せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2007年03月28日  佐藤康光:二冠復帰
 今日行われた棋王戦最終局、佐藤棋聖が快勝し、久しぶりに2冠に復帰しました。一年間、戦い続け、6つのタイトル戦に登場、2勝4敗。トーナメント2勝。羽生三冠に一度も勝てなかったとはいえ、最優秀棋士を贈呈して不足のない成績ではないでしょうか。

 将棋はまたもや角交換向飛車。最近、ネット将棋をしていないので定かではないのですが、とてもアマに広がるような気がしないのですが、実際のところはどうなんでしょうか。振飛車の本来の強みであるはずの玉の堅さを追求する術がなく、ここ数局を振り返っても、いずれも鉄壁の居飛車に攻めまくられる展開に終止しています。

 後手番の森内棋王がなぜこの戦形を選択したのか不思議でしたが、指し回しも不思議なものでした。(1図) 1歩を取るために、歩を打ち、角を投入し、金をそっぽにする、というのは普通の大局観ではないものです。1図を先入観なしにみてみれば、角と金の逆形、玉の弱さが目についてしまいます。あの名人の選択であれば、なにか理由があったはずですが、実戦では上手くいきませんでした。

 さらに普通ではないように思えたのが、2図の△3五歩。角を切る態勢に入っている先手を無視して喧嘩を買って出たのですが、やはり8三に玉をつり出されては辛い。普通に飛車を引いておいてはいけなかったのでしょうか、それでも、銀損の先手がどうなんだろう、という控え室の見解も一部あったようですが、玉が堅い時の佐藤棋聖の強さは格別で、攻撃をまともに浴びることになります。

 さらにさらに3図の△4六金はどうなんでしょうか。ここは桂馬を献上する間に自玉周辺を修復させるべきだったのでは。▲4七歩があまりの激痛ですが。。。

 佐藤棋聖の▲4七角は私には全く思いつかない手(加藤九段はある程度あるようなことを解説していましたが)。終盤のと金の活用も素晴らしく、気持ちのよい将棋でした。

 さて、18年度で最終局までいった番勝負、トーナメント決勝戦を振り返ると、後手番で勝利したのは銀河戦の羽生三冠のみ。このレベルまで来ると、先後の差はあまりにも大きい。振り駒が勝敗に与える影響がここまでになると、ゲームの公平性はどうなっているんだろう、という気もしないではありません。今、将棋界はそういうことに時間を費やす余裕はないでしょうが、有識者(そういうものがいるのかどうか知らないけれど)の意見はどうなんでしょうか。

 

PM 08:32:58 | Comment(3) | [将棋(角換わり)]

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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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