せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2008年04月27日  NHK杯戦:村山−金井 「定跡踏襲」
 4月になって初めて日曜日に在宅できた今日、NHK杯戦を10:40頃から観戦しました。(それまでは、妻が光市母子殺害事件の特集を視聴していたので)

 既に中盤戦でしたが、以前流行った腰掛銀同形で、羽生−森内の名人戦で出た将棋と同じ流れであることは分かりました。この形は以前結構研究したことがあり、プロ間はどうか分からないものの、アマどうしであれば後手が9割は勝つのではないでしょうか。少ない手駒で適確に攻めをつなぐのは余程の実力でないと難しい。

 1図は既に90手目、しかし同一局面がまだあります。2004年6月のC1順位戦の日浦−勝又戦です。ここから▲5三角△6三金▲7一角成△8四飛▲7二馬△6四飛▲7三馬△同金▲3三桂△同金▲同歩成△1一玉▲3二と△同歩▲同銀成△6一飛(2図)と進んだこの飛車引きが好手で先手の攻めが止まりました。過去の棋譜に明るい両対局者のことですから、この将棋の経緯は承知していたものと思います。最後、△1三角で先手の攻めを止めてしまうというような話が本局の感想戦でも出ていましたが、日浦−勝又戦も2図の後は似たような進行となり、後手が制勝しています。

(話しがそれますが、金井四段の感想戦を聞いていて、これほどいろいろな筋をはっきりと説明してくれる棋士はそうはいないのではないかと感じました。地位が上昇すれば解説者にも相応しいのではないでしょうか) 

 だから本譜の進行はよしとすると、3図周辺が気になります。本譜はここで△6九銀と引っ掛けたのですが、強気に▲8一馬としておけば、先手玉は詰まず、後手玉が詰めろなので先手の勝ち筋に一瞬だけですが入りました。しかし、例えば△4五角としておけば、次の△7九銀に▲同金がない(△同飛成▲9七玉△9九竜で相駒を強制される)ため、先手の駒が足りず、後手の勝ち筋が維持できていたのではないでしょうか。

 あんまり精緻ではない検討ですが、ご意見をいただけるとうれしいです。

PM 05:50:03 | Comment(25) | [将棋(角換わり)]

2008年04月26日  ついに! 佐々木勇気三段!!!
 客観的には長くなかったんでしょうが、待っている身には長かった。2段陣の名前から消えていたので「あれ?」と思いましたが、4月の2階の例会で4連勝して昇段したんですね。

 これで10月まで対局なしですか。新人王戦も当然間に合わない。これほどの天稟を人目から5ヶ月も隔離しておいていいはずがないですよ。

 将棋世界か週刊将棋でお好み対局を組んでほしい。以前、将棋世界の企画で、アマと高段棋士がガチンコの長時間将棋をやったのがありましたよね。アレが成立するのですから、天才少年棋士との取り組みなら興趣は一層です。佐々木くんと、そうですねB2級の元気そうな棋士とのぶつかり合い、とか、どうでしょうか。みんな見たがると思うのですが。

PM 09:12:04 | Comment(18) | [将棋]

2008年04月24日  名人戦第2局
 昨日は帰宅が今日未明になってしまい(^^;)、終盤のいいところをリアルでみることができませんでした。BSも終わりそうなところでしたが、ちょうど▲5二歩を打つ辺りを解説していました。一目見て、「羽生さんの勝ちだな」ということは分かったのですが、3図から2手で終わるとは思わなかった。普通、△4三金か△6三金としてみるものではないでしょうか? △4二玉と上がって、▲6一角と打たれて投了ではあまりにも悲しい。

 戻って1図以降の羽生二冠の手順は素晴らしい。。。

 1図自体はどちらの飛車もいまいち元気がなく、互角、いや先手の壁銀がひどいのではないか、という印象すらありますが。。。△4六歩と角道が止まった一瞬に▲5八飛と転戦。

 △5四銀と中央を厚くして後手それでも悪くなさそうですが、▲2四角△5二玉▲4六角△同角▲同歩と目障りな角を除去。それでも△4七角が面倒そうだなぁ、と思われるところへ、▲5五歩! この歩は300年かかっても打てないですね。

 ただ△4三銀と下がらされると、なんか後手陣のバランスが悪い。そこを見舞うかのように▲1八角。△2六歩の牽制に対し、▲5七飛△2七歩成▲6三銀!!!で完成です。

 神授の手順としか私には思えず、本当に感動しました。



 

PM 11:45:26 | Comment(2) | [将棋(角換わり)]

2008年04月22日  名人戦第2局
 佐藤二冠の将棋は真似されることが少ないとされていますが、羽生さんは結構、取り入れるところがあるような気がする。著名なところでは腰掛銀同形の△3五銀〜△2二角ですが、この将棋もA級順位戦最終戦の佐藤−木村戦に追随した進行となりました。

 でも。3筋の歩交換を済ませた直後に相手の右銀が6三に上がったのをみて再度の3筋歩交換とはよく分からない手順です。。源阿吠發立つ、■胸斡笋良發、に着目しての仕掛けとはいえ、自陣にも相当なリアクションがありそうです。

 こういう指し方は、森内、谷川、佐藤といった人たちならあっても、こと羽生さんに関してはなさそうな印象があったのですが、私の印象自体がピント外れなのか?

 封じ手の予想はまぁ普通に▲3四歩。

PM 10:22:21 | Comment(0) | [将棋(角換わり)]

2008年04月22日  日本の司法が機能した日
 光市母子殺人事件の差し戻し審判決、関心が高かったのでしょうが、午前11時ごろ以降、各誌のニュースサイトはとても重かった。

 被告弁護団のあの主張では死刑にならないものも死刑になってしまいますね。そして、本件は死刑が妥当な案件だと私は確信しています。

 あの大弁護団、あるいは、あの被告を確実に死刑に追い込むために彼らは遣わされたのかも知れない。

PM 10:08:42 | Comment(10) | [ニュース]

2008年04月20日  ライラの冒険 黄金の羅針盤
 この映画は封切り直後に家族で観にいきました。機内で見たのが2回目。1回目の時の印象がいまいちだったので、再確認をしたかったのですが、最初の印象とかわりませんでした。

(以下ネタバレがあります)

 『ライラの冒険』シリーズの第1作『黄金の羅針盤』が原作なのはご案内と思いますが、エンディングをみて呆然とした人が多かったのでは。原作と終わる場所が全然違う! この後、原作ではロジャーはアスリエル卿のために命を落とすわけですが、あのエンディングやその直前の「ぼくが君を手伝う番だ」といった力強い台詞を吐いているのとどうも整合が取れない。であれば、2作目ではロジャーは生きながらえて、別の手段(=ロジャーを対価とせず)でアスリエル卿はパラレルワールドを乗り越えるのでしょうか?

 あと、細かいところを言えば、ライラがジプシャンの船に乗る場面ですが、原作であれば乗船は当然と思えるものの(何だかんだでジプシャンとライラは馴染み)、映画の描写で女の子が見知らぬ人々で充満するあの船に乗るとはとても思えない。

 また、この映画を作った人はロシア人と中国人が好きじゃないんだろうな、ということも仄かに見て取ることもできますね。

 うちの娘はそんなことは構わず喜んでみていました。

(6/10)

PM 11:02:50 | Comment(11) | [映画]

2008年04月20日  魔法にかけられて
 ディズニーのセルフパロディ映画。妻と娘は私と別に春休み中に鑑賞していて、よい印象だったとのこと。

 「アイアムレジェンド」にうんざりした後にみたせいもあり、私にも好印象。シマリスのCGがあまりにも秀逸で笑い死にしそうでした。ああいうおバカな設定はNYでなければインドしかないでしょうね。日本人には作れないタイプの映画です。お約束のように、気持ちよくなれますが、映画はそういうのでいいのではないでしょうか。

・主役のエイミー・アダムスの年齢(34)を聞いてびっくりしました。聞いてみれば「なるほど」といえそうな色気もありますね。
・ティモシー・スポール、さすがに安定しています。

(7/10)

PM 09:49:09 | Comment(0) | [映画]

2008年04月20日  次の一手(瞬速:鈴木八段)
 王座戦の鈴木−高橋戦の終盤から。堅固にみえる後手玉ですが、ここからあっという間に寄ってしまいます。その第一弾を当ててください。

 正解は下に白字で記します。

 次の一手は▲3四歩。だから?と思わないのではないのですが、△同金は▲2五銀で防戦困難とのこと。(と観戦記にはあったのですが、以下△同金▲同歩△4三銀打ともたれこんだら、どうなんだろう?というアマ的な疑問への解は私の腕では分からない・・・)

 以下△5五馬に▲4八歩を利かされ、△4六金▲3五飛△3三歩▲同歩成△同銀と反発をしてみたものの、▲同飛成とばっさり。△同玉▲3五桂△3四歩▲4三桂成△同玉▲2五銀△3五桂▲4二金△同金▲3四銀△同玉▲4二角成で投了に追い込まれました。

 戻って、1図前の△4七金では△7六馬と敵の角を追及すれば後手によい形勢だったということです。

 

PM 09:40:26 | Comment(6) | [将棋(四間飛車)]

2008年04月18日  チームバチスタの栄光
 面白く視聴できました。

 竹内結子をこういう風に使うのかなぁ(=あれだけ妖艶な女優さんを敢えてかわいく使うんだなぁ、という慨嘆)というのと、吉川晃司にやけに貫禄を感じてしまったなぁ、というのは置いておくとして、患者に直接アクセスできる人が犯人だとすると、○と○と○だけど、この内の○と○はアクセス行為自体を第三者に目撃されているから犯人じゃない、とすると「アレ」か?という見当はついてしまうのですが、この映画の場合はそれほど不愉快ではない。

 なぜでしょうね?

 お勧め。

(7/10)

PM 09:49:31 | Comment(23) | [映画]

2008年04月18日  アイ・アム・レジェンド
 出張の往復の機内で映画をまとめてみました。いくつか感想を記しておきます。

 まず、TVコマーシャルの画像が印象に残っていたこの映画から着手。原作とかその辺の事前の情報は全く持ち合わせず、ガチンコの視聴でした。

 この映画を好きな人には申し訳ないのですが、つまらなかった。理由は、

1)ひとりぼっち、という設定で最後まで行くわけがないのが見て取れる。

2)ウィルスで人類が激減したのであれば、治療法が何らかの過程を経て発見されることも、見て取れる。

 つまり設定がかなり風変わりである一方、映画である以上結末は何らかの解決が提示されていないはずがないわけだから、過程も想像がついてしまいますよね。

 それに、「何で、発電所を動かす人がいないのに電力が安定供給されているの?」という疑問がついてまわってしまって。。。

 ウィルスに犯された人間たちが、例によって化け物なんですが、何か見たことがあるかなぁ?と思ったら指輪物語とスタッフが一緒なんですね。

 画面が暗いので機内で見るには辛いものもあり、早く終わらんかい!と思いつつ視聴していました。

(2/10)


 

PM 09:06:55 | Comment(0) | [映画]

2008年04月13日  職団戦@綾瀬
 今日は職団戦。寒かったですね。会場内は少しは暖かいのか、と思って出かけたのですが、全くそういうことはなく、コートを着たまま対局をしました。いつもかわいい格好をして目を惹く女性もこの寒さではどうにもならなかったのか、普通の服装でいらっしゃいました。

 私のチームは1回戦を敗退、慰安戦まわりで1回戦は快勝し残留を決めたものの、そこから先にいくことはありませんでした。まぁ3局指せたのでよしでしょうか。個人的には2勝1敗だったので、そんなに悪い気分ではありません。

 本日投入された指導棋士はうちのメンバーの表現を借りると「玉石混交(失礼!)」で34人。玉は加藤、森、屋敷の各九段や先崎八段、橋本七段、阿久津六段、飯塚六段、勝又六段、広瀬五段といったところですか。なんとなくですが、若い棋士は手抜きせずにビシバシしごきそうな印象を持ってしまうのですが、どうなんでしょうか。関屋先生に教えてもらう方が、上達に資するかもしれませんね。

 3面指しが2回ですから、まぁ、よほど運が悪くない限りは指導してもらえるんじゃないでしょうか。ただ、うちの先生を含むかなりの有力棋士は川崎市のイベントに出かけており、日程の調整はできなかったのか、という点が訝しい。

 訝しい、といえば、
・日本女子プロ将棋協会の方々(女流棋士に限らず、男性のスタッフも)が独自の名札を着用の上、来場。別に名札はなくてもいいのではないか、と思うのですが。なんかのデモですかね。
 
・開会の挨拶で米長会長が開催場所が九段の武道館から東京武道館、東京体育館に移り、費用が安くなったと自画自賛していました。なるほど、ありがたいことです。であれば、是非、2点、要望したい。

1)参加費に記念品代を加算して、扇子をつけるのはやめてほしい。家でデッドストックと化すだけで、全くありがたくない。ゲームソフトの抱き合わせ販売ではないのだから、不要な出費を強いないでほしいもの。

2)優勝のレプリカも不要。何期か前に某クラスで優勝したことがあるのですが、いきなりレプリカが職場に送付されてきました。その時の優勝チームのだれもほしがらないものだから、私の職場の机の下でやはりデッドストックと化している。これも別の期にあるクラスで準優勝した際に、メンバーが真顔で「優勝しなくてよかった。昇級できたし、ゴミがこないですみますよね」というくらい、みんなうんざりしている。

 うちのチームが特別変なんですかね。せめて個別に事前に問い合わせをするくらいの配慮をしていただけると助かります。

*明日から海外出張なので、金曜日まで更新を休みます。



PM 10:04:55 | Comment(16) | [将棋]

2008年04月10日  森内先勝
 遅く帰ってきて、棋譜を並べただけなんですが、羽生二冠がボッキリ折れたような将棋に思えます。

 1図で上手く角を要所に運んで後手絶好調のように思えますが、木村八段によると「どうだったのか?」という解説もあったようですね。私にはどこがいけないのか、さっぱり分からないのですが。

 2図の飛車切りでひっくり返った人は多かったようですが、この手を予測していたプロ棋士もいたということ。。後手が2二に玉を置いていればともかく、飛車で王手がすぐにかかるのにいくらなんでも暴挙だろ?と思っていたら、案の定、羽生二冠も同様の感想を漏らしていたようですね。

 3図直前の△6六歩で△1八角なら、という指摘もあるようですが、2七の飛車を奪うこと自体は後手玉への脅威緩和には有効でも、馬の場所がよくないので、あんまりうれしくはないのでは。飛車を6一に置かれてみると、2七飛との相乗効果が強烈で先手が優勢にしか見えません。

 羽生さんらしくない将棋だったように思えますね。

AM 01:03:01 | Comment(15) | [将棋(その他)]

2008年04月06日  古棋譜より
 来週は職団戦ですね。私自身はほとんど将棋を指せていませんが、ちょっとは勘を取り戻そうと思い、なぜかは分かりませんが江戸時代の棋譜を並べてみました。

 図は魚釣りの底歩で有名な伊藤看寿と大橋宗与の一戦の終盤入り口。ここからの指し手が私には理解できない。解説等をご存知の方がおられればご教示いただきたいところです。

1図から
△8八歩▲9七桂
→上手がなぜなけなしの1歩をここに投入しなければならないのか? 指す手がないので仕方なかったのか? 

△8九歩成▲7四桂△4九角▲7五銀(2図)
→あまりの手順ではないでしょうか。駒が重過ぎて気持ちが悪いです。
 持ち駒の銀桂を投入して、飛車(=必ずしも最も必要な駒ではない)を取りにいくのはなぜでしょうか。銀を打つくらいなら▲3九玉とここで催促に行くべきでは?

(2図から)
△7四飛▲同銀△3五桂▲3九玉△3八角成▲同玉(3図)
→質の桂を奪い、△3五桂では上手絶好調にみえます。下手の指し手は家のそばで火災が起こっているのに、隣の家に出かけているかのよう。

(3図から)
△2七桂成▲4九玉△7九と▲6七銀

 2七に桂馬をなった理由がよく分からない。香車を成り、本譜のように進むなら、△3八金▲5八玉△4八金▲同玉△3八銀と打てば本譜よりも上手が面白かったのではないでしょうか。

 下手の手が、底歩を打った辺りとは別人のように見えます。

PM 09:48:56 | Comment(2) | [将棋(その他)]

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プロフィール
名前せんす
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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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