毎日新聞の記事によると羽生四冠は飛車が使えなかったという感想を残しているそうで、私の昨日のエントリーはそれほど的外れではないのかもしれません。
そうならば、後手苦戦の原因はなんだろうということになるのですが、1図の辺りでしょうか?
ここで△4五歩と羽生四冠は突っ張ったのですが、堂々と▲5五銀と進出されるとどうにも具合が悪いような。(但し、佐藤棋聖を相手にする以上この手は予見できるはずです) 退嬰的な感もあるけれど、△4二玉と玉自らの守備力で3、4筋を支えた方が飛車の活用範囲も広く、よいと思うのですが。。。
右玉で安定するのであればそれに越したことはないにしても、△6二玉〜△7四歩〜△7三桂〜△8一飛〜△5二金と整備する余裕は全くないので妥協したい、とヘボアマの身では感じます。
対して先手は局面に応じて居玉のまま戦うこともできるし、本譜のように8八まで移動させることもできるしで、作戦範囲が広い。この辺りは佐藤棋聖の作戦がよく練り上げられていたのでは。この前のA級順位戦と序盤は同じなので、比較した解説がほしいところです。
それにしても、2図の▲3五角が露骨過ぎる狙いですが、妙に受けにくかったですね。なかなか打ち切れない角です。
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PM 09:12:37 |
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[将棋(角換わり)]
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