せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2007年06月30日  森内十八世名人
 おめでとうございます。とうとう、ここまでこられたか、と感慨もひとしおです。今期はそれほど調子がよくなかったようですが、それでも結果を出せるあたりにかえって強さを感じました。

 最終局をリアル観戦できたのは午後10時をまわったころで、森内優勢といわれつつも、郷田九段が必死のクリンチをしていたころでした。前局が前局なのでかなりエキサイトして観戦させていただきましたよ。

 将棋の方の感想は明日、書きますが(今日はこれから外出で戻るのが深夜になるので)、穴熊の桂馬がいなくなったところが大きかったのね、というのが素朴な感想。77めがけて攻め寄せた名人の戦略が効果的だったのではないか、という気がします。

AM 06:59:29 | Comment(3) | [将棋(角換わり)]

2007年06月28日  名人戦最終局開始
 いよいよ始まりました。

 名人の後手ですか。後手番の勝率が他のS級棋士と比べてもよくない名人にとってはうれしくないはずですが。。。

 封じ手の局面はどちらをもっても手の選択に困りそうですが、どちらがといえば、右金の処置に困りそうな後手の方がいやです。

 *将棋の番勝負の決着方法に、タイブレーク方式というのは論外なのでしょうか。

PM 10:09:46 | Comment(1) | [将棋(角換わり)]

2007年06月25日  次の一手
 今日掲載の王座戦(深浦ー阿久津)からの次の一手です。2図における後手の指し手を当ててください。

 正解できる人はいないと思いますが、まぁ挑戦してみてください。ここまでの流れは△6六歩(1図)と角道を止めた後手が△3六歩と飛車のこびんを狙ったのに対し、紆余曲折を経て、▲6八飛と当たりを避けつつ逃げたところです。

 正解は△6四歩。。。「なんだよ、これ?」というところですが、ご本人によると「この一手」、観戦記担当の野月七段によると「心臓が止まりそうになった」一手だそうです。私が先手なら超楽観ムードにつつまれてしまいそうです。


PM 10:39:52 | Comment(4) | [将棋(角換わり)]

2007年06月23日  佐藤圧勝(棋聖戦)
 今日は朝から外出で、帰宅したのが午後6時前。その時には大勢が決していました。竜王、痛い先手番での敗北。佐藤棋聖は王位戦リーグ陥落の傷も癒える気持ちのよい2連勝です。

 並べなおして、1図までは見たことがあるなぁ、と思ったら、一昨日の順位戦の渡辺−井上と同じ。こういうのに拘らない人か思っていたのですが、そうでもないのですね。一手損角換わりに誘導されても、腰掛銀とか棒銀とか選びようはあったわけですが。

 佐藤棋聖はことによるとこういう心理まで読んで、角換わりにしたのかもしれませんが、井上戦とは異なり右玉へ。一昨年の対羽生の五番勝負第5局を思い出します。

 2図の銀出にはびっくりしましたが、▲4四歩に△4六歩と切り返しが利いてみると、バランスのよい後手陣に比べ、駒の偏る先手の薄さが目立ちます。ここまで設計図通りなんでしょうか。

 3図で角をここに手放さなければいけないようでは、佐藤棋聖相手の将棋では辛すぎる。以下、特に勝負所もなく終わってしまいました。

 というのが私の印象なんですが、実際のところはどうだったのか検証したくても、週刊将棋は間に合わないのか。。。

PM 08:20:21 | Comment(5) | [将棋(角換わり)]

2007年06月22日  2筋を先に突き捨てたわけ
 棋聖戦第1局で1図のように2筋を先に突き捨てるのはなぜかな、というエントリーを以前にあげておりますが、産経の観戦記によると、2図(竜王戦第1局)のように6筋から反撃される余地を消しているのだそうです。

 なるほど。

 ただ、観戦記者がそこにいるご本人ではなく、控え室の棋士からのみ取材をしているというのは、どうなんだろう。


 

PM 07:18:52 | Comment(2) | [将棋(角換わり)]

2007年06月22日  挨拶回り
 今週は更新がままなりません。

 7月から職務替えになり、昨日、一昨日は終日挨拶回りで40社、200人と名刺の交換。「せんすと申します。よろしくお願いします。お名刺頂戴します」と作法通りの挨拶を繰り返しつつも、雑談の中で業務課題を認識しなければならず、なかなかにハード。

 皆さん(40社)、歓迎会をしていただけるということで、ご厚意はうれしいものの、身体がもつはずもなく、こわいです。


PM 07:16:16 | Comment(11) | [日記]

2007年06月18日  郷田−渡辺(大和証券杯)
 昨日の大和證券杯、感想戦の内容が観戦中の印象と随分違っていたので、メモをしておきます。

 序盤、なんか後手が手詰まりの雰囲気でしたが、△5四角で打開。「ほう、思い切ったけれど、打ってみれば急所ですね〜」が私の感想でしたが、竜王は「パッとしない」とのこと。▲8六銀の局面では「これだけばらばらになると、先手陣が突破されるのも時間の問題」が私の感想であるのに対し、竜王、郷田九段ともに先手持ちとの見解。

 そうですか。中原玉が無傷で、先手左翼に手がかりがあって駒の損得もないのに、先手がいいんですか。分からないです。

 その後、竜王圧勝かと思っていたところ、▲7九歩。なんじゃこりゃ、とか失礼なことを思ってしまったのですが、これで混戦。以下、攻め合いになったものの後手の駒が不足していていたようです。



PM 08:04:14 | Comment(14) | [将棋(横歩取り)]

2007年06月17日  これが感動的な終局だ
 ちょっと前に「次の一手」で取り上げた王座戦の三浦−郷田戦ですが、1図の後の展開は素晴らしいものでした。郷田九段の絶妙の手順をご賞味下さい。

 1図がまず最初の局面。私があれこれ書いたのは全くピント外れもいいところで、正着は▲2二飛。本譜(敗着)は▲3二飛。三浦八段はどっちでも△4二桂の一手だから3筋に飛車を置いたほうが受けにも利くと判断したのですが、以下の手順がなんとも。こういう手順が出現するから横歩取りは面白いんですね。まずは何もいわずに並べてみてください。

 △4一玉▲4三と△6六角右▲4六玉で第2図。ここで絶妙手が降臨。

 △5五飛!!!

 ▲4四とと守るしかないが、△3二玉と飛車を外され(激痛)、▲4三角△4一玉▲4五と(3図)と守ってみたものの、

 △4四飛!!!

 これで投了です。なんとも派手な手順で、最初に並べた時は一手一手の意味が分からなかったのですが、本当に素晴らしい。こういう将棋を指せるのであれば、名人になってもおかしくない棋士かな、と思いました。

 

AM 05:49:17 | Comment(16) | [将棋(横歩取り)]

2007年06月16日  あの名人にして
 森内名人にして、この将棋を落とすことがあるんですねぇ。なんか間違えるように誘導する力が無理やり働いたような印象で、逆転するところはライブでみることができたんですが、感動とか興奮というよりはむしろ超常現象を見てしまったような思いです。

 将棋の方ですが、昨日のエントリーで気にしたように、後手の攻撃陣が不活発なまま推移して、名人ペースが続きます。5三にと金を製造し、負けにくい態勢を築いた名人に対し、飛車を打ち込み、△8五歩からようやく自陣の飛車の活用を図ろうとする郷田九段。しかし△1九竜が「何でここで香車を一手かけて拾う必要があるの?」と素人目には不可解な一手で、ついには王手竜取り飛車取りという派手な手が森内名人に飛び出ます。

 そのまま追い込んで、どう仕上げるかという場面でいろいろとあったようですね。

 1図で▲2四飛とすれば決まっていそうですが、△1二玉▲3三馬に△2二金打で結構、後手もやれるのではないでしょうか。

 2図は話題になったところで、馬で銀を取っても飛車で桂馬を取ってもいいところではあるのですが、経験上は後者の方が事故率は少ないはず。本譜の展開を予想するまでもなく、大駒が当たりになっている必至というのは王手かなにかでその大駒が抜かれるリスクを抱えています。本譜の場合は飛車も馬も両方取られる可能性があるわけですから、アマなら細かい読みができないこともあり、何もいわずに飛車を成るでしょうね。

 本譜は△4九角に▲5七玉かなと思って観戦していたのですが、△4六銀とされるとかなり危ない。角筋を回避する普通の逃げ方ができないのも2五飛が不安定だからなのですね。香車を打たれて3九を目指すべく4八玉ならよかったでしょう、とはいえても、そもそも逃げ方一個間違えただけで落とすような将棋ではなかった、という気もします。郷田九段が△4九角を打つ前に随分考えていたのですが、それだけの局面ではあったのですね。

 何にしても恐ろしいものをみせていただき、第7局の興味が高まりました。


AM 05:32:35 | Comment(13) | [将棋(矢倉)]

2007年06月14日  名人戦第6局
 さくさくと進んで封じ手局面で51手。

 自分としては後手を持つ気には全くなれないのですが、行方八段は後手持ちらしいですね。玉頭の圧力は先手が勝り、銀の進出も先手が勝り、角を先に打ち込み、後手の桂馬は使えるかどうか不明ということで、後手持ちの根拠を聞いていないままでは訳が分かりません。

 きっとしっかりした理由があるはずですが。。。



PM 09:12:16 | Comment(0) | [将棋(矢倉)]

2007年06月14日  次の一手
 図は本日(というか昨日)掲載の王座戦指了図(三浦ー郷田)。

 3年前には随分はやった戦形で佐藤ー三浦の順位戦で初めて登場し、森内ー羽生の名人戦でも戦われています。歩の使い場所がない割には歩をうまく使えたほうが勝ちやすかったような印象がありました。それにしても郷田九段が横歩取りの後手を指すんですね。

 観戦記(青野九段)によると次の一手で明暗が分かれるそうですので、正着とおそらくは三浦八段が選択した悪手を考えてみて下さい。

 こういうのは玉を角筋においておくべきではないだろう、という常識論で▲5八玉だとどうなるか。△6六角左であんまり状況が変わらないですね。▲3二飛は誰でも考えるでしょうが、△4二金打▲同と△同金▲3六飛成と手番を失うようでは勝ち目は薄い。あるいは△4一玉と下がられても案外、手がないか? ▲5八桂なんて変な手も考えたけれど、△3三角とと金を払われては損がでかすぎる。

 うーん。でも先手に勝ち筋があるからああいう書き方なんですよね。。。


AM 12:43:30 | Comment(12) | [将棋(横歩取り)]

2007年06月12日  将棋史観
 本当かどうかは分らないのですが、こういう風に天下人については信じられていたのでしたっけ?

・第一人者の天下が長く続くもの(木村→大山→中原→羽生→?)

・天下人は2世代に1名、出現する。(羽生さんから2世代とぶとなると、佐々木君ですかね)
・天下人になるには中学生の間に三段までには到達していることが望ましい。
(現在、これをクリアしているのは?)



PM 08:22:43 | Comment(2) | [将棋]

2007年06月12日  棋聖戦第1局で思い出したこと
 棋聖戦第1局については、竜王がいつものようにご本人のブログで概略を紹介してくださっている。1図で▲7二飛と打てばはっきりしていたのですね。

 何年か前(2003年の夏ごろのはず)の将棋世界の佐藤棋聖の自戦記で、「自分はなぜか飛車を上から打って押さえるという手が思いつかない(=飛車は敵陣深く打つもの)」といった趣旨のことを述べておられたと記憶しています。例としていくつか挙がっていたけれど憶えているのは、王座戦の対渡辺戦。2図から△6七飛と打てば後手の勝ち筋だったのが、全く思いつかなかったそうです。

 今回の場合、そういう傾向が働いた、なんてことはいいませんが、何となくそういうことを思い出しました。トップ棋士といえども、指が伸びる手というのはあるのでしょうね。

PM 08:18:33 | Comment(16) | [将棋(角換わり)]

2007年06月10日  佐藤先勝(棋聖戦)
 昨日は終日外出していたので、ライブ観戦はできませんでした。終盤では後手の渡辺竜王の詰めろラッシュを佐藤棋聖がしのぎきったようですが、逆転まではいっていなかったのでしょうか。

 今回の産経新聞の中継は去年までとは別物だったようで、更新も頻繁だし、コメントもそれなりに面白く、写真も多くで、よかったようですね。この五番勝負は観戦記は期待できないので、週刊将棋で内容面の補足をする点は変わりありませんが。

 将棋の感想です。

 1図での▲2四歩は私のDBでは今年3月の丸山−郷田の順位戦しか先例がありません。歩の突き捨ての順序が本局では4,2,1,7,3なのですが、何か意味があるんでしょうか。3筋を最後にするのは相手の対応を限定させる意味はあるのかもしれません。本局はしばらくすると前例の多い形には戻っていきました。

 2図の△3五角は一体? 指した人が竜王なのでふかーい意味があるはずですが、玉頭にと金を作らせても戦えるとした判断はすごいですね。この局面は、心ある将棋ライターなら深堀したいところかと思います。

 飛車を召し上げ、裸玉のとなった後手。先手勝勢かと思いきや、詰めろが先手玉にかかり始めます。こうなると、2図以下の変化で飛車を先に獲得した後手の指し回しがすごかったんかなぁ、という気もするのですが、佐藤棋聖は3図の▲9一銀不成など徹底的に面倒を見ていきます。滅茶苦茶こわい、といわれても、自玉が詰めろなんだから仕方がない。普通は後手の勝ちなのでしょうが、裸玉ゆえ▲2四香を最終盤で見舞われてとうとう負けになりました。

 この二人が戦うと、この将棋のように詰めろ逃れの詰めろとかがどんどん出てくるので、面白いですね。2局目は佐藤棋聖があの振飛車を再登板させるのでしょうか。なんか仕込んでいてもおかしくはありませんね。


 

AM 06:50:12 | Comment(9) | [将棋(角換わり)]

2007年06月08日  佐々木勇気初段
 初段になってからも順調に連勝街道。さすがに後期までに三段になるのは無理としても、中2で三段は十分ありそう。

 そろそろ先物買いの取材を始めてもいいのでは、将棋メディアの方々は。タイトル保持者との駒落ちとか企画をしてみてください。


PM 10:29:20 | Comment(8) | [将棋]

2007年06月08日  無理
 竜王戦4組決勝戦(高田ー片上)が現在、読売新聞に掲載中。後手の振飛車穴熊に銀冠で対抗した高田六段が4筋から打って出たところです。

 忌憚なくいえば、この将棋で片上五段が負けると予想をした人はいないと思いますが、この仕掛けを見ればなおさらです。なんで右の桂馬が倉庫の中にいるのに、飛車と銀だけで狼がうろうろしているところに出かけるんでしょうか。しかも自分の家(盤面の左側)が手薄になるし。

 「普通の棋戦の予選ではないんですよ。この将棋を勝てば本戦にいって将棋人生を変えることもできるかもしれない一戦なんですよ!」と観戦記を読んでいて思い、「なんで先手は居飛車穴熊にしないんだ? 勝つ気がないのか?」とまで踏み込んだ感想を抱いてしまった。穴熊党の偏見丸出しの感想で恐縮ですが、同じ居飛車党にしても、こういう指し方は理解を超えています。せっかく4五歩をついてくれているのだから、桂馬で狙いにいきたいです。

 実際、右桂の参加がないままではどう考えても後手の飛車角銀を抑えるのは無理としたもので、2図までいくと先手の4筋が重すぎる。対局者の感想として2図の▲2四歩が一歩余分に渡し、角の成る位置もおかしくなった元凶と指摘されていましたが、仕掛け自体がムリポだったのではないでしょうか?

 このクラスでは片上五段は抜けていますね。3組も結構、面子が薄いので来期の連続昇級も十分ありえるのではないでしょうか。

PM 10:24:31 | Comment(0) | [将棋(中飛車)]

2007年06月07日  まだ戦えたのに
 今日の観戦記掲載分で最も驚いた変化をご紹介します。

 1図は王座戦本戦の井上ー森内戦。本譜はここから▲3五香と指したため△3七歩成以下寄せ切られました。当初予定していた▲4五桂は△3七金▲同銀△同歩成▲同金△3六歩▲同金△3八銀(2図)が詰めろ飛車取りで負け、との井上八段は判断していたのですが、ここで絶妙手があります。考えてみて下さい。

 正解は▲9八金。これで残しています。△同竜▲同香△4七金▲5九玉△2九銀不成は▲7一飛で無事。しかもこの変化は当事者以外では知られた内容だったとか。

 この戦形で私が先手を持つとしても▲4八金+3八銀型を採用することはなく、後手を持ったときもあまり見たことはありませんでした。東大将棋横歩取り道場とかずっと前の棋王戦挑決の佐藤ー郷田戦の印象からしても、駒の損得はともかく、竜をあっさり作られるとアマが先手を持って戦うのはしんどいな、というのが普通の人の見立てでしょうか。私も横歩取りを指さなくなって1年半過ぎてしまい、今さらあの変化暗記の世界に戻るのは無理です。

PM 11:06:34 | Comment(14) | [将棋(横歩取り)]

2007年06月03日  羽生圧勝(大和証券杯)
 さっき感想戦が終わりました。羽生三冠、手合い違いの圧勝。

 1図のような積極的な仕掛けをこの人がする時は、十分以上の精算があることが多いという感触があります。2図がポイントとの羽生三冠の指摘で、△6四銀と7五を支えておくべきではないかとのこと。この手自体は、アマなら第一感で考えるもので、特に難しくはないだろうと思っていたのですが、プロは角の利きをさえぎるのを嫌うのですね。観戦している時は、本譜の△7一飛をみて、「なるほど、先に当たりを避けるのは木村八段の棋風で、7五で張り合うようなことはしないものなのか」とちょっと感心しそうになったのですが、どうやらピント外れでした。

 第3図までいって、桂得が確定すると、もう私的には羽生必勝です。なぜって、この人が先に駒得した将棋で負けた例というと、対渡辺の王座戦第3局くらいしか思い浮かばないですもの。(他にもそういう事例はあるかも知れないけれど。いずれにしても、この人相手に駒損覚悟の攻めを敢行するのは、他の棋士を相手にする以上に敗北確率を高めるだけだと見立てています) こうなっては△9七桂成〜△7四歩で斬り合うしかないだろう、と解説の中村八段と同じことを考えていたところ、なぜか△5一角。この角は6四〜8二〜7三〜5一と動き回っているけれどその動きの中には付加価値はありません。例によって、この相手を前にして、こういう風に角がちょろちょろして勝てるわけないじゃん、と私の見立てはいよいよ羽生側に傾き、以降は流し観戦に切り替えました。

 どの時間でも強い羽生三冠ですが、短いのは格別ですね。


 

PM 09:42:41 | Comment(3) | [将棋(矢倉)]

2007年06月02日  驚愕の一手
 順位戦が始まりました。竜王の1期抜けを期待する私としては初戦の結果はやや意外でした。

 相手の高橋九段は数年前はB1で2勝しかあげられないにもかかわらず残留とか翌期A級に上がったものの家賃が高すぎて1期で元通りとか、なんかなぁという成績が続いていたのですが、このところ随分安定しているように思います。彼が上がってきた頃は、あの腰の重い棋風は見習うべきかと思って随分並べたものですよ。途中までは谷川九段とも互角の戦いをしていた棋士なので、まだまだ戦えるんじゃないかと思いながら今期はモニターしようと思います。

 昨日の将棋で最も驚いたのが井上−北浜戦。1図で9筋の端を受けたので、「あれ? ここをつくと端で一歩入手されて先手が面倒だっていうのが常識のはずだけど」と私の反応はぬるい。さらに角を上がったり下がったりと意味不明の指し手が続く先手。「何してるんだろう?戦意がないのかな?」と訝しく思ったところに、いきなり2図の▲8六歩ですか。

 こういう手があるんだ〜 この歩を突く筋は時々は現れるものの、期待勝率がよかったという印象はありません。でもこの場合は香車を引き出しているので成立してしまうんですね〜これを知っているのと知らないのでは、アマレベルではかなり結果が異なってきそうです。自分の将棋で使える機会がないか、意識しておきたいと思います。

AM 09:01:07 | Comment(2) | [将棋(矢倉)]

2007年06月01日  十八世名人目前
 昨日の将棋、まさか終了が午後10時になるとは思いませんでした。郷田玉が8四まで引き出されたので、もう投了しかないのかな、と思っていたところ、▲4二歩(3図)。女流棋士の熊倉さんも控え室で発見していたらしいので、あるレベルの人なら一目なのかもしれませんが、私が先手であればもう戦意喪失しています。

 昨日の中継でなぞだったのが、2図の局面(4筋の歩を成り捨てて金を吊り上げたところ)。△4六歩が推奨手らしいのですが、金を引かれるとただの一歩損でしかない。どういう意味があるのでしょう。

 封じ手局面まで戻ると、ここもプロ的には後手の攻撃を待つ意味はないので先手としてはいく一手らしいですね。でも飛車角しか使えないのにどれほどの攻撃力があるのかなぁ、というのが素直な感想です。作戦が悪かったという感想を郷田九段は漏らしていますが、どうすればよかったんでしょうか。後手の作戦は普通に予想されるもので、特に新規なものではなかったはずです。

 これで名人、怒涛の3連勝。内容的にも三つとも完勝で、出だしの二連戦を力負けした傷は完全に払拭されたのでしょう。王位リーグ三連敗とか不調ではあるものの、こうなるとこの番勝負を落とすとは思えないですね。


PM 10:53:31 | Comment(21) | [将棋(相掛かり)]

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プロフィール
名前せんす
URLhttp://sensu1030.hp.infoseek.co.jp/
佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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