Macでお仕事?
Mac歴22年。独立して15年。日に日に減っていく仕事……。そんな売れないデザイナーのひとりごとです。
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デザイナーはコンサルタント?
新聞の折り込みチラシのデザインをさせてもらうお得意さまが、3社あります。

先日、日にちは前後しますが、そのうちの2社の担当者に、同じようなことを言われました。ひとつは「健康食品販売会社」、もう一つはローカルな「スーパー」です。

「広告で、売り上げは確実に左右される。だから、他人事ではなく、我が社の社員になったつもりで、アイデアを出して欲しい」
売り上げが思うように上がらない苛立ちを、こちらにぶつけられたものです。

しかし、私はデザイナーですから、それぞれの業界の内情はまったく知りません。
レイアウトや色づかいを工夫するのが、私の仕事であって、業績をあげることは、領域外です。

紙面の善し悪しで、購買意欲が湧くというのは、当然のことです。しかし、デザインし終わって、それに対して「OK」の返事をもらった場合、そこで私の責任は終わっているはずです。デザイナーなのですから、デザインが通れば、私の仕事はお終いです。それ以上のことを何故望まれなければいけないのか。

「私はコンサルタントもしなくてはいけないのですか」
そう言うと、相手は一瞬、固まってしまいました。そして、同じことを繰り返すのです。
「他人事ではなく、アイデアを出して欲しい」

いつもは、最大の売れ筋商品がどれで、どういった購買層が多いのかということを聞いて、そこにターゲットを絞って、デザインをします。

「私に浮かぶアイデアは、デザインに関してだけで、私は業績を上げる専門家ではないのです。他人事といわれるのは、心外です」
そう思ったのですが、さすがに口に出して言う勇気はありませんでした。これ以上言うと、仕事がまた減る……。

「それなりに勉強はしてみますが、部外者のアイデアでは役に立たないと思います」
そう言うのが精一杯でした。

眉間にしわを寄せたまま、私は担当者に挨拶をして帰りましたが、「言いたいことが言えなかった」自己嫌悪で、一日中憂鬱でした。




2005/04/23 PM 12:36:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | [日記]



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