せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2006年11月23日  「大和証券杯」
 この種の棋戦が創設されるのを待っていました。

・日曜日の午後8時に開始
・持ち時間30分
・上位棋士のみの出場
 
 この3つは将棋ウォッチ側のニーズをよく考慮したものです。

 今時の一人当たりの平均余暇は4時間/日。この数字の意味を考えれば、ある種のスポーツ興行は娯楽として成立していないことが容易に想像されます。

「相撲」 午後6時に終わって、一体、何をしろと。

「プロ野球」 重みの乏しいレギュラーシーズンの試合を140以上もテレビで見ろという方がおかしいのではないか。米国でも視聴率が10%を越えるのはワールドシリーズくらいと小林至氏が言っていました。さらに所要時間の制限がないために、容易に「4時間」を越えてしまいます。野球は見るスポーツとしては辛いものがあるのです。

 対してその辺を上手く処理したのが先日のバレーボールなのではないかと思うのです。あのイベントはMVPが6位に沈んだ日本の選手だったとか、5位決定戦の前座に決勝戦が行われたとか、タレントさんが意味もなく出しゃばっていたとか、突っ込みどころが多いのではありますが、一定の時間内には終わるし、CMとの相性も考慮している点など、見る側、金を払う側の都合をよく織り込んでいることは評価すべきです。

 翻ってわが将棋界の場合、これまで4回くらいは書いていますが、

・順位戦観戦を完走できるファンは一体何%なのか。
・タイトル戦は平日の業務時間内に終わることが多い。

 「いくらいい内容でもみてもらえない芝居は空しくないか」というのは皮肉がきつすぎるにしても、ある程度本音です。(私はみているが) 今の制度だと2日制の対局数は最大で28局。この数字であれば、特殊性の中であってもよいかと思いますが、順位戦は野球のレギュラーシーズンゲームに相当する日常イベントであり、興行としては受けの悪い形態になっています。

・さらに、順位戦を戦った棋士の疲労は格別

 このことを当の棋士本人も自認しているようですから、順位戦により将棋連盟の資本(=棋士)の回転率が落ちているといってもおかしくはないでしょう。普通の企業であれば、回転率を上げる施策を考えるはずです。

 そうした背景を抱えている中で、トップ棋士の消耗の少ない棋戦、観る方の便益を考慮した棋戦の創設は方向性の転換を示唆しているのかもしれませんね。

 ただ、多くの人が指摘しているように不正対策を「不正をする棋士はいない」の一言で片付けてしまうのは乱暴です。棋士を医師、会計士、社員、弁護士なんでもいいのですが、他の職業に置き換えてもらえれば、世間に通じる理屈ではないことは自明です。むしろ発想を変えて、対局している棋士の様子をウェッブカメラで撮影、同時中継をすれば、不正対策と同時にファンの関心にも応えるものと考えます。


PM 08:04:32 | Comment(4) | [将棋]

2006年11月23日  かわいそうな歩
 昨日からの佐藤棋聖のスケジュールはなかなか強烈。対局の疲れはなかなか抜けないそうですが、その辺は別格の対処をしてもらえるものと思います。

 さて王将リーグの郷田九段戦。後手番で最近すっかり愛用のゴキゲン中飛車をまたも採用ですが、郷田九段の思想がよく分からず、私は困惑しています。

 堂々と2筋の歩の交換に出たものの、飛車をぶつけられては1図のように▲2三歩と謝る一手。その後は後手がこの歩を特に代償もなしに捕獲して(2図)、あとは2筋の歩をぐいぐい押し上げるのみ。先手は全く応戦ができずに終始します。

 こうなるなら2筋の交換をしない方がましだと思われますが、どういう作戦を意図していたのか。そうはいっても8筋にあやをつけて先手玉が上部に脱出を試みた終盤では結構、寄せが難しいような感じもしましたが、あっさり捕捉して快勝。プレイオフの権利を確保し、視界は明瞭です。


PM 12:53:43 | Comment(6) | [将棋(中飛車)]

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プロフィール
名前せんす
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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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