せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2007年07月31日  久保八段、久しぶりのタイトル戦
 王座戦挑戦者決定戦は久保八段の快勝でした。

 最近は異常な序盤が多く(主に佐藤二冠の寄与による)、少々のことでは驚かなくなってはいましたが、1図の△5三飛には驚きました。でも実況サイトの様子をみると後の△7三金には驚いているようですが(私には当然にしか思えないけれど)、この飛車打ちには特にいっていないようです。練習将棋とかででているんですかね。

 期待の飛車打ちの割にはあっさり桂損確定となった後手の森内名人。代償は2枚の角を制圧することしかないはずですが、2図での指し方が難しい。歩で押さえにかかりたいけれど、本譜のように▲9五角の筋があってどうもだめ。何とか竜を作ったものの歩は使えないし、金は重荷だしで、実況サイトでは「名人、盛り返した」といっていましたが、素人目にはとてもそうは思えません。。

 それにしても△8七歩はない手のはず。遊び駒に働きかけて銀を入手して馬を殺すはずが、▲6一金を食らってはすっかり空振りで一気に大勢が決してしまいました。対して久保八段は相手に無理をさせるように老獪に指していた感じですね。前期A級順位戦の奇跡の残留から何となく上げ潮です。

PM 10:54:16 | Comment(14) | [将棋(三間飛車)]

2007年07月30日  順位戦:佐藤−郷田
 先週のA級順位戦、ようやく佐藤2冠と郷田九段の一戦が行われました。例によって私の腕ではよく分からない序中盤だったのですが、なんとなく後手玉近くで手になりそうなところで指されたのが▲3五歩。控え室の棋士連も驚いたそうですが、私も「え!」と叫んだ口でした。

 佐藤2冠は観ている方の予測と異なる着手を選択することがきわめて多い棋士ですが、この手はいい手なのかどうか。取ってくれるわけがなく、手番を渡してしまう。とりあえずは△4四桂と銀取りを打っておけば銀は移動する一手でそうすると相手の3三桂は4五に跳ねるルートが開けそう、となれば、空振りになる可能性が高そうです。予想されていたらしい▲2六香はいかにも重く、佐藤2冠の美意識に反していそうが、▲3五歩よりは相手の対応を限定している意味はあったのではないかと思います。
(念のため、今、実況サイトにいったところ、やはり私の感じた通りだったようです)

 2図のように中央を後手の桂馬香車が占拠するようでは勝ち目がないとしたものです。私は目を瞑りました。終盤、追い込みがあったようですが、勝ちまではなかったと思われます。(と思ったのですが、そうでもなかったみたいですね)

 名人戦に敗れると調子を落としそうなものですが、郷田九段にはそういう気配はないですね。


PM 10:39:49 | Comment(867) | [将棋(角換わり)]

2007年07月28日  女流一斉対局
 今日の一斉対局のカードが決まる前に、どんな感じだろうか、と仲間で話したことがあります。コンセンサスは、

「豊島君は誰が来ても負けないだろう。そういう星のめぐり合わせのはず」(ほとんど実績がないのに既にファンの間に信用がある)
「佐藤天彦四段は勝つが、ワンパンもらう可能性がないわけではない」
「斎田さんは実力的には四人の女流の中では一番落ちるが、振飛車党だからひどい作戦負けはしないはずで、結構、望みなきにしもあらずなのでは?」

というもの。現在、女性陣の3連敗でもうすぐ4連敗になりそうですが、上のコンセンサス、それほど的外れではなかったようです。

 さて、個人的には力の入る矢内女流名人の一戦。今日は終日外出していて、帰宅したのが午後10時前。早速並べて、呻いたのが1図の金上がり。矢内さんの棋風を思い出させるものの、ここに金を上げて幸せになることはそうはないはず。

 さらに比較劣位の自玉も省みず、2図で大勝負に踏み込み。対石田では丹念に玉拾いをしないと勝ち目はないとしたものですが、どういう目算があったのでしょうか。

 去年のようなねじりあいになる前に、終わってしまい、残念でした。

PM 10:50:33 | Comment(0) | [将棋(三間飛車)]

2007年07月27日  その後の佐々木勇気二段
 連勝継続であと3つで三段昇段まできましたね。3月以降、負けていない。連なる白星がまぶしいです。

PM 07:29:36 | Comment(19) | [将棋]

2007年07月27日  竜王戦:谷川−中原
 この将棋は結構注目していました。もし中原永世十段がここを突破し、準決勝も勝ち上がるようだと、もう一つの山から羽生、佐藤のどっちが上がってきても、棋士人生の晩年を飾る大勝負になるわけですから。現実的な計算では、先手で5割弱、後手なら2割程度の勝利期待値かな、と思っていたのですが、よりにもよって後手を引かされては辛かったですね。将棋は谷川九段の圧勝でした。

 個人的には1図で端を手抜いたのがどうなんだろうと思います。銀が3八にいる形であれば先手の勝率は9勝2敗と既に先手に有利な実績がある中で、△1四歩としても先手の勝率は5勝1敗。端攻めがきつくなるわけですよね。

 でも本譜は銀を2六に持っていくには▲3六歩が必要なので事情は大きく異なります。一手余計にかかるし、こびんがあくので角で飛車を牽制することもできるし、先手の右香が移動するようなら△1九角とか飛車が移動するようなら△2七角とかいろいろな味が生じています。ゆえに、本譜のように端を占拠され、ゆったりと右玉にされてしまう(2図)のでは、相手の言い分を聞きすぎているんじゃないかなぁ、と思うのですが、本当のところはどうなんでしょう。

PM 07:20:51 | Comment(2) | [将棋(角換わり)]

2007年07月27日  某県のローカル線にて
 昨日から某県に一泊の出張。計4つの関係取引先とお話しをするのが目的です。

 昨日の夕方、ローカル線に実に2時間半乗って宿泊地へ移動。噂では「本数が減らされ、車両も少なくなったので混んでいる」とか「山陰にローカル線旅行を企画した年配の人が2時間、満員電車で立ち詰めにされて、二度と来るもんかと怒った」とか「北海道で1両編成の電車からお客が溢れてバスで代替輸送した」とか聞いていたので、NHKの「小さな旅」みたいなのとはかけ離れているんだろうな、とは予想はしていたものの、やはり百聞は一見にしかず、でした。

 結構、若い世代の乗客が多く、「あんまり都市に人口流出してないじゃん」と思ったものの、なぜかファッションに違和感を覚える。ハイティーンの女の子は揃いも揃って足の露出が強烈かつ、皆、車両の廊下に車座に座り込んでいるのはなぜ? 今時みんなそういうものか? 渋谷、六本木テイストが直輸入されているのか。私が棲息するエリアではほとんどみかけない。日本人のセグメント化が進んでいるのだろうか。。。

 ハイティーンの男の子が床でミニカーを走らせて遊んでいたけれど、まさかこれまで流行しているわけではないですよね? 私も昼間から夕方の時間帯に全く電車に乗らないわけではなく、東京の地下鉄で近い世代の男女を見かけるんですが(但し、大手町から日比谷周辺なのでバイアスはかかっています)、かなりあり様が違うようです。。

PM 07:12:37 | Comment(16) | [旅行]

2007年07月25日  深浦2連勝
 今日の王位戦は夕方のつばぜり合いを観戦することができました。最近、PCでタイトル戦をリアルタイムでみることができないことが多かったので、うれしかったですね。

 将棋は深浦八段が攻めきって2連勝。対羽生戦の成績をタイに追いつき、いかにも勢いがあります。30戦して互角というのは本当にすごいです。

 87手目くらいでは、なんとなくですが、後手の玉の周りに駒が多いし、上部から先手玉に迫っている後手の攻めは確実そうに見えたのですが、どうだったんでしょうか。羽生王位は「よかったと思ったことは一度もなかった」、と例によって慎重な言い方ではあります。

 深浦八段の▲6三歩はならいある好手でしたね。

 107手目で竜を押し返し、さて後手の手番だ、反撃だ、と思ったのですが、しっかり▲3一銀の筋が残っている。。。先手玉への攻め筋も細いし、もしかしたら後手が苦しいのかな、と感じ始めたのがこの辺りです。以下、深浦八段の豪快な攻めが炸裂し、快勝、といっていいのでしょうか。

PM 09:12:09 | Comment(2) | [将棋(角換わり)]

2007年07月23日  竜王戦、佐藤穴熊で圧勝
 今日行われた竜王戦準々決勝の久保八段対佐藤二冠戦は、佐藤二冠の圧勝劇に終わりオ、午後8時台だというのに早くもエントリーを書けております。

 先手藤井システムを久保八段が選択したのですが、そうなれば佐藤二冠が穴熊を目指すのは予想されること。きちんと勝率を計ったことはありませんが、佐藤、羽生といった棋士が居飛車穴熊に囲えた場合の勝率というと9割を超えていたんではないでしょうか。羽生さんは確か1敗しかしたことがないという記事を読んだ記憶がありますが、佐藤さんの場合もあれだけ苦手の対羽生戦でも穴熊に入るとなると様相が結構違っていたという印象がありますね。

 1図は2004年の竜王戦準々決勝の谷川−渡辺戦以来それなりの局数がこなされており、手元のDBでは互角になっているのですが、最近の藤井システムというと勝てない戦法の気配が濃厚に漂っています。そういうこともあわせて、なんとなく佐藤有利を私は感じていました。

 2図の一手前までは昨年の銀河戦の川上−高橋と同一局面でしたが、図の△3四金はいかにも佐藤二冠らしい力強い手。これで上部制圧がみえてきます。先手が飛車を成る間に銀、桂馬を次々と奪取し、自玉は速度計算しやすい穴熊。控え室は「居飛車を持ちたい」という割と大人しいニュアンスだったようですが、ほぼ終わっていたのではないでしょうか。

 3図で金までぼろっと取れることが確定し、これとともに佐藤二冠の準決勝進出、対羽生戦も確定しました。

 ずっと遡って、1図で▲2三歩成を利かせておくとかするのはだめなんでしょうか。


 

PM 09:00:09 | Comment(4) | [将棋(四間飛車)]

2007年07月22日  B1順位戦(阿部−渡辺)
 木曜日にようやく自宅に戻り、この間の将棋界の動きをながめてみると、

・清水さん、大爆発
・櫛田六段も爆発(島−櫛田といえばNHK決勝カードでしたよね) 島−矢内を見たかったというのが本音ですが。。。
・C2、反則負けと遅刻不戦敗とは。
・竜王戦、谷川九段勝ちあがり、中原−谷川戦ですか。中原永世十段が理事職から解放され、どのくらいこの対局のために仕込んでくるのか、楽しみですね。

 さて、金曜日の夜。B1順位戦を私は眺めていました。2連敗していてもやはりみるのは渡辺竜王の将棋、ということで観戦していたところに指されたのが図の△4四金。

 「えー!!」と思わず声をあげてしまったのですが、これはいい手なんでしょうか? 角の質駒になるように金がわざわざ移動し、その金を支えているのは玉のみ。その玉の背後には成香が迫っていて、その支えを外しにかかるのは難しくなさそう。職団戦で仲間が指したら、局後に「君、何を考えていたんだ?」と説教部屋に叩き込みそうな一手なのですが、あの竜王が指す以上、深い理由があるはずです。ご本人のブログには特に言及がなかったのですが、この局面についてのご意見をできれば、皆さんから聞ければと思います。


AM 08:42:11 | Comment(17) | [将棋(矢倉)]

2007年07月20日  映画「スリーハンドレッド」
 久しぶりの更新ですが、将棋ネタでなくてすみません。出張の機内で「スリーハンドレッド」を見たので、レビューを書きたくなりました。

・CGすごい。クセルクセス、かっこいいじゃないの。(ちょっとグロいけれど)
・話しの筋としては。。。いや、いうまい。あれだけ抵抗されてそれでも拘るのでは、関が原の時の上田城と一緒ですよ、なんて考えてはいけないのね。
・あの王妃さまを奥さんにするのは辛そう。性格がきつそうなんだもん。
・ナレーション(語り部)がちょっとうるさいかな。
・女性向ではない。歴史好きにも向いていない。筋肉おたくには向いている。
・悪口ばっかり書いているようでもそれなりに楽しめる映画。
 

PM 10:30:00 | Comment(39) | [映画]

2007年07月12日  出張に行くのでしばらくお休みします
 昨日の王位戦第1戦はすごい将棋でしたね。並べているうちにどっちが羽生でどっちが深浦か分からなくなってしまったのですが、▲1五飛と出たところでは、「あれ、先手勝ち?」とか思ってしまいました。

 今日から来週の木曜日まで(3連休もあるというのに)出張になりました。次の更新は来週末になります。


AM 05:09:30 | Comment(0) | [日記]

2007年07月11日  狭い矢倉は辛い(深浦−羽生)
 金曜日。この日も忙しく、日中、棋聖戦を観戦することは出来なかった。帰宅後、竜王戦はどうなっているのだろうか、とアクセスをしてみると先手の深浦八段が駒得をしていてよさそうに見える。しかし、そこで△1四歩。

 ▲1五桂の傷があるのでやむをえない一手かもしれないが、この一手で後手陣が恐ろしく強化されたのが分る。3三に銀がいて1三に逃げられる玉を寄せるのは結構大変。下から追い出しても、2二に銀の利きがあるので容易には詰まない。

 実況では深浦優勢を喧伝しているけれど、端を詰められ、3九馬の利きで上部を扼されている先手玉の息苦しさも相当なもの。スペースがないからちょっと駒を渡しただけでも逝ってしまいかねないんじゃないかな、結局は羽生さんの勝ちなんじゃないだろうか、と思いつつ、土曜日も早いので途中で落ちてしまいました。

 翌日、結果だけ確認しようとアクセスするとやはり羽生勝ち。棋譜をみてみると、じわじわじわじわ受けがなくなっていったようです。最近の私は将棋タウンさんのレビューをみて週刊将棋を買うか買わないか決めているのですが、将棋タウンさんによると「受け切り順が先手にはあったようだが、週刊将棋にはその具体的な手順は掲載されていない」よし。であれば、買うのはやめにして、今度の土曜日にでも図書館で読むことにしますが、そういう手順があったにしても、盤の前に座っているのが羽生三冠で、あの残り時間にあの形ではちょっとやそっとでは振り切れるものではなく、勝ちにくい将棋だったのではないでしょうか。




AM 06:15:00 | Comment(17) | [将棋(矢倉)]

2007年07月06日  佐藤棋聖、新手で六連覇
 今日、行われた棋聖戦第4局は佐藤棋聖が新手を炸裂させて快勝、6連覇を果たしました。何個目のタイトルになるのか、ちょっと計算ができないのですが、もう歴史に残る棋士の一人、と称えても苦情は出ないと思います。

 その新手は1図直前の△5四歩です。歩切れになるために▲6三桂成△同玉▲6六香(1図)が痛い、といわれていたはずです。この局面ですが、記憶に誤りがなければ、2年前だったか将棋祭りの席上対局で先手が矢内さん、後手が勝又五段で同じものが出現していて、矢内さんが快勝していたのではないでしょうか。その将棋に印象を受けた私が佐藤棋聖に「こういう手があるんですねぇ」と述べたところ、「でも、その手はゴニョゴニョ」というリアクションがあったと記憶しています。この出来事と今日の将棋の間に因果関係はもちろんないでしょうが。。。

 それにしても1図で玉引きが成立するとは! ▲6三角で終わっていそうですが、だめなんですね。

 2筋の折衝で入手した銀を馬を追い払うために7七に投入させられた挙句、その銀当たりに△9九馬と香車を取られつつ幸便に移動されて後手を引くのでは先手があまりにも辛すぎる。

 よく分からない将棋でしたが、佐藤棋聖は先手番でゴキゲン中飛車をされた時には急戦で挑んだりするのでしょうか。どこまでも深い箪笥をお持ちなんだなぁ、と底知れないものを覚えます。



PM 09:16:47 | Comment(17) | [将棋(中飛車)]

2007年07月05日  久保−富岡戦(竜王戦)
 竜王戦本戦進行中。

 昨日の久保−富岡戦はえらい将棋だったようですね。今週は3局あるけれど、羽生ー深浦以外はパスしようかと思っていたのですが、さすがに本戦ともなると濃い将棋が出てきます。

 感想によると図の△1五歩が自爆ということなんですが、ではどうするべきなのかを考えてみました。

 攻めてはいけないらしいので、守るんですか。でも△6三歩みたいな退嬰的な手はプロは指さないものでしょうし、▲7六飛と飛車を角筋から外されてどうなんでしょうか。その後の▲5五歩を避けにくく、どうするのか分らないです。といって放置すると▲6四歩が自然にあります。

 やっぱりいくしかないようにしか思えません。。。

 それにしても、前期順位戦でぼろぼろだった富岡八段がここまでやれるとは失礼ながら思いませんでした。2組決勝の対深浦戦も最後は敗れたものの見事な指しまわしだったし。同時に思い出すのが昨年本戦に進出しながら、順位戦がぼろぼろだった佐藤五段のことです。それだけ、調子の波が大きいということになるのでしょうか。


PM 09:20:17 | Comment(248) | [将棋(その他)]

2007年07月04日  名人戦最終局
 名人戦最終局のレビューをしないまま今日になってしまった。ちょっと忙しすぎる。

 週刊将棋をようやく入手したこともあり、今頃で旬はすっかり失われていますが、感想を書いてみます。

「相居飛車の穴熊は先攻しないとあまり有利にならない」
 この感覚を持っている人は多いでしょう。。振飛車戦であれば先攻されてもばっちりOKなんですが(相手の玉も戦場に近いところにいる)、相居飛車だと豆腐とまではいわないにしても、上から攻められる分、穴熊はそれほど強くはありません。居飛車戦だと、穴熊は先に攻めてこそ威力を発揮するのであって、本局のように相手に仕掛けられると駒の交換が起こり、「好き放題に攻めまくる」というわけにはいかないのかな、と。

 どこかで手を抜いて相手玉頭で戦いたかった気がするけれど、1図で桂当たりを回避するために銀を引かなければならないようでは、最初からそういう絵にはならなかったようです。

 本譜の馬製造(2図)は私の好みの指し回しではあるのですが、馬で押さえきれる状況ではなかった。2図まで進んでみると、後手玉の方がしっかりしていますね。穴熊のメリットは吹き飛んでいます。であれば、手数をかけた意味が何だったのか、ということになってしまう。

「当たりの手抜きがすごい」
 3図からの手抜きの連続はさすがにプロ。

「香車を取られるのになぜ底歩?」
 これも同じ感想を持った人は多かったと思いますが、なぜ▲7九歩と底歩を打つんでしょうか。1九の香車を拾われて7二に打たれると、辛すぎるのが見えるはずなのに。

 最終盤は5図で▲8四歩△7三飛▲8五金としたら、かなり先手玉が延命できるんじゃないのかなぁ、とか考えつつ観戦していました。実況版でもそういう意見が出ていて、「でも飛車が2三まで利いてしまうので、ダメです」との解明があったのですが、自分の実戦であれば、自玉が安泰になることもあり、▲8四歩としていたと思います。素朴なところで普通のアマと上手の差が見えました。

 ものすごい妙手の応酬があったわけではないにしても、人間の戦いを見た感じでお腹が一杯です。



PM 09:44:27 | Comment(1) | [将棋(矢倉)]

2007年07月01日  棋聖戦第3局
 何も名人戦第7局と同じ日にやらなくてもいいと思うのですが、棋聖戦はかなり以前からこういう日程を組まれることが多かったような気がします。

 この将棋の実況からは、手所のことがよく分からないのですが、佐藤棋聖は図の▲3三歩を後悔しているようです。ですが、私にはその理由がよく分かりません。私にはこの局面が既に後手に分がよいように思えるのです。

 先手はとにかく3二金に当たりをかけるしかありません。4三に駒を打ち込んでも、4一から斜め駒を引っ掛けても速度は変わらない。受けても仕方はなさそう。となると、一番安い駒で3二金に働きかけるしかないのですが、△7六銀▲3二歩成△同飛となると、4筋にどう駒を置いても、銀成り→同○→4筋に飛車打ちで抜かれてしまう、といって、本譜のように▲7六銀と手が戻るようでは、先手玉の詰めろを解けない、ゆえに負けなんじゃないか、と思ったのですが、何か攻防の好手があったんでしょうか。

 もっとも竜王ブログによると、この後も難しかったようですね。

 この棋戦は2連敗後の3連勝がよくあるので、次局、佐藤棋聖は相当の気合でかかるのではないでしょうか。


 

AM 05:27:54 | Comment(174) | [将棋(矢倉)]

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プロフィール
名前せんす
URLhttp://sensu1030.hp.infoseek.co.jp/
佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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