せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2008年08月31日  頓死
 今日放送されたNHK杯戦の三浦−飯島戦、好取組やなぁ、と期待して観戦しました。

 1図の角成をみて、「これは後手、勝てんな。飛車を取って▲7四角成が厳しすぎるもの」 私に限らずほとんどの人はそう見立てたと思います。先手玉の挟撃形を築く手数の方がかかりそう、この辺の感覚はアマの有段者であれば誰でもが持っているもので、大体の場合、間違いありません。

 実際その通りに進行したものの、2図。1図からほぼ一直線なのに、えらく逃げ方が難しい。桂先の玉は習いなり、といっても、銀、飛車を持っている後手に対して持ちこたえられるんだろうか? 7七も△7八飛▲6六玉△6八飛成の合い駒が分からない。その合い駒も△5五金で寄りそうです。

 変だなあ、1図で後手がよいなんてことはないはずだが・・・とここはCOM検索をしてみると、△6八飛成に▲6七金なら詰まない。他の合い駒は考えても、一番考えそうもない合い駒のみが正解とは。。また2図で▲8九玉でも詰まない。この逃げ方は1秒も考えなかった。何といっても自分から下段に落ちるのですから。。。

 三浦八段に運がなかったというべきなのか、持ち時間がまだ1分あったのに、何でしっかり考えなかったのか、どちらかというと私は後者なんですが。三浦八段は、負けるとするともっと手前の捻りあいで力負けということはあっても、割りと頓死とかは少ない方の棋士だろう、と思っていたのですが、意外です。

PM 10:41:02 | Comment(22) | [将棋(角換わり)]

2008年08月27日  羽生圧勝
 王位戦第5局は羽生名人の快勝でした。

 昨日の封じ手時点で、「これ、先手が相当いいのでは?」と見立てたのですが、深浦王位の手順はかなり不可解です。

 △3六歩(1図)と突いて△3七歩成(2図)とした以上、このと金が活躍できないとおかしいはずですが、最終局面までそのまま。▲5八飛に△4七とと寄れないと思考の合理性が見いだせないのですが、▲5六飛と上がられてそれ以上の手がないばかりか4筋の歩を切ってしまうので、▲4四歩の叩きが残ってしまいます。であれば、そもそも△3七歩成が変なのでは?ということになり、さらに戻ると新手と喧伝された△3六歩も変、ということになるのでしょうか。

 こういう将棋は先手が飛車損くらいでも形勢が互角というのが相場なのに、本譜は角銀交換の状態で▲5二銀が打ち込まれ、後手陣は収拾がつかない、というのではあんまりです。


PM 09:00:36 | Comment(240) | [将棋(矢倉)]

2008年08月26日  オリンピック以後
 引退する選手、競技を続ける選手それぞれですが、谷亮子現役続行星野監督WBC続投を聞くと、何かなぁ、と思ってしまいます。

 その時の最強者が選ばれていくのなら結構ですが、過去の実績(ことによると競合者が存在しなかったくらい以前から今に至るまでの期間だったりする)、顔役の意見に影響されるのは、モラールダウンにもなり、よろしくはないでしょう。。。

 企業や政治の世界でもよくある事象といえばそれまでですが、だからこそ競技の世界では違ったものをみたいのです。

PM 10:29:47 | Comment(2) | [スポーツ]

2008年08月26日  ちょっと前の将棋(深浦−松尾)
 竜王戦で深浦王位は敗退してしまいましたが、1組の対松尾七段戦は濃い内容でした。観戦記を読んだ時、かなり気に入って、その内エントリーに仕上げようと思いつつ、そのままにしてしまいました。

 1〜3図での正解手を考えてみて下さい。

 1図:手筋の△5五歩。▲5三桂成では勝てない(理由は4四に空間ができないから)
ので▲5三銀不成△5六歩▲5二銀不成と▲7七角や▲4四桂の味を残して先手は堪えます。

2図:鮮烈、△7六銀! 駒の損得より速度を地でいく好手。

3図:ここでは△同飛成▲同玉△6九金!▲同玉△5八銀!▲同玉とおびき寄せてから△7六歩と取り込むのが2図の手順と同じ発想の終盤術。残念ながら松尾七段はこれを逃し△6八飛成としたため、形勢は混沌、勝利を逃してしまいました。


 矢倉ならではの殴り合いは醍醐味のある将棋でしたよ。

AM 08:21:30 | Comment(24) | [将棋(矢倉)]

2008年08月20日  オグシオ
 昨日は飲み会でした。おじ達の話題といえば、誰が美人だ?とかに決まっている。この日もそうだった。

 自然とオリンピックに話題は移り、これも自然とオグシオコンビに関心が集中した。

オジA「潮田さんはやめちゃんのかなぁ。美人だから引く手あまたなんだろうけどね」
私 「でも小椋さんがきれいだから希望は残りますよ」
その他オジ「いや、あれは潮田がメインだろ」

 気がつけば、小椋派は私だけで他の3人は問題なく潮田という。彼らに言わせれば、世間の相場観というのもそうらしい。

 そうなの?

 美人投票をすると、私の感覚と他の人の感覚が異なっていることが多いことは承知していたが。。。
 

PM 11:55:32 | Comment(16) | [スポーツ]

2008年08月20日  女子マラソン
 今頃ですが。。

 女子マラソン、中継をみているのが辛かった。世界最高記録保持者とはいえ、とっくに全盛期を過ぎ、アテネ途中棄権の記憶もなお色濃いラドクリフ、病み上がりであることが周知で決して優勝候補ではない彼女が後退していく姿を延々と映している。棄権する瞬間を待っているようで、極めて味が悪い。

 中村友梨香は立派な走りだったと思いますよ。



PM 11:39:20 | Comment(29) | [スポーツ]

2008年08月20日  羽生−木村の連続番勝負へ
 昨日の竜王戦準決勝は羽生名人に凱歌が上がり、ついに決勝3番勝負進出ですね。王座戦挑戦手合いとあわせて2つの番勝負が木村−羽生間で戦われるわけですが、普通にさいころを振れば、羽生2−0(自分の予想では王座戦が3−1、竜王戦が2−0)。これではあまりにべたな結果なので、ひねったものをみたくなりますが。。。

 でも、さすがに昨日の将棋がひっくり返るとは思わなかった。中段に浮遊する自玉を銀や歩が擁護し(1図:131手目)、飛車の質駒まである。1図で△5七角成に対し、私などでは本譜のように▲3三馬と決めに行かずに▲8五玉と一段の安定を目指しますが、本譜でももちろん勝ちだし、その方がプロらしい。(でも角を渡し、馬の援護が消えるのは怖いよ)

 2図ではアマなら安全優先で読みもせずに、▲8三金と置きそうなところです。それでなくても、この将棋では丸山九段は手厚く自玉の周りに駒を集積させる思考で戦ってきたはずだし、残り時間もまだ11分あったわけですから、読めもしたはずですが、よもやの▲9七玉。実況サイトには「丸山はそれほど優勢だと思っておらず、▲8三金と受ける手は考えなかったようだ。」との文字列が躍っていたのが意外です。



PM 11:06:20 | Comment(44) | [将棋(角換わり)]

2008年08月16日  朝日OP:安用寺プロ−中川アマ
 五輪に関心が集中していますが、将棋の実況はフォローするように努めております。

 昨日の朝日OPの安用寺プロ−中川アマ戦をみてみました。持時間40分ですかすか進むのでいいですね。

 後手の中川アマが先手右翼を押し込んで指しやすそう。後は4筋を攻めればいいだけ。「いいだけ」といいつつ、私レベルのアマには結構、大変だったりします。

 1図で△2六歩には違和感があります。角で飛車を取られる以上2筋からは攻めきれない。それ以前にここを触るのでは、壁銀を強いた意味がない。終了直前の2図だと△2六歩は突いていない方がマシなのが明らか。

 だから変わる手を指したいが、△4八成桂▲同玉としておいてから、ぃ呼鷆未箸靴討くとか、どうなんだろう、手の調子が変だが。△△襪い呂垢阿泡ぃ姑角では?

 何か勝ち筋が後手にあったのではないでしょうか。

 とここまで書いておいて、さっき実況サイトを再度チェックしたら、

(※)「これじゃぁなんかおかしいかなと思ったけど、これで千日手も…」(中川アマ)
「それはありがたいですね」(安用寺)
切り札どころか、スピード感に欠ける手だったようだ。

ということです。勝ち筋は結局なかったんですかね。2六歩が変な手ということについては、久しぶりに私は妥当な判断をしたみたいです。


PM 10:12:03 | Comment(16) | [将棋(その他)]

2008年08月14日  羽生、竜王戦挑戦へ前進
 昨日の午後6時までの局面をみて、「まぁ、深浦勝ちだな」と読んで、12時を回って帰宅したら羽生勝ちになっていました。何が起こったんだろう?と訝しく思ったもののそのまま寝てしまいました。。。

 1図では先手作戦勝ちとしか思えない。ここで私なら指をしならせて角を6六に叩きつけますが、深浦王位は「▲6六角もあったか」と局後にいうくらいで、30分の考慮時間中どれくらい思考を費やしたのかというとどうも大して考慮しなかったみたいですね。でも角打ちは▲3五歩があるため実質先手で、これを後手に受けさせてから▲8五歩と仕掛ければ、申し分ないのでは?とヘボは考えますが。。。いずれにしても玉を6八に留めた深浦王位の大局観は見事ですね。最初は「早く穴熊にしないと・・」と見ていた自分の発想は堅すぎます。

 2図はもう先手必勝形。左右挟撃が完成し、自玉は戦地から遠く安泰。ここから逆転するとは? その鍵になったのが3図の△4二歩で、「飛車の横利きを止めてどうするの? ▲2三歩でどうにもならないでしょ」 ところが、深浦王位は単に▲3四馬。△3二飛とまわられたところでまだしも▲3五歩ではないかと思いますが、あの飛車と馬の交換が必至ではどうにもおかしい。将棋は簡単に形勢が変わるゲームなんだな、ということが痛感される一戦でした。

 まだ2人強敵が残っていますが、世論は永世位を賭けた七番勝負を待望しているはずです。



 

PM 10:17:18 | Comment(17) | [将棋(角換わり)]

2008年08月10日  深浦3連勝
 昨晩帰宅して棋譜を確認。第3局同様、よくは分からないものの(なんて難解な将棋なんだ!)、事後の解説で確認したいところは以下の点です。

 1図は先手よしでいいですよね。局後の感想にも出ていますが、5七の成銀が先手の金銀と交換に至る手順を想起できそうもありませんし、お互いの飛車が敵陣に侵入する手順もちょっとなさそう(馬をどけて、2四に飛車が進出して・・・時間がかかりそうですね)、となると、馬の分だけ先手がいいはず。実際の進行も成銀を奪われて、後手がしんどそう。

 2図。びっくりですが、成立しているのかどうか? 歩がないし、4筋方面に攻め駒もないし、指されてみれば「こういう手もあるのか?」と思いますが、9二に作った竜の大駒としての機能がいかにも弱く見える。もっとも後手からみてみると、底歩で遮られ、歩の工作の余地のない先手玉は全く寄りがみえにくく、前途遼遠に思えます。

 ▲6六銀で桂を食いちぎっての▲6四桂が見えるようになり、先手の方針が立ちやすくなったといっていいのか。この辺を気にしつつ、後日の専門誌解説を読むつもりです。


 

AM 10:34:57 | Comment(137) | [将棋(角換わり)]

2008年08月10日  エーデルワイス
 短い夏休みのため涼しいところにいってきました。東京は暑かったんでしょうか。

 初めてのペンションに宿泊してみました。1泊2食付で大人2名子ども1名27000円/泊とそれなりに合理的な価格設定。部屋も快適だし、料理はおいしい、漫画を含め本も充実している。(宮尾登美子の「天璋院篤姫」を新聞連載時以来久しぶりに読んだ・・・) 希望者には無料ガイド(このペンションの馴染みのNPO代表の方が担当する)もあるということで、付加価値が高いところもあります。

 しかし、どうしても馴染めないところが。。。夜にそのNPOの方が地域の自然等の解説をして下さる。それはとてもいいのですが、なぜか「エーデルワイス」を何度も歌うんですよ。。最初の日は勉強意欲もあり1時間ほど付き合ったんですが、思いもかけない展開にちょっとがっかり。部屋から子どもが呼びにきてくれたのを幸いに脱出。翌日からはさぼってしまいましたが、曲は変わることなくエーデルワイスが歌われている。。五輪開会式の日も同様。

 ペンションはオーナーの考え方が色濃く反映されるもので、それへの好悪は人それぞれなんでしょうが、普通の解説会ではいかんのかな? ちなみに妻に「リピートしてもいい?」と聞いたら、「ミーティングの声が聞こえない部屋が確保できるならいい」とのこと。なるほど。

AM 09:42:04 | Comment(21) | [旅行]

2008年08月02日  王位戦:深浦2−1:難解
 今年見た将棋の中でも恐らく最も難解。どこがどう作用して、深浦王位勝利になったのかよく分からない。スプーン(匙)を投げました。

 1図の△5二玉がそもそも普通のアマには発想できない。どうせ▲6五歩を突かれてしまうことは予期できるので、流れ弾に当たらないとはいえない、というか怖すぎる。トップ棋士ならではの見切りなのか。

 2図で△6六歩にも驚愕。アマなら△3二歩と謝り、駒得を主張する人が多いのでは。本譜は先手は金1枚献上するとはいえ、玉には耐久力があり、後手にとってはやっぱり怖い展開なのでは。

 3図もこの銀打ちの感触が悪くて、怖いよ〜。もう詰みが見えていたんでしょうか。

 とにかく、意見を持つことすらできない難しさ。週刊将棋では多分無理なので、将棋世界を待ちますね。

PM 07:52:11 | Comment(1085) | [将棋(相掛かり)]

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プロフィール
名前せんす
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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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