せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2008年11月30日  竜王戦第4局追記
 昨日の囲碁将棋ジャーナルでの郷田九段の見解では、

(1)1図では後手がよい。ここで△4九角としておけば、有利を維持できたはず。本譜は桂馬を奪われ、と金もつくられ、で疑問。

→これは納得できます。角交換で金を6七に上がられた場合の反撃の常套手段ですものね。

(2)2図では△7九角と5七に利かせておいて(▲4七歩△同玉▲4八歩△同成桂▲5七金の防ぎ)、▲8六玉に△3九飛で後手がよい。

→これもいわれてみると納得。先手は後手の飛車を金銀との交換で獲得するのが関の山なのだろうか。

 以前の森内−羽生の名人戦第1局直後の囲碁将棋ジャーナルで郷田九段が解説役で、鋭い指摘をしていたことを思い出しました。やはり一味違いますね。

PM 03:42:18 | Comment(28) | [将棋(相掛かり)]

2008年11月27日  暫定税率
 ガソリン税等を一般財源した後も暫定税率は維持ですか。。

 道路建設の経済的な意味合いについては色々な意見があるのでしょうが、今の状況であれば担税力がへたっているのでしばらくは減税を行なって休ませるか、道路のよりも経済の膨らみの大きい住宅への投資が促進されるような税制に作り変える方がましじゃないか、と思いますが。(といってもその財源がなんでガソリン税なのよ?という疑問はある)

 ただ、今のままだといよいよ車に乗る人が少なくなるのではないかと心配。(私は今年の4月以降は車なしになった)

PM 11:07:44 | Comment(0) | [ニュース]

2008年11月27日  これをまくるとは・・・竜王戦:渡辺1−3
 4連勝、永世七冠確定と思ったのもつかの間、あっという間の羽生投了・・・ほとんどの将棋ファンもご同様だったのではないでしょうか。前々期の名人戦第6局みたい?な感触が残っています。

 封じ手から少し飛びますが、1図では先手申し分のなさそうな形勢と思いました。9筋突き捨て、△8八歩が逆目に出てしまい、左翼は完全に先手の勢力圏内と化し、寄り筋は全く見当たらない。攻めが切れないように穏やかに駒を進めればいいはず。。。2図の▲7九歩はもとより私の腕では思いつくはずもないが、2回目の羽生−森内の名人戦第2局の終盤の妙手を思い出させる一着。これで先手は飛車を切る準備ができたわけです。ここまで局面を絞り込んできたのであれば、あとは名人が仕上げるだけなんだろう、と普通は思います。

 どころが、意外と後手玉は耐久力があり、先手玉は底歩で補強したにもかかわらず2枚飛車で狙われると危ないものがあった。3図直前の▲3六桂では7八金を守って▲6八銀はどうか?と思わないではないのですが、4四の地点を△3五角で防がれるとどうか? (なお、実況にあった▲6七銀では△5七桂成で何をしているのか分からないように思います) よって、危ないと思われても▲3六桂と踏み込むしかなかったのかもしれません。

 3図で▲4五歩と上から手堅く押さえたいところではありますが、△8八竜▲8六玉△7七竜で詰みそう。であれば本譜のように上に追い出す寄せしかないのでしょう。しかし、自分が指しているのであれば、いやな気分ですね。

 4図直前の△8九飛に「本譜は▲3八金でしたが、代えて▲4七飛△2八玉▲3八金△1九玉▲1七飛△1八香▲2七飛△9九飛成▲9八桂△1七桂▲3九金で先手勝ち」という宮田五段指摘(さすがです)の手順もありましたが、▲4一飛成と成っておいてもよかったのではないでしょうか。宮田五段の手順ほど簡明ではないにしても、後手玉を押し戻せます。

 最後は奇跡的?な打ち歩詰めによりうっちゃり、七番勝負初白星。大きな1勝になるのかどうか、ちょっとだけかもしれないですが、興趣が盛り上がってきました。

PM 10:55:13 | Comment(25) | [将棋(相掛かり)]

2008年11月26日  竜王戦第4局:多忙な銀
 羽生先番ということもあり、4連勝の可能性が濃いと見積もられる第4局。攻勢を後手番渡辺竜王が取っています。

 引飛車棒銀から右銀を36,45,56,67と頻繁に動かし、銀矢倉を構築する羽生名人。後手の歩を使えそうな筋は9筋、7筋くらいしかなさそうですから、攻めの幅は多くはなさそうです。後手玉は豆腐なみの脆弱さですが、上手く攻めきれるのでしょうか。

 封じ手は深浦王位説の△9五歩と思います。以下▲同歩△9七歩▲同香と工作しておいてから△4五桂くらいで手になっている?とはちょっと思えないのですが、どうなのでしょうか。いずれにしても竜王はもういくしかないわけで、攻めの組み合わせも上述のように限定されていることを考慮すると、先手持ちになってしまうのを抑えられません。。。


PM 10:37:43 | Comment(733) | [将棋(相掛かり)]

2008年11月24日  里見倉敷藤花
 昨日行なわれた倉敷藤花戦第2局。里見連勝でタイトル移動。清水さんは終了棋戦の女流王将のみの1冠に後退ですね。

 昨日は外出していたので、夜、棋譜を並べたのですが、第一印象は「個別の手がどうのこうのというよりも、後手の指し手の付加価値が先手の指し手よりも低い」。

 第1図で「混沌?」という解説がありましたが、既に後手の駒の数の方が多い。金と歩では手を作りきれるとは思えない。それでも、これまでは苦しい将棋を何度もひっくり返してきた清水さんではありますが、対戦相手よりも先に秒読みに追い込まれるのではその確率も低減してしまいます。2図で金を手放し、横からの攻めはしのぐものの、攻撃力はいよいよ乏しくなり、勝ち目がなくなります。81手にして3図に至り、もう投了してもおかしくない局面ですが、ここからも△2三金以下出血の受け。同じ負けるにしても△2五桂とする方があやがありそうですが。

 実際はどうなのか分からないのですが、
・序盤の作戦が古典的
・守備偏重の指し手
がかなり見切られているような気がしてなりません。ゆえに里見さんのように終盤力が水準以上の相手だとこういう結果もありえるのだろうか、と思います。

AM 11:54:54 | Comment(645) | [将棋(中飛車)]

2008年11月21日  Wanted
 キャストはアンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイです。公開時にそれなりに取り上げられもしましたが、ヒットしたのでしょうか。

 自分の中では、駄作を極めています。

(以下ネタバレを含みます)

 無意味に人が死にすぎるのが、米国映画らしくていや。特に主人公の無思慮から列車が谷底に転落して大惨事になっているのに、主人公は全く影響を受けていないのもいや。その発生場所が東欧だからなのか?

 弾を曲げる業が単に腕を曲げて銃を撃つだけ、というのも、芸がなさすぎていや。

 特撮を使い、カーチェースをかけ、人を一杯撃ち殺せばOK、というあまりにベタな思考に吐き気がします。まぁ、そんな映画ばっかりではあるのですが。。
(ファンの人、ごめんなさい)

 

PM 10:54:01 | Comment(447) | [映画]

2008年11月21日  センター・オブ・ジ・アース
 ジュール・ヴェルヌの原作に3D視聴をミックスさせた映画です。といっても、私は3Dではみていないので、視覚効果を語る資格はありません。

 人は死なないので、安心してみることができます。ありえない設定の数々をお気楽に楽しめばよいでしょう。もう少し、地底世界を描写してはどうか、などと考えるのも野暮というものなのでしょう。

 家族でどうぞ。

 キャストはブレンダン・フレイザー、ジョシュ・ハッチャーソン、アニタ・ブリエムです。ブリエムがいうまでもなくチャーミングです。


PM 10:43:40 | Comment(1) | [映画]

2008年11月20日  大和証券杯:熊倉−甲斐
 なんか手っ取り早くみられる将棋はないかな、ということで、特に理由もないのですが、日曜に行なわれたこの将棋について幾ばくか。。篤姫をやっている限りはこの時間帯で将棋を観戦することはありえないですね。それもあとちょっとか。来年は直江兼続か。また好きなコースを攻められているという感がします。

 それはさておき、熊倉さんの意図が見えないまま終わり、甲斐さんの圧勝でしたね。以下、実況のコメントもみていない精度の落ちる感想ではあります。

 1図の▲5八金左はやや緊迫感が乏しいように思える。4筋方面に脅威があるわけではないので、8筋の歩交換を先行させるとか、▲7五歩としておくとか、攻勢本位の姿勢をみせておいた方がよかったのではないでしょうか。守っていても1筋から手を作られるのはもう見えているわけですよね。「相掛りで1筋の位を占有し、低い構えから端攻め」というのを食らったことが多いのですが、所詮は守りきれないことが多かったです。この将棋の後手の構えも似ていますね。

 2図の▲2八玉は思わず手が止まった一手。わざわざ地雷原に近づく指し手がどこにいる?と呟いてしまった。といっても代替手を思いつきませんが。

 3図で▲2九桂・・・玉を上がった以上、ここで支えようという発想なのか? 受けきれるはずがない。攻勢で相手の攻めを緩和するしかないはず。

 といったわけで、指し手の意図がよく分からないのです。粗いなぁというのが自分の感想です。


PM 10:42:53 | Comment(429) | [将棋(その他)]

2008年11月19日  北京
 出張で月〜水といってきました。実に22年ぶり。

 3年前に上海に19年ぶりにいったときはそれほど感じなかったのですが、今回はその変貌振りに(お定まりではありますが)驚きました。

・22年前は、紫禁城からやや西側に位置していたホテルから頤和園までタクシー(当時はレア)で確か20分で移動できた。今では論外の外でしょう。

・交通規制が功を奏し、空がきれい。以前は2日いただけで、喉がひどい炎症になり、帰国後耳鼻咽喉科にいったところ「どうやったらこんなに喉が腫れるの?」と訝られたくらいだったが、今回は快適。北京の訪問先の人も「ワイシャツの襟が汚れなくなってきた」といっていた。

・景気下振れには余り懸念していないみたい。今回の財政出動の中身は実は未定部分も大いにしても、素早い対応は評価されているし、気分的にも先をみる余裕を生んだのでしょう。

・食品疑惑はセンシティブな問題ではあるが、トルエン検出のように日本の水道中の含有量よりも少ないものを殊更に報じているものもあり、日本のメディアへの憤慨の声が中国人だけではなく現地の日本企業からも出ているとのこと。

・食事:
)無中国会(四川系?) 四川飯店が以前あったところで、現在は会員制クラブ。マーボー豆腐が激辛。おいしかったけれど、今年になって外食系のマーボー豆腐(山椒入り)は2連敗中ということもあり、お代わり自粛。他はほどほど。

Crown Plaza Sun Palace Beijing
 飲茶として行ったが、普通の中華。胃にもたれず、よかったかな。現地の人は絶賛していた。かなり市心から遠いので空いている。

・トイレ
 街中のトイレで不可解な現象が。汚物を拭いた紙を流さず、横のゴミ箱に入れているのはなぜなの?

・公園にて
 異様な数の人々が太極拳、蹴鞠の巨大羽子板版(意味分かるだろうか? あれはなんという競技なのだろう? 西太后の時代にもあったという)、トランプ、ダンスをしていた。ものすごく寒かったけれど。平気なの?

 

PM 11:28:53 | Comment(1123) | [旅行]

2008年11月15日  竜王戦第3局追記
 昨晩のダイジェストと昼間のウィークリーで後追いチェックをしましたが、ウィークリーの解説役の福崎九段は(予想通り)手を並べただけでした。囲碁の解説役の武宮九段が「福崎さんの解説、いやお話は面白いですね」と語っていたのが、あまりにも象徴的でした。

 要は、
・▲3八同金では▲5三歩成と踏み込むべき。(封じ手にしてもよかったか)
・▲6八玉では▲6九銀として千日手を甘受すべき。しかし、最善で千日手では怖くてできないもの。
・▲6四角成で▲5二歩ならあやはあった。(あった、というだけで、相手が相手だからきっちり余されるのだろう)
ということなのですね。

 1局目は急所の形勢判断が誤っており、2局目は最終盤で大悪手、3局目は名人の踏み込みにおしまくられ、ではご本人が「内容が悪い」と慨嘆するのも理解できます。第4局は頑張ってください。



PM 08:39:19 | Comment(21) | [将棋(角換わり)]

2008年11月14日  財政赤字
 以下、雑感+整理。

 財政赤字は気にする必要などない、と教えてくださる人がおられる。自分なりに整理するとこういうことか。

・国家として費用支出なり資産取得のためのキャッシュアウトが必要であれば、増税するか借金するしかない。
・増税すれば、消費が減るのでGDPも減る。しかし増税した分だけ政府支出は増える。いってこい、である。
・借金をすると、納税が先送りできるから金利メリットがある。借入金返済とイコールであるはずである。
・よって、財政赤字だからといって、批判する意味がない。

 この議論と、無駄な支出はやめましょうよ、という議論は、次元が違うことは承知している。有効な国の支出が何なのか、ということは難しいが、付加価値を生みやすいものとなると、環境投資とかになるのだろう。

 理屈では、財政赤字はあまり気にしなくてもいいのだろう。でも、理屈が正しいということと人々がどう受け取るかということは別の問題である。多くの人は借金の居心地の悪さを知っているので、国の財政赤字が多いと先行きに不安を覚えてしまうのであろう。前のエントリーでも書いたけれど、国は継続していくので、気にしなくてもいい、といいはずだ。しかし、世の中は経済学どおりには進まないものなのだ。

PM 11:13:18 | Comment(464) | [経済]

2008年11月14日  バターを切るように3連勝
 竜王戦は名人の3連勝。怒涛という感じでもなく、すーっとナイフが通っていくような感触を覚えました。

 形勢混沌といわれた1図の段階でも飛車の横利きが強い後手に分があるのだろう、と思っていました。▲5二歩にも強く△同金と取り、金を犠牲にする間に寄せ型を築くと思ったのです。(控え室も同じ意見でした。私の感覚的な所見とは異なり、とても具体的かつ非常に分厚い実況で便利でしたね)

 ところが羽生名人の着手は思いもよらぬ△4一玉! 当然ながら、この玉の稼動範囲は一挙に狭まり息苦しいことこの上ない。飛車の横利きによる支援も失せてしまいます。でも、いつものように行く末を見切った着手だったのでしょう。▲2一銀と詰めろをかけたものの、△4二銀で角の利きを止められると先手の攻めは弱弱しい。

 ▲3二銀成△同玉に▲2二歩しかないようでは辛すぎる。でも、▲2一銀では△同玉がそのまま先手玉への詰めろになってしまう。とことん、壁銀が先手に祟ってしまいました。

 開戦後の▲7九玉は羽生名人の視界には入っていなかったようですが、構わず一直線に突入→しばらくはギアダウン→馬しかいない先手の攻撃を全軍で迎撃、となんというか将棋はこんなにきれいに負けるのだろうか、という印象のみが残ってしまいます。

 思った以上の差を見せつけて、快適なペースの羽生名人。こういう時に負けている方はどうやればいいのか。羽生さんの最初の竜王戦七番勝負もそういう後ろ向きの戦いがあったことを思い出しました。

PM 10:31:56 | Comment(8) | [将棋(角換わり)]

2008年11月13日  竜王戦第3局1日目:はや終盤
 局面の進行、甚だ急なり。

 今回から変化手順を丁寧に表現した棋譜PLUSも提供され、実に素晴らしい。以前も書いたことがありますが、新聞の観戦記欄で複雑な変化手順を脳内で再現するのは辛いものがあります。私はかなり熱心な読者だと思いますが、ともすれば読み飛ばすこともしばしばでした。できれば、WEB本に柿木を埋め込んで、手順を再現できるようにしてほしいものだと思っていましたが、ようやくそういうことが可能になってきたのですね。

 私は、通常、柿木を立ち上げて、変化手順をならべて、棋泉のコメント欄に貼り付けるのですが、このサービスが常態化してくれればこうした手間が減るし、分かりやすい。まさに将棋の可視化に大きく貢献する試みになるでしょう。担当の方は頑張ってください。他方、観戦記は技術的な手順よりは対局者の心情とか背景とかに特化すれば、付加価値が増すでしょう。

 さて、将棋ですが、早くも最終盤。1図は玉を7九に移動させたところ(=まともに壁銀)ですが、2図までほぼ一直線の攻勢を浴びて、先手玉は6八に戻りました。解説の変化手順ではまだ窺い知れませんが、玉引きにおかしな空気を感じています。

 大方の人たちと同様に後手がいいはずと思います。


PM 09:24:11 | Comment(10) | [将棋(角換わり)]

2008年11月12日  石橋、女流王位防衛
 夕方、△4二金が指されたところで、私は会食の約束があるので、観戦を中断しました。例によって、間口の狭い右四間飛車を清水さんが採用していた。そして、例によって、稼動している駒の数がとても少ない。しかも、その直前の局面では後手が優勢とみえました。

 ゴキゲン中飛車急戦とか右四間飛車がタイトル戦で指されることに私が肯定的にはなれないことは何度か申し上げていますが(これに対し、批判的に思われる方がおられるのも承知しています)、やっぱり詰まらないんですよ。局面を広く使い、歩を細かくつなぎ、玉をかわす攻防こそが将棋の華だと思うので。右四間などは、来る可能性が高いのだからきっちり対策を立てて、打ち返してほしいものだと思うのですが、石橋さんは上手く咎められないようでした。

 この将棋は、ところが泥仕合となってしまい、並べてみると面白い将棋になり、石橋さんの逆転勝利になりました。(サイトを開けたら、石橋防衛、とあったので、とても驚いた) 終盤については、別のエントリーにまわさせていただくとして、序盤、どうして先手がここまで苦しくなったのか、考えてみたいです。

 自分の中での違和感が濃いのは1図での▲7九銀。なぜ、▲7八金と寄って遊び駒を活用しないのだろう。打った銀と金が被っているのが美しくないし、△8四角と打たれて銀の処置に困っているように見えます。(しかし、白状するとこの角は私にはみえませんでした。)

 ▲8二角と打った以上、どこかで香車を6九に置く余裕を確保したいところ。しかし2図まで進むと、理想と現実の乖離を思い知らされることになります。後手がかなり優勢。

 こうなるのであれば、▲8二角でおとなしく▲6六歩と謝って、ゆっくりした流れに持ち込み(悔しいですが)、飛車の活用をはかるべきだったのではないか、とも考えますが、どうでしょうか。このタイプの将棋では、先手の飛車が機能不全のまま敗北することが多いのですが(少なくとも自分においては)、どういう発想で将棋を組み立てるべきなのか、高段者の見解を聞いてみたいところです。

 この将棋がなぜひっくり返ったかについては、後日取り組みたいです。

PM 11:47:34 | Comment(28) | [将棋(その他)]

2008年11月12日  順位戦観戦記対比
 A級順位戦の深浦−藤井戦の観戦記が毎日、朝日両紙で並行掲載されている。1図では▲4三飛が本譜の指し手。両紙の観戦記(11/11)では、ここで木村八段が指し手の指摘をしたとあるが、その内容が対照的なのである。

「毎日」(関浩)
 ▲3三とが正しい。△3八銀成に▲6一銀が詰めろになる。△7一銀ならそこで▲4三飛で勝ち。
*関さんには「悩ましい」という表現が割と多いですね。この表現、本来の意味から離れて、「判断に迷う」という意味で既に定着済みなのだろうか。

「朝日」(青)
 ▲3三ととしても△3八銀成▲6一銀に△6三飛▲6五歩△7一金で後手の勝ち。両対局者もこの説の正しさを認めた。

 朝日の方が毎日よりも後で取材しているようだから、ソースが同一人物だとしても、正鵠を射ているのは朝日なんでしょうね。取材したタイミングで観戦記の優劣がつくのも言いようのない話ではありますが、こういう事象をきっかけに質を上げてもらえればよいかと思います。

 それにしても、△6三飛はいい手ですね。

PM 11:14:25 | Comment(0) | [将棋(向飛車)]

2008年11月12日  給付金2
 随分と大きなニュースになっていますね。

 (1)市区町村が世帯主に給付金の引換券を郵送し、世帯主が申請、〈2〉世帯主の金融機関の口座に市区町村が給付金を振り込む、のどちらかの方式が有力とのことですね。

 (2)では貯金に回るだけの世帯も多いでしょうから、景気浮揚を目的とするなら愚策です。どうしてこういう方向が打ち出されているのでしょうか。経済の初心者にでも分る話なのに。報道機関等の調査でも貯金志向が強いことが見て取れるのに。(調査が妥当だと、仮定しての話ではあります)

 しかも、振込み手数料がかかるんですよね。バカすぎる。踏み切りをなくす、とか、耐震補強にあてる、とか、電気自動車の普及にあてる、とか、有効でお金の回る方策はまだまだあったと思うのですけどねぇ。。。

PM 11:09:16 | Comment(0) | [ニュース]

2008年11月11日  新聞購読
 日本に戻ってきてしばらくの間だけ新聞を家で購読していたが、エレベーターに乗って下まで取りに行くのがあまりにも面倒くさくて、やめてしまった。それ以来、8年が経過して今に至っている。どうせ、全紙(含む新潟新聞)は会社で読めるし、速報記事ならネットで十分ということで、自費で購読する必要も大してなかったのである。

 子ども(女の子)が小学校4年生になり、「時事ネタへの理解をはぐくむ必要がある!」との妻の主張に押され、久しぶりに新聞をとることにした。去年引っ越して、今、住んでいる集合住宅ではポストまでの距離が大してないことも預かっている。

 私としては、社会人なら「日経!」といいたいところだが、今回は自分のための購読ではないので、断念。朝日は左っぽいし、読売は巨人の記事が多いのが女の子にはどうかなぁ、ということで落選。毎日は名人戦主催紙だし、主張も程々穏当だからいいのでは、と、密かに推したのだが、産経には勝てなかった。

 産経の勝因は1面連載漫画の「ひなちゃん」である。娘はあの漫画が大好きなのだ。ひなちゃん、恐るべし。それに産経はカラフルでよいのだそうだ。「右に傾きすぎたらどうしよう」という会話が夫婦間でなされたが、そこは適度に補正しよう、ということで落ち着いた。

 将棋欄がいまひとつなのが、気になるが、観戦記者がかなり入れ替わっているので、耐えられなくはないだろう。この棋戦、他の棋戦に比べると、格では第3位なのに、いまひとつ光彩に欠けるところがある。なぜなのだろう、と購読手続きをしながら考えた。

 自分の中では、
仝淅崗”蕕任靴ない
⇒汁が長すぎる。決勝トーナメントがいきなりベスト8。華のある勝負が7局というのはちょっと。これがリーグ戦だと序盤の山場、中盤のしのぎあい、最終盤の決着と山あり谷ありでプロセスを楽しめる。
最終予選の制度にも納得感、公平性が欠けている様に思える。1敗通過者に対する全勝通過者のアドバンテージが決勝Tで1敗通過者と対戦できる、というだけなのはいかに? 棋王戦の2敗失格制度と比べるとよく分かる。

・・・この辺がピンとこないのでしょうね。

PM 09:21:53 | Comment(456) | [日記]

2008年11月11日  定額給付金
 高額所得者は自発的な辞退が望ましい・・・ですか。私は高額所得者ではないと確信しているので、辞退はしません。

 こういう状況だからお金のまわりをよくすることは肝心。本来なら低炭素社会向けの設備投資を行い、将来のリターンをあわせて楽しみにするのが常道でしょうが、それでは衆議院選の票にならんとの判断ですね。

 国内にある金をC(消費)で回すか、G(政府支出)で回すかとなると、

本来はGが望ましいが、上述の理由で不採用
→Cだとのため、貯金に回る分があり、全部が消費に回らない(みずほ総研の試算だと限界消費性向=0.64らしい。36%も貯金しているのか・・・)
→だからクーポンにする
→でも期限をつけるという話しはないみたい
→それでは退蔵されてしまうので無意味じゃないの
→ましてや高額所得者層を排除すればいよいよ消費刺激の本来目的に沿わなくなる
→変だぞ、
と思うのですが。

 週刊東洋経済の11/8でも、「最悪手」として非難している。
・将来の不安を除く構造改革が必要
・財政悪化をもたらす
・将来への不安をむしろ悪化させる
・財政は元々悪い

 でも、そんなに悪手なんだろうか。。財政赤字といっても、収支のバランスでしかないから、資産と費用の区別もされていないのでしょう? 民間企業の営業赤字とは違うのですよね?

 ここまで状況が悪いのだから、有効に使ってくれそうな経済主体に金を回す、というのはそれなりの手段なのではないでしょうか。

PM 08:40:29 | Comment(336) | [ニュース]

2008年11月10日  罪刑の均衡(小室哲哉逮捕に思う)
 詐欺で有罪だとマックス10年の懲役。この事件の場合、和解成立は困難だとすると、額も大きいし、実刑を受ける可能性も高いようですね。

 一方、殺人の場合だと実刑でも7年くらいの場合もあり、仮釈放で5年で出所することもありえるようです。(はっきりいってしまうと、妻の友人が殺人事件の被害者になってしまったのだが、こういう残念な判決しか出なかったのである。犯人は犯行の隠蔽工作までしていたのですが・・・アメリカであれば第1級殺人適用確実と思います)

 なんか均衡を失しているように感じる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 様々な刑事事件の判決を眺めてみると、「おかしい!」というものもかなり目に付いてしまう。

・渋谷歯科医師兄妹殺人事件では犯人の兄に懲役7年。損壊については無罪。

・対して、夫をバラバラ殺人した三橋歌織被告には懲役15年の判決。彼女はDVの被害者だったのだが、情状は存分に認められたわけではないようだ。

「判決文より」
 歌織被告は犯行時、短期精神病性障害を発症。この精神の障害は責任能力に問題を生じさせる程度のものではないが、犯行の遂行に何らかの影響を与えている。しかし、こうした経緯は、祐輔さんを殺害し、その死体を損壊し遺棄したことを正当化しない。

(中略)

 以上からすると、歌織被告の犯情は悪く、その刑事責任は重大である。そうすると、歌織被告のために酌むことができる事情を最大限に考慮しても、歌織被告には主文の刑をもってのぞむのが相当と考え、主文のとおり量刑した。

・・・・・・・・・・・・

 結構、刑期の設定って恣意的なのではないか?
 小室容疑者が実刑を受けるのはありえるし、批判もしないが、それよりも重大犯罪である殺人(詐欺と違って、取り返しがつかないんだから)と同じくらいの刑期というのは素朴なところでおかしいと思う。




PM 10:54:11 | Comment(449) | [ニュース]

2008年11月10日  朝日OPの開始時間
 私は将棋タウンさんのメルマガをいつも敬意をもって読ませていただいている。私よりも指将棋、詰将棋ともずっとお強いし、実況も私よりも真剣に観戦されているのが伝わってくるから、内容にも頷くところが多い。

 今日、配信されたメルマガの対象は朝日OPの久保−長沼戦でだった。「なぜに、この将棋を?」と訝しく思ったのは私だけではないと思うが、倉敷藤花初戦が実況なしだったためのようである。

 で、記事を読んで、家に帰ってから、実況サイトにアクセスして棋譜を回してみたのだが、久保圧勝というよりない内容。これが題材では辛かったのではないか、と想像してしまったが、リアルタイムで観戦していると案外そうではないようでもある。つまり、どんな将棋でもコンテンツとしては売りがないわけではない、ということなのだろう。野球だって、ワンサイドゲームでも観戦者はいますものね。(といっても、週刊将棋で後追い記事があるわけでもないので、勉強の材料としてはちょっとつまらないみたい)

 問題は、誰がみているのか、ということである。この将棋の開始時刻は午後2時。この時間に実況にアクセスできる将棋ファンは全体で何パーセントなのだろうか。社会人、学生は論外だから、退職した将棋ファンとかか?

 サービスを組み立てる時、標的顧客が誰なのかを設定するのは序の序なのだが、この実況の標的顧客は誰なのだろう。開始時間が午後8時なら、帰宅した社会人、ということで理解できる。

 企業診断をしていると、昼間は開いているが、通勤者が帰宅し始める午後8時ごろには店を閉めてしまっている飲食店とか商店とかが、下手をすると商店街全体みたいな事例によく当たる。「お客さんの動向を踏まえて、開店時間を柔軟に設定した方がいいですよ」と助言をするのだが、旧来のサイクルを変えるのはかなりしんどいようで、結局そのまま、ということも多いようだ。

 朝日OPにはその香りがする。いい技術と内容を持ちながら、自己完結してしまっているのではないかと思えてならない。

PM 09:08:12 | Comment(39) | [将棋]

2008年11月10日  白川総裁の本のコア部分追記
 メモしておかないと、身につきそうもないので書いておこう。

【量的緩和の効果】
.泪優織螢好氾チャネル
 信用乗数理論によるこのチャネルは観察されていない。国民の認知度も低く、インフレ予想は生じなかった。(×)

▲檗璽肇侫リオリバンランス効果
 リスク資産への移動を促すはず、という議論だが、(1)リスクフリーレート低下により投資家が利回りのよい金融資産購入、(2)当座残高増加のための日銀資金オペ自体が信用スプレッドを圧縮した(量の増加によるものに非ず。×)

シグナル効果
 シグナル効果自体はゼロ金利継続によりなされるもので量的緩和には関係がない。(×)

ぅ侫.ぅ淵鵐晃果
 政府は財政支出増をしたわけではないから検証されない。(×)

 改めて書いてみると、身も蓋もないな。。。△蓮屬△蠅泙垢茵」と主張する人が多かったので、私も「そんなもんかなぁ。金融界ではそういう風に感じるものなのかな」と思っていた。政策当事者にしてみれば、世の中で語られていることなど笑止なんでしょうね。。。

→有効だったのは金融システムの動揺回避

[動性不安が減少
日銀の資金供給の弾力的増加方針明示による安心感
借入増に対する評判低下を払拭させた。
て本の金融機関のドル調達を円滑化(ジャパンプレミアムの解消)

・・・・・・・・・・・・・
 ここまできちんとトレースしての感想というか疑問ですが、は本当に観察されているのだろうか? 借入って量的緩和実施時代に増えているの? 事業法人はほとんど借入をしなかったので、金融機関自身がなんらかの理由で借入をする? どういう理由で、そういうことをするのだろう?

 うーん。分からん。



PM 08:32:03 | Comment(115) | [経済]

2008年11月09日  金融政策と財政政策
 将棋のブログとは全く縁のない話題ですみません。

 最近、出張する機会がとても多く、行き帰りの移動の際に読む本を確保することが必要です。来週前半も北京に3日出張する予定があるので、片道数時間はもたせてくれる本が望ましいです。最近の棋書には購入意欲が湧かず(浅川から出ていた深浦定跡本とか藤井居飛車穴熊本が私の好み)、しばらくの間は将棋世界の付録の詰将棋で回していましたが、2周もするとさすがに記憶力で解けるようになってしまい、時間潰しの具としての機能は失せました。

 そういうわけで、最近、まとめ読みをしているのが経済本。経済学部出身ではない私(証券アナリストのお受験で勉強したくらいの履歴しかありません)にとっては、むしろ面白く読めるのですが、立場の違う各先生の主張に翻弄されてしまい、段々、訳が分からなくなってきました。
 
 まず、10月に熱心に読んだのが、無謀にも

「現代の金融政策―理論と実際」 白川方明著

である。いきなりこの本を読むか?という気もするが、現役日銀総裁の著作であるし、上期週刊東洋経済でランク1位の経済本である以上、何はともあれ読んでみたいところだ。(代金6300円は激痛なので、知人の本を借りて読ませていただいた)

 著者が誠実な方であることは、一読しただけでよく分かり、3月にいろいろとあったが、いい人材を金融政策のヘッドにわが国は頂いているのだなぁ、という所感は持った。しかし、誠実な方だけあって、主観的な記述を回避したい気持ちもあるようで、第塞瑤痢峩畴の金融政策運営をめぐる論点」で、ゼロ金利、量的緩和等のトピックについての論評がどうにも踏み込み不足であるようにみえる。量的緩和はデフレ脱出に効果があったということのようだが、最近の物価上昇は量的緩和の効果というよりは国外からの輸入原材料上昇によるものではないかというのが実感である。

 といっても、あの時代に量的緩和をしたことが無意味だとは思わない。高金利維持など論外であったことはいうまでもない。よく、低金利のせいで預金所得が激減したことを痛罵するコメンテイターがいるが、政策を論じる時はプラスとマイナスを公平に比較してほしいものである。

 さて、次に読んだのが、

「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか(リチャード クー)

であった。この本も出版当時は話題になったようで、伝統的な経済の考え方に比べるとかなり異色である。要は、

,錣国の不況はデフレの結果ではない。
∋饂坤丱屮詈壊に伴うバランスシートの損壊を回復しようとした各企業が債務返済に走ったために、ゼロ金利でも借入をしない=金がまわらない=GDPが増えないためである。
よって、政府が財政政策によっててこ入れをするのは当然で、ばら撒きも意味はあった。拙速な財政再建を進めると、日本経済は終わる、というものである。
ざ睛酸策はこのような環境下では有効性が乏しい。

 なるほど、与謝野さんや財務省のいうような財政再建指向は無理だよね、とその時点では納得した。消費が沈滞していて、企業は設備投資意欲が乏しく、円高で輸出も振るわない中で、増税をしたら、GDPの構成要素全てが下向きになるのだから、当然だな、ということである。

 この本の中で主立った経済学者(=クー博士と異なる意見の持ち主)の意見が紹介されていて、その中に学習院の岩田先生と早稲田の若田部先生が含まれている。

 岩田先生の主張はアナリストの勉強をしていた時のテキストに詳しく出ていて、バランスシート型不況を必ずしも否定していないようにみえるが、不況が長引いた原因を金融政策の齟齬(=政策レジームの転換を明白に行なわなかった)ことに求めていて、ここはクー博士とは大きな相違である。すなわちインフレターゲットをきちんと設定すべきだったのに、それをしなかった日銀の政策がよくない、ということである。この主張を初めて読んだ時は、「でも、インフレターゲットって上昇する物価を抑制するのが普通で、デフレ脱出手段で使えるの? それに量的緩和って、かなりインフレターゲットみたくない?」と素人丸出しの感想を持ったのだが、天下の碩学に対し反論するほどの知見があるわけではない。。。

 他方、若田部先生の見解は11月号の文芸春秋「日銀不況:白川総裁の失政を問う」に出ていて、私の拙い脳味噌で読む限りは岩田先生の意見と似ているように読める。やはり、インフレターゲットを行なうべきだし、日銀は物価管理責任を担う以上は現状を鑑みる限りは失政といわれても仕方がないということらしい。

 11月号の文芸春秋には構造改革派の高橋洋一氏の「新官僚亡国論」もあり、この号を通読した読者はかなり混乱しそうだ。私もかなり混乱している。混乱しているのだが、自分の実感としては、上述したように、

‘本はまだデフレなのではないかと思う。自分が現在、事業法人で海外からの調達をしていることもあり、物価上昇の大半の理由は海外要因であると感じている。ということは、国内に限ってみればデフレ構造が温存されているということではないか、と思う。

⊃涌の非正規化を進めれば固定費が下がり、不況にも強い企業体質が得られる。まさにそのために、リストラを進めてきたと思うが、こういう状況ではデフレ構造が温存されるのも当然。

ゆえに、日銀には打つ手があまりないのでは。企業は資金余剰だから、金利が下がっても設備投資を進めたり、新規雇用をしないというのが、これも事業法人勤務者としての実感。(私の勤務先ではこの数年、設備投資をどうやって抑制するか以外の議題がなかなか起こらない)

い海海ら先は、ここまで読んだ本とは関係ないが、日本の企業はなぜ借金を嫌うのだろう。以前の持ち合いなら株式へのリターンはほどほどでもよかったわけだが、今のように外国人株主比率が上昇すると、ハイリターンを要求されるわけですよね。であれば、自己資本比率を上昇させる意味ってないのでは、と思うのです。株式配当金は損金でないが、借入金金利であれば損金にできるので、税効果があるわけだし、社債発行時の利払い額を固定しておけば、株主対応よりもかなり楽なはず。

 個人の借金は死亡による一括返済リスクがあるので慎重になるべきだろうが、企業の場合は借り替えればいい道理なのでは?と思う。しかし、自己資本比率の高さをもって財務の健全性と踏まえ、一途に数値上昇に心を砕いている企業が多いように感じる。一体何のためなんだろうか。

 長文かつ駄文になってしまったが、こういうネタも時々は書いていきたいと思います。ご教示をいただける方がおられれば、是非、コメント欄にてご指摘ください。

PM 11:54:36 | Comment(477) | [経済]

2008年11月09日  富山にて〜街の佇まい
 先週の木金は富山に出張だった。富山は金沢への移動の際、通過したことはあったものの、泊まるのは初めて。(これで未踏県は佐賀と長崎を残すだけです。)

 富山駅周辺をうろついただけですが、広々とした街のつくりは好感が持てます。私の訪問先の方々は「何もないだけですよ(笑)」と謙遜されるのだが、そうでもないように思えます。

 ここは中心市街地活性化基本計画の適用第一号(詳しくはこちら)の都市。

 このブログでは書いたことはこれまでなかったのですが、私は中小企業診断士でして、中活法が上手くいくかいかないかは修行時代からかなり関心事でした。中活法の形跡は今のところ、北口にみられるライトレールくらいなのかもしれませんが、今後の展開には結構、注目しています。

 小さくまとめて動きやすいようにした方がいいでしょ、というのが中活法の趣旨ですが、一方で人を一箇所に集中させてしまうと、日本古来の田園風景も変わってしまうのではないかという指摘もあるようですね。

 駅前では、カターレ富山(サッカー)、富山サンダーバーズ(野球)の選手が「オレンジリボンキャンペーン」(児童虐待防止運動ですね)のビラを配っており、何となしに地域の力、みたいなものを感じたのでした。

PM 10:02:10 | Comment(35) | [旅行]

2008年11月09日  倉敷藤花、里見先勝
 おぉ!という感じですね。

 序盤が粗くていきなり、駒損。ここから挽回していくのですが、「里見さんの手が伸びた」というより、「清水さんがもたついた」という見方になりがちなのがアマ観戦者の特性なのか、里見さんの好手よりは清水さんの悪手に気がいってしまいます。(どれが好手が分からない、というのが正直なところなのでしょう)

 1図。▲3一飛成と攻撃優先の姿勢を貫くも、▲4六飛成といったん引き上げて5筋の嫌味の解消と▲4二との両用をみるのが、付加価値の高い手というものではないか?

 2図での▲5四銀はあまりにも悲しい。しかし▲6七竜では△5六歩がやってくるし、もう相当におかしくなっているといってよいでしょうか。(でも、▲同歩△6七竜以下の進行であればさ3七との活用に時間がかかるので、本譜よりはましな気がする)

 3図の▲5九銀はかなり変なのでは。△5七とをまともに食らうのでは、これまで5七を支えることを念頭に指し手を運んできたのと矛盾している。

 この後も▲6九香に△5七とを返されたりと、付加価値の乏しい手が見られ、里見さんのまくられた清水さん。第2局は苦しいのではないでしょうか。


 
 

PM 01:57:11 | Comment(132) | [将棋(中飛車)]

2008年11月07日  朝日OP:阿部−久保
 今日、行われた朝日OPの阿部−久保戦は後手藤井システムに先手が3筋から仕掛ける定跡系の出だし。名人戦(森内−羽生、森内−谷川)でも出たし、このブログのエントリーでも何度も取り上げたことがあります。

 でも、1図の△4二金は初見。DBを検索してみると、2004年にあったくらい。でも、目の当たりにしてみると、大山名人なら指しそうな手厚さを感じます。先例の多い△3五歩よりは手ごわい印象を受けます。この辺、どういう整理になっているのでしょうか? (私は知りません)

 実況の解説によると、2図で「※局後の検討で、ここでは▲4四歩があったようだ。△同金は▲2四歩、▲同銀なら△4三角▲3一飛に▲5三桂成から▲3二歩と打って良い。」とあるのですが、直ぐには納得できないものがあります。

 ▲5三桂成に△同玉▲3二歩△4三玉▲3一歩成(3図)と進めると、

先手:と金が邪魔で飛車の打ち場所も乏しい。
後手:角打ちの場所に事欠かず。浮遊玉は捕捉されにくいはず。

なのでは? 少なくともへっぽこの自分には先手を持つ意欲が湧きません。この将棋の観戦記がwebにでも載ればいいのですが。


PM 11:36:05 | Comment(18) | [将棋(四間飛車)]

2008年11月07日  京都にて (2)
 京都駅側のホテルに宿泊したせんす一家。食事は近所で済ませることになります。

 4日の夜は伊勢丹のレストラン街の某店を予約。予約をしたにもかかわらず、予約時間に店に出向くと、「列に並んでください」と切り口上にいわれる。。。orz(なぜ、「ご予約のお客さまでしょうか?」と一言訊けないのか)

 予約済みであることを告げて中に入れてもらうと、そこは入り口そばでかつ厨房まるみえ(といっても板前の姿ではなくビールケースとかが丸見えなだけ)、風は吹き込む、人の出入りは直撃と付加価値が乏しい席だった。。。苦情を申し立てて、席を替えてもらう。

 予約時には特に店側からは言われなかったのだが、予約客は「コースメニューを頼まなければならない」らしい。

 そんな殺生な。。。「そういう話しは聞いていないのですが・・」 今度は当方の要請は聞いてもらえない。

 京都の商店で買い物をすれば、何かやり手っぽいおばちゃんが相手をしてくれて、コミュニケーションをした結果としての支出になる。対してこの料理店のスタッフはほとんどがバイトで、リーダーもどうみても20代前半(大学生か?)。名店の看板を出していても、ブランドに見合った従業員の訓練、組織文化の継承は不十分で、その内容は相応しいものではなかったと思う。

PM 11:13:00 | Comment(19) | [食べ物]

2008年11月07日  京都にて(1)
 3日から5日まで京都に家族旅行に行ってきました。
 
 大阪出身の小生ではあり、東京移住後もお定まりの修学旅行でもいったりしてはおりますが、イギリスから帰国して、40を越えてからは、かなりの京都好きと転じています。

 まだ紅葉には早いものの、竜安寺や大徳寺には色づいた枝もいくつかあり、3連休の大混雑も回避でき、満足のいく旅行でした。

 さて、今頃気がついたのですが、京都のエスカレーターでは左右どちらに列を作るべきなのか? 東京は左、大阪はロンドンと同様右側。では、京都も右側かな、と予見をいだいていたが、どうも定まっていないように思える。。。

 大阪とは違うんだ!という矜持なのか、東京もんが乱入してしまって、秩序が乱れてしまっているのか、そもそも京都ではそのようなことを気にしていないのか? 

 でも私は気になってしまっている。。

PM 10:48:45 | Comment(534) | [旅行]

2008年11月01日  女流王位戦2−2
 竜王戦の陰にかくれていましたが、こちらも「ある意味」面白い将棋でした。

 清水さんの終盤は以前と比べると随分、粗くなってしまったのですね。中盤早々▲8三銀成と穴熊の上部を食い破る夢のような展開に持ち込んだのに、ここまでややこしくなるとは以前の彼女の磐石さを知っているウォッチャーには信じがたいことです。

 主催紙のサイトには、「ところが、8九桂(百九手目)が7六金の決め手を逃した逸機。ここから形勢不明の終盤に突入した。一時は逆転ムードとの声も出たが、最後は清水が8一金(百四十五手目)以下、鮮やかな即詰みに仕留め、大熱戦に終止符を打った。」とあります。

 1図の▲8九桂はともかく(多分、ポカなんでしょう。根っこの銀を外してしまえばいいだけですが)、その後の指し手もちょっと意図が分からないものが見られます。

 2図では本譜の▲7六金(後手の歩を進ませ、金を渡してしまう。さらに桂馬の跳躍スペースも渡してしまう。)ではなく、▲5六金とかわすのが普通のはず。▲7六金△同歩▲6九玉△6六桂▲7九香では▲5六銀とでも打って、6七を支えるべきでは?

 私のこれらの疑問が正鵠を射ているかどうかは現時点では確認する術がないのですが、主催紙サイトの総評だと、逆転には至っていないようです。

 でも、3図で5三の香車を動かさず、△5六歩とでも手渡しをしてはどうだったのでしょうか。本譜は5三から香車が移動したため、▲5四桂と止めの桂馬を打つ場所ができてしまい、後手玉が頓死してしまいました。後知恵が常に正しいとすると、玉頭であやをつけつつ戦えば? という気がします。

 終盤のぐだぐだ感に親近感を覚えてしまう、というと失礼な言い方になりますが、女流の将棋は偏差が大きいなぁ、というのが正直なところです。


PM 09:40:21 | Comment(179) | [将棋(四間飛車)]

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プロフィール
名前せんす
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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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