せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2009年11月29日  最近の若手棋士考(先崎八段)
 日経に王座戦女流棋士一斉対局の観戦記掲載が続いていて、先週は清水―大石戦(観戦記者:先崎八段)の番だった。

 あの将棋では、1図のように中原玉ではなく中住まい玉を選んだ清水さんに、大石四段が上手く対応できません。2図になります。金銀の出動が遅れがちな大石四段に対し、7筋に争点を見出し、銀の前線への動員が確実な後手が指しやすい形勢。

 3図では後手左銀まで活動を開始し、どうにも先手が悪いそうです。(私自身は、そこまで先手が悪いと思えないでおりました。こういう将棋は銀2枚で押さえ込めないと、あっという間に形勢が逆転するから。よくPCと指していて、そういう目に遭います・・・) 

 押しまくられる大石四段に苛立ったのか、この辺の状況を鑑みての先崎八段の見解が面白かったので、エントリーに取り上げることにしました。(手元にその日の観戦記がないので、ややうろ覚えのところがあります)

・最近の関西の若手は強いと阿部八段や山崎七段が評価しているが、この将棋をみると本当にそうかな、と思う。
・局面を自分で切り開く力が足りない。
・序盤の駆け引き力がない。それは奨励会の持ち時間が少ないことと関係しているのかもしれない。
・狭い局面での正解を探すことは上手
・居飛車穴熊が登場した時は、本当に優秀な戦法だったので、色々な対策が考案された。今の中飛車はそこまでの戦法といえるだろうか。

 うーん。そうかもしれない、と思うところは私もありますが、全面的に肯定するには棋力が自分には足りなすぎる。

・正しい大局観を伝えるのはかなりの難事であり、未知の局面での判断をぶれなく正確に出来れば、それだけで天下人を争う資格があるだろう、とは思う。苦しい時の手作りの力も、棋士間で差があるように感じる。

・そもそも同じプロでも、羽生さんの指し手や大局観に感嘆することがしばしばなのだから、新四段に同じ水準を求めるのは辛いような気がする。しかし、それを求めなくてプロとはいえないのだろうか。

・今の中飛車は、かなり優秀な戦法だと自分は認識している。先手の対策も超急戦から(出来ないと当初思われた)穴熊まで千差万別だし、後手側をとってみても銀冠の強さが認識されるまでに随分な期間を要したはずだ。角道を開ける振飛車はこの戦法を嚆矢としているわけで、居飛車穴熊と同じくらいのインパクトがあったと思うが。。

 と、額面では受け取らなかったのですが、それでもこういう文章は読んで面白い。他のプロはどう考えているのだろう。

PM 11:44:27 | Comment(549) | [将棋]

2009年11月29日  大和証券杯
 今日は女流最強戦開幕戦。石橋さんの(言い切ってしまうが)矢倉党には考えられないような無茶攻めが自分に戻ってきていきなり敗勢。鈴木さんがもたつきをみせてしまったところで、サーバーダウン。(二人ともなんで簡単に飛車を渡してしまうの?)

「11月29日(日)石橋幸緒女流四段(LPSA所属)対鈴木環那女流初段の対局は、対局サーバー障害が発生したため、協議の上、日を改めて対局を指し継ぐことと致しました。石橋女流四段から、立会いの高崎が107手目の封じ手を預かっております。」

 両対局者に帰責事由がない以上、やむをえない措置ではあろうが、ここまで将棋が進んでしまっては、封じ手にしてもしかたない。自然の流れとして、冷静な頭で局面の洗い直しをするだろう(するな、といっても無駄なこと)から、結論には達してしまうだろう。しかも、再開日時が現時点で確定していないのだ。旅館で対局するタイトル戦とは異なり、外部の人と接触する場面もあろう。

 戦前は指し継ぎの夜は一門で検討を重ねるのが普通だったと何かに書いてあったのを読んだ記憶がある。今時、そういう振る舞いはないにしても、対局の公正さを失わしめる状況になったのが、残念だ。

PM 10:52:16 | Comment(421) | [将棋]

2009年11月26日  竜王、ストレート+6連覇
 竜王の強さ全開の7番勝負でしたね。
 2日目の指し手をトレースしてみます。

 封じ手は△8五桂でこれは予想通り。対して、羽生名人が対深浦戦で考えたという▲7六銀は検討陣にも評判が悪く、「そういう見立てになっているのか。羽生さんの指し手だからといって、やはり批判はあるんだなぁ」と(もちろん当然なのでしょうが)感心。本譜も▲8六銀でした。

 対して、森内九段の選択は意外な△2二角。(1図)5五からの攻撃をみているわけですが、この手自体は単独手としての価値がなく、上級者が忌み嫌う「2手セットの手順」 桂馬を跳ねた以上、速やかな継続手がほしいところではないか、と思っていましたが・・・2二角のような自陣角を打っても次に歩を突いて一気に角筋全開というのであれば、好手になりやすいですが、この場合はどうかなぁ、という感じでした。まして、角筋の先にいるのが、玉や飛車ではなく香車ですから有効打かどうか自信が持てません。竜王はその香車すら予め避難。そうなると、この2二角の存在価値がいよいよ希薄化してしまいます。

 そして▲7四歩(2図)が厳しい。ここまで厳しいなら、先手からは早い攻めがないことを見越して7筋突き捨てを保留して桂馬を跳ねておくのもありなのでは?と思いそうですが、その場合は△8五桂に対し銀の動きが異なるのでしょうね。。

 手数が経過して、3七、4七も銀を投入した局面はあまりにも後手が苦しく、みていて気の毒なほどでした。横利きが健在な先手の飛車対守備力すらほぼない後手の飛車、持ち角の先手対壁角の後手、持ち歩の数、持ち駒の多様性、どれをとっても後手が勝てる要素がありません。あやが生まれそうなところも皆無です。

 この番勝負における両者の差はほんの少しなのでしょうが、竜王が自分の土俵で4局とも戦えた、ということなんでしょうか。読売の観戦記に「未知の局面を切り開くのは森内が上、局面を掘り下げて深く読むのは渡辺が上」という趣旨の文が乗っていましたが、なるほどと思われます。

PM 09:26:25 | Comment(580) | [将棋(角換わり)]

2009年11月25日  JAL雑感(呟き)
 この2日の間に、いくつか思うことがあった。呟きでしかないが、記しておきたい。

1.ANAを選択
 昨日、福岡に出張に行ったのだが、ANAを選択した。JALの現場のモラールが上がっているとは思えず、忌避したのである。私自身は、両社間のサービスの差は実感できなかったが、同行した取引先の人は「普通はJALに乗るのですが、ANAの方がサービスがいいですね!」と言い切っていた。彼が通常JALを選ぶのは、勤務先がJALに出資しているからで、顧客として選好しているわけではない。今回は、私がANAを主張したので、同調してくれたというところである。

2.社員の意見
 Volkersというサイトがある。

・ 組織体制・企業文化
・ 待遇・福利厚生
・ 入社理由・入社後ギャップ
・ モチベーション・やりがい
・ 女性の働きやすさ
・ ワーク・ライフ・バランス
・ 成長・キャリア開発
・ 退社検討理由
・ 企業分析(強み・弱み・展望)
・ 経営者への提言

といった観点から社員が勤務先のレビューを行うもので、ユーザー登録をすると詳しくみることができる。
 先日JALについてのレビューが配布されてきたのだが、これが極めてネガティブなもので、「上が多すぎる」「現状変革意欲が乏しい」等嘆きのオンパレード。さもありなん、と思った。サイトの性格から、ここで詳細を述べるのは差し控えるが、何かをしなければじり貧になるのに、なにもしなかったんだなぁ、というしか表現のしようがない。

3.ガイアの夜明け
 昨日「ガイアの夜明け」(テレビ東京)でJAL特集をしていた。西松社長の苦闘振りが描写されているのだが、彼自身も2006年5月、次期社長として出席した決算発表の際に、、増資の可能性をフラットに否定、その3週間後に公募増資、という荒技を行使していることを私は記憶しているだけに、額面では受け取れなかった。
 どういう経営者であれば、あの会社をあそこまで追いつめないですんだのか、と思うが、著名経営者でも困難な仕事としか思えなかった。

 それにつけても、前原大臣の再三の説明を聞いても、再建に国が関与する必然性が見えてこない。確定年金を削られるOBの状況には同情するが、自力更生してもらうんですな、という突き放したい気持ちを抑えきれない。日本にはもう一社、しっかりした会社があるのだから。(EUをみても国内で2トップが凌ぎを削っている建付の国はほぼない。)

 コスト削減に取り組んできた、といっても、相変わらず株主優待券はまいているし、広告費圧縮をしたのもつい先日のことだし、「この人達は真面目なのか?」という疑念が渦巻いているのである。

 ちなみに、JALでここまで国が関与するなら、名だたる大企業(例えば、歴代経団連会長企業とか)の収益性が悪化した場合は全て国が再建に関与するのだろうね、という予断も生まれる。そういう甘えはとても望ましくないと思うのだ。

PM 11:14:21 | Comment(1208) | [経済]

2009年11月25日  竜王戦第4局:角換わり
 竜王が怒涛の3連勝の勢いそのまま押し切るのか、4連敗ではあんまりなんでせめて永世名人に相応しい根性を見せてね、という場外のひそかな願いがかなうのか。竜王戦第4局は昨年の王位戦第1局を踏襲しながら、封じ手1手前で分かれました。

 王位戦の内容について、すっかり失念していたので、将棋世界を引っ張り出して読んでみました。引用すると、図の▲7五歩のところで羽生名人は▲6六角と変化球を投じたのですが、

・堂々と取るべきだったか?
・しかし、▲同歩△8五桂▲7六銀△6五銀でまとめるのが大変

という感想を残しています。この将棋は終盤があまりにも難解で、当時は局後の関心もそこに集中してしまったのですが、少なくとも羽生名人の中では1図の評価は高くなかったようです。

 自分の感触としてはわざわざ銀の当たりを受ける▲7六銀という手は想像を絶しているのですが、▲8六歩だと今日の解説陣が先手持ちとした△9五香で一歩を追加入手しての△7七歩▲同桂△7六歩を警戒していたのでしょうか。しかし、▲6六角は凝った手ですね。

 羽生―深浦の番勝負をこの両者が消化していないということは考えにくいので、第3局のような研究をベースにした展開に2日目はなるのでしょうね。

* 私はこういう形では桂馬を跳ねるもの、という固定観念を持っているので、自分の将棋であればマッハで△8五桂になります。

PM 11:06:19 | Comment(489) | [将棋(角換わり)]

2009年11月22日  倉敷藤花戦第2局
 連休ど真ん中ながら、あまりに寒いので自宅で引きこもることにしました。なんか将棋でもやっていないだろうか、と調べてみると、第1局目は中継のなかった倉敷藤花3番勝負の2局目の中継が。将棋連盟の「1週間の予定」に「中継」って先週時点で明記されていたような記憶がないのですが。。

 将棋は相振飛車の力戦形。私に関しては、多分、死ぬまで採用することのない戦形ですが、野次馬気分で眺めていました。(なお、今日は家で他にやることもあり、解説とかはみないでいました。)

 1図。空中に漂う先手の2枚の銀に不吉な予感を覚えます。相振飛車は角換わりとか横歩取りと感性が似ているところがあると思うのですが、これらの戦形で4段目以上に両方の銀を進出させて幸せになった記憶がほとんどありませんから。後手陣がまだ立ち遅れているから、乱闘に持ち込めればいいのでしょうが、里見さんは抑制した指し手を続けます。終局後解説欄を読んでみると、1図の△4四歩には解説の青野九段がやや否定的な見解をだしていますが、ここはゆっくりした戦いに持込さえすれば、まとめにくい先手の苦しい将棋になりそう、というスタンスが普通ではないでしょうか。

 2図の△7四歩も銀をそっぽにやり好手でしょう。順調に美濃囲いを完成し、既に態勢勝ちですね、と見立てていましたが、解説によると「△7四歩は▲同銀△7三歩で、銀を8五に追いやろうという手だが、後手の歩が少なくなるので一長一短の意味がある。単に△7三歩のほうが良かったかも知れない。(青野九段)」とあります。でも、銀が6筋に作用しなくなるので、やはり本譜の方がいいのでは?

 3図で「もう終わったな」 解説は先手に望みがなきにしもあらずというトーンでしたが、そうは書けないからか、女流棋戦だと優しい解説になるのか、ちょっと分かりません。

 私見では里見快勝でした。戦形のこともあり、この将棋を後追いする意欲はあんまりないのですが、上の記事とあまり違うようなら懺悔のエントリーを書きます。

PM 04:48:49 | Comment(399) | [将棋(その他)]

2009年11月21日  サイクルベースあさひにて
 自転車関係の小物をまとめて買いたくなって、環八三本杉陸橋近くのサイクルベースまで、「彼女」を駆って出かけた。

 本命の買い物に移る前に、店内に綺羅星のように並ぶ自転車を眺める。自転車初心者としては当然の振る舞いである。綺羅星とはいったが、コルナゴとかキャノンデールのような超高級ロードバイクがこの系統の店にあるわけではない。それでも、Giant Escape R3が47,000円となっているのをみると、それでなくても街中でやたらに見かけることもあり、「こっちにすればよかったかなぁ」「しかし、奥さんが絶対にうるさかったよなぁ」と循環思考にはまり込むを止められない。。。

 店内は混んでいた。青い制服を着用する店員さんの何人かは接客、組み立てに忙殺されていて、訊きたいことはあるものの糸口を見出せない。

 ふとみると、新車をじっと見ている店員さんがいた。どうも手空きみたいだ。近づいて、「すみません」と声をかけてみる。商品を凝視する彼は全く気がつかない。

 ”あれ、今、滑舌が悪かったかな?”

 反省して、もう一度声をかけてみる。反応なし。「!」

 ”おかしい。自分が透明人間になったわけでもないのに・・・”

 4回繰り返して、ようやく気がついてくれた。商品の説明を求めようとする私に彼はいう。

「いや、商品のことは分かりません」

「???」

「店員ではないんです」

 彼の胸のタッグにはNippon Expressとあった。よくみると色が違うが、初見では気がつかなかった。お騒がせしてごめんなさい。

 後で思ったのだが、彼は業務時間中だったのかな。自転車店の来客が業務時間中とは普通思わないから、私も店員さんと決め打ちしたのではないか、と言い訳をしているところである。

PM 05:18:26 | Comment(400) | [自転車]

2009年11月21日  ここまで読まないと勝てないのか
 新潟新聞連載の棋王戦三浦―近藤の終盤の変化手順があまりにも強烈だったので、ご紹介したくなりました。プロの感想戦でも真実に到達するまでに2時間以上を要しているので、「プロならこれを読め」と要求するのも現実的ではないのですが、将棋というゲームの到達点はこういものなのかも。ソフトが何年かの内にこの水準まで来るのかもしれない、などと思いながら、並べていました。

 1図は本譜。この時点では後手の近藤六段は1時間以上残していました。考慮8分で銀引を選択。以後勝ち筋はなかったと観戦記にはあります。正着は△7四銀で▲4三角成△2八飛成▲6一馬△7二銀▲同馬△同玉▲8三銀△6二玉▲5二金△7一玉▲7四銀成△同歩▲8三桂成まで一気に先手が斬り込んで後手玉は必至となります。ここで先手玉に詰みがあるかどうか、読み切れれば五番勝負に出場できるそうです。(近藤六段談)

 △6九銀▲同玉までは筋で、私レベルでもこう指します。(他に王手もないし) 角筋に入ったので、△3七歩成▲7八玉も自然。感想戦はここで渋滞したようで、△6九角成が出てきたのは2時間後! ▲同玉△5八銀▲7九玉△6九飛▲8八玉△7九角▲9八玉△6八飛成▲同金△8八金▲9七玉△8九金で詰んだと思いきや、▲8八角という奇跡の合い駒があり、不詰み。7七に利いています。(まじですか!)

 正解は、△3七歩成ではなく、△5八銀。、ィ袈絛未連ぃ橋緘槇ィ姑玉△7九角▲9八玉△6八飛成▲同金△8八金▲9七玉△8九金の時、先手の持ち駒がさっきと異なり銀なので、8八の合い駒が利かない。よって▲8六玉となり△6八角成▲7七飛△同馬▲同玉△7八飛▲同玉△5九銀不成▲7七玉△6八龍▲8六玉△8五金▲9七玉△8八龍で詰み。

 □テ蔚發連て盈侠テ蔚蔓ぃ携飛と挟み撃ち。▲6八飛△3七歩成▲4七銀打△同角成▲同銀△5七歩▲同玉△3九角▲4八銀△同角成▲同飛△同飛成▲6六玉△5七銀▲同金△6八飛▲6七桂△5七龍▲同玉△4八飛成▲5六玉△4七龍▲6六玉△5六金▲7七玉△6七龍▲8八玉△7八金▲9七玉△8五桂▲9八玉△9七銀▲同桂△8九銀と長手数の詰み。

 これを全部読み切れる棋士って何人いるんでしょう。

PM 04:08:52 | Comment(487) | [将棋(中飛車)]

2009年11月19日  雨の日
 先週の火曜日以来、雨だったり、夜の宴席が入ったりしたため、9日間自転車に乗れていない私の我慢は限界に達しつつあった。。

 今日は曇りの予報だった。一時小雨があるかも、とはいっていたが、私は「小雨」という情報を特に評価した。まぁ、いくしかないだろう。この状況で自転車に乗らない愛好者がいるだろうか。いないですよね。

 いつも使っている駐輪場は屋根がない。やや心配だった私は木の下のスペースに入れて、少雨があった場合の被害を軽減しようと努めた。この発想が既におかしいのだが(心配なら、最初から乗らなければいいじゃん!)、人間は常に理性的な判断を下せるわけではないのだ。

 昼前から少雨どころか結構な雨量になって、路面を濡らしている。がでむぅ! 「うちの子がびしょぬれになってしまう!」 自動車メーカー製の3級品とはいえ、それでも大事な自転車。心配でならない。今日、同じ思いをした人は多かったのではないか?

 夕方、彼女のもとにいくと、案の定、頭上の樹木は全く防御に貢献していなかった。涙ながらに拭いてやって、家路に着く。「今後は40%以上の降水確率の時は、自転車は家で留守番だな」と誓うものの、同じ状況が再現されたら、その誓いを遵守できるか、どうも自信がない。

 たとえてみると、「あと1手、自玉に手を入れてから仕掛ければいいのに、「隙あり!」と攻めかかっては、返り討ちにあったばかりなのに、次の将棋で同じことをする」私(=ヘボ)の修正が出来ないのと同じではないか。人間は同じミスを感情に流されては犯すものなのだ。

PM 11:08:24 | Comment(596) | [自転車]

2009年11月17日  清水3冠復帰
 昨日の女流王位戦第5局、時々眺めていました。

 振り駒で後手番清水、となれば、「ああ、またか・・・」の右四間飛車。。。ファンの微妙な心情はさておき、清水さんが右四間飛車連投を止めないのは急戦右四間に上手に対処できる力量のある女流棋士がいないということもあるのでしょう。しかし、昨日の将棋では、清水さんに急戦の意図がなかったか、石橋さんが上手く組み止めたか、持久戦模様に。ここまでは石橋ペースと思いました。

 しかし・・・・そこから端攻めを仕掛けるの? 駒損込みで一段落すると3六銀が取り残されたまま。「多分、終局までこの子が動くことはないだろうな〜」、という予見が早くも働く。(実際、そのように推移した) 後手陣をみると、4二に空間があるので、玉の逃げ足が速そうだ。端からの一方向攻めではとても攻略できそうもなさそう。さらに、▲1六香って。。。いかにも泥臭そう。2手使って1三も成香を作ることがどれほどの意味を持つのか、さっぱり分からん。成香が邪魔になって飛車の侵入は望めなくなったなぁ、とこの段階で清水必勝を確信。

 以下、清水さんが先手の勝負手を正面から受けて立ったので、局面としては面白そうなところもありましたが、先手の出血が大きく、形勢は揺らがずじまい。感想では▲3四歩を入れていれば、というものがありましたが、それで局勢が劇的に変わるというものでもなく、石橋さんの将棋の作りがおかしかったのではないか、という気がします。(もちろん、3四歩〜3五香とする方がよかったことは間違いないです) もう少しゆっくりした将棋の運びにしてあちこちにあやを作りたかったですね。

(今日は図面の作成ができません。すみません。)



PM 09:17:42 | Comment(330) | [将棋(矢倉)]

2009年11月15日  佐藤九段、五連敗
 ここまでこの話題は触れないで毎日を過ごしてきましたが、金曜日の結果はちょっと衝撃が厳しかったので、エントリーを立てます。

 この三浦戦は今期の4敗と異なり、まず駒得を果たし(なぜいつも駒損から入り、その代償が見当たらない、という建付けの将棋になるのだろう・・・)、玉の周りに守備部隊が展開、と、観ている側からすると安心感のある指しっぷりに思えました。馬に1四と覗かれていてこの馬筋からの玉回避が困難なのと、敵の飛車が6段目を制圧していることは不安材料だったものの、豊富な小駒群が物量頼みで盤上を制圧してくれるだろう、と期待できる雰囲気が濃かったのです。

 0時半頃、とても眠くなった私は、解説コメントを確認。安心する。。

「△4四歩に▲5五桂打。ここに桂を打つのが攻防です。後手から一番早いのは△5五桂なので。うん、これですね」・・・これで急に先手玉が見えなくなった。「なるほど、敵の打ちたいところに打て。いい手だね。」

 眠さで朦朧としているものの、よさげに思える。▲5五桂打を主張しているのが、藤井九段だけではなくB1で昇級争いを引っ張る松尾七段であることも安心感を増幅している。

 急に先手玉がみえなくなった、とある以上、詰めろがかからない、ということなんだよね? 結構、先手玉は上述のように敵の馬と飛車に睨まれて見かけ以上に豆腐に見えるけれど、大丈夫なんだよな。じゃあ、寝よう。あまたの中継に出現した「使えない検討陣」とは別格の品質のはずだ。。

 数時間後、つけっぱばしにしておいたPCの前にきてみると、後手勝ちの文字が。。。「えー」 絶句する。みてみると△7五桂がいきなり詰めろ。防ぎのつもりで打った銀を飛車でむしられ、やっぱり詰み。何かやりようがなかったのか?と自分なりに検討してみるが、△7五桂が詰めろでは手の施しようがない。

 ・・・・幸いにして、というか、前年度で出だし5連敗だと即死だったが、前々年度と同じく、今期は上位はとことん上位、下位はとことん下位で地獄戦となっており、まだ残留の望みが消えてはいない。昨年1〜3月のような刺激的な冬がまたやってくる。。。

PM 12:33:55 | Comment(788) | [将棋(横歩取り)]

2009年11月13日  健康志向
 このところの私は、長距離徒歩もしくは自転車通勤に切り替え、電車への依存度を減らしている。体重、体脂肪ともに最盛期より5キロ、5%の減となっている。まだまだしぼれそうな感じもあり、このところみかけストイック、実は本人は全く苦になっていない、健康的な生活をおくれている。

 降雨確率が高い日は徒歩を選択し、1時間弱くらい歩く。ルートはいろいろで、品川−日比谷、白金高輪−日比谷、広尾−日比谷、表参道−日比谷を日替わりで選ぶが、プリンス→増上寺周辺が好みである。10月中旬に東京マラソンの抽選結果発表があった翌週はいきなりジョギングランナーの数が増えたような印象があった。抽選に通ったから急にトレニーングに着手したのだろうか。今のようにフィットネスを維持できるなら、次回の抽選に参加してもいいかもしれない。(こういう応募者が多いので、どんどん倍率も高くなるんでしょうね・・・)

 自転車については、このブログでも購入活動の顛末を愚痴ったことがあったが、結局、某自動車メーカーのクロスバイクを購入した。「瑠能子」と命名している。色も字のままである。やや派手だが、ドライバーに見つけてもらいやすいだろう、という計算である。

.献礇ぅ▲鵐箸離┘好院璽R3が大本命だったが、家庭的に許容される出費ではなかった。(妻のママチャリは15年もの。。。)
▲譟璽垢暴个討い訝凌佑冒蠱未靴燭箸海蹇多摩川サイクリングロードに行くくらいなら、自動車メーカーの自転車でも十分でしょう(イオンスポーツのものも悪くないよ、ともいわれた)、と助言されたので、妥協する勇気が出た。
フォルムがチャーミングにみえた。
せ椎阿覆ら、アルミ製ではなくスチール製。14キロ超。。妥協の結果である。

 自宅から都心方面に向かう場合のルートとなると、デフォルトは目黒通りになる。しかし、2回走っただけで嫌になり、駒沢通り→明治通り経由を愛好している。
 理由は、
目黒川に向かっての上り下り(権助坂、行人坂)が特に目黒通りでは強烈。
■下崟道路の路肩が狭く、高速走行する自動車が怖い。特に大型車にはマナーの悪いものが多く、ちょっと嫌気がさすこともある。
G魘盒疂佞瞭始工事が当分続く見込みで、快適性に乏しい。
ず言淦賤僖譟璽鵑多く、怖い。(これは自転車に乗らない限り、私には分からないことだったろう)
ザ霏通りは1車線ながら、車線幅が広く、怖さがない。明治通りも同様。槍が崎の坂も許容範囲。
Φ△蠧擦老暖羲駅前ではなく、ガーデンプレイス近辺を通過すれば帰宅ラッシュに巻き込まれず、快適である。前者は山手線をくぐるが後者は山手線高架を越えるため、当然登りが厳しい。しかし、私の中での優先順位は、混雑回避→坂回避なのである。

 歩行者、自転車ユーザーとして、風景を見つめ直すと、随分と感覚が新しくなったような気がする。何よりも、電車利用の場合と異なり、街が連続している、ということがよく分かる。また、電車の乗り換えとか停車の時間が意外に長いものであり、私鉄3駅くらいなら徒歩でも十分対抗できるし、15キロ程度なら自転車でもタメを張れることも分かった。であれば、移動時間を運動時間に充てられる分、電車を使わない方が得である。道と道のつながりが理解でき、電車だと1時間以上かかるところを、20分弱で行けることが多い。縦方向の移動の場合は特に多い。おいしそうな食べ物屋をみつけて、寄り道することもできる。この前は駒沢公園そばの一風堂に寄ってきた。ちょっと高いけれど、替え玉しても味がきつくならず、薄くもならず、評価できる味だったと思う。電車通勤なら絶対に行かないところだ。

 日曜日の朝は多摩川に行くのだが、実に多くの人が歩いたり、走ったり、自転車に乗っており、結構、感動した。河川敷では釣り、ドッグラン、サッカー、野球、ラグビーに興じる人が様々で、特に二子玉川近辺のラグビースクールの盛況には驚いた。近くにリコーのグラウンドがあるが、何か関係があるのだろうか。小さな女の子も男の子と一緒にボールを追っかけているのがかわいい。底辺の薄さを指摘されているラグビー界だが、案外、そうでもないのかもしれない。

 ネガティブな話も少し。こういう人は勘弁!という方々はやはりいた。以下、列挙すると・・・
・本線道路を携帯でメール打ちながら走行。危ない目に遭ったことがないのだろうか? 不思議だ。
・無灯火逆送。こちらが内側に回避しようとすると、ムッとされる。何で私が後方から来る車と接触するリスクを追わなければならないのか理解できないが、ご本人は極めて自己本位なのだろう、と想像。朝と夕方、同じところで同じ人に同じ目に遭わされたことがある。。。
・歩道で後ろから高速追い抜きする自転車。歩道走行時は徐行が当然。
・幅寄せする自動車。駒沢通りを6時台前半に走る某外国国名を冠したスクールバスとか大型ワゴンとか。
・朝早くから路駐しているトラック等。幅がありすぎて、2車線あっても1車線を完全に塞いでしまい、私は追い越し車線を走ることを余儀なくされる。やはり怖い。

 こういうことは毎日のようにあるが、それでも今のところ、通勤方法を変えたことによる充実感が遙かに上回っている。そのせいか、街で自転車やウォーキングをしている人への注目度が格段に上がった。「どんなギアなのかな」「どんな靴なんだろう」と視線が動く。人は同類をみつけたくなるものなのだ。

 先日、上野毛手前の坂で子供を乗せた電動自転車の女性にまくられて、情けなかった。次に遭遇した時は、しっかり走りきりたいものだ。



PM 10:43:20 | Comment(437) | [自転車]

2009年11月11日  渡辺3連勝
 昨日のエントリーで危惧したような研究の一発で決まるような将棋にはなりませんでした。よかった。とはいえ、今日指された手数は22手。2図の△7九銀の一撃の強烈さは3年前の佐藤―渡辺の竜王戦第3局の△7九角を彷彿とさせます。「つえぇ」としか言いようがないですね。

 あっという間に追い込まれてしまった森内九段。タイトル戦に相応しい品質の将棋であり、不調の気配はみえませんがが、だからこそ事態は深刻なのかもしれません。ここまでの3局で明確なリードを一度も奪えず、終盤で押し切られる展開が続いているのは、総合力にもしかすると差が生じているのではないか、という懸念すら抱かせます。。

 今日の将棋は1図の段階では先手持ちの解説が多かったわけですが、横から3九飛、上から8二飛が狙いをつけられている先手玉がそれほど堅いのかなぁ、という気もしていました。みかけ3枚で守られているといっても、これだけ後手の大駒が利いているとアマレベルでは直ぐに寄せられてしまうことが頻出。プロは違うのかなぁ、と成り行きをみていましたが、やはり大駒の利きは偉大でした。

 1図で▲4九歩と打つのは有力だったか、という記事がありましたが、歩切れになるわけで本当なのでしょうか。歩の新規入手口は1筋にしかありませんが、△1九桂成でそれも断たれることになります。

 2図の△7九銀という超高速の妙手が仮になく、△8七歩▲9八玉とした場合でも、同様に△1九桂成と根っこを切っておけば、▲2三歩には△1三銀と置いておいて、それ以上の攻めがないようにも思えます。この辺は実況でも語られていないのですが、後手を私レベルの人間がもった場合、どうなったか?という意味では興味のあるところです。

PM 09:27:38 | Comment(191) | [将棋(角換わり)]

2009年11月10日  三越伊勢丹上期赤字
 私は伊勢丹三越の株主です。大手デパートで唯一の赤字と聞いて落胆しています。もともとは伊勢丹単独の株主でした。合併して株価が下がり、いままた三越系の苦戦に足を引っ張られているのをみるといたたまれない思いです。

 デパート自体は斜陽産業であることは承知していました。私が子供の頃、デパートに週末出かけるのは「ハレ」であり、ターミナル駅に所在する大型店舗のワンストップショップは強い吸引力があったのです。

 しかし、フロアの約半分を占める衣料品は90年ごろから前年比でマイナスの売上に留まるのが常態化しているし、天候(温度)の感応度が強くて安定した収益源とはいえません。食料品へのシフトは一案とはいえ、人間の食べ物摂取量が劇的に増えるわけもないので、今の活況は限定されたパイの奪い合いでしかなく、値下げ競争=体力勝負に傾斜しやすい懸念があります。

 が、株式取得時(2005年)、伊勢丹の店舗営業力は高島屋を別にすれば群を抜いていました。店舗のレイアウトや展示は行けていたし、年配の社員が佇む活気の乏しい三越や東急系の百貨店とは段違いの活気が感じられたのでした。。それが、よもや三越を買収するとは。。。以後、株価は一気に下がり、低迷。

 もともと百貨店は店舗単位に力があり、複数の店舗網を保有しているからといって規模の経済が成立するわけではないのでは?と思います。

 というわけで、先行きこの株については真っ暗なんですが、成り行き上ホールドするつもりです。うちの奥さんがここの株式優待を重宝していることもありますし。。。


PM 08:42:18 | Comment(790) | [経済]

2009年11月10日  市橋容疑者逮捕
 TBSのニュースで、リンゼイさんのお父上に番組中に電話をしてインタビュー。同時通訳が間に合わなかったという間抜けな理由で、2回も同じ質問を繰り返すキャスター。

 相手に対して失礼だし、視聴者もうんざりする。自分で翻訳して紹介すればよいのでは、と思ったのは私だけだろうか?

 そもそも私はニュースでの同時通訳が好きではありません。実際に話しているVIPの肉声を打ち消してしまい、耳障りに感じてしまうのです。

PM 08:14:46 | Comment(18) | [ニュース]

2009年11月10日  1日目で82手進行とは
 竜王戦第3局。一気に進行して既に終盤戦。

 森内―羽生の3回目の名人戦の第2局(横歩取り)で研究手の▲7四歩一発で終わってしまった将棋がありましたが、あれと類似した現象が明日も起こるのでしょうか? ちょっと嫌だな〜

 この戦形は先手が歩に困ることが多いのですが、この将棋は歩を2枚持っているし、先手に手段がありそうな気がします。。。

PM 08:10:32 | Comment(1179) | [将棋(角換わり)]

2009年11月09日  新聞と雑誌
 鳥取の連続不審死と婚活連続殺人事件。新聞やテレビは相変わらず容疑者の氏名は報じず、画像もモザイク入り。対して、雑誌は実名報道、写真も掲載。

 新聞の社会面では結婚詐欺よりも軽微な事件の容疑者でも実名を晒されることがあるわけですが、どういうダブルスタンダードなのか分かりかねます。この辺の自主規制が、新聞の後退の一因なのではないか、とも感じるところです。

*全然関係ないのですが、今日発売の週刊現代に今の岡田奈々のグラビアが掲載されていて、実にうれしかったです。。。

PM 08:49:55 | Comment(17) | [ニュース]

2009年11月09日  詰んでいた(朝日杯:窪田―畠山)
 朝日杯の実況が始まり、しばらくは観戦機会に不自由することはなくなります。ただ、局後の感想の追記がないので、勉強のネタとしてはやや辛いものがあります。実況担当者数が限定されているため、早指し棋戦へのコミットが落ちるのかもしれませんが、不満であると申し上げておきます。

 今日午後の実況は畠山七段対窪田六段戦。このブログにコメントをいただいたこともあるのと、午前中に今、勢い盛んな高橋九段を下していることもあり、窪田六段サイドで見ていました。

 終盤、難しい局面が続いて1図。先手玉は詰めろ。4一の金が質になっており、いかにも詰みそうですが。。。本譜は2図で▲2六香としたため不詰み。実況欄には2五から香車を打てば、△2四歩の時に「▲1五桂は△1四玉▲2三角△1五玉で逃げられそうだ。とすると、香を2五に打つ手もあったのだろうか(上の変化で▲2六金と打てた)。」とあり、その後追い記事がないままです。

 ソフトに解かせると、▲2五香△2四角▲同香△同玉▲3六桂△1四玉▲1五歩△2三玉▲1四金△2二玉▲3三角△同玉▲2五桂△3二玉▲2四桂△2一玉▲1二角△1一玉▲2三桂△2二玉▲1三金までの詰み。。。1図で後手側からみた詰めろ逃れの詰めろがないかとしらみつぶしに候補手を検索してみましたが、どうもよい手が見つからない。この段階では後手の負けだったのでしょうか。



PM 08:44:30 | Comment(577) | [将棋(向飛車)]

2009年11月08日  あの攻めは通っていたの?(井上―羽生)
 今日放送されたNHK杯戦は面白い将棋でした。さすがに名人対A級棋士の対戦だけのことはあります。

 まず注目したいのは1図。個人的な嗜好で恐縮ですが、私が将棋を始めた頃の対振飛車というと急戦と位取りしかない時代で、急戦の厳しさについていけなかった私は随分と位取りのお世話に成りました。よって、1図のような戦形だと先手をもちたいところです。但し、6筋、7筋の位が安定している限りにおいては。この将棋はそうではありませんでした。

 △6四歩直前の局面は井上八段が先手をもって何度か指しています。(今期A級順位戦の対三浦等、勝ち星はありません) △6四歩は初めてプロの実戦で登場したようですが、位取り愛好者としては一番嫌な手。普通に▲7六銀と立つのは、6筋の位解消→後手の銀が7四から6三に移動→桂跳ね→飛車が7二に移動→猛攻、のシナリオが見えます。2筋の歩を突きこしていなければ、桂馬を2五に跳ばして端攻めをみることもできるので、あやもあるのでしょうが。。。そういう経緯もあり、井上八段は7五の位を歩損とともに甘受して▲8三銀〜▲8二馬に賭けます。。。しかし、この形は8三銀の処遇や飛車の取り方など課題が多く、先手に有利に運ぶのは難しい(というのが私の感じ方です)。

 しかし、そんな悩みも吹っ飛ぶ展開が待っていました。羽生名人が角を4四に展開した強みを発揮するため、2図以下強引に6筋、7筋方面で攻勢に出たからです。こういう指し方を並みの人がすれば、「棋は対話」という概念をなんと心得る?と叱られそうですが。。一瞬、▲8一馬はダメかな?と検討してみましたが、△8三飛▲9一馬△7四銀▲9二馬△6五歩▲5七銀△7三飛で後手がよさそうです。戻って、△4五歩のタイミングが素晴らしかったのでしょうか。

 3図で▲同金では辛すぎるので、▲6七金引以下千日手模様に逃げられないか、とも考えてみましたが、駒を交換してからの△7六歩の筋があり不可。この辺では羽生名人の快勝ペースに見えました。

 しかし、井上八段も頑張り、4図までいくと手厚そうな上部を主張できそう。でも、9筋に後手の攻撃部隊がしっかり残っているので、左翼を制圧したとは言い切れなかったようです。飛車を馬にぶつけられて逃げるしかないようでは、分が悪いのではないでしょうか。▲6三歩成で▲7六銀の先受けはどうか、とも考えたのですが、▲9六桂のような超強硬手段が成立しているかもしれません。。。

 局後の5分しかない感想戦で井上八段が言及していた▲7六銀での▲5三とは△8七香成▲同金△6九竜に▲7七玉と上がってどうでしょう。案外、あやがあったかもしれませんね。

PM 06:38:32 | Comment(8) | [将棋(矢倉)]

2009年11月07日  今日、驚いた手順
 本日掲載されていた棋聖戦の橋本―森内戦。ここからの手順があまりにも突き抜けているように感じたので、ご紹介します。よければ、2図をみないで、暫く自力で考えられるのも一興と思います。

 本譜手順は(以下白字)、△同玉(!)と踏み込み、▲2六飛打の詰めろ角取りを甘受。△2四金と貴重な金を放出し、絶好の▲6五歩も許容。さらに△4四銀と最後の銀も投入し、▲4六飛△3四金と銀を回復。先手の大駒は大活躍で、駒損をして後手を引いて、実質戦力ダウン。こんなバカな手順がありえるのか?としか思えないのですが、▲6六銀(△6五桂の防ぎ。感触悪し)△5六歩▲4一角(何か甘い感じがする)△5一金▲7四角成△6七歩となると、局面は均衡しています。

 慎重派のイメージがある森内九段ですが、案外暴虎馮河を好むところもあり、敗北に終わった最初の竜王戦(対渡辺)第1局や対佐藤棋王戦第3局のような強襲を思い出します。

 それでも、2八飛の守備力もあり、先手陣を攻略するのは大変と見立てましたが、実際は後手の勝ち。後手玉が鉄壁、ということなのでしょうか。



PM 10:31:58 | Comment(945) | [将棋(矢倉)]

2009年11月03日  第97回職団戦@千駄ヶ谷
 抜けるような青空なのに、室内競技に勤しむ本日。最近、サイクリングに凝り出し、胴回りが限りなくしぼられた人々が目に馴染んでいるせいか、今日、東京体育館に参集した方々のメタボリックな傾向が気にかかります。。。。

 プログラムによると今回の参加チーム数は(8+64+56+50+51+52+59=340)。前回は将棋連盟HPによると「S級(8チーム)、A級(64チーム)、B級(56チーム)、C級(56チーム)、D級(53チーム)、E級(56チーム)、F級(64チーム)の合計357チーム」ということだから、17チームの減。そのせいか、冒頭の会長挨拶ではいつもと異なり参加者数についての言及はなく、「民主党政権になっても内閣総理大臣杯を(努力の結果)確保できた」「朝日新聞をよろしく」という趣旨に留まりました。

 こういうご時勢ですから、「参加していただき、ありがとうございます」はもとより「前回大会の講評」くらいはいってもいいのではないか、と感じます。遠くは九州の鳥栖からいらしている参加者もいるし、前回の倉敷市役所さんの健闘ぶりはもっと讃えられて然るべき。この大会は終了時には会場に残っている人が極めて少なく表彰系の行事がとても寒々しい。各級でスイス式を導入して、組合せを電光掲示板で表示するとかできないですかね。団体戦でもスイス式採用に問題がないことは、私自身が会社の大会で活用していて、承知しています。理系の院卒が何人かいれば、それなりのマクロは組めるようです。

 さて、東京体育館は以前の武道館よりは前後の離隔はゆったりしているのですが、左右の余裕は絶望的にありません。今日参加された皆さんはお分かりでしょうが、長テーブル3に(3+4+3)×2列(4チーム)が着席するため、4将と5将、とりわけ4将がかわいそうなことになります。選手のスペースと各クラスの受付との間には存分な空間があり、その後ろにも無限に広がる大宇宙があるわけですが、もう少しましな席の組み方は検討できないのでしょうか。少なくとも午後からは敗退したチームがいるわけだから、各島に2チームが着座してもいいと思うのですが、なぜか勝ち残りのチームを番号の若い島に集めるので、空席が番号の多いエリアにどーんとある一方、選手は隣の選手の肘の動きとかを気にかけながら対局を強いられるという、顧客本位ではない状況が続いていました。

 さて、最後に聴いていただけますか? 1図の上側の状況は今日の私の対局で生じた局面をデフォルメしたものです。後手玉は完全詰みになり、先手を持っていた私は持ち時間切迫の中、上手く仕留められて安堵の念に浸っていました。。。ところが、対戦相手は香車を1二に打ったのです! ▲1二竜と私が着手する前に時計が切れれば、時間切れ勝ちを主張するつもりだったのでしょうが、皆さんはこういう主張は有効だと思われます? 実際は相手の時計の方が切れてしまって恥の上塗りになってしまったわけですが。この主張が有効なら図の下側の局面で歩を打てるだけ中合いするのもよしになってしまいます。。私はそれではもはや将棋ではないと思うのです。

PM 07:29:08 | Comment(1178) | [将棋]

2009年11月02日  明日は職団戦
 春の職団戦で私の同僚のチームは1勝9敗と惨敗した。当然降級と首を洗って、今大会の抽選結果を待っていたところ、驚くべきことに残留!!!していた。

 合理的な推論:
1.参加チーム数が激減していて、従来通りの降級基準を適用しているとトーナメントを組めなくなり、全チームを残留させた。
2.将棋連盟の処理ミス
3.従来の成績も加味して降級を判断するようになった。

 チームメートの大方の反応は1。個人負担で5100円というのは相当に辛い額で、これなら映画でもみにいくか、TDLに言った方がまし、参加チーム減もこの経済情勢ではやむなし、という。

 さもありなん。。。

 明日の開会式では参加チーム数に言及があると思うので、注目しております。

PM 10:11:42 | Comment(481) | [将棋]

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プロフィール
名前せんす
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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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