せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2009年05月30日  スタンダードな矢倉から
 久しぶりに24で指してみました。将棋は流行の矢倉4六銀対9五歩型。この戦形も対局数が蓄積されてしまい、私もすっかりフォローしきれなくなってきていますが、この将棋はあの羽生―渡辺の王座戦五番勝負第5局と同じ進行を辿り、自分としては楽でした。

*この形が出現したタイトル戦といえば、竜王戦阿部―羽生(6)、森内―羽生では名人戦(6)棋王戦(1)、王将戦(5)といったところがありますが、この中で一番並べたのが渡辺―羽生でした。

 1図は去年のB1順位戦の高橋―堀口戦でここまで同一局。私の相手の方はここでも羽生さんと同じく△6五歩と伸ばしてきましたが、調べてみると今の定跡は△2四歩なんですね。(忘れていました) ▲1二歩△同香▲2四角△2三銀と玉頭を固めておくのが急所。以下▲4六角△4五歩▲5七角△6五歩▲1三歩△同桂▲同桂成△同香▲2五桂△2四歩▲1三桂成△同玉▲2五歩△3五桂(2図)が多いようで、王座戦の羽生さんのように字玉周辺を放置したまま正面から攻めあうのはちょっと後手が苦しいようです。

 自分の将棋は、王座戦で渡辺さんが見逃した攻め筋(▲11香成△13歩(3図)▲同香成△同桂▲18飛)をそのまま利用して、気持ちよく勝てました。自分の脳味噌の働き以前に知識で勝てたわけですが、こういうのもたまには微妙な優越感があってよいです。


PM 03:03:18 | Comment(14) | [将棋(矢倉)]

2009年05月30日  東公平氏の雑感
 先週の週刊朝日の氏のコラムに、「観戦記は観戦記者が盤側で観戦したことを記す場所ではなく、感想戦のまとめになってしまった」(原文を正確には覚えていないのでその点はご容赦)という内容の記述がありました。(ついでながら、氏はサインをねだったことについては特におかしなこととは考えていない風情です)

 以下私見。

・観戦記は必ずしも感想戦の記録になっていないのでは? プロ棋士やアマ高段者が観戦記者となっているものの中には手順中心の観戦記もありますが、かなりの観戦記は急所の手順をさらっと紹介するに留めているのではないか、というのが私の見立てです。
・では、手順偏重を回避した(?)観戦記がどのようなものかといえば、盤側観戦記ではなく、「〜に違いない」「〜なのではないか」といった主観的な表現が多い。しかし、その内容が盤側での見聞したことへの主観ではなく、突っ込みの浅さを糊塗するための主観的表現に留まっているように思えます。
・将棋のように動きの少ない競技を盤側でみているだけでは付加価値のある観戦記になるはずがない。特に、今では衛星放送とかWEBカメラで実物を一般人でも視聴できる世の中なのだから、そこを回顧しても意味がないでしょう。
・結局、実況の充実により、観戦記の相対的な意味合いが低下しているとしかいい様がないのではないでしょうか。
 

PM 02:46:24 | Comment(32) | [将棋]

2009年05月27日  ファールボール
 ファールボールに当たって負傷した人が球団側に遺失利益等を求めているそうですね。ソースはこちら

 治療費負担等をめぐり感情の行き違いがあったのかもしれませんが、野球場ではボールが観客席に飛び込んでくることは所与だという前提で観客は観戦しているはずですけどねぇ。。ピッチャーが超高速の投球を行い、バッターがこれまたものすごい速度でバットを振り切るからこそ、ホームランが生まれ、その桁違いの飛距離に我々は感動するのでしょ? 当たり損ねた打球だって、それなりの速度のはずですよね。そういうのを生で見たくなければ、テレビでみればいいはずです。

 視野が遮らるよりも、注意してボールの行方を追う方がいいのではないでしょうか。

PM 10:10:34 | Comment(32) | [ニュース]

2009年05月27日  北朝鮮、核実験
 張禧嬪というドラマがBS朝日で放送されていることをご存知の方はおられるだろうか。妻がはまっていて、時々私も録画でみている。

 主人公は17世紀末の李氏朝鮮国王粛宗の嬪(位の高い愛妾といっていいのだろうか?)だった人物で、朝鮮三大悪女の一人とされている。このドラマでの人物描写は全く深みがなく、いくら美人でもとても付き合いたいと思うような雰囲気すらないのだが、

・いつも怒っている。大声で何か叫んでいる。
・周りの人には要求しかしない。
・要求を聞いてもらえないと、そのことを責めまくる。
・自分の悪事が見咎められても反省をすることはない。(手段がぬるかったと思うことはある) 
・しかし、他人が見咎めようとする姿勢には強烈な反感を示す。
・なぜか子飼いの部下はいて、甲斐甲斐しく仕えている。

 あの国とそっくりですね。遺伝か?と無礼なことを思ってしまった。

PM 10:05:53 | Comment(496) | [ニュース]

2009年05月24日  穴熊の威力
 今日放送のNHK杯戦(糸谷―中田)は不思議な将棋でした。11時半頃に画面をつけてみると感想戦になっていて、3図くらいを動かしていました。時間、前評判から「糸谷圧勝だろうな」と予断を抱かせるものでしたが、早まわしでDVD観戦してみると意外に序盤は居飛車下手なのでは?という印象を抱いてしまいました。(なお、感想戦は結局、ちゃんと見られず仕舞いです)

 1図の▲6六歩が意外? △同歩に▲8六角も意外。意図不明だし、△6七歩成を利かされてしまうのでは金の動きだけで2手損です。角の動きでも2手損しているし、洗練されていないですね。
でも、4五歩を突いてあるため、先手に開戦の権利が留保されているのが大きいのでしょうか。2図以下決戦に入られてしまうと穴熊としてはそれなりの将棋になっています。いい加減でもどうにかなってしまうこのアバウトさ、はまるとやめられないですね。こういうアプローチは私レベルなら問題ないですが、これから上を目指す糸谷君のような若い棋士にはいかがなものか?と思わないではありません。

 で、問題の3図。ここで中田七段が△7三金とひよったため形勢は一気に先手に傾いたわけですが、3段目に位置する飛車の横利きを頼りに△7七歩成と突っ込むしかないところでしょう! 感想戦をまともにみていないので、自分なりに適当を書きます。

1)感想戦で検討していたらしい▲6一竜は詰めろではないので、△7八とで先手負け。従って▲7七同金の一手。
2)そこで△7六歩は▲6一竜△7七歩成▲同銀が詰めろになり先手の勝ち。
3)△7四金は▲6二歩への対応が難しい。

 つまりは金銀損していても先手の遠さが生きている展開で先手に分がありそう、と思うのですが、いかがでしょうか。 

PM 04:36:04 | Comment(12) | [将棋(三間飛車)]

2009年05月21日  郷田、タイに
 絶不調に喘ぐ郷田九段、名人戦だけは調子が案外落ちておらず、前局の大錯覚のダメージもまるでないかのような快勝でした。

 定跡戦だった第3局とは異なり、序盤から力戦将棋。私の腕ではよく分からないものの、「名人は右銀を3六に置いたまま(=右桂を使う当てもないまま)、左側で戦闘を仕掛けるんだ?」という意外感のある展開になります。1図をみると盤面の左側はほぐれているのに対し、右側は凝り型。となると、攻撃陣がほぐれている後手の方が指しよい道理ではないか、と思っていました。それに居玉の後手を相手にすることを考えると、端に手をかけるよりも有効手が中央にないものか? その後、桂交換からの銀の進出に成功した後手がペースを掴んだようです。

 2図の△4五桂にはビックリ。私の腕では金輪際指せません。実況解説には触れていなかったのですが、▲同銀△9九角成▲2一飛成△3一金に▲同竜だとどうなったのでしょう。先手の方が指しよい気がします(?) 本譜は▲3四飛でしたが△3一歩との応酬は損ではないでしょうか。

 これは先手が勝ちにくいか?と思ったのが3図の▲5七桂。それでなくても△6六銀と突進したいところですから、他に有効打を着手し、△6六銀に▲6五桂と打てば、一手得なわけです。にもかかわらず3図の▲5七桂くらいしか手がないところに先手の苦しさを感じます。そこから郷田九段の怒涛の寄せ。お見事でした。

 一体、郷田さんの調子はどうなっているのでしょうか?

PM 11:03:38 | Comment(15) | [将棋(相掛かり)]

2009年05月21日  東京:新型インフルエンザ
 今朝からマスク着用の人が一気に増えたような気がします。

 私の勤務先は現在はマスク着用義務のあるのは空港にいった人のみ。取引先ではフルタイム着用強制のところもあれば、特に規制をしていないところもあり、でまちまちです。

 自分自身は超早朝出勤ということもあり、マスクなしでしばらくはいくつもりですが、甘いですかね。なお、元々私は手を洗わないと食事を出来ない気質であることもあり、何も変わることがない、ということになります。

 前の住居は田園都市線だったから、あのままだと対応が異なっていたかもしれませんが。。。

*「模擬国連」が研修旅行目的なのであれば、断念しがたいものがあったでしょうね。。絶好の機会を見逃さなければならないことは人生には案外多いものですが。。。
 

PM 10:35:00 | Comment(10) | [ニュース]

2009年05月17日  多分、広瀬勝ちだった?
 今日放送のNHK杯戦、11時過ぎにチャンネルをつけるとなぜか角換わりになっていた。広瀬五段が絡んでいるのに不可解だな、と思い、初手から録画を再生してみると3手目に増田五段が角交換を決行していたのか。広瀬五段の振飛車穴熊の威力は前期NHK杯戦でも証明済みだから、理屈は通っています。

 こういう場合、角交換振飛車→穴熊を目指すのが普通かな、と思われますが、広瀬五段は堂々と角換わりを受けてたち、素早い△6五銀からペースを掴むなど、手馴れたところをみせます。(といいつつ、割り打ちのリスクを無視して△2二玉とするところなどはどうなのか、という気もしますが)

 さて、最終盤は猛烈な叩き合いになり、見ていてよかった。視聴者も恐らくは不可解に思ったところについてエントリーを立てておきます。

 1図では解説の浦野七段も△8五桂を予想していましたが、恐らく本譜よりは勝っていたのでは。以下、▲7八玉△5七竜▲同銀△7七金▲6九玉△6七金で後手勝ち筋だったと思うのですが、この瞬間何か先手に手段がありますか? 私の腕では思いつきません。本譜は△7五桂だったので、▲6五歩で角道を遮られ、銀、金を盤面に放出して角を奪ったものの、まだ詰めろになっていないという体たらくで逆転してしまいました。

 その2図ですが、本譜は▲3一竜。浦野七段は△2三歩しかみえない、ということで、またも同感です。この局面では、私の力ではさっぱり寄せがみえません。2図では▲1五歩の方が安全でしょう。△2四銀としても▲1四歩で△2二玉は▲3四桂で詰み、△2三玉は▲3四銀以下必至が簡単にかかります。 

 と、終わって盤を色々動かしていいのであれば、これだけ偉そうにかけますが、観戦している時は緊迫感溢れた終盤を楽しめたので、時間分の価値はありました。

PM 04:56:03 | Comment(28) | [将棋(角換わり)]

2009年05月16日  棋聖戦(久保―郷田)
 産経新聞に観戦記が連載中です。この将棋は200手を超える大将棋になるのですが、序盤から後手(郷田九段)の居飛車穴熊が先手の急攻に苦しみ、なかなか手番が回ってこないというつくりで私としては見ていて辛い将棋でした。

 1図の前に先手が▲5六銀と繰り出し、後手は△4四銀〜5五歩と対抗、▲4五銀とぶっつけて銀交換になっています。私自身は2二銀のハッチが閉まっていない段階でのこの受け方はないのではないか、と思うのですが。。。大人しく△4四歩と御身大事の方が勝っているのでは。

 1図まで進んで郷田九段は△2二銀とふたを閉めますが、これが疑問だというから将棋は分かりにくい。観戦記によると、△8二飛▲5五角△同角▲同銀△6七歩▲4八飛△2二銀▲4四歩△同歩▲7一角と進めるべきだったと郷田九段は感想を残していますが、本譜△2二銀▲4四歩△7六飛▲6三銀不成△4二金寄▲5五角△6七歩▲4八飛△4四歩▲5四銀成△2四角▲6四角(2図)の進行と比べてもそんなに変わりがないように思えます。感想の手順だと飛車を引く意味がよく分かりませんもの。

 2図で郷田九段は△4三銀と成銀を掃除するためにわざわざ持ち駒を投入。「変な手だなぁ。普通は3一に銀を埋めておくものではないの?」とベタな穴熊党の感想を抱いたのですが、この場合は図星でした。△4三銀▲5三成銀△同金▲同角成△4二銀▲6三馬と後手を引いて、△3一金と逃げるのでは戦果が上がっていないようです。(もしかしたら一応、4枚穴熊になったことを評価するのだろうか?)

 そこで▲5八金打。この手を見たとき、最初は譜面を読み間違えたのかと思った。観戦記には特に言及もなかったので、ここに金を投入するのは当たり前の着手なのですかね。△5六歩▲同歩△同飛▲6七金△5五飛▲6四馬△6六歩▲6八金引△8五飛▲5四歩△5二歩▲7八金上との進展は曲線的過ぎてへぼアマの理解を超えています。

 符合が多いエントリーになってしまい恐縮です。。

AM 11:03:02 | Comment(12) | [将棋(四間飛車)]

2009年05月16日  瀬川さん、フリークラス脱出
 今朝の朝刊に記事が出ていました。

 リーチがかかって、次の対局は田丸八段(竜王戦6組)と予想していたので、「期待勝率95%だな」と楽観していたところ、いきなり棋聖戦予選が組まれ、しかも対戦相手が中座七段とは。強いし、微妙な因縁もあるし、何よりも「なんで竜王戦を先に指させてくれないんだよ?」と気持ちが萎えそうになるし(損なことを考えるのは私だけか?)ですが、快勝だったようですね。

 さらに続く2回戦で、あの宮田君にも勝ったとのこと。

 順位戦に間に合わなかったのが惜しいですが、おめでとうございます。

AM 10:34:30 | Comment(16) | [将棋]

2009年05月16日  蛍光ペン
 新しいお知らせが出ていました。

「ご指摘の通り、第三者の将棋ファンの方々にとって分かりにくい表現が含まれていることは、今後改めてご説明をさせて頂くことでご理解を頂けるように努めて参ります。初めから具体的な表現を重ねて、険悪な状況を招きたくなかったという方針にご理解を賜れば幸いです。」

→ 文章が格段によくなっています。断言しますが、米長会長ではない人物が推敲したものでしょう。

 その上で感想なのですが、
・当事者同士の摩擦をオープンにするということは、自らの主張に理があるので応援団を募りたいということであり、妥協、折り合い、調整という手段を放棄すること。
・視線は交渉相手ではなく、一般大衆に向いているのであれば、「険悪な状況を招きたくなかった」というのは不可解。大衆向けの分かりやすさを意図するべき。
・しかしながら、この種の戦線拡大が事態収束に効果的であった事例を私は知りません。相手にとって致命傷となった事例であれば、いくらでもあるでしょう。
・同じ将棋に関係する組織同士、ビジネス上のトラブルに止めておくような自制心は働かなかったのでしょうか。オープンに「お前は変ですよ」と言い切ってしまえば、元には戻れなくなります。
・つまり、元の鞘には戻らない、ということなのですね。


AM 10:30:02 | Comment(14) | [将棋]

2009年05月08日  またも逆転(名人戦第3局)
 第2局に続いて複雑な将棋でした。少なくとも中座飛車対6八玉型において△4五桂と跳ねる指し方はまだ有効のようです。

 後手の羽生名人が△5六同馬と変化して従来手順とは分かれた本譜。実況解説では、直ぐにでも▲3四歩と突いてよし、みたいな記述もありましたが、△3五歩があり、簡単ではなさそう。棋聖戦五番勝負(佐藤―丸山)での先手の勝ちぶりが圧倒的だったので、もう指されないのかと思っていましたが。。。

 ここから郷田九段の指し手が「らしくない」。▲7五歩、▲1六銀(第1局の泣き銀を思い出させる)、▲2二歩成、▲8二角(1図)等、急所を外れたような着手が続出。これでは勝ち目が薄そうだ、と自分の中では匙を投げていましたが、実際は難解なままでした。この将棋での郷田九段の思考プロセスをじっくりと聴いてみたいものですね。

 2図で本譜は▲2九香でしたが、▲5五香とするのはだめでしょうか。解説には全く言及されていませんでしたが、△3六金なら▲7三馬△4六馬▲5七桂△7三銀▲5四香△6二銀▲5三香成△同銀▲同桂成△同玉▲5五香が一直線のようですが、こうなるならそこそこやれそうに思います。多分、穴があるはずなので、ご指摘をいただけるとうれしいです。

 先手玉は豆腐同様と思われましたが、7五歩が意外に役に立っていて、後手から十分に迫りきれない。飛車を後手が8四と6四を往復している間に成香が7三にまで到達し、3図で攻防の▲9六角。「あれ?先手が勝ちになったみたい」と思ったファンも多かったと推測されます。ここから大逆転があるとはよもや思いもしませんでした。

 第2局こそ勝利したものの、最近の不調を露呈したかのような郷田九段の着地の失敗。次局への影響が心配されます。


PM 10:44:39 | Comment(174) | [将棋(横歩取り)]

2009年05月08日  公開質問状
 黄色いお知らせがまた将棋連盟HPに出現していました。こちらです。

 文体を見る限り、原作者は同じ方のようです。相変わらず読み手不親切で何が起こっているのかよく分からないまま。公開質問する以上は、自分の正義を世に問うという目的も含まれているはずですが、それを妨げるつくりになってしまっています。

PM 10:25:15 | Comment(30) | [将棋]

2009年05月08日  捜査ミスの可能性
 蟹江の強盗殺人犯を見逃したかもしれない件についての警察のコメント。。。

「若い男の情報を発表しなかったことについて、県警幹部は「大事な目撃情報だったので公表を控えた」と説明。特捜本部は「結果的に犯人かもしれない不審者に逃走されたが、初動捜査にミスはないと判断している」とコメントした。」

 敢えて青いことをいうと、この組織ではPDCAを回して、よりよい明日を目指すということをしないらしい。

PM 10:21:00 | Comment(483) | [ニュース]

2009年05月08日  藤井九段の絶妙手
 王座戦の宮田−藤井戦で出現した絶妙手。名人戦の最中ですが、あまりにも素晴らしい一手なので取り上げます。是非、考えて下さい。(正解は下をスクロールして下さい)

 正着は△2九と!!!! 指されてみれば意図は明白で、以下は▲8四歩△同歩▲4五桂△3九と▲同金△5八竜と回り込みに成功し、▲7七角△8五歩▲3八竜△7八銀不成▲同銀△8六金で後手勝ちになりました。

 BSの解説などで終盤戦の形勢判断を求められると、「いや、私は終盤はどうも・・・」とか自信なさげにボソボソ呟く藤井九段。あの▲2三金の対羽生戦でよもやの大逆転を喰らい、「投了してくれないと勝てない」とまで泣きが入り、コアな将棋ファンの間でもこと終盤力に関する限り高い評価が定着しているとはいえない藤井九段。でも、この手は本当に素晴らしい。


PM 10:11:05 | Comment(24) | [将棋(角換わり)]

2009年05月08日  東芝資本増強
 東芝が今日、6月までに約3000億円の増資を柱とする資本増強を行うと正式発表したということです。早速、嫌気がさされていますね。

 貧すれば鈍する、ということでしょうか。

 増資で獲得したCFが新規投資に回り、追加収益を確保できるのであれば、株価は沸騰するでしょうが、成長余地の乏しい中での増資であれば、純利益増への絵図面もないわけで、既存株主にとっては裏切り行為でしかありません。

 数年前に日本航空が成長余地がさっぱりない中で金融機関からの借入もできずに自己資本増強に突っ走った挙句、株価が下落したことを思い出します。

 1年半前、株式購入を検討したことがあったのですが、見送ってよかったです。。。

PM 10:06:28 | Comment(23) | [経済]

2009年05月07日  サントリー美術館 「まぼろしの薩摩切子」
 パンフレットのきれいな写真に惹かれて出かけました。

 細かい技術等素晴らしいものであり、島津斉彬の治世の前後の限定された期間に短い光芒を放って消えてしまった経緯もありで、興味深い展示です。解説が丁寧で、勉強になりました。

 ただ、「写真の方がきれいに見えてしまう」のがどうしようもありませんでした。すみません。

PM 10:41:02 | Comment(430) | [日記]

2009年05月07日  出光美術館 日本の美・発見I 水墨画の輝き ―雪舟・等伯から鉄斎まで―
















 昨日、美術館を2つ、はしごしてきました。

 出光の方から券をいただいたこともありますが、せんすは水墨画が好きなので出かけてきました。絵がかわいらしいことが多く、眺めていると何となく幸せな気持ちになるのです。

 我が家の一押しは仙涯(1750〜1837)です。有名な画はこちらです。展示されていた画では、「狗子画賛」がよかったです。「きゃんきゃん」という副題がある子犬のかわいい絵ですが、実はこの犬は紐で縛られている=人に喩えればいろいろな桎梏がある、という隠喩を含んでいるということで、味わい深いです。

 長谷川等伯の竹虎図屏風(上の画)もお気に入り。雄雌の虎が見合っていて、これも獰猛な虎ではあってもかわいさが漂っています。狩野探幽はこの作品を周文の画だと思ったらしく、画に直接その旨のコメントを残しています。これって、結構痛くないのでしょうか?


PM 10:36:25 | Comment(456) | [日記]

2009年05月07日  名人戦第3局:懐かしい戦形
 では、名人戦。

 羽生名人がよもやの中座飛車採用です。よもや、というのは言い過ぎかもしれませんが(王将戦第7局でも採用していましたしね)、新山崎流以外にも先手には有力な指し方が多く、しんどい将棋になるような感触が生粋の中座飛車愛好者だった私においてすらあります。

 なぜか1図で郷田九段が大長考に沈んでそのまま封じ手になりました。


「余計な一言」

 実況(38手目)に曰く、『攻めの味を広げる△7五歩。▲同歩なら△7七歩のたたきなどが生じる。「この将棋は名人戦で谷川さんと丸山さんが指していたよね?」(有吉九段)調べてみると、たしかに平成13年の名人戦第7局で▲丸山−谷川戦があった。やはり棋士の記憶力はすごい。』

 別にすごくないと思いますが。あまりにも大きな勝負だったし、丸山名人(当時)の△4五桂はありとあらゆる横歩取りの本に載っているし、棋聖戦五番勝負(佐藤―丸山)第3局でも出現しているしで、非常に有名な局面ですよね。

 最近の実況はやたらに文字数が増えてしまい、却って読みにくくなっているような印象すら覚えます。

PM 10:28:12 | Comment(45) | [将棋(横歩取り)]

2009年05月07日  稲葉、挑戦ならず(棋聖戦)
 名人戦第3局第1日目と同日の今日、棋聖戦挑戦者決定戦が行われていました。朝、連盟サイトにいって、今日が対局日だということに気がついた体たらくですが、もっと前広に宣伝をすればという気もします。(一応、私は産経読者なんですが・・・) でも、観戦ブログは例年の気合不足の実況に比べるとはるかに充実していました。タレントの矢崎氏をもって、「かなりの指し手」と評したのは、ヨイショ以外の何ものでもありませんが、概ね読み応えのある記述だったように思います。

 木村八段には意趣はありませんが、当然の理由により稲葉サイドでこの将棋を観戦していました。以下、感想など。。。

 1図からの△6二飛〜△4四銀には観戦していた棋士同様、感心しました。アマでは容易に思いつかない着想です。後で出てくる△3五金といい、真似を使用とは思わないのがよいでしょう。これで先手の急戦を止めることに成功し、棋勢は好転しました。

 とはいえ、解説役の真田七段、勝又六段の木村寄りの形勢評価にはいささか首を傾げたくなります。2図で「ぎえ〜!これは優勢を意識してますね。これは参りましたね。先手は指す手がないですね」(真田七段)、「これは先手しびれたでしょう。△9三桂も跳ねれるし味がいいなあ」(勝又六段)とありますが、そこまでの大差だったのでしょうか。先手も上手く角の折り合いさえつけば戦いようがないわけではないように思えたのですが。

 でも3図でいきなり△5四角と打てば、どうだったでしょうか。金を2五によろめかせて、△3六歩と角を追い、6筋と8筋のコンビネーションで攻めれば本譜よりはよかったかもしれません。ただ、それで先手が潰れるわけではない(▲5八金と援軍を送ることは可能だから)ようではあります。

 その後は稲葉四段が優勢になったのではないかと思うのですが、4図での▲2八飛は不可解。ここは▲7八金打と固めて6七を強化し、▲9一香が間に合うようにゆるゆるとしたペースに持ち込むべきではなかったでしょうか。4図の前の▲8二歩成も私の感触では逆に緩めすぎで、まずは▲3三歩と様子をみておきたかったです。△同玉は▲3五歩があるので論外として、△同飛なら▲6一成桂と寄っておくという方針ではいかがでしょうか。

 五番勝負の予想ですが、普通に考えれば、羽生3勝1敗で防衛というところが相場でしょうか。


 

PM 10:07:46 | Comment(421) | [将棋(角換わり)]

2009年05月04日  持続力のない好形
 昨日放送されたNHK杯戦を先ほど視聴しました。森下九段が意欲的な駒組みをしていましたが、後手小林六段に手厚く受け止められ、上手くいかなかったようです。中盤では銀が左右に分裂し、ひどい形に追い込まれてしまいました。

 1図は端を制圧し、銀の出動も見込め、出足が早そう。かつ後手の右銀の動きは4六角が制している。しかし、この角は容易に追い払われるし、先手は飛車の段取りをつけるのにそれなりの手数が必要です。一瞬の形はよくても持続力に懸念のある形です。

 1図で▲2五銀なら△2四歩▲1六銀となり2筋に争点が発生して指せそうに見えても、△4五歩▲5七角(6八か?)△7五歩で▲同歩なら以下銀交換に持ち込まれ、▲6五歩でも△同銀▲7五歩△5五歩以下銀を殺すには至らず、後手の形がよくなってしまう。

 本譜は▲3七桂とさらに凝りがひどくなり△2四歩(これが急所なのですね、案外アマでは怖くて指せない人も多いかもしれません)▲1七銀△4五歩▲5七角△7五歩と同様の攻めを受け、▲同歩なら銀交換、▲6五歩でも△同銀▲7五歩△5五歩以下銀を殺せないのは同じ、▲2六歩と反撃を意図しても△7六歩▲同銀△7五歩▲6五銀△同銀▲同歩△6四歩▲2五歩がそれなりでも7六に傷があるため桂馬では攻めにくい。

 となると、元の将棋のつくりがどうだったのか、ということになります。感想戦が聞き難く、どの辺に敗因を求めていたのかよく分からないのですが、私はそういう感触を持ちました。

 この将棋をみると、4六銀型が寵愛されるのも無理はないな、と思う次第です。

AM 09:05:52 | Comment(9) | [将棋(矢倉)]

2009年05月02日  佐藤九段自戦記(対木村戦)
 将棋世界最新号発売でエントリーのネタがいくつか出来ました。佐藤九段の自戦譜をざらっと並べて、その後解説を鑑賞、自分の感覚とのギャップを検証してみました。

 1図は自分がPCと戦う時もよくでてくる局面です。佐藤九段は「1筋の突き越しが大きい」という評価です。それもあるでしょうが、私には7四銀が中途半端なのではないか、という意見です。、ィ完豎僂当たりになり△6三角が必須、銀が後退する、■攻擇瞭佑越しが生きない。この銀出が早いのではないか、という佐藤九段の評価には納得です。

 その後の佐藤九段の駒組みも意外なもの。金を7六に上げ、飛車を横展開まではありそうですが、▲1八角で△4五角を強要し、4五に歩を進めさせた上で、銀を4八に戻し、桂跳ね。5筋が薄くてちょっと思いつかない構想です。

 2図周辺のやり取りも私の腕ではよく分かりません。
・4五に桂馬を持っていきたいのに香車を置いてしまっている。(もとより後手の香車捨てがあって、状況が変わってはいるのですが)
・2図では△5四金が自然(角の利きを遮らないし、4四金では▲同香と取られて△同角でも▲4五桂で先手の言い分が通りそうだし、取ってもらえなければただの質駒ではないの)なのでは?

 2図から△4四金▲4一角△5五金と進み、▲2四歩と入れてはどうか、という解説も書かれています。ここで突き捨てを入れることは全く思いつかないのですが、△同銀▲3二角成△同玉▲6四飛△同歩▲4三銀△2二玉▲3二金△1二玉▲2二歩でどうか? しかし△6九角で負けではないか?という記述です。でもこの局面は先手玉は詰めろではないので普通に▲2一歩成で勝てるはずだと思うのですが、なにか手があるんでしょうか??

 難しい将棋ですね。。。


PM 08:58:02 | Comment(34) | [将棋(矢倉)]

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プロフィール
名前せんす
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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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