。

「今日、そちらに行ったのに、何度インターフォンを押しても、出てこなかっただろ! 夕方また行ったけど、携帯で外から電話しても、全然出ないし、一体どういうつもりだよ!」

「? ?」
まったく言っている意味が分かりません。
私は、昨日はほとんど一日外にいましたし、家人もそうです。居留守ではなく、家にいなかったのです。

「家にいなかったのだから、居留守にはならないでしょう」
と私が言うと、先方は
「前に聞いたときは、連休は仕事があるから家にいると言ったじゃないか」
と言います。

それは確かにそうですが、突然仕事の依頼があって、仕事の打合せに呼ばれたら、行かないわけにはいきません。
これは、仕事を持っている人なら誰だってそうではないでしょうか。

昨日は、仕事の打合せで外に出て、ついでに家族サービスでボーリングをしたり、外食をしただけです。誰だって、突然計画が変わることはあるでしょう。
そんな細かいことを何故、他人にあらかじめ言っておかなければいけないのでしょうか。

彼は「きみが家にいると言うから、俺はわざわざ家に行ったのに、時間を無駄にしたよ」
と言いますが、先ずはこちらの都合を聞いてから、行動を起こすのが、良識ある大人というものでしょう。
電話もせずにやってきて、いなかったら「居留守だ」というのは、正気とは思えません。

「家族サービス」とだけひとこと言って、私は電話を切りました。

その夜6回、彼から電話がかかってきましたが、私は出ませんでした。
今朝も2回、彼から電話がかかってきましたが、出ませんでした。

たとえは悪いですが、ストーカーにつけ回される人の気持ちが分かったような気がします。


2005/05/09 PM 12:51:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]

またひとつ仕事が消えていく…
「せっかく高い金を出してショップを開いたのに、全然注文がないのはどういうことか!」
すごい剣幕で、さきほど電話がかかってきました。

半年前から、インターネットショップを開くということで、細々と準備をして、連休前の4月28日にホームページを立ち上げました。

「強力な宣伝をしない限りは、すぐに結果は出ません。少なくとも、3ヶ月は低空飛行は覚悟していた方がいいですよ。もしすぐ結果を求められるのなら、やらない方がいいです」
と、一番最初の打合せで、そうアドバイスしました。

HPの宣伝などは、先方が自身でやるということだったので、こちらはHP製作だけを担当しました。校正につぐ校正で、納得するまで7回も修正を重ねて、やっと立ち上げたものです。つまり、HPの内容に関しては、先方では納得して「校了」となったわけです。

こちらはHPを作るだけの約束ですから、それ以上のことを望まれる筋合いはありません。
ムッとして、「宣伝はどのようなことをされたのですか?」と聞くと、先方は「もとから持っている自分の会社のHPにリンクを張っただけだ」と言います。

は〜〜! とため息が出ました。
それが宣伝?

他の取引先に頼んでリンクを張ってもらうとか、社員全員で手当たり次第にメールをするとか、ファックスを送るとか、メールマガジンを独自に作って配信するとか、いくつかのアドバイスしたのですが、どれもしていないようです。

それで、どうやって自社のショップを認知させることができるのでしょうか。挙げ句の果ては、こちらに矛先を向けて、「高い金云々……」で責任転嫁をする始末。

これはせっかちというより、幼児的ですらあります。

何も宣伝らしいものはしていないのに、たった9日間で、結果が出るはずがありません。
連休明けの朝一番の電話がこれでしたから、独立してはじめて、キレテしまいました。

「そんなに早く結果を求めるのなら、やらない方がいいと言ったはずです。こんなことでは、先々付き合いきれませんので、ホームページの更新作業はそちらでやってください。それに、ひとこと言いますが、私は高い金は貰ってませんので!」

思ったことを言うのは気持ちのいいものです。

しかし、またひとつお得意さんを無くしてしまった……。



2005/05/06 PM 06:16:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]

Macな子どもたち?
売れないデザイナーにとって、正月やゴールデンウィークは、結構かきいれ時です。
いつもは、処理能力の高いデザイン事務所に出す仕事が、ゴールデンウィーク休暇のため、特に急ぎの仕事などは、当方のような弱小デザイナーに回ってくるからです。

このように、正月、ゴールデンウィーク、お盆にだけ仕事を回してくれる会社が4社あります。すべての会社が必ず、ゴールデンウィークに仕事をくれるわけではないですが、最低でも2社から仕事が来るのが通例です。

今回は、ゴールデンウィーク前半に1社と、昨日1社、そして今日1社の仕事が来ました。
どれも仕事のボリュームはたいしたことはありません。1日で終わってしまう程度の仕事です。
「こんなときにしか、仕事を回さないなんて、虫が良すぎるぜ!」
と正直思ってしまうのですが、もしこの時期仕事が回ってこなくなったら「おれも終わりだな」とも思います。

最近では、子どもたちもその辺りの親の気持ちを察しているらしく、「どこか連れて行ってよ」という言葉より先に、「今回も仕事が来て良かったね」ということを言ってくれます。

子どもって、こちらが想像している以上に、親の仕事を理解しているのだなと、感動させられます。

「NINTENDO DS 買えるくらいの仕事は来たよね」
「NIKEのシューズも買えるよね」

なかなか、計算高い、賢い子どもたちです。
この子たちを私は「Macな子どもたち」と名付けています。


2005/05/03 PM 01:55:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | [Macなできごと]

困ったお客
世の中には、困った人がいます。

今日の朝、ある会社から電話がありました。
ウィンドウズのWORDで、折り込みチラシのレイアウトをしたので、これをそのまま使って配布したいので、印刷屋さんを紹介して欲しいという依頼でした。

データをメールで送ってきたので、中身を見てみました。
イラストがJPEGで貼り付けてあり、書体は「POP体」を何種類か使って、色もケバケバしく、まったく品のないものでした。

WORDを使い始めて、楽しくてしょうがないので、とりあえず出来る機能を使って、精一杯つくってみました、という感じの、「困った」データです。

「これをそのまま印刷するのですか?」
戸惑いながら聞くと、相手は得意げに「そうです」と力強く言います。
私は、WORDのデータをそのまま印刷するのは、特別な環境を持っていないと難しいということを、説明しました。WORDというのは、オフィス環境で、レーザプリンタやインクジェットプリンタで出す分には、何の問題もありませんが、4色で「ちゃんとした印刷」をするためには、それなりの特別な環境が必要です。

そういったことを、印刷の原理を交えながら、詳しく20分ほど説明したのですが、相手は「うちのプリンタで出来たものが、なぜ印刷できないのか」ということを、繰り返すだけで、まったく理解を示そうとしません。

「そちらのプリンタと印刷の仕組みはまったく違うのです」
と言っても、「我が社のプリンタだって4色だよ」と、あくまでも自分の会社のプリンタにこだわって、こちらの説明はハナから聞く耳を持ちません。

WORDのデータをそのまま、印刷できる印刷屋さんもあります。
「当方はそういった印刷屋さんとお付き合いはないので、ご自分で探して依頼してください」と私が言うと、「何だよ、結局おまえも偉そうなこと言っても、分からないんだろ! 分からないなら初めからそういえよ!」とガチャンと電話を切ってしまいました。

30分近く丁寧に説明しても、相手は最初からこちらの言うことは聞こうという気がなかったのでしょう。無駄な時間を費やしたことを後悔し、心の中で悪態をつきながら、仕事を続けていました。

1時間半位たって、また電話です。
出ると、先ほどの人でした。

「折り込みチラシのレイアウトを、一から頼みたい」
ということです。

「先ほどのWORDのデータをもとにして、作ればよいのですか?」
と聞くと、「いや、あれは最小限の参考にして、新たに作って欲しい」とのことです。
随分と風向きが変わったものです。
なぜ? と聞くことはできません。何となく想像はできますが、それを聞いてもしょうがないことです。

「レイアウトは、おまかせします」
という言葉を聞いて、少々気持ちの悪い思いをしたのですが、仕事は仕事。
「フザケンナヨ」という気持ちを「ありがとうございます」に転換して、仕事を受けました。

プロとしていけないことですが、あまり「やる気」が起きません。



2005/05/02 PM 01:33:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



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