森下九段の先手三間飛車という予想外の将棋でしたが、なんとなく指し手を追っているとこなれていない印象を受けるのは先入観のなせる業でしょうか?
木村七段の解説では三浦よし→森下よし→三浦よしとのことでしたが、私はずぅーーーーっと後手よしと思っていました。(感想戦を見ていないので、おかしいようでしたらどうかご指摘を)
1図の▲9七香が違和感1.ここに香車を上がっても端攻めができるわけもなく、桂馬の利き筋に入ることを考えると、このタイミングで指す必然性はないように思います。実際、8筋の折衝を経て9七で桂香交換が発生。これに伴い、6五にもっていきたかった先手左桂が9筋に移動。なんか痛いように感じるのですが。
2図の△2二玉は解説陣も驚いていたけれどいい手のはずがないが、どうか。角筋に金がいるのがいやなら△3三金のほうが?と思います。この手の前は後手の飛車の横利きが素晴らしく、後手優勢ではないでしょうか。ただそれで後手の優勢が大きく揺らいだかというと、そんなことはなかったのではないか、というのが解説陣とは正反対の私の第一印象。きっと私の感じ方に問題があるのでしょう。
3図から▲4三歩成△同金上▲4六歩△7八馬▲7七飛△同馬▲同角△6七飛と進んでは後手よしと思います。3図で▲3五歩は変ですかね。△同馬は本譜と同じように桂を取りにいってよいし、△同歩は▲3四歩から手になっていないか、と思ったのですが。
これも例によってNHK杯テキスト待ちです。
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PM 09:28:32 |
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[将棋(三間飛車)]
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