せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2006年04月30日  銀冠対振飛車穴熊
 今日、放送されたNHK杯戦の阿部八段対広瀬四段戦は表記のような戦形になりました。私は先手の立場で観戦していたのですが、阿部八段は以前のNHK講座で紹介していたような攻め筋を見送り、結果的には完敗となりました。

 その前に。私は角道を開けたままの銀冠の方が穴熊への組み替えの余地もあり勝っていると考えています。1図の▲6六歩なのですが、この時点で突くのがいいのかどうか、というところが気になるのですが、多分、観戦記等で言及されることはないのでしょうね。。。

 数年前の阿部講座では2筋突き捨て、3筋突き捨て、角交換、▲3六歩による銀の移動、▲2四飛を解説していました。「まぁ、形は違うが、自分の講座の仕掛けを見せてほしいな」と思うのも自然であり、2図では▲2四歩と仕掛けを予想しました。感想戦では△同歩▲3五歩△同銀▲3三角成△同桂▲5一角△4三飛▲3六歩△4六歩▲3五歩△4七歩成▲6六銀に△6一金!が紹介されていました。継続手が具体的に思いつかなかったのか、ここで手順は打ち切られつつも「先手がいいでしょう」となってしまってやや生煮えなのですが、変化図では▲3二銀と芋銀を打っておいてもよいでしょう。むしろ私は▲3六歩の時に△6四角の反撃を気にしなくていいのか、というところが知りたいです。

 49手目の▲7七桂は阿部八段本人も後悔していましたが、私も見た瞬間「え!」と叫んでしまいました。感想戦の最後で▲5三桂成まで活用する形が紹介され、「まだ、こっちだったか」というような締め括られ方でしたが、本当なんでしょうか。居飛車銀冠を持った人で左桂が前に出て行って勝ち切ったことのある人はそんなにいないのではないか、という相場観を私は持っているのですが。

 この戦形は穴熊側の攻撃力は乏しいにしても、居飛車側は大変なことが多いと思います。

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PM 11:16:14 | Comment(37) | [将棋(四間飛車)]

2006年04月28日  決算書
 各企業の決算発表が相次いでいる。私の勤務先の事業法人も準備をしているところで、記者発表用のたたき台が社内を回っている。

 いろいろな数字が載っているのだが、この数字を見た投資家さんが株を買うだけの材料なのかどうか、あるいは売りたくなるような代物なのか、いまだによく分からない。つまり、利益は拡大しているし、多分来年度も黒字。でも、そういう決算書を出した企業の株が発表後バンバン売られているのをみると、どうも事業法人の中と外で評価のあり方にとてつもない差があるように思うのだ。

 今日はソニーが売りを浴びせられていたけれど、自分はあそこまで下がるような決算書かなという思いがある。ヤフーも空前の業績を発表したその日に大幅値下げ。意外に思ったものだ。

 多分、それは会社員の視点で決算書をみる癖が抜けていないのだろうなぁ、自分は甘いわ、と慨嘆。投資家さんの視点は厳しいのだ。

 そういうわけで、インサイダートレーディングをするのは私には無理だ。



PM 07:54:47 | Comment(62) | [経済]

2006年04月27日  次の一手
 今日、新潟新聞に掲載されていた清水女流2冠対大平四段戦(棋王戦)。図で必勝の手順が先手にあったとのことです。並べていた私は全く思いつかなかったので、今後の刷り込み効果を期待して「次の一手」にします。正解は下に白字で。

 正解は▲9五歩。▲9四歩△同歩▲9二歩△同香▲4一飛が角の質駒をみて痛烈。指されてみると分かりますが、桂馬を跳ねてしまった木村美濃は一段目に飛車を下ろされ、端を攻められるとひとたまりもないのですね。よく覚えましょう。

 実戦では清水二冠は▲6八銀。私もこの手を予想しましたが、疑問。△6二銀▲9五歩に△5一歩の余裕を与えてしまい、勝ち筋を逃した、とのことです。

 ただ、ヘボには分からないのは図の▲9五歩にすぐに△5一歩と防いだ場合の先手の指し手です。見当のつく方がおられるようでしたら、ぜひコメントください。

 
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PM 10:00:25 | Comment(34) | [将棋(中飛車)]

2006年04月26日  米軍移転費用は3兆円
 3兆円ですか。本件、やり直した方がよいですよ。

 戦争に負けてもこんなに取られないんじゃないか?とか、3兆円を沖縄再生ファンドにすれば、実際の運用額はレバレッジを効かせることで数倍にできるはずで、これこそ生きた金の使い方なのではないか、と思うのです。

 沖縄の現状は、わが国が主権を適正に行使すること(=米軍の勝手はもう許さないこと)で改善が可能なのではないでしょうか。


PM 09:05:30 | Comment(35) | [ニュース]

2006年04月26日  名人戦、森内2連勝
 第2局は森内名人の圧勝でした。番勝負をやると1局は内容がスカスカの将棋が出てしまうのは避けがたいものですが、今期名人戦ではこの将棋が該当するのでしょうね。

 名人戦ではでないんじゃないか、と思っていたゴキゲン中飛車超急戦モードに進みました。先手の立場でいえば前期名人戦第4局のような作戦が十分成功しているので、わざわざこの作戦で応じた名人には相当の成算があるのではないか、と昨日の夜の時点では思いました。

 対して後手の谷川九段の方ですが、あの羽生3冠を以ってしても後手ゴキゲンは4連敗中(森内、佐藤、丸山、畠山)とパフォーマンスが悪いのでどういう目算があったのかなぁ、というところが気になります。でも、こちらは感想戦で本音が出てくることはないのでしょうね。

 封じ手の5四香は誰にでも意外な一手だったようです。△5六香が無条件で実現するような雰囲気はありませんものね。ここで普通に△5七歩か△8九馬だったらどうだったの、というところが関心の的になるんでしょうが、個人的にはゴキゲン中飛車への超急戦はしないので、この件については後追いのエントリーを立てることはしません。

 △5六香も暴虎馮河としか言いようのない一着で、とことん香車に祟られたようです。ゴキゲン中飛車は丹念に受けてかわすことが必要な戦法で、香車の単騎攻撃は一番ほど遠い発想のはずですが。。。

 なんにしても挑戦者の不調ぶりが気になります。なんだかんだいっても、3月以降谷川九段は結構、負けているんですよね。。。7番勝負で2連敗から盛り返した例は結構あるので、復調を期待したいですね。

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PM 08:55:48 | Comment(24) | [将棋(中飛車)]

2006年04月26日  我慢できず;藤井―南戦
 昨日の続き。

 南九段は△3六桂としてしまい私の予想手順どおり▲3五桂をもらってそのまま負けてしまいました。正解手は珍しく私の予想通りでしたが、まぁ、難しい手ではないですよね。次の一手でなくても、こう指したいところです。

 プロでもこらえ性がなくなることはあるのでしょうが、こらえ性が最もありそうな南九段だけに意外です。

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AM 12:04:10 | Comment(12) | [将棋(四間飛車)]

2006年04月24日  藤井―南戦続き
 このエントリーの続きです。

 「後手のチャンス」とは何か、ですが、やはり△9五歩ではありませんでした。正解は△8四歩で次に△8五歩とされると△9五歩が受からなくなる、ということです。なるほど。▲8六角でははやり△8五歩とされ一体何をやっているか分からない。△8四歩には▲2八玉△8五歩▲5六歩△9五歩▲同歩△8二飛▲5八飛△9五香▲9六歩△同香▲5三角成△同金▲9六香とするらしいですが、突き捨ててからの△8二飛など味わい深いですね。

 2図は今日の指了図。やや苦戦の後手ではあるものの、まだやりようはある、それは何かという出題です。棋聖戦の観戦記としては面白く読めるのでいいですね。(ちなみに観戦記は蝶谷初男氏) この観戦記は全て南九段が逃した手が次の一手になっているので、多分、ここでも疑問手を指したのでしょう。

 私なりのヘボ見解を述べると、こんな感じです。

・△3六桂は論外で▲同銀△同歩に▲3五桂が激痛
・▲3四歩もきつそうなので、△3四香と埋めておいてはどうだろうか。

 この答えは明日。

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PM 09:13:42 | Comment(38) | [将棋(四間飛車)]

2006年04月22日  勝負手だったのか?
 図は王位戦白組の小林五段―森内名人戦。ちょっと前まで先手必勝でしたが、寄せをぐずってどうやら名人が逆転したところ。

 観戦記に載っていた名人の感想ではここで小林五段が▲9八歩としたので「ようやく勝ちになったかと」とのこと。代わって▲6三歩が勝負手で、そうしておけば竜切り→▲6二角成がある、とあります。

 でも。

 ▲6三歩が詰めろではないことはへぼな私にも分かりますから、何か詰めろを先手玉にかければ後手の勝ちは動かないだろう。△8五桂は多分詰めろだろうし、詰めろでなくても5三角の利きが外れれば先手玉は詰むので、先手の勝負手は不発ではないかと思うのです。実際△8五桂は△7八竜以下の詰めろ(手数は長いが、精算するだけの一気通貫の手順)でした。

 私が考えはどこかおかしいでしょうか。。。


PM 09:46:46 | Comment(51) | [将棋(相掛かり)]

2006年04月22日  ケアンズ・レビュー
 このブログを読んでいる方の大半にはどうでもいい内容でしょうが、先日の休暇のレビューを書いておきます。GWに行かれる方の参考にでもなればと思います。

1.行き先:オーストラリア・ポートダグラス(ケアンズより65キロ)

 以前とは違い時差にめっきり弱くなった私にとって、休暇先は同一時間帯であることが望ましい。子どももおりますしね。雨季の終わりかけということで、リスクを背負っての旅行です。案の定、豊富な雨量でした。部屋でエアコンを作動させても拭いきれない湿気には悩まされたものの、出発前に花粉症+気管支の不調で相当参っていた私にはよかったようです。

 春休み中ということで、ケアンズ空港は日本から来た多くのファミリー客でごった返していました。

 ケアンズに宿泊する人の方が多いのでしょうが、ここはただの町なので、お勧めしません。オーストラリア人の知人も「ケアンズはよくない。ダグラスの方が遥かにチャーミング」といっていました。

2.滞在ホテル:Sheraton Mirage
 いいホテルですが(☆☆☆☆☆、エリアでは最高とされています)、ホテル内物価が市内の物価に対しあまりにも高くて閉口。他の地域のシェラトン内価格/市内価格と比べてもかなり割高感があります。車で市内に出て水等の物資を調達する方がよいです。そもそもそういうことが気になる人には相応しくない、といえばそれまでですが。

3.ゴルフ場
 ピーター・トムソン設計のMirage CCが近接しています。フラットでありながら、それなりにウォーターハザードがあり、攻略ルートを立ち木が絞っていることがしばしば、とまぁまぁタフです。ただ、シーサイドコースなのに海が見えないのがなんとも残念。イギリスのリンクスコースのように地形のメリハリが効いていないので、2Rしたところで飽きが来ました。ここに来て、他のアクティビティをしないのも変なので、ほどほどでよかったと思います。

 以前であれば、5R/5日とか平気でやっていたはずなので、自分なりにゴルフへの熱も醒めているのでしょうか。

4.各種ツアー
 グレートバリアリーフやキュランダ鉄道+スカイレールによる熱帯雨林観光といったプログラムが多く、退屈はしません。全て地球の歩き方に載っています。雨季でもそれなりに遊べます。

 特にリーフでは上で雨が降っていても海中の見え方には関係ありません。(私は義父母<この地域に来たのに水着を持ってきていない>をゴルフに連れていっていたのでリーフにはいけなかったが・・・この自己犠牲ぶり、えらいでしょ?)

 これらの活動は、お金もそれなりです。でも、あの熱帯雨林はちゃんと歩いてみると本当に大したもので感動確実です。(1時間ほど時間をもらって、散策をさせてもらいました)

5.トラブル
 ポートダグラス北方にCape Tribulationというエリアがあり、ドライブ先として推奨されます。現地に行くとこのエリアの写真集を必ず目にすることになり、その気になってしまいます。。。しかし、ガイド付きツアーでない限りはお勧めできません。

 結構、うねっている道を経て辿りついたのに、海を見ながらお茶をするところは皆無。たまりかねて畑の中にぽつんと立つインフォメーションで「どっかでnice cup of teaを飲めないか?」と訊いたところ、外にあるテーブルを指差されました。あのね。

 多分、ガイドさんと来れば、珍しい動物や植物の解説なども受けることができて有意義だったんじゃないかなぁ、とは思いますが、ジジ、ババ、子ども付ではそういうツアーはまさに豚に真珠です。

 表題のトラブルですが、帰り道のことです。このエリアは渡し船/移動いかだという呼び方の方が相応しいフェリーでDaintree Riverを渡って行く必要があるのですが(16豪ドル往復)、このフェリーが帰り道に操作が下手だったのか座礁ですよ。座礁といっても沈没とかするわけではなく、船底が川底に接触してしまって身動きが取れなくなってしまったわけです。

 その時フェリーにはセダンが3台とマイクロバスが1台。結構、多国籍でした。最初にイライラし始めたのが、案の定、私の義父母。日本人はせっかちですね。アメリカ人は対岸で待っている人達に「ビールを売ってくださいよ〜」などと呼びかけてて、落ち込まない。豪州人のフェリースタッフはまたーりと笑顔。2時間くらい止まっていましたか。

 両方の橋にはど田舎にもかかわらずかなりの車が復帰待ちの列を作っていましたが、このフェリー以外の迂回路はないので待つしかない。

 私はといえば、もう15年も前にインドネシアのスラウェシ島で州都ウジュンパンダンからトアルコトラジャに移動するローカルバスがエンスト→12時間復帰を待った経験が今でも生きているようで、こういうトラブルへの耐性は十二分にあり、どうということはありませんでした。日本ではぶち切れているでしょうが、外に行くと期待度が著しく低下してしまい、却って寛容になれるようです。





PM 09:15:32 | Comment(41) | [旅行]

2006年04月22日  米軍撤退に1兆円
 「嘘でしょう」と思わず呟いてしまった。

 米軍はフィリピンのクラーク、スービック両基地に駐留していた時は駐留経費を支払っていたはず。でもって、1991年にフィリピン側が駐留延長を拒否した結果、撤退に至ったわけですが(その結果、沖縄に一層戦力が。。。)、この時の移転費用の負担はどうだったのか。いくら検索をかけても何も出てこないのですが、詳しい方がおられれば教えてください。

 せんすはけちっ子なので、1兆円を沖縄のフリーポート化に使うなら納得できるのですが。。。

PM 09:06:01 | Comment(748) | [ニュース]

2006年04月21日  次の一手
 今日掲載された棋聖戦最終予選の藤井九段―南九段の指了図。チャンスを後手が迎えているということです。その書き方からすると、南九段は見送ったのでしょうが、その手は恐らく△9五歩以外は考えにくい。

 でも、後手がよくなるとは思えない。▲同歩△同香▲8六角で先手の思う壺ですよね。あるいは他にいい仕掛けがあるのかもしれませんが、私の棋力では想像もつきません。。。

 回答は月曜日に。

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PM 07:21:37 | Comment(11) | [将棋(四間飛車)]

2006年04月20日  公文
 うちの娘(7歳)は公文に通っている。

 その教室には「羽生善治物語」(漫画)が置いてあり、合間合間に彼女は読んでいる。結構、お気に入りらしく、今日、彼女が読んだ箇所を教えてくれた。

・プロの試験を受けているところ(=奨励会のことだろう)
・小倉って子と指していたよ(小倉七段のことだろうか)
・この間読んだところで、森内さんがでていた。
・佐藤さんは一コマだけ出ていたけれど、せりふが長くて何のことだったか分からないよ。

 「佐藤さんは他のところには出ていなかったの?」と訊くと「出ていなかったよ」とのこと。関西に住んでいたのだから当然か。重ねて「村山さんとか郷田さんはでていないの?」と訊くと、すっかり困惑した様子。ちょっと上級であったか。

 今時の子供らしく、結構、やらなければならないことが多い彼女に将棋を教えることは諦めムードなのだが、これをきっかけに興味を持ってくれればいいなぁ、と思います。

 その教室(東京の城南地区にある)に通う子供たちのお母さんの間では、羽生さんがこの教室に通っていたと信じられている。子供のころの彼は城南とは全然方向違いのエリアに住んでいたはずなのでガセネタだと思うが、夢を壊すのはかわいそうなのであえて指摘しないでいる。

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PM 09:49:34 | Comment(37) | [子育て]

2006年04月19日  朝日OP:藤井九段快勝
 朝日OP第2局は藤井九段が快勝。前に勝ったのは平成15年1月のA級順位戦(大逆転勝ち:勝ちになった時の彼の手つきのすごさはしばらく語り草になったという。みたかったですね)ですから、本当に久しぶりです。

 羽生三冠は週刊将棋に連載されている飯島五段講座と同じ戦法を選択。三浦八段が以前やったことがあるのを記憶はしていましたが、自分ではなんとなく興味を持てず、講座も全然読んでいませんでした。飯島五段、ごめんなさい。ただ、この戦形は居飛車の角の使い方が単調になりそうな気がするんです。

 羽生三冠がなぜ穴熊にしなかったのか、気になりますね。4枚銀冠も悪くはないでしょうが、2筋攻めがないのでは迫力に欠けます。私も随分、採用した玉形ですが、見た目は美しいもののあまり堅くはありません。私の数々の敗北の履歴がそう感じさせているだけかもしれませんが。

 本譜の後手の攻めは無理という解説が中継でも流れていましたが、まぁ、そうでしょうね。こういう攻めをして、無数の敗北を食らっている私には実感があります。定性的にいうとこんな感じでしょうか。

1.銀桂が参加していないので攻めに厚みがない。後手が6筋方面を制圧するのは無理。
2.後手が望めるのは大駒交換がせいぜい。この場合、仕掛けられた方(=本局では先手)が先に駒を入手することになることがたいていである。手番が仕掛けた方になかなか移らない。しかも、先手は桂馬を跳ねているので、桂香をいっぺんに取られることがない。大駒交換は排除するしかない。
3.となると、駒の取り合いを避けて攻めなくてはならないが・・・
4.玉形は先手が勝る。(かなり)
5.つまり、後手、主張点がない。

 先ほどアサヒコムをみにいったところ、1図で△3二金を逃してからは差がついたとのこと。眺めていて、やや鷹揚な感じは受けたのですが、ここまで深刻な結果になっているとはトップの将棋は恐るべし。

 3図で中継が止まっていました。私は本譜の藤井九段の寄せがすぐには見えなかったのですが、案外、シンプルな寄せがあったのですね。私だけでしょうが、目から鱗でした。

 穴熊らしい勝ち方、かつリスクを減らす勝ち方の見本を見たような気がします。

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PM 10:31:43 | Comment(27) | [将棋(向飛車)]

2006年04月18日  竜王戦:田村―片上戦
 昨日購入した週刊将棋を読んでいて「お!」と思った将棋がありました。竜王戦の田村―片上戦です。1図から▲3四歩△3七歩成▲3三歩成△4八と▲同金△3三銀▲2一飛成△3一歩▲3四歩△4二銀▲2四桂と進んで2図に至り後手壊滅。

 この手順にご記憶の方もおられると思いますが、4月6日にご紹介した竜王戦1組の佐藤棋聖―木村七段戦の3図以下の変化手順と酷似しています。1図と3図を比べると、後手玉の右側の壁は3図よりも1図のほうが深刻な状態で、玉の左側から攻められるとまずそうなことが想像されます。

 本譜の銀を捨てても飛車を成り込んでよし、という手順は、佐藤―木村戦にいただいたコメントからするとアマチュアにも常識となっていておかしくない手順。(私には初耳だったのですが) これをプロが感知していないのはどういうことなのか。さらに佐藤―木村と将棋界でも耳目を集めてしかるべきカード(しかも新聞掲載局)の情報が少なくとも片上四段においては全く処理されていないままなのか、という疑問が湧いてきます。

 実に不思議だ。

 それにしても田村六段は瀕死の中座飛車相手にさくさくと2勝。それも結構目立つところで、おいしかったですね。

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PM 07:52:02 | Comment(59) | [将棋(横歩取り)]

2006年04月17日  プロ棋士間の評価/将棋世界
 先日のエントリーで渡辺竜王の三浦八段への評価に触れましたが、こういう率直な発言がもう少し世の中に出てくれば将棋メディアも活性化すると思うので、いささか追記です。 

 以前紹介した激辛評価や今回のような発言は他の競技界では特に珍しくもないものですが、将棋界は世間が狭いのでなかなか署名入りで滅多切りにするのは難しいところがあるのは想像できます。

 でも、対局日誌のようにB2やC1に落ちた棋士に対し「そういう格ではない」とか「すぐに復帰するだろう」とかばかり書くのは、はっきりいって仲間の方ばかり視線が向いていてファンのことをあまり考えていないのではないか、という気がします。将棋を1年もやっていれば、そういうことがほぼありえないことはすぐに分かりますよね。そしてそういう文章は面白くないのです。

 署名入りではできないのであれば、これはもう匿名で言いたい放題言わせるしかないでしょう。羽生三冠が強いとかいうのは当たり前なのでわざわざ載せなくていいですから、なぜこの棋士はA級に上がらないのか、とか、XとYはどちらが有望かとか、そういう本音の評価を載せないから、将棋世界はいまひとつ面白くない。率直な切込みをしていないメディアでは読者はつきませんよ。

 競技系が分かりにくければ、投資の世界を考えてみてください。あらゆる企業についていいことしか書いていない情報誌には意味はありませんよね。ダメな企業にはダメだしをしてくれるから、金を出して買う意味があるのです。趣味の世界でもそれは同じはずです。

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PM 10:11:18 | Comment(21) | [将棋]

2006年04月16日  終わったか中座流
 私は今年に入ってからは後手番相居飛車は全て一手損角換わりで戦っています。これは8五飛より角換わりの方が力で勝負できるし、自分から仕掛けを考えなくてもいい、というメリットを重視してのことで、必ずしも戦法自体がだめという評価を下したわけではありません。

 でもプロの世界では今では8五飛遣いは絶滅寸前になっているようで、本日放送のNHK杯戦でその傾向に拍車がかかったのではないかと思います。

 それにしてもすさまじい勝ちっぷりでした。田村六段が考慮時間を7分も残し、木村七段の8五飛戦法を文字通り粉砕。記録的に長い感想戦でいろいろな筋が出てきたけれど、どれも後手に分があるものではありませんでした。

 思うに1図の△6二銀自体がどうなのか、と思うのですが。。。なぜって玉の左側から攻撃が始まるのがみえみえであるのに、わざわざ右側に壁を作っていいのか、とそもそもに戻る必要がないのか? もちろん△5一金とセットになれば一人前ですが、先手の攻撃態勢は整ってしまっています。

 2図のように後手から動いた方が面白いのではないか、というのが今時点の私の感想です。△8六歩でなく△6二銀とすると3図のように角交換しての▲3五歩で先手の先制攻撃が始まってしまい、やはり気シンドイ。

 今、この形で後手で実績を上げている人となると、西尾四段くらいなんですよねぇ。採用している人となると木村、上野、塚田という人たちも出てきますが、勝ち越しているわけではないのです。来年くらいには消えていてもおかしくない衰退振りです。

 むしろ気になるのは相横歩取りです。先日の王位戦で佐藤棋聖が後手番で相横歩を採用しています。この将棋は負けていますが、戦法として生き残っているのか気になるところです。

<6300>

 

PM 02:08:38 | Comment(35) | [将棋(横歩取り)]

2006年04月15日  待合室にて
 昨日の午前中、健康診断を受けた。

 待合室のテレビに林葉直子が映っていた。通帳の推移がネタになっていた。彼女が昨年オープンしたカレー屋さんはおいしかったが、客単価が低すぎたのだろう。預金が減っていたようだ。

 暗いレストランでみる彼女と明るいテレビライトで映る彼女はまるで別人のようでした。

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PM 09:47:50 | Comment(67) | [日記]

2006年04月15日  名人戦第1局終盤
 今日のBS2の将棋ジャーナル解説を期待して待っていたのですが、「そうですね」を無制限に繰り返す丸山九段の前に敗退しました。ただ、話しぶりから推測すると彼は森内名人に終止分があると思っていたようですね。

 私も同様の感触でこの将棋を眺めていたのですが、改めてみると1図以下の手順がおかしいのではないかと考えるようになりました。

 格言にまではなっていなくても、こういうことをすると負けやすい振る舞いというのはいくつかあります。例えば、玉のそばの金銀を遠ざけてしまうとか、相手の飛車がいる筋の歩の交換を行うとかですが、殺せないのであれば桂馬を跳ばせてはいけないというのも該当すると思います。(私が勝手に信じているだけかもしれない)

 1図から△4五桂▲3三歩成△5七桂成▲3二とと進むのですが、辺境の金を取る代償が玉の頭上の成桂では算盤が合わない。▲3四歩と突いた以上は△4五桂に▲同歩でなくてはならず、▲同歩と指せないのであれば▲3四歩と突くのは道理が通らないのではないか、とヘボなりに考えますが、どうでしょうか。

 とはいえ、1図で▲7三歩成は、7三をいじってから飛車を下ろすことになるわけですが、攻め切れないのであれば駒を渡してはいけない、というのも、また格言未達レベルではあるもののタブーか。こうして感覚の上では指せる手がなくなってしまいました。なんか戦える術が先手にはあったのでしょうか。


PM 09:45:19 | Comment(45) | [将棋(角換わり)]

2006年04月14日  渡辺竜王の三浦八段観
 最新号のNHKテキストに掲載されている渡辺―三浦戦の観戦記に表記が原文そのまま紹介されています。一部抜き出すと「並べる気がしない」などなど。

 本音120%の評価にしばし唖然、しかしいやな感じはしませんでした。ぜひ、ご一読ください。

 これは将棋に限ったことではないのでしょうが、競技者間どうしの評価は肯定的なものはお世辞も含めてよく外に出てきますが、否定的な評価は仲間内限定、あるいは本人の内心にとどめられてしまうものです。それは世渡り上、必要な術でもあるのですが、競技の世界は競技者だけではなく観戦者も含めてひとつのコスモスを形成しているので、「あいつの将棋はだめだ」とか「あんなボールはいつでも場外に運べる」という話しもコスモス活性化には資するでしょう。

 これで発言者当人が奨励会三段だったりすると笑い話ですが、当代最強棋士であれば実力で反論を封じることもできるので、なおさら結構なことだと思うのです。

 考えてみると、竜王の「羽生さんには100回やれば40は勝てると思う」という以前の発言もなかなかのものです。他のA級棋士たちへの評価を聞いてみたいものですね。

<4548>


PM 08:42:16 | Comment(38) | [将棋]

2006年04月13日  名人戦
 やはり仲間との間で話題になった。

・毎日がぷりぷり怒って王将戦から降りてしまったらCFに大きな打撃があるはずでは。
・とりあえず、手元のお金が必要なのだろうか。
・でも5年後はどうなるか分からないので、その間に経営改革をするのだろうか。
・それは、B2以下のオープン化とかだったりするのか。
・とにかく人気回復とファンにお金を使わせることが何より。
・女性棋士を無料でジュニアから養成するとかだめですか? カーリングみたいにいきなりスクールが繁盛するかも。(但し、即効性はない)
・順位戦と名人戦に支障がないように進めてほしいです。

といった声がありました。

<4515>


PM 10:03:52 | Comment(92) | [将棋]

2006年04月13日  名人戦:森内先勝
 名人戦第1局は森内名人が(私見ですが)快勝しました。

 昨晩の0時50分から放送されたBS2の番組をみようと頑張って起きてはいたのですが、気がつくと解説の山六段が▲7二飛成とするところで、肝心のところは聴けずじまいでした。冒頭、山六段は「熱戦」と評していましたが、そうなんですか。

 2筋の折衝で先手が歩を3枚もらい、後手が歩切れになったところでは、どうみても先手が指しよいはずです。△6三銀が気がつきにくい妙手という評判ですが、ソフトはこういう駒を引く手が好きなので(最近、私はソフトならどう指すか、ということを頭の片隅に入れて将棋を指しています)、私にとっては候補手ではありました。

 この手に対して、▲3八飛がよく△3七歩▲同飛△2六角▲6九玉△3七角成▲6三銀成△同金▲3七桂なら本譜よりよかったらしいのですが、なんか不自然な手順で、「どういう思考を経由するとこの手順になるの」というところをよくよく訊いてみたいところです。将棋は結局のところ謎解き、パズルなので、結果だけを示されても困惑してしまいます。

 3図で銀が立ち往生して、さらに銀3枚と飛車一枚の交換になると森内名人の圧勝かな、と思ったのですが、これが難しい、とのこと。名人に疑問手があったということですが、どの手だったのか、よく分かりません。

 


PM 09:56:05 | Comment(24) | [将棋(角換わり)]

2006年04月12日  名人戦、朝日に復帰か
 帰りの電車で近くの男性が読んでいた夕刊フジにでかでかとでていました。当事者以外の新聞のネット記事にも出ていますね。

 朝日OPがなくなった場合、連盟は減収になってしまうわけですが、ことによると毎日新聞との間で契約金についてdisputeでもあったのかもしれません。。。

 私は、朝日から毎日に名人戦が移行したときのことをよく憶えているのですが、名人戦に1年間の空白ができてしまったことは将棋連盟にとってはdisgraceでしかなかったと思います。今回はその轍を踏まないようにしてもらいたいものです。

<4852>


PM 11:25:43 | Comment(39) | [将棋]

2006年04月11日  名人戦開幕
 いよいよ始まりました。

 毎日新聞のサイトで動画まで視聴できるらしいのですが、なぜか私のPCでは「クリップがない」とメッセージが返ってきてしまい、どんなものか分かりません。ご覧の方がおられたら恐縮ですがコメントいただけるとうれしいです。

 第1図までは5局の前例があり、2局が▲3八金(こういう金を上がるのは辛いと思うのですが)、2局が▲2四歩、1局が▲6八玉です。谷川九段は▲7七銀で一番普通に見えますが、どうしてこれまでの対局では出現していないのでしょうね。

 封じ手局面の▲7四歩は一目無理っぽいのではと感じたのですが、よく考えてみると8五と6五に歩がいる後手は右桂を未来永劫活用できないわけで、7三をいじっても影響はありません。先手玉は居玉なので反動も限定されているので、十分ありえる手なのでしょう。

 80手未満で終わることもありそうですね。

<3931>


PM 10:08:55 | Comment(20) | [将棋(角換わり)]

2006年04月10日  ダビンチ・コード
 文庫本になったので購読。

 「導師」が誰かは容易に想像がつくし、それほどドキドキしなかった。盗聴の仕方も現実性がなさ過ぎて笑ってしまった。

 文中で「クレメンス五世(教皇)がテンプル騎士団を滅ぼした」といった下りがあった。私の理解ではテンプル騎士団を滅ぼしたのはフランス王フィリップ4世であって、クレメンス五世は聖界に属する騎士団の権益を俗界に渡さないように最善の努力を行った人物なのですが。

 私の理解が違っていて、ダビンチコードの記述が正しいようなら、どうか教えてください。ネット上の騎士団の記述を調べてみたけれど、どうもそうは思えないのです。



PM 09:45:58 | Comment(96) | [歴史]

2006年04月10日  変(職団戦)
 A級、B級は30分切れ負け。最終盤で叩きあいになる将棋はどうしても出てくる。

 私が観戦した将棋でも、そういう場面があった。甲氏が形勢で劣勢、時間も30秒ほど劣勢。対戦相手の乙氏は対応さえしていれば自然に勝ちが転がり込んでくるはずだが、何を考えたか寄せに出てしまう。(しかも寄っていない) 思考が渋滞し、ノータイム指しができなくなり、時間でまくられ、針が落ちた。甲氏は人格が崩壊してしまったのか、頬が緩みっぱなし。全身で喜びを表現していたのだが、なんかなぁ・・・勝ち方が勝ち方だから、もう少し控えめである方が妥当だろう。そんなことをいっていられないくらい、嬉しかったのだろうけれど。勝勢の切れ負けの悲劇はあちこちで見たけれど、なかなかレアな喜びようでした。

 それはそれとして、着手を急ぐあまり崩した盤面を修復しないのは構わないの? 乙氏の気が利いていればその瞬間、自分側の時計を止めて、修復を要求していたはずだが、実戦では難しいか。

 こういうのも目撃した。時間で追い込まれ自玉の命脈もほぼ終わっているX氏が対戦相手のY氏の時計が止まっているのを発見して曰く。

「これからはお互い時計なしだな」

 時計を再チェックすると普通に動く。Y氏の残り時間は10分以上。Y氏の仲間が介入して抗弁。「他の時計と比べてみると止まっていたのはせいぜい数分。でもそれは証明できないので、このままやるしかないでしょう」

 なんとなくそのまま進むうちにX氏の時計が切れた。
Y氏「時計が切れましたよ」
X氏「止まっていたから、このままやるんだ!」

 もう滅茶苦茶で、X氏の時計は3分ほど進んでいくうちに、彼の玉は完全に詰んだ。。。

 ちょっと自分の家族には見せられない姿ですね。

 これが秒読み制なら礼儀正しく投了をするのではないか、という期待もあるのですが、でも大半のアマの将棋の終了図が形もへったくれもない凄惨なものになっていることを考えると、土台無理な話なのかもしれない。

<4257>


PM 09:30:26 | Comment(31) | [将棋]

2006年04月10日  チャングムの夢
 先週の土曜日に初回放送。娘の主張で恒常的にエアチェックをすることになった。

 男の子の視聴者を獲得したいのか、戦闘シーンが多く、「茶母の剣」とブレンドしているような気がする。

 ミン・ジョンホがバリバリの武官でいきなり王の覚えもめでたいという設定はまだるっこしくなくてよいが、賊を追いかけて王を一人きりにするのは護衛としてどうよ、と突込みを入れたのは私だけではないだろう。

 絵がとてもきれいなのには感心しました。




PM 09:22:36 | Comment(38) | [テレビ]

2006年04月09日  懺悔
 今日は職団戦でした。会場の東京武道館にいくのは初めて。対局場ではないほうの道場には武道に勤しむお子さんが多くいて、なんか心強い感じがしました。加齢臭の中和にも貢献していたのではないでしょうか。

 今回は女流棋士との交流戦(D級以下のみ)、渡辺竜王、佐藤棋聖を含む超一流棋士の指導対局とイベントは盛りだくさんでしたが、弁当を食べている時点で勝ち残っていた当方には縁のない話し。お土産は扇子と先週号の週刊将棋で、私はかなりがっかりしたのですが、チームメートは誰一人として週刊将棋を購読していないということで、それなりに喜ばれていたようです。個人的にはデッドストックになっている日将ブックスとかの方がありがたいのですが。。。。

 今日のお題は自分の将棋から自己反省。1図の先手が私です。仮にも職団戦でこの局面が出現したことに非常に驚いたのですが(自分の将棋人生の中でもここまでの矢倉崩しを作ることができたのは多分、2回目です)、相手の方の指し手は△6五歩! すっかりびっくりしてしまった私は、▲4四歩△同銀に素直に▲4四角と進めます。しばらくして出現したのが3図。なんか変だな、と思い悩み、将棋ソフトならどう立て直すか考えて選んだのは▲3八金。。。明らかに変調ですが、それでも優勢は維持し、押し切りました。。

 ,匹海おかしかったか、もうお分かりですね。2図では▲4五銀△同銀▲4四歩で終わっていたのでした。あまりにもベーシックすぎて定跡を私は忘れてしまっていたのでした。

◆ゝ宅して3図を激指4にかけてみたところ、彼の見解も▲3八金でした。それほど悪い手ではないのかもしれません。

 今回もいろいろと変わった方を目撃したので、ネタがない時にでもまとめます。

<3866>


PM 10:02:45 | Comment(45) | [将棋(矢倉)]

2006年04月08日  観戦記。。。
 未消化の観戦記が大分たまってしまい、一昨日から読み始めました。

 なんとなく読む順番というのがあって、

 A級順位戦
→竜王戦1組
→棋王戦(今はトップクラスの将棋が掲載されているから)
→王座戦(まだステージは予選だが、観戦記の質は揃っている)→王位戦
→竜王戦の2組以下
→棋聖戦(観戦記の質がどうも。。。)

となっており、今朝、読んだのは棋聖戦最終予選の片上四段対南九段戦。(観戦記:山本真也)

 1図は既に先手苦戦。ここで片上四段は▲8九玉としたのが悪手とのこと。この手の意図は角の退路を確保することにありますが、△7三桂と跳ねられてみると△8五歩▲9七角△9五歩▲同歩△同香▲6四角が王手にならず△9九香成とされて勝ち目がありません。なるほど玉を引かない方がましなので、悪手なのは理解しました。

 では1図で代替手は何なのか、ということがどこにも書かれていない。「失着を指摘するなら最善手も書いてね」と内心、ぶーたれながら、ここで粘れる手がないか、自分なりに考えてみることにしたのです。

 ここは▲6五歩しかないのでは。もともと、直前に控えて打った歩ですが、今なら△同銀▲同桂△同金▲5三角成△6六歩▲同銀△同金▲6二馬△同金▲6四飛があるので十分以上に戦えそう。△8四歩がなければこの瞬間に△8四角を打てる(そもそも、6筋の歩を控えて打ったのは△8四角があるから、という解説が直前にありました)。結局、自分で考えたわけではなく、観戦記に頼った読み筋ですがいかがでしょう。

 してみると、△8四歩は疑問手、1図の局面は決して先手が苦戦ではないようにも思います。その辺りの分析は観戦記では全くなされていないので、見当違いかもしれませんが。。。まぁいいや。

<3952>


PM 12:44:02 | Comment(84) | [将棋(中飛車)]

2006年04月06日  異筋だらけ
 今日のお題は竜王戦1組の佐藤棋聖対木村七段戦です。中盤の手順があまりにも私の感覚と違いすぎたので、このブログを読んでおられる皆さんの意見を求めたくなったのです。

 1図までは並べていて特に違和感はなかったのですが、ここからの進行は▲同飛(え?)△5四角▲2六飛△3六歩▲3四歩(え!!)△3七歩成▲3三歩成△4八と(銀がただですよ、佐藤棋聖!!)▲同金△3三銀▲2一飛成で2図。

 飛車が成っても△3一歩で大して響いていないのでは?と思っていたのですが、観戦記によると飛車成り=銀でバランスは取れているとのこと。「本当かよ?」というのがその文章を読んだ時の正直な感想ですが、皆さんはどう思われますか?

 さらに私の常識を裏切る木村七段の指し手は△3一金!!!。案の定▲2三角△5二玉▲3一竜で金を一枚ぼろんと取られます。「こんなバカなぁ」と内心唖然とする私の前に現れた手順は、△2二銀打▲2一竜△2三銀▲同竜で竜が後退。これなら後手としてもまずまずか。(3図)

 2図で△3一歩は▲3四歩△4二銀▲2四桂で後手が負けるそうですが、本譜の手順は佐藤棋聖をして「こんな手筋があるとは」と驚かせたとのこと。ここはともかく、強い人は今の手順を普通に並べることができるのでしょうか。

<4398>


PM 09:33:30 | Comment(33) | [将棋(横歩取り)]

2006年04月05日  朝日OP;羽生先勝
 昨日、休暇から戻ってきました。日焼け止めに失敗したため、現在は脱皮状態。妻からは接近禁止命令が出ております。行った先のレビューは後日書くつもりです。

 さて、不在中の将棋界をチェックしてみると、朝日OPの第1局が行われたばかり。まずは並べてみました。終盤については十分検証ができていないので、序盤についてまず書いておきます。

 戦形は後手藤井システム(9五歩型)に対する先手の急戦。第1図時点での過去実績を調べてみると先手の8勝4敗。藤井九段は長らくこの形を二軍に落としていたのを、最近、復活させたというような経緯が、この間の将棋世界に載っていましたね。

 12局中11局は△4二飛なのですが、私は△7一玉がなぜ廃れたのかよく分かりません。平成15年の王座戦本戦の丸山―藤井戦では以下▲4六銀△4二飛▲4五銀△同銀▲同飛△3四銀▲4八飛△4五歩▲3二歩△4一飛▲2四歩△同歩▲3一歩成△同飛▲3七桂と進んで2図。その後はいいとこなく、後手の完敗に終わりました。

 この将棋には伏線があって直前の名人戦第3局で羽生3冠(当時)が後手を持って森内名人に圧勝。藤井九段は「羽生さんはこの変化も読んでいけると踏んだはずなんだけど、おかしいなぁ」との感想を述べたという記事を当時の将棋世界で読んだ記憶があります。

 私見では2図における△2五歩が緩手で△3六歩としていれば後手が悪くはならないと思いますが(念のため、超強豪にも確認済み)、どういう風にプロ間では整理されているのか、その後の評価を寡聞にして存じません。

 この戦形の先手は、コアな穴熊党にとっては結構ハードルが高いのですが、羽生感想で何か分かればいいなぁ、と思っていますが、観戦記ではちょっと無理でしょう。感想戦で正直に全てを話すかといえば、多分、差し控えるところもあるのではないかと想像します。

 それにしても、この戦形の羽生さんはどっちをもっても本当に負けませんね。

<3610>

 

PM 09:59:43 | Comment(38) | [将棋(四間飛車)]

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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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