せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2007年11月30日  佐藤、2−3
 昨日、私は午後6時過ぎに忘年会出席のためにPCのスイッチを切った。渡辺竜王が△8六飛と竜取りに打ったところで、私の形勢判断は「先手望みなし」。頼みの竜が消え、馬が8六に移動してきて、さらに7四歩が残っているのでは入玉ができるはずないし、後手の穴熊は蜃気楼の向こうにあるといってもおかしくないくらい遠い。この後手の穴熊、構築に時間がかからない割りにはしっかりしていますね。4筋の金銀が外堀で2筋の金が内堀、みたいな感じで。穴熊党として勉強になります。

 さて、銀座で寄せ鍋をつついている時も、その後、某所できれいなお姉さんとお話しをしている時も、私は明るくなれなかったわけですが、翌日0時半に帰宅して「177手で佐藤勝ち」と。。。第2局ほどではありませんが、びっくりしました。

 1図は佐藤二冠が仕掛けたところですが、このシリーズで佐藤二冠が自玉側の端から出撃するのは実に4回目。「うーむ。加藤九段の棒銀を髣髴させる」 どうしても心配性が先にたってしまいます。

 相変わらず強気の指し手は止まらず、2図でも△8六角。普通の穴熊党は形を維持したいはずなので、例外なしに▲9八歩を選択しそうですし、実際そちらの方がよかったようですが、その後も▲8七玉、▲4八銀(この2手には感動しました)と攻撃的ディフェンスは続きます。先手駒得とはいえ、飛車銀交換程度でと金も作られているから、決定的な優位ではないし、飛車も取られそう。(午後5時過ぎくらいでしたか) 先手が勝てるとしたら、上手く飛車を逃がすかしつつ、玉も逃亡しなければいかんのか、難しいなというのがヘボの相場観です。

 なのに3図直前の▲1六飛。。。これでは飛車を香車で取られてしまう。(私は▲2九飛からクリンチするのかと思っていた。先手がよくないと感じていたので) 加えて玉の脱出を後回しにした▲1五飛。。。暗くなるのも無理はないと思いませんか?

 帰宅後、指し手をたどると、午後6時の直後に竜王は馬を見切ったため、4図の角打ち(これはさすがに一目ですが)を食らって7四歩まで外されてしまったのですね。こうなると鍵が二つとも消えてしまうので、先手に天秤が傾いたんじゃないでしょうか。

 第4局の内容が悪かったのですが、この将棋は競り合いに勝ったわけで、佐藤二冠としても意気の上がるところでしょう。第6局が期待されます。

PM 11:13:09 | Comment(45) | [将棋(矢倉)]

2007年11月28日  竜王戦第5局開始
 佐藤二冠にとっては剣が峰の一戦が始まりました。今年度、ここまでのタイトル戦は4回行われ勝者は4人。最優秀棋士賞候補不在の中、竜王戦も分散傾向に従うのかどうか、というところも気になります。

 「居飛車穴熊は最強」メッセージが通じたわけではないでしょうが、とにかく佐藤二冠は居飛車穴熊。この戦法で名人になったわけだし(というと「そんなことはありません」と否定されそう)、先手でのこの戦法の勝率は非常に高いので、その点は納得です。

 しかし、△8五歩が指されていないのに相矢倉で居飛車穴熊にするのか。。。先手の攻め味が見当たらず、角の使い方のイメージもなく、将棋ソフト相手ならリセットしたくなりそうですが、佐藤二冠はどうするのでしょうか。見当がつきません。

PM 11:45:29 | Comment(23) | [将棋(矢倉)]

2007年11月26日  真部九段逝去
 先日の順位戦で急に投了された件、その後の休場の報もあり、心配していたのですが、残念です。前期の順位戦などは力の篭った将棋も指されていたと記憶しています。

 私が将棋を覚え始めた頃、彼は上り調子の若手棋士でした。特に早指し将棋に強かったという印象があり、実際、早指し将棋選手権戦では優勝しています。

 ご冥福をお祈りします。

PM 10:27:04 | Comment(99) | [将棋]

2007年11月26日  王将リーグ:佐藤3勝目
 久しぶりの佐藤二冠の勝局エントリーですよ〜駒が前に出るいい将棋でした。森内名人相手にこれだけの将棋を指せるのですから、不調というわけでもないのではないでしょうか。

 いきなり殴り合いになった矢倉戦。思い出してみると、この二人の最近の将棋はがっぷり四つに組んで、というよりは、立会い早々からものすごい突っ張りあいになることが多いような気がします。その辺が実は佐藤二冠に分があり、このところの対戦成績が傾いている要因なのかな、と思ったりしております。

 それにしても1図で3六歩を放棄するものなんですかね。私は歩切れになるのが分かっていて△3二玉(本譜)とは指せません。といっていい手もないのですが、△3五金打(変な手だ)と歩を守ってしまいます。

 本譜は結局金を7四に打つことになったのですが、終局までそれほど活躍できなかったことを考えると、この辺りの折衝がどうだったのだろう、という気もします。(きっと的外れでしょうね)

 2図の▲3七飛は本当に好手でしたね。目の保養でした。


 

 

PM 10:23:44 | Comment(42) | [将棋(矢倉)]

2007年11月23日  渡辺3−1:居飛車穴熊は最強です
 竜王戦第4局は渡辺竜王が圧勝し、4連覇に大きく前進しました。佐藤二冠は全く力を発揮させてもらえず仕舞いで、個人的にはみていて辛かったです。

 私の将棋における忠誠心というか信頼度は、何をおいても居飛車穴熊にありますので、1図の局面は注目していました。実況ではここで仕掛けるかどうか、を論じていたようですが、いくらなんでも△8五桂は▲6八銀で玉のこびんが空くとはいえ、角一枚では手が続かない。△2四歩も重いですよね、と考え、先手は穴熊にできる、できるのであれば、先手が指しにくい道理はないはず、と感じたのです。

 さらに進むと2図。この左桂を跳ねる形は、6七のラインに角を置かれ→3四歩を除去→角を戻す→3筋の歩をずんずん進める、という割と分かりやすい指し方で後手が苦しくなるのが相場です。実際、先手を持って羽生二冠が相当の実績を上げているはずです。この段階で、私は先手7割以上の勝ちやすさではないかと見立てました。(居飛車穴熊党のバイアスがかかっていることは否定しませんが、指しよいと感じていることもまた大切な要因です)

 そうはいっても3図で金を寄る代わりに△6五歩としていれば後手も相当だったようですが、ここから後は先手の駒が左側に牽引されるのに対し、後手の駒は金、角、銀、桂馬が全て玉と反対側に移動していきます。これでは勝てる道理がなく、後手にとっては辛い時間になってしまいました。

 第5局は矢倉ではないでしょうか。佐藤二冠にはとにかく攻めてほしいです。

PM 11:00:16 | Comment(35) | [将棋(角換わり)]

2007年11月18日  NHK杯戦:木村−橋本
 面白い将棋でした。解説が深浦王位、というのもよかったのでしょう。

 1図辺りでは橋本七段の方がよかったはずですが、△8六歩では△3五歩と竜の活躍を期しておく方が得だったのでは。▲7八玉△6五桂と気持ちよく攻めているようでも、▲2七香が急所で△3五歩と後手を引き、▲2五歩△5四竜▲2四香では相当に怪しい感じです。先に△3五歩としておいた場合、それでも▲2七香とはしないと思いますが、仮にそうした場合は△5四竜〜△3四銀と先に当たりをかわしておけば、持ち歩の数もあり安全度が勝ったはずです。

 最終盤はあまりにもややこしく、私の腕では意見を持てませんが、敗れてなお橋本強し、という印象を持ちました。

 次に木村八段は佐藤二冠と当たるんですね。個人的には当然ですが3回戦最注目です。


PM 04:16:11 | Comment(1168) | [将棋(相掛かり)]

2007年11月17日  棋王戦郷田−田村(2)
 昨日の続き。好手でリードしたものの、寄せをぐずり、図では混戦模様。ここで田村六段に逆転の一打がありますので、考えてみて下さい。下に白字で書いておきます。

 正解は▲8四香。△同飛の一手に▲3一竜と潜り込み、手番を奪取。以下△5一香▲4五桂△同銀▲5五香△5四歩に▲6七金右が落ち着いた好手で△6六桂を消して磐石。郷田九段相手に実に見事な指しまわしで番狂わせを演じました。


PM 08:29:47 | Comment(28) | [将棋(角換わり)]

2007年11月16日  守屋くん
 昨日の参議院の証言で一層、騒ぎが大きくなりました。 

 この件でいえば、当時は守屋くんは「立派な大物次官」だったので歴代大臣と食事をしてもおかしくないし、大臣が民間人と食事をしてはいけない(という内規があるのか?)ということもないでしょう。世情を知らない政治家というのも使えませんしね。
 
 だいたい、政治家は民間に依頼はしても依頼を聴いてくれることなんかほとんどないですよ。。。接待しても、世間話しながら食事したり仲良くゴルフしたりするだけで、生臭い話しは聞く耳持たないのが普通ですよね。

 それはそれとして、額賀氏の応対はこなれてない。「調べてみるが、会食自体に問題はないでしょう?」とでもいっておけばいいのに、むきになって「記憶にない」だけをいうから、「なんかこの人の器は小さそうだなぁ」という印象を与えてしまいます。

PM 09:49:24 | Comment(24) | [ニュース]

2007年11月16日  次の一手
 棋王戦本戦の郷田−田村戦からです。図で後手に素晴らしい手があります。正解は下に白字で書いておきますので、スクロールして確認してください。

 正解は△6六銀! ▲同銀なら△8六歩▲同歩△8八金▲同金△同桂成▲同玉△8六飛▲8七歩△8九角成で寄り。この銀を取れないとなれば後手よしは確定したようなものです。

 「実戦はややもつれたものの、郷田九段が順当に押し切りました。」て書きかけたところ、並べてみると先手が逆転勝ちを収めていました。田村強し。その辺の事情は明日のエントリーで。


PM 09:41:45 | Comment(25) | [将棋(角換わり)]

2007年11月15日  竜王戦:渡辺2−1
 渡辺竜王が気持ちよく攻めて勝ちこしました。

 以下いろいろと。

「仕掛け直後から」
 1図と2図をみると、なんとなく先手が上手くいっていないことが感じられます。

1)端から仕掛けたはずなのに、押し返されている。
2)先手の飛車の前に歩がいて、邪魔。飛車が角の利きをさえぎり、やはり邪魔。
3)一方、後手は右金を中央に運用しており、駒の効率がよい。
4)そうなった原因は1図の▲8六飛のせいではないか。これはよい手だったのか。
5)2図の局面を素直に見れば▲1六香もしくは▲8五歩△8一飛▲1六香と端のバランスを回復したい。

「最終盤」
 3図で△6四竜と決めにいくところが、渡辺竜王らしいところのようです。一流棋士でもこういうところで決めにいくとあやが生じかねないので△6五竜と緩める人が多いと思われますが、竜王はこういうところは構わず踏み込んでくるところが特色だそうです。
 その結果、最終盤は4図のような際どい局面が出現はしたのですが、△1四歩の妙着がある。ここまで読み切って踏み込んだわけではないようですが、だからこそこの棋士の強さが表現されたのかな、と思います。

 3局みてみると、竜王が押しています。佐藤二冠の巻き戻しを待ちたいです。

PM 05:41:33 | Comment(39) | [将棋(相掛かり)]

2007年11月13日  竜王戦第3局1日目
 第3局が始まりました。戦型は意外なことにひねり飛車。ほぼ絶滅した戦法だと思っていましたが。。。後手ががっちり守ると先手からは攻撃手段が乏しく、指し手に窮してくるのが苦戦の原因だったと承知していますが、今のところ、佐藤二冠の新構想らしきものは見当たりません。

 ただ個人的には、後手を持って指しよかったという感覚はないんですよね。手がつまるのは後手も同様で、玉周辺の金銀や角は動かしにくく、右銀は5四銀か6三銀が定番で4三への移動は困難。右金を引きつけたいけれど、仕掛けを誘発する可能性もあり、ということで、結局飛車を9二に動かすくらいしかやりようがなかった記憶が濃いです。

 タイトル戦で指されれば、普通の棋士どうしの対局とは違った新たな観点も出てくるでしょう。



PM 08:27:01 | Comment(36) | [将棋(相掛かり)]

2007年11月12日  竜王戦第2局備忘
 実況でも触れられていましたが、控え室では1図から△8六桂▲同歩△6八歩(2図)の筋が検討されていたとのことでしたね。私は全く意味が分からなかったのですが、先週の週刊将棋によると、▲同金△8七銀▲7七銀に△9六金(!)が神の一打になる。但し2図で▲7九金と受けておくと△6九歩成が詰めろではないので先手の勝ち、というものすごい手順が紹介されていました。

 でも、分かってみれば2図で▲8九香とでも置いておけば、もう先手玉に迫る手はないそうです。

 このレベルの将棋だと、文学作品と同様で、局後の興奮状態の分析と後世の分析では異なる見解が出てもおかしくはないのでしょうね。書いてあるものには、自分なりに検証を加える必要を改めて感じました。

PM 09:39:33 | Comment(86) | [将棋(中飛車)]

2007年11月11日  NHK杯佐藤−佐藤戦
 2回戦第15局にしていよいよ前年度選手権者の登場です。当ブログの趣旨にも則ることでもあるため、居住まいを正して観戦しました。(うそです。ソファーで寝転んでみました)

「分からないことたち」
 1図の局面は将棋世界でも取り上げられていましが、私のDBでは後手の33勝29敗。悪くない勝率ですね。自分は相振りの指し方がよく分からないので、普通に居飛車にしてしまいますが、もう少しフィールドをひろげた方がいいのかも。ただ、先手番棋士は近藤、畠山(成)、島本に集中しており、戦形自体が後手に有利なのか、この人たちの戦形との相性のせいなのかはわかりかねます。

 2図では佐藤二冠から「ありがたかった。▲6四歩の方がいやだった」とありますが、感想戦の時間が短く、その理由が分からない。(解説で示されていた2図以下△同歩▲6五桂△同銀▲8四飛からの十字飛車は△6六歩もあるので後手は怖くない?)

 3図の端の突き捨てはなんだったのだろうか。本譜で歩があれば(▲7四歩)という局面はあったものの、香車を走る機会はなかったように思えます。
 
 そもそも序盤で急いで▲2八銀と上がる必要があったのでしょうか。。玉を移動させていってもよいと思うのですが。。結局、壁銀が祟りました。

 この辺はテキストでみるとして、連覇に向けて好発進です。


 NHKの佐藤講座、教え方のいい教科書ですね。私も娘にああいう風に教えればよかったのか、と一抹の後悔を抱きます。ご本人の話ですと、講座の内容を固めるのはかなりの苦労があったということです。上級者レベルではないですが、視聴して損はないですよ。

PM 04:27:56 | Comment(47) | [将棋(その他)]

2007年11月06日  石橋女流王位
 石橋新女流王位誕生ですね。この師匠と弟子の関係はいったいどうなったんだろう、というところも微妙に興味があるのですが、将棋メディアではそういうことは取り上げていないのでしょうね。

 昨日行なわれていたことに、さっき、気がついて棋譜を並べてみました。

 コメント欄があるのを気がつかずに並べてしまったのですが、その時点での印象は、

1)馬を無条件でつくらせてもらい石橋よし(私は馬が好き)と一瞬思ったが、7筋が弱すぎるし、絶対に持久戦にならない。馬が活きる前に粉砕できそう。清水よし

→2)▲7七歩って何? △同歩成から竜を作るんじゃだめなのか?

→3)なんで角を3三に引くんだろう?

→4)なんで▲4五桂に角を逃げないんだ?

→5)△8四桂は理解不能(ただで取られてしまった)

 2)5)以外はコメント欄とほぼ同じですね。
 本譜は7筋を落ち着かせてしまったために、先手の左金の応援が間に合い、馬が動き始めてしまったことが後手には痛かったんではないでしょうか。



PM 08:14:11 | Comment(40) | [将棋(向飛車)]

2007年11月04日  NHK杯、深浦圧勝
 久しぶりに日曜日に家にいたので、フルで観戦できました。
 居飛車穴熊党としては実に気持ちのよい将棋でしたが、先手の指し方には理解できないものが多かったので、書いておきます。

 1図の▲4八玉は中村四段も「ひどい手だった」といっていたようですが、変ですね。ここに玉が上がると藤井システム側の当たりがきつくなるので損、というのが相場のはずですが。。▲1五歩としておいて△1二香に▲2五桂以下総攻撃、でいけないのでしょうか。

 2図のような継ぎ歩もリズムが変で、自玉頭で戦闘が開始されてから別のところで速度の遅い継ぎ歩、という進め方は普通はないですよね。

 3図で▲3七金だとどうなるかな、と対局中はわたしも考えていたのですが、角切りから△4六銀▲2八玉△3七金は▲2九玉で攻めきれない。となると、角はバックするのでまだまだかな、と思っていたのに、▲4三歩△同飛に▲4七歩はいくらなんでもない。

 次のテレビ対局ではもっと気合のある将棋を見せてほしいです。

PM 06:14:07 | Comment(42) | [将棋(四間飛車)]

2007年11月04日  落合監督の采配
 今頃、亀もいいところですが。。。

 昨日、妻の実家に行ったところ、「どう思う?」と妻父に問われた。私はこの件については事実のみは知っていたが、全然新聞記事とか読んでいなかった。とはいえアラームが働いたので「日本シリーズだし、しょうがないんじゃないの? これで追いつかれて負けでもしたら、札幌に戻るし、3連敗までありそうだもんね」という見解を押し隠し、妻父の意見を訊いてみた。(人に質問する時はたいてい、自分に話したいことがあり、その話したい内容というのは憤慨であることが多いものである)

「いやぁ、気が小さい男だと思ったんだよね」
「そうですか。まぁ、普通の監督なら代えないでしょうね」

 で、ネット検索をしてみるとまぁ、随分と喧喧諤諤だったようですね。

 パーフェクトは偉業なんですが、我が阪急ブレーブスの今井雄太郎が1978年8月31日にロッテを相手にパーフェクトをしたことを憶えている人は何人くらいいるんでしょうか。私はラジオで聞いていて感動したんですが、もっと多くの人に共有してほしかったけど、所詮ラジオ、所詮阪急(悲しい)ですからね。全てのパーフェクトが同じ敬意を払ってもらっているのかというとマイナー球団ファンとしては微妙な温度差を感じてしまい、私は継投反対とは素直に言えないのでありました。。

PM 06:02:34 | Comment(89) | [スポーツ]

2007年11月02日  裁判員制度
 会社で制度説明会があった。職場から何人か引き抜いて聴くように言われて、法学部出身という理由で動員された。

 検事さんが挨拶してから、DVD「裁判員制度」を参加者で視聴した。面白い。昼過ぎからなのに誰も寝なかった。 

(キャスト)
西村雅彦、加藤夏希、橘ユキコ、樋口浩二、川俣しのぶ、野沢太三(元法相)、渋谷哲平(懐かしい。。。)、金子貴俊、川崎麻世、中村雅俊(監督)

 噂には聞いたことがあるけど、ベテランの俳優さんや女優さんが出演していて、充実した出来でした。西村雅彦の主役が会社の業務状況が気になるのに、全く問題なく進行しているのだが、「あなたが休んでも会社は平気なんですよ〜だから裁判員精度に前向きになってね〜」というメッセージなんだろう。

 終了後、質疑応答に移行。場内からは、それでも予想された質問。

Q「私は●●という重要な業務をしているのですが、裁判員に選出されたらお断りできないのでしょうか」
A「事業の遂行に著しい支障がある場合は認められます」

 個人商店や中小企業で社長が一手に経営を握っていて、裁判当日が融資/増資交渉当日とか、棋士が抽選に当たってしまったものの裁判当日が名人戦、というのならどうか分らないですが、普通の会社の社員では辞退はだめでしょう。私みたいにひねくれてしまうと自分を相対化してしまって、こういう質問が口から出ることは全くないのですが、実直な方は仕事に真摯であるゆえにこういう風に考えられるのでしょうね。

 でも、基幹業務とはいえピンチヒッターの一人も立てられないほど余人を持って代え難い人がいてはいけないと思いますよ。暗黙知の領域に属するスキルがあるなら、可能な限り早々に文書化する、OJTを活用するとかして若い人にも教え込むとかするべきです。さらにいえば、この制度に協力を表明している企業で、担当者が業務のために裁判員になれない、なんていうことは肯んじえないだろう、と思います。うちの部署なら、みんな歯を食いしばって頑張りますが。。

 実施はもうすぐです。私はこの制度には関心があったので、説明を受けるまでもなく協力するつもりでした。



PM 08:55:22 | Comment(48) | [日記]

2007年11月01日  佐藤、大逆転 1勝1敗
 会社から出る前、局面は2図でした。「▲6八銀でどうも寄らないな。6九に金気を打ってくれればともかく・・・」と読みました。

 帰宅してwebを開けてみると「佐藤勝ち」。。。何が起こったんだろう、と棋譜をみると、2図で▲6九金。。▲6八銀だと△6九銀で結構、うるさいのか? 以下▲8八玉△5八銀不成で後手玉に1手すきはかからない、ですよね。でも先手の詰めろも9五の金を外せば外れるので、やっぱり先手の勝ちではないでしょうか。

 1図でいきなり佐藤二冠が寄せに出たので驚いたのですが、△4二歩とかやっていても勝てそうもない、という判断ですね。(私なら受けてしまいますが)

 中盤では馬が生還した後手が楽に勝てるんじゃないか(私は馬を頼むところが非常に厚い)、9四桂さえ防いでおけばいいのでは、と思っていたのですが、佐藤二冠はそういう指し方はしなかった。なぜなんでしょうか。

 いずれにしても1勝1敗で面白くなりました。


 

PM 08:45:14 | Comment(82) | [将棋(中飛車)]

2007年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最新記事
2009年12月13日  大和証券杯:3連敗
2009年12月13日  「芸術的だろ」
2009年12月10日  里見、女流名人戦登場
2009年12月08日  欝な駐車車両群
2009年12月06日  また落ちました(大和証券杯)

過去記事
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月

プロフィール
名前せんす
URLhttp://sensu1030.hp.infoseek.co.jp/
佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

カテゴリー
日記(110)
ニュース(90)
旅行(25)
将棋(309)
子育て(10)
テレビ(31)
映画(33)
経済(50)
食べ物(26)
ゴルフ(4)
スポーツ(35)
芸能(5)
将棋(矢倉)(236)
将棋(横歩取り)(193)
将棋(中飛車)(170)
将棋(四間飛車)(224)
将棋(三間飛車)(66)
将棋(角換わり)(264)
将棋(相掛かり)(77)
将棋(向飛車)(44)
将棋(その他)(72)
漫画(2)
スキー(13)
歴史(56)
将棋(右玉)(4)
書評(2)
自転車(5)



Warning: fsockopen(): php_network_getaddresses: getaddrinfo failed: Name or service not known in /home/www/html/sys/head.php on line 626

Warning: fsockopen(): unable to connect to apix.jword.jp:80 in /home/www/html/sys/head.php on line 626
SockError:apix.jword.jp