せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2007年12月31日  大晦日















 せんす家では、初日の出をみないで、ラス日の入りをみることにしています。当日の天候を確認してからいける(晴れでない場合は30日に前倒し)/道が混雑していない/そのまま外食できる/早起きしなくてよい/私は夕焼けが好き/というのが理由です。

 今日も例によって葉山にお出かけ。風と波がここ10年ではみたことがないくらい荒かったのですが、その分、空は澄んでいました。

 皆さま、楽しい新年をお迎えください。

PM 08:32:42 | Comment(36) | [日記]

2007年12月30日  棋王戦、羽生挑戦
 しばらく家を空けており、更新が出来ませんでした。この間、大きな勝負がいくつかあったのですが、昨日の夜、帰宅して、一気に並べました。今日は、27日に行なわれた棋王戦挑戦者決定戦を考えてみたいと思います。準決勝の面子をみて、羽生挑戦はほぼ確実と踏んでいましたが、実際、順調な進出ですね。

・序盤では羽生二冠が佐藤流角換わり振飛車を採用。
・1歩を代償に先手の阿部八段が馬を自陣に生還(→馬の生還を初めてみたような気がする)
・7筋を中心に位取りを展開する後手。玉頭の圧迫感が強烈。5四角の威力が大きい。
・穴熊にしたいところだが、8筋の歩を突いてしまっているので、敵角が9八に直射。さすがに潜りにくいか。
・金で邪魔な角をどかしにかかる阿部八段。守りは馬に依存。

という経緯で第1図です。

 実況コメントを全く読まずに並べた時は、後手よしが私の意見。後手羽生ということは織り込まなくても、

・7六からの打ち込みとか馬を消されての食いつきとか、先手玉が寄る手段がイメージされやすいが、広い後手玉は飛車が侵入しないと寄る可能性がない。しかし、後手の飛車が下段にいる限りは先手の飛車が成っても威力を十全に発揮できない。
・後手の飛車も縦に通っていて、かなりの存在感。金一枚で押さえ込めるのか? 私はよく失敗するので先手勝ちのプロセスが見えない。
・2四の突き捨てが入っていない。先手の飛車が活躍する姿を想起できない。

というような見立てだったのですが、コメント欄を読むと、佐藤棋王や控え室の面々はどうも阿部持ちだったようです。さらにコメント欄を読んでみても、先手の具体的な敗着(これ以前の▲8七歩がどうか、というのは読みましたが・・・)が分からない。先手のその後の指し手のどの辺がどうだったのか、それともありえない話しですが、控え室の見解より私の見解が妥当だったのか、考えてみたいと思ったのです。

 1図で本譜は手筋の▲4三歩。しかし、歩を一枚渡し、2五への進出を可能にしたのはどうなのか。自玉の堅さで劣るので、▲4二歩として△同飛▲5一銀と割り打ちを入れておけば、△4一飛▲6二銀成にまさか△同金とは取れないだろうから、後手玉を6二に引きづり出せる。悪くない取引のように思えます。あるいは、▲4二歩には喜んで△8一飛か。4二歩が邪魔になって、いよいよ後手玉が見えないのか。なるほど。

 では▲4四歩と押さえておいて、後手に動いてもらうのはどうか? 後手がなにもしないと、変な手だけど▲2二銀〜▲3三銀成として押さえ込みを強化するとか、▲2四歩とさらに後手にもたれるとか。これなら後手玉の横腹が開いているのでましか、という気がします。

 実際のところ、どうなんでしょうね。本譜は先手が一方的に食い破られたのであんまりですが、まだやりようはあったのではないか、と思います。

 さて、

 同じ日にもう一局ヘビーな将棋があったような気がしますが、あれは一体なんだったのでしょうか。歳のせいか、物忘れがひどくなりました。きっと、私が24で31点取られたのでしょう。。当面、大手新聞2社が共催しているあの棋戦のことは封印することになりました。

AM 08:39:14 | Comment(150) | [将棋(角換わり)]

2007年12月22日  次の一手の正解、千勝
 まず、1000勝達成、おめでとうございます。(って、ご本人がみることはないと思いますが) 本人のすごさの方が勝っていて、記録のすごさが霞んですらおりますね。

 一昨日のエントリーの正解ですが、たびびとさんのご指摘のように△8九飛▲7八玉△8六飛成が正解です。この局面は先手玉が詰めろなので、▲8七歩と防ぎますが、この次の手順まで読んでの△8九飛でないといけないのですね。以下、△7七歩成▲同金△6九角成▲同玉△7七竜と角を渡すのは危険でも、7筋に竜を置くことで後手玉は安泰になる、という仕掛けです。

 うーん。すごい見切りだ。

PM 07:05:07 | Comment(35) | [将棋(角換わり)]

2007年12月20日  羽生2冠の次の一手
 この人の将棋で次の一手をご紹介できる棋戦となると棋王戦しかありません。(他の棋戦は大手新聞で掲載されているか、ネット中継対象局だから)

 今日の新潟新聞掲載分の指了図です。ここで妙手順があるそうなので、考えてみてください。

PM 11:45:05 | Comment(37) | [将棋(角換わり)]

2007年12月15日  竜王戦第6局
 時間があったので丁寧に並べてみました。

 1図は後手の作戦図星のはず。遊び駒になってもおかしくない後手左金が銀に代わって玉頭にワープしているのに対し、先手の銀は金に代わったものの同じ場所にいるのですから、これで後手の分が悪いのであれば、理屈に合わない。

 佐藤二冠らしいのは1図で鉄壁になった自陣から桂(端を守るはずなのに)、銀が4五に進出(相手の飛車が活性化していないので、玉頭で厚みを築くような指し方は。。。しないですよね、あの方は)、さらに3図の前では8四の銀を桂と交換。。。

 やっぱり3図で角を引いておくものなんですかね。実況では▲6一銀で難解、とあります。なるほど、成桂で銀を取れないのであれば、角を引く意味は薄いのかもしれない。そうなると、調子よく桂馬をさばいて後手がよかったようにみえても、本陣出撃の出血が大きかった、ということになるのではないか、という気もします。よく分からないままですね。

 本譜では寄らないことだけは、納得できましたが、識者の分析はどうなんでしょうか。竜王ブログではこの辺は言及されていないので、寄りはなかったのか、と踏んでいます。

PM 08:10:34 | Comment(46) | [将棋(その他)]

2007年12月14日  渡辺竜王戦4連覇
 訳の分からない難しい将棋を竜王が制し、前人未到の竜王戦4連覇。おめでとうございます。今年度のタイトル戦勝者は全て違う棋士です。

 今日は遅いので詳しいエントリーは明日以降にさせていただきますが、1図で寄せがあったのかが気になっています。私の腕では何にも発見できないのですが。。

 佐藤二冠には捲土重来を期待します。

 

AM 12:47:37 | Comment(25) | [将棋(その他)]

2007年12月10日  王将リーグ終了
 本日一斉対局のあった王将リーグ。最終戦前に星一つリードしていた久保八段が逃げ切り、挑戦権ゲットです。

 帰宅した時には全て終わっていました。久保挑戦かなと予想していたので、結果には驚かなかったのですが、棋譜を並べてみるとそうでもない。1図で△2六角と飛び出て▲4二歩成を許すのは妥当なんでしょうか。素人目には△6四角▲6八飛△6六銀くらいで持ちこたえているように思えたのですが。。

 実況によると深浦優勢ということでしたが、玉も薄いし、それほどでもなかったのかもしれません。。。

 2図は谷川−佐藤戦。これも内容がよく分からない将棋で、1図の解説には「駒の効率がよい先手を持ちたい」とのこと。でも、このままだと先手の右の桂馬は4五歩に邪魔されて永遠にさばけそうもないし、本当か? 先を並べてみると、数手後に佐藤二冠は角を8四に移動させて先手の飛車先交換〜4筋歩交換まで好き放題に許容。「これじゃ、あんまりにも後手として言い分が通ってないのでは??」と不思議に思うも、しばらく進行してみると3図できっちり受け切っている。なんかとても強い勝ち方でした。

 挑戦権は取れなかったけれど、竜王戦第6局にいよいよ期待が持てます。

PM 09:42:02 | Comment(172) | [将棋(中飛車)]

2007年12月09日  やはり居飛車穴熊は最強
 今日のNHK杯戦、3回戦の組合せの中ではなんか地味でしたが、将棋は面白かったですね。

 松尾七段、無理攻めを思わせる出だしの中の1図△2六角! 
大駒に当たりをかけた瞬間はかなり危ないことが多いとはいえ、見事に技が決まりましたね。(ちなみにうちの激指は先手優勢(+1176)とかいっていましたが、こういう形勢判断のブレを修正することは出来ないのでしょうか。。) こうなるのであれば、▲4三馬で馬を8六に引き上げる方がいいのでしょうか。。

 2図まで進んで、取られそうな角が攻撃拠点として5九にまで侵入してしまっては、気分的には必敗ですが、ここで▲6四飛か。。実に粘りある手で、私には全く見えていませんでしたが、本譜のように無条件で6六歩を除去されるのでは損じゃないでしょうか。どうせなら△6七金と置いて、1枚はがしてから△5八歩成とした方が得だったのでは?

 その後も長沼七段はひろいまくり、3図まで。恐らくここで△6五歩としたのが敗着ではないでしょうか。後の▲2二角が有効打になってしまいましたから。

 半壊の穴熊での戦い方の見本のような将棋。長沼七段は、自戦で恐らくキャリア最大の一戦を迎えることになりますね。(シード&恐らくは対羽生戦勝利)


 
 

PM 06:38:50 | Comment(95) | [将棋(四間飛車)]

2007年12月08日  次の一手
 先日まで新潟新聞で掲載していた棋王戦の森内−三浦戦から。この棋戦については対局日から観戦記の掲載までの間隔が非常に長く(この将棋の対局日は8/29)、将棋の内容以外の周辺情報がどうも違和感を覚えることが多いです。予選対局ならともかく、本戦の観戦記はもう少し早く回すことはできないのでしょうか。

 名人戦や竜王戦はその辺がさすがに速やかですよね。

 さて、将棋の方です。1図と2図からの指し手を3手ずつ考えて下さい。

 図面を通しでみてしまうと分かってしまいますが、1図では▲5九玉△4九桂成▲同玉△6九角▲5九桂。2図では▲6一銀△4二玉▲6八金です。「普通じゃん」とかいわれそうですが、1図では本譜のように指すためには読みの裏づけもさることながら、相当の根性が必要です。普通は▲7九玉と金を切り捨てて、効率の悪い成桂が金損と見合いだよね、と手数を稼ぎ、敵飛車を標的に攻撃するものではないでしょうか。。。名人の踏み込みはさすがです。

 2図は▲6一銀と形を決めて、▲6八金と駒を取りにいく感覚を見習いたいと思って取り上げました。

AM 07:37:58 | Comment(32) | [将棋(相掛かり)]

2007年12月02日  ネット最強戦:矢内好発進
 さっきまで観戦していました。上田さん、矢内さんともに、感想戦がほのぼのとしていて、心暖まりますね。らぶりー、と。

 将棋ですが、この前のマイナビOPと同じ形。上田さんの穴熊はともかく、女流棋士界ではこの変則銀冠を愛用する人がほどほどにいるようですね。(清水さんとか) 私はこの形を全く評価できない口で(数々の惨敗歴がそうさせたのです)すが、どのような取り得があるんでしょうか。

・玉は堅くない。桂馬を跳ねると弱体化が著しい。
・角の活用に苦労する。
・よって攻め味も乏しい。
 今度、機会に恵まれたら、とくと意見を訊いてみたいものです。

 上田さんが上手く振り回して先手の飛車を3筋に誘導させ、「さぁ、これで後手の角が2筋防御の負担から解放されて、全面攻撃できるな」と思ったところで、なぜか1図の△5四歩。この辺の考え方が私には分からないところで、せっかく先手の角が機能不全なのに、わざわざ角筋の通りをよくしてやるのはなぜなんでしょうか。この形の振飛車穴熊は左の銀をどうにかしないと勝ちにくいはずですが、5筋の歩を突くと銀の活用も面倒になるので損じゃないかと思うのです。

 順調に優勢を拡大した矢内さんですが、2図で先に△7七歩ならもう少しあやがなかったですかね。本譜でも△7七歩が出現して銀で取っても形勢は変わらなかったので、多分、同じことだったのでしょうか。

 何はともあれ、1週間で2勝。いい感じで女流名人戦防衛に向けて流れを作ってほしいです。

PM 10:03:46 | Comment(37) | [将棋(四間飛車)]

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プロフィール
名前せんす
URLhttp://sensu1030.hp.infoseek.co.jp/
佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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