せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2005年07月31日  順位戦:起きていられない
 金曜日の朝10時に始まったA級順位戦丸山九段戦−羽生四冠戦は日が改まったころ、ようやく羽生優勢になったようにみえた。図の局面が確か0時33分頃だったと思う。△6八歩により先手の飛車の横利きが遮断されたのを見て、私は羽生四冠の勝利を確信した。。。先手玉は受けなしの2手すき、後手玉は上部が広く開いており、敵影は見当たらない。もう眠さの限界だったので、寝室に移動したが、他の人物ではない羽生善治が後手である、間違いが起こる可能性はないはず、と信じたのである。

 翌朝、結果を確認した時の驚きをなんと表現すればよいのだろうか。このブログのエントリーでも一方の勝利を確信して、PCから離脱したものの、最終結果は正反対になっていたことが何回かあったが、これは朝日OP第2局の山−羽生戦クラスである。

 で、思ったことは、彼とても人の子であったか、というのはもちろんあるが、もっと素朴なことである。山場が来るのが0時過ぎというのはどう考えても、観客に優しくない。世の中の標準とあわせて午後10時から11時に寄せ合いがくるようにしてくださいよ。(前も書いたことがあるけれど) 開始時間を早めて、食事休憩を持ち時間の中で処理するようにすれば瞬時に解決し、ネット観戦人口拡大にも寄与すると思うのです。

 それにしても▲4一角に△3二銀とするとは全く予想外でした。。。

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PM 06:32:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2005年07月30日  無理矢理石田流
 こういう言葉はないと思うけれど、最近、なぜか1図のように構えられることが多い。先手は石田流の権利を保有しており、何とはなしに気分悪し。それでなくても、前期王将戦第2局の羽生流の構え(右金を据え置き、右銀を斜め棒銀にしつつ、穴熊)に感銘を受けて以来、対三間飛車にはずーっとこれで通してきたこともあり、石田にされるだけで作戦負けになったような気がするのです。

 今日もそういう将棋があり、序盤大作戦負け。結局は勝ちましたが、えらい苦労をしたので、例によってDBにて検索。先手は大内九段の名前が多いのですが、トータルでは負け越し。但し、なぜか位取り矢倉になっていたり、中飛車になっていたりで、全てが全て石田になっているわけではありません。

 6月の朝日OPの伊東−野田戦で後手が棒金にしている事例が最新のものですが、棒金はもう私はやる気がないので却下。以前、村山七段(当時)が舟囲いにしてから、6筋を強襲したのもみつけましたが、穴熊に慣れた私には指しにくく、これも却下。

 結局、2図のような「私は後手なので、多少の不便は耐え忍ばさせていただきます」というのがよいのでしょうか。

 どうもすっきりしないので、何かご意見のある方、お願いします。

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PM 09:20:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | [将棋(三間飛車)]

2005年07月30日  リンク
www.yomiuri.co.jp/komachi/interview/suteki/20050728ok05.htm?ref=ml1

 何気にいい記事かと思ったのでご紹介。


PM 08:29:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年07月29日  ついに17番勝負:王座戦挑戦者決定戦
 下の形勢判断は珍しくまともだったようで、注目の王座戦挑決は佐藤棋聖が快勝、ついに3連続タイトル戦を羽生四冠相手に繰り広げることとなりました。佐藤棋聖の今期の勝ちっぷりは2001年から2002年にかけての17連勝をしのぐものがあり、何かものすごいものがみられそうな気がします。

 さて、将棋の方ですが、割りと急所かな、と思うとことで予想が当たったので、自慢をさせて下さい。

 1図。既に後手の指し手がかなり個性的で、恐らくほとんどのプロの予測を超えていると思いますが、ここは観戦記の青野九段には深堀をしていただきたいところです。第一感、▲6七角で不都合がなさそうですが、なぜこれを断念して▲2六角としたのか。前者であれば後手の飛車を角筋で捉えることも不可能ではなく、後手の指し手を限定できるように思えるのですが、だめですかね。

 2図。ここで△3六桂でしたが、この手は当たりました。当たった理由は読みもありますが、去年のNHK杯戦の対中井戦でこの筋の桂馬を逃したことを佐藤棋聖は後悔しきりだったので、脳裏をよぎりやすいのではないかとの勝手読みです。本気にしないで下さいね。

 この辺りでは控え室の見解は対立していたようですが、私は△3六桂
に対する▲3八飛が最善手なのかよく分かりません。本譜のように馬を作られるのは損だと思うのです。(今、日経のサイトをみにいったら▲6八飛でどうだったかという西尾四段の意見が出ていました)

 3図。ここで△4四金。この手を控え室は読んでいなかったということで、私には意外でした。△4四金を読めた理由は「佐藤棋聖の棋風」「攻め駒が飛車角しかない時は金銀で接近戦に持ち込むのが上策」(相振りと同じ)です。これもまぐれでしょうが、少なくとも私には排除するべき手ではありませんでした。

 西尾四段はこの後の▲4七銀が敗着といういい振りですが、この手もよくないにしても既に先手は苦しいと思います。

 この将棋で一手損角換わりは2連勝ですか。戦法として何となく実績が上がってきたようですね。


PM 10:48:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2005年07月29日  王座戦決勝
 今、64手目△3五歩まで進んでいます。局勢判断は分かれているようですが、やや先手の攻めが細いのではないかと私は思います。

 さてどうなりますか。

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PM 08:09:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2005年07月28日  先手必勝神話
 最近の好調を反映してか、このところ佐藤棋聖関係の観戦記が多いです。今日、東京新聞で王位戦挑戦者決定戦の掲載が終わったので、この将棋を検討してみました。

 まず、1図で▲1八飛としたのが気づきにくい発想です。これはこのまま1筋から攻めようというのではなく、▲4六銀+▲3七桂の理想形構築を優先するために△4五歩に備えたもの。飛車は後ほど3八に再度移動をします。

 観戦記には2図で△4二銀右は▲3七桂△2四銀▲3八飛△3三桂に▲1八香(2図)で先手作戦勝ちとの解説がありました。実は、私もこれと同型ではないにしても先手方の攻撃陣をよく持つので反応するのですが、△3三桂と跳ねられてしまった時の攻略法をよく分かっていません。仮に後手が△9三香と手待ちした場合にどうするのかを考えてみましょう。

 ▲3五歩から仕掛けるのは、△同銀▲同銀△同歩に▲2五桂なのでしょうか。私の力では、攻め切れる気がしない。却下。▲5五歩△同歩で角道を止めてから▲2五歩△同桂▲同桂△同銀▲3五歩だとどうだろう。△同歩▲同飛で、△3四銀▲3八飛△3三歩に▲3五銀(3図)ならそんなに悪くないだろうか。でも、勝つ自信もそんなにない、というのが正直なところです。私は後手で矢倉をやる羽目になったときは、この形に誘導するようにしているのですが、それほど後手の勝率は悪くありません。

 2図で先手の指しよさを感じ取るためにはかなりの実力が必要ではないか、と感じます。トッププロは1筋を詰めているし、8五桂も質であるし、後手の主張点はないでしょう、というわけでひと目先手の勝ちを予感するのでしょう。しかし、アマはそうではない。この辺が特に際立った差なのです。

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PM 08:52:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年07月27日  頓死
 昨日、新潟新聞の掲載が終わった棋王戦の田中−先崎戦の最終盤です。1図で田中九段は▲5二銀成としたため、自玉に即詰みが生じて頓死をしてしまいました。失礼ながら、田中九段の場合は既視感のある光景です。これさえなければ、ノンストップでA級まで上がってきた勢いそのまま、A級に定着していたのではないかと以前はずいぶん思ったものですが、これは余談。

 本題は正着の▲6五角と指した場合の変化です。観戦記によると▲6五角△7八金▲同飛△同銀成▲同玉△2八飛▲6八金△8八金▲6九玉△7六飛▲同角△5三金▲6一飛△5一歩▲8五角△3一玉▲5三歩成で大変とのことです。しかし、2図の局面は先手玉に△5八銀▲同金△7八金以下即詰みが生じています。本譜で銀を渡して詰んでしまったのですから、変化手順でもその可能性は高いと見るのが普通です。

 そこで、1図の局勢、ならびに2図に至る手順を検討してみようと思いました。

 結論としては、1図ではもう先手の勝ちは消えているのではないか、その原因は詰めろでもないのに▲5三銀と打ち込んでしまった(この手自体は悪手であると評価されているが、観戦記上は真の敗着は▲5二銀成となっています)ことにあると思います。終盤に質駒を銀2枚も作ってしまってよい道理がありません。

 この将棋は中盤は力強い応酬が繰り広げられていたのですが、最後に折れてしまったのが残念でした。



(追記)お詫び。2図は先手玉に詰みはありませんでした。後手玉は詰めろですから、辛うじて勝ちが残っていたのですね。詰みに関する限りは、自分の読みだけでエントリーを書くのはやめることにします。。。

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PM 11:02:44 | Comment(5) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年07月26日  佐藤康光、棋聖戦4連覇
 本日行われた棋聖戦最終局は佐藤棋聖が後手番の不利を乗り越え、天敵の羽生四冠に快勝し、4連覇を達成しました。内容も駒がどんどん前に出ていく力強いもので、今期の好調ぶりを象徴しています。

 将棋は後手一手損角換わり対先手の棒銀。この一手損角換わりは内容的にはそれなりに戦えていると思うのですが、主要対局での実績はさっぱり。「これは羽生さんの勝ちかなぁ」と思った私ですが、佐藤棋聖の指しっぷりは想像を絶するものでした。

 普通、右玉をする場合は「まともに矢倉に立ち向かってはダメです。かわしてすかしてポイントを上げることが大切です」(by羽生善治(当時二冠)、1月に行われたNHK杯戦対佐藤棋聖戦の感想において)としたものですが、佐藤棋聖の場合はそういう指し方はできない人なのか、まず1図の△3五銀。これ自体は、想像できなくはない手ではあります。以下▲2六銀△同銀▲同飛で先手も銀をさばけはしましたが、後手を引いてしまいます。△5八角▲6五歩△同歩▲8二銀で2図。▲8二銀は「桂馬が跳ねるようなら▲7三角と打ちますよ」という趣旨なのでしょうが、何かイマイチな印象を受けます。桂香を2枚とも拾える可能性はゼロですから。

 これに対する△6四銀の強硬ぶりはどうでしょう。玉が6筋にいなければ普通に発想できますが、この形で銀を立つ人はあまりいないのでは。ですが、その後の進展をみると勝利を呼び込む一手ではなかったかと感じます。2図の局面をよくみると、先手からの攻め手が見当たらないのでこういうこともできるのでしょうね。以下、6筋の位を利しての猛攻が炸裂し、先手右翼の飛車が動く暇を全く与えずに押し切りました。

 羽生四冠の敗因はなんでしょう。どこかで▲2四歩〜▲2二歩で飛車を動かして▲8二角はなかったのか、と考えます。
、ぃ吉角に対する▲6五歩に代えてはどうか。▲2四歩〜▲2二歩で飛車を動かして▲8二角は△2五歩が厳しいのでダメでしょう。
△修谿柄阿世箸垢襪函飛車が2八にいる時がよいので△3五銀と出られる直前の▲5六歩に代えてはどうか。

 へぼの手には負えないので、観戦記を待ちます。

 これで29日の王座戦挑決次第では17番勝負になりますが、相手は今期絶好調の深浦八段。これも普通の話をすると、一度勝率7割を割ると後はじりじりと後退していくものですが、今期13勝1敗の彼は再度の7割超え。楽しみです。

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PM 10:11:39 | Comment(15) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2005年07月25日  久保−森下戦後記
 このエントリーで取り上げたA級順位戦の久保−森下戦の観戦記が佳境に入っています。問題の「なぜ△7三桂と逃げなかったのか」についてですが、観戦記担当の関六段も理解できなかった口で、局後、両対局者に確認を求めたとのこと。一見して不思議に思えますものね。

 理由は、△7三桂だと▲8一歩成△7六香▲4八金寄△7八香成▲5八飛(2図)△7七成香(?)▲5二香成△6七成香▲4一成香△同玉▲5二金△3二玉▲4二金△同玉▲5一銀△4一玉▲7三馬△同金▲5三飛成で寄りだから、とのことです。金と飛車を一マスずつ横移動するというのはなかなか思いつきにくい発想です。こうしてみると素通しの香車の威力はなんとも強烈ですね。先手の飛車よりも働いているようです。

 でも2図で△7七成香とする人はいないのではないでしょうか。よほどのへぼでも△5四歩といったんは香車を止めるものです。相変わらず謎が残ります。

 それにしても森下九段は苦しいスタートになってしまいました。

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PM 09:02:52 | Comment(3) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2005年07月24日  「感想先後の感想」平成2年王位戦最終局
 将棋世界8月号の掲題特集の内容を改めて考えてみました。谷川浩司の名局として有名な一局ですが、佐藤棋聖の今時点の感想として「中盤で歩を一歩くらいだが余計に渡しすぎたようだ」というものがありました。

 並べてみるとこの感想に該当するのは1図の▲1三歩ではないかと想像されます。以下△同香▲3五銀△2五銀▲同歩△3四歩▲4六銀と進み、先手は銀桂交換の戦果を上げますが、手番は交代します。この振り代わりは、4六銀戦法ではよく発生する手順ではあります。ゆえにこの種の端攻めをする場合は飛車は3筋にいた方がよい、銀桂交換では戦果としては不十分であり、小駒が総交換にならないとしても少なくとも右銀はさばけないと不満というのが相場だと思います。(この局面のことを佐藤棋聖が語っていないとしたら、私は全くの阿呆ですが、まぁいいや) ただ、1図周辺でどうすればよかったのか、というと、私の頭では苦しいものがありますが、つまりは▲1三歩を保留して▲3五銀と出ればよい、ということなのでしょうね。

 それから第2図で指された▲7三馬が名手△9五飛を誘発したわけですが、ここで▲7五馬なら後の△5七角を防いでいるので、先手はまだまだ戦えた、ということになるのでしょうか。平成2年の谷川浩司全集をみれば何か分かるのかもしれませんが、ご存知の方がおられれば、どうかご教示願います。 

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PM 06:38:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年07月23日  横歩取り超急戦
 久しぶりに横歩取りのネタです。いずれも私の実戦(いずれもせんすが先手番)から。

 1図。普通は△3三同桂なのはご存知と思いますので、意表を突かれました。後ほどDBで調べたところ、実戦例は少ないもののあり、いずれも▲5五角。本譜は△4四角▲同角△同歩▲5五角に△3七歩が飛んできた。いまだにこれに対する最善手が判然としません。

 2図。新山崎流に対し、後手は△7四歩を保留して△1四歩。なるほど。▲1六歩だと、角交換〜△4四角〜1筋攻めがありうるので、こちらも▲5八玉とか▲3八金とか何か指さなくてはならない。そこで△1五歩とされると、△1四角の筋があるのでかなり定跡とは具合が違ってしまいます。

 だから先手が損だというわけではないのですが、皆さん、色々と考えているのですね。

 今後の検討ネタということで。。。


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PM 09:16:08 | Comment(766) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2005年07月22日  「やっぱり変」 王位戦第2局
 昨日の時点で早くも「先手の勝利は間違いなし」と思っていた私ですが、おかしかったのですかね。自分では、必ずしも封じ手時点の形勢判断が不合理であったとは思えないのですが、将棋は羽生王位の仕掛けに上手く対応した佐藤棋聖が、先手の歩切れを衝き、勝利。2連勝です。

 年に1回くらいは起承転結がはっきりしない将棋がトップレベルでも発生することがあるのかもしれないのですが、この将棋はその1回なのでしょうか。理解できないことが多すぎます。

 まず封じ手でいきなり▲5五歩と先手が仕掛けます。完全な銀冠にはしないまでも少なくとも▲8七銀は指すだろうと私は予想していました。本譜の方が玉の退路を8七に確保したという意味があるのかもしれませんが、角頭が寒い。何より、急いで仕掛けなくても、先手には陣形強化策はいくらでもあるのに対し、後手にはせいぜい、左銀か左金を6三に運ぶとか、飛車を2一に引くとかくらいしかないので、普通に駒組を進めて支障はないと考える(もっと正直にいうと、私は玉を固めるのが好きなのです)のですが、後手に右玉みたいな待機策を取られるのがいやだったのかもしれない。まぁ、適当なことを書いているわけですけど。

 進んで、5筋に歩を成捨て。角単騎ではいくらなんでも後手陣攻略は無理です。▲4五桂打の狙いなのでしょうが、桂損した代償が僻地の香車と馬製造ですか。自玉が堅ければそういう指し方もあるのかもしれないけれど、既に玉頭は抗争地。金を引き出したのもこうなると良し悪しで、先手の通常であれば好形のはずの4九金は立ち遅れの象徴、中央の主戦場に移動した飛車もむしろ当たりがきつくなるのみで、本来はプラスになるはずの手が全てデメリットになっています。

 投了図で投げるのか、という思いもあります。でも、▲7六香△同銀▲6六馬△6五銀▲7五馬△7四香は明らかに敗勢ですし、とはいえ、どちらかの金銀をむしられてはもちそうもありません。8八銀型が祟っています。

 実質飛車落ちのまま王位戦2連勝。これは佐藤棋聖が強かったのか、羽生王位が滅多にないほど不出来だったのか、私には後者ではないかと思えるのですが、これほど観戦記が必要な将棋も珍しいでしょうね。

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PM 08:11:03 | Comment(90) | TrackBack(1) | [将棋(向飛車)]

2005年07月21日  「変」 王位戦第2局
 王位戦第2局が始まりました。いきなり、異形の将棋になっています。

 まず後手の佐藤棋聖が中飛車模様。最近、勝率の低下が著しいような印象がある中飛車ですが、どうやら工夫があったようでいきなり6手目、角交換の一手損。たまたま、私は昨日、24で同じ手をされたばかりなのですが、居飛車をもって特に苦労があったという感じもなかったのですが、中飛車党の人々はどういう感想をお持ちでしょうか。

 さらに、△2二飛(結局、角交換向飛車)と構えるのですが、そこへ羽生王位は▲7七角。普通は△3三角打と思いますが(先手から角交換をしないのであれば、先手は壁銀の分、損だと思う)、なんと△1二飛。手損して、飛車が端に移動し、さらに先手に飛車先交換を許します。私は言葉を失いました。

 その後も飛車が1一から2二を経て2三に移動(2手損)、左銀が3三から4二に後退(2手損)。角交換の手損も合わせると5手損! 玉形は弱く、9筋を占拠され、第1局とは正反対の趣です。

 私が先手なら、後手陣が堅くなりようもないことを見越して、角の打ち込みに注意しながら、玉を銀冠に囲ってしまいますが、羽生王位は両様をみていますね。

 この後手の指し方で、後手が勝ったらまさに偉業ですが、普通に戦えば先手が勝ちやすいはずです。

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PM 08:04:52 | Comment(14) | TrackBack(0) | [将棋(向飛車)]

2005年07月20日  人民解放軍幹部の超過激発言
 先週、中国人民解放軍の朱成虎少将は、外国特派員に「台湾との紛争にアメリカが軍事「介入」すれば、中国はアメリカに対して核攻撃を行うことになるだろう」と語ったそうですね。日本ではほとんど話題になっていないようですが、どうしたことでしょうか。

 ウォールストリートジャーナルによると「わが国はアメリカに対して通常戦争を行う能力はない」「もしアメリカが紛争に介入し、中国領土内の標的にミサイルや精密誘導弾を打ち込むようなことがあれば、われわれは核兵器で報復するだろう」と言い切ったとのこと。腰を抜かした特派員が、さらに確認を求めると、「通常兵器による攻撃でも核による報復をする」と言を重ねたとのこと。 国際広報的にはまったく効果がない発言ですが、どういうことでしょうか。

 普通の国であれば、こういう発言をする軍人は直ぐに首を切られるはずですが、彼は順調に昇進を重ねてきており、今回の発言でその地位が揺らぐ可能性はないそうです。彼の見解は中国政府の公式見解とは異なっていても、ある種の心情を代弁しているのでしょうね。

 あるいは軍の心情に対し十分なコントロールを行いきれないのかもしれない。歴史を紐解けば、そういう状況になった国の先行きはあまり明るいものではないことが多いわけですが、懸念されてならない。

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PM 09:59:54 | Comment(2) | TrackBack(0) | [ニュース]

2005年07月19日  銀冠への組換え中に仕掛けろとはいうものの
 先週行われた竜王戦本戦の島八段−川上五段戦は川上五段の快勝でした。対局日はちょうど療養中だったものですから、本日、初めて棋譜を見た次第です。

 将棋は先手島八段が天守美濃から米長玉。学生時代に愛用したので、よく分かっているつもりですが、この構えは美しい割にはさっぱり堅くないのですね。1図で右桂の活用を図りますが、5七金がいかにも悪形です。6筋位取りに対しては▲6六歩〜▲5七金とか▲5七金〜▲6六歩〜▲6七金右というように金を引きつける手順が古来、伝承されていますが、1図まで進んでしまうと▲6六歩には△8五歩があるので、どうにもなりません。

 こういう風にどうにもぎこちない駒組みになるのであれば、採用者が激減しているのも無理はないと思います。川上五段が玉頭からの味をつけつつ、開戦して迎えた2図。後手の指し手を知り、私は驚きました。

 △8三銀。ほおー、ここで組換えですか。教科書にはやってはいかん手の見本として紹介されていますが、この場合は5七金が角道を遮断しているため、先手の攻撃力が乏しいのですね。とはいえ、先手としては何とか仕掛けてみたいところです。となると▲3五歩の桂頭攻撃が目に映り、島八段もそう指したのですが、それが敗着とは。

 正着は▲6七金寄とこちらも固めるところだそうですが、△7二金とされると、どうも後手の方がポイントを上げているように感じます。

(理由)
・後手は両方の桂馬がさばけている。
・後手のみ、端攻めの権利を留保している。

 こうなるのがいやなので、左美濃は衰退したと認識していますが、島八段はどのような工夫を準備していたのか、気になるところですね。とはいえ、それがどれほどすばらしい発想でも、私は左美濃を使うことはないでしょうけれど。





PM 10:22:14 | Comment(2) | TrackBack(1) | [将棋(四間飛車)]

2005年07月18日  棋聖戦、フルセット
 第4局は羽生四冠が勝ち、フルセットになりました。佐藤棋聖はかねがね「羽生さんとフルセットをしたい」ということでしたから、だからなんだっていう気もしますが、よかったですね。(爆)

 冗談はさておき、佐藤棋聖の作戦が私には全く分からず、困惑しています。▲1七桂は何を意図したものなのでしょうか。この桂馬を跳ねなくても、どうも先手作戦負けの気配がありますので、「何か指して下さい」という手なのか、とまで考えてしまいます。

 そしてたちまち桂損になって2図に。へぼは▲3七飛と隠忍自重を考えますが、上手い攻撃が後手にあるでしょうか。多分、あるのでしょうが、私には思いつきません。

 3図、佐藤棋聖の勝負手で難しくなったということですが、普通に歩を払って、何か後続手があるのですか。もちろん、本譜で後手の速度勝ちなので、別にどうということはないのですが、これも私には思いつかないです。

 産経新聞の観戦記は毎日や読売、日経とは違い、ちょっと頼りにならないので、週刊将棋を待ちます。

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PM 07:09:42 | Comment(4) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年07月18日  編入試験第1局:佐藤天彦
 第1局は佐藤三段に凱歌が上がりました。途中では瀬川アマにもよい局面があったようですが、「瀬川晶司氏 将棋プロ入り六番勝負」ブログによると、

「(以下追記)その後も控え室では検討は続きましたが、先手にも好手が発見され、結論は微妙なようです。詳しくは『将棋世界』誌に掲載される古作登さんの観戦記をご覧いただければと思います。 」

ということです。

 なので、将棋世界発売時に照合するために自分なりの意見を。

・実戦は最近、ほとんど先手が勝っている新山崎流対中座飛車。瀬川アマに何か研究の用意があったのでしょうか。
・自分の実戦(私が後手番)では25手目の▲3六歩に対し、△8八角成▲同銀△4四角として、何だかんだと先手をごまかして勝っていますが、プロレベルではまぁ成立しないでしょうね。具体的な手順は知りませんが。
・▲5六香〜▲5三香成は指したい手ですが、この戦形の場合はリアクションもかなりきついので、どうでしょうか。
・1図の次の一手(△3四飛)には素直に感心。
・2図。△7二香か△5八歩なら後手有望ということでありながら、△7二香には両対局者とも気がつかなかった、とのこと。これは実に意外です。類似局の竜王戦3組準決勝の島八段−野月七段戦で後手の野月七段が△7一香という妙手を放ちかなり話題になっていました。野月七段は瀬川アマとは懇意だし、横歩族なら要注目人物なので、2図の形であれば連想が働くのではないかと思ったのです。そういうものではないのかな。

 実況時には私は外出していたので、視聴者が快適に状況をフォローできたのかは分からないのですが、「瀬川晶司氏 将棋プロ入り六番勝負」ブログをみる限りでは、頻繁な控え室情報と瀬川アマの応援団からのTBがもたらされ、活況だったようですね。タイトル戦や順位戦の中継もこういう感じで盛り上がって、少しでも将棋界にお金が還流するようになればいいですね。


PM 03:10:13 | Comment(1) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2005年07月17日  NHK将棋テキスト8月号
 NHK将棋テキスト8月号が発売されていたので購入しました。

 トーナメントの観戦記は、プロが3人とアマ1人。アマのライターは女性で、あの中村−畠山成幸戦です。手所の解説はともかく、なかなか味のある文章で、面白く読みました。

 さて、今日のお題は屋敷−中座戦。1図の本譜の指し手(△5一金)が疑問であること、さらに2図の正解手(▲同金!)を知り、驚きました。

 詳しくはテキストをご覧下さい。(今日はこれから全英OPをみるので忙しいのです)

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PM 10:20:09 | Comment(31) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2005年07月16日  名人戦第7局;後記
 観戦記が大詰めです。前にエントリーを上げた時に分からなかったことも大分はっきりしたので、書いておきます。

 1図。驚異の辛抱の銀打ちの場面です。常識的な△6四角は、▲同角△同歩▲3五歩△4四金▲2四歩△同歩▲2五歩△同歩▲2四歩の後▲4一角が残り、後手が勝てないということ。でも開戦早々、これほど苦戦というのでは、何か釈然としません。後手の駒組み自体に問題があった、ということになってしまうのでしょうか。

 2図。意外な▲6三銀成の場面。▲7六銀が本命視されていたわけですが、1)△8四角▲6三銀成、2)△8六歩▲7五銀△8七歩成▲同金△7五歩▲8六歩のいずれもよさそうだが、森内名人は指す気が起きなかったそうです。「ここまで無理をしなくても」というニュアンスで、羽生四冠も同意見らしいのですが。。。よく分からない世界ですね。

 とはいえ、毎日の観戦記は字数が多いせいもあり、たいていの場合は中継時の疑問が解決されるので、私は評価しています。


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PM 05:35:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年07月15日  瀬川氏関連:増える露出、祭り
 Biglobeの各映像、NHK22時のニュースをみました。盛り上がってきましたね。

 こういう前景気は大切で、レギュラーのタイトル戦でもどんどん記者会見を対局者にしてもらう、とかして盛り上げてほしいと思います。

 それから、今回、盛り上がっているのは、編入試験の非日常性も与っていると考えます。今後は、公式指名試合もあってもよいのではないでしょうか。今なら、羽生−渡辺戦以外考えられません。


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PM 10:51:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年07月15日  将棋世界飯塚六段の講座
 将棋世界連載の飯塚六段の矢倉講座。6月号に載っていたのが第1図の局面。▲2四歩△同銀▲2五銀△3五銀▲同角△同歩▲3四銀打△同金▲同銀△5二角▲3三歩△同桂▲2三銀成△同金▲2四歩△2五歩▲2三歩成△同玉▲4六金と進んで2図に至り、互角との解説です。

 でも、この図だと先手は勝てません。△3四銀と押えられるくらいでも歩切れの先手は処置なしです。2図には5筋の状況が描かれていないのですが、少なくとも5筋の突き捨てが入っていないと先手にとっては話しになりません。

 私が調べたところでは第1図から第2図に実際に進んだ事例はあまり多くなく、▲2五銀には△同銀と取って手番を奪い返して逆襲を図る例の方が多いようで、それはそれでほぼ互角のようです。また▲3四銀打には△5九角も有力で、こちらの方が大半のアマチュアには馴染めるのでないかと思います。講座通りに進んだ実戦例として、昭和61年の加藤−勝浦戦をあげておきます。この時は▲7六玉△5五金と進みました。

 少なくとも1筋で歩を突き捨てられる形になっていないと、理想形といわれる1図も案外、破壊力は今ひとつのようです。


PM 09:22:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年07月15日  昨日の王位戦第1局
 昨日、色々書きましたが、今朝の東京新聞を読んだ限りでは、まぁまぁそれなりにまともだったようです。

 飛車角交換後の形勢、4四とを取らせたこと、8八玉の局面の形勢などなど。形勢判断ができることと、正着を指せることは別物とはいえ、喜ばしいことであった。


PM 08:59:39 | Comment(2) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2005年07月14日  王位戦、佐藤先勝
 王位戦第1局は佐藤棋聖が勝ちました。中継は非常に軽くてよかったですが、解説がなかったので以下、感想を書いて、後日照合します。なお棋譜はこちらです。

 まず封じ手の△5六歩ですが、控え室でも候補に上がっていたということではありますが、ひと目無理っぽいのではないかと。この歩を先手に取らせる過程で隙を作らせ角を打ち込む発想ですが、先手玉は角ではなかなか寄らない形です。△4四銀〜△3三桂とあくまで待つのもあり、その方が振飛車らしいように思います。

 以下、ほぼ必然の手順が続き、飛車角交換から後手は角を打ち込みます。3図で後手は角を手持ちにしているのでその点はポイントですが、先手の飛車の守備力は絶大。歩切れはお互い様ですが、後手には歩を入手する見込みがありません。ここから△2五桂▲7九飛と進んだのですが、この▲7九飛は妙手の香りがします。後手から大した手がないことを見切って、事前に避難させたということなのでしょうか。へぼなのでよく分からないのですが、

 4図の▲8六香では私は▲5四とを反射的に考えてしまうのですが、だめですかね。本譜は△7四角以下ずーっと後手が手番を握り続けるので、あるいは後手に勝ち筋があるのかとも思いましたが、結局は先手が厚かったようです。5図で後手に何かないかと考えましたが私の頭では思いつきません。9筋の位が絶大ですね。

 接近した場面はあったにしても、先手が優勢だったと思います。その点も含めて、今後の将棋メディアを検証するつもりです。

 これで、佐藤棋聖は久しぶりの対羽生戦3連勝。前回はこの後、強烈な巻き返しがあって最終的には痛み分けになりました。普通、こういう連続番勝負はどちらかが一方的に勝ち切ることが多かったと記憶していますが、羽生四冠がやられっぱなしとは思えない。今回はどうなるでしょうね。

<4524>


PM 09:49:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2005年07月14日  ロンドンテロ:イデオロギーと貧困
 やはりロンドンの爆弾テロは自爆テロだった。何日か前のヤードの記者会見で「時限爆弾云々」といっていたけれど、前にも書いたとおり「あの町では無理」。セキュリティチェックが厳しいので、富裕層が利用するユーロスターのターミナルでテロを実行することもできなかったのだろうか、それとも最初から眼中になかったのか、彼らは自分たちと同じ階級の人々が利用する地下鉄やバスでテロを実行した。

 この事件の実行犯はともかく、テロリストの中に高学歴者が多いことはよく知られている。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学部過程を修めていた者もいる。イギリス社会であればそれはある程度確実な将来を保証するものである。テロに走った背景が経済的な格差であったとはいえない。イデオロギーに駆り立てられ、確信に満ちて犯行に至ったのであろう。

 貧困の絶滅がテロ絶滅につながる、という説をよく耳にするが、今回の事例を見るにつけ、果たして普遍的にそういえるのか疑問に思う。グレンイーグルスのサミットではそういう発想で会議を進めようとしてきたわけだが、方向違いだったとはいわないが、テロ対策としては有効なのだろうか、と今にして考える。(そういった貧困絶滅プログラムが無意味であるといっているのではないので念のため)

 確信的な憎悪に対しては何をもって戦うべきなのだろうか。本来は教育がその役目を担うべきなのだが、テロリストに対しては「失敗」であったわけで、言うべき言葉を失ってしまう。



PM 08:28:03 | Comment(0) | TrackBack(2) | [ニュース]

2005年07月13日  王位戦第1局1日目
 王位戦七番勝負が始まりました。後手羽生王位のゴキゲン中飛車に対し、佐藤棋聖は丸山流の対応+9筋占拠。最近は名人戦第4局で出た▲3六銀型の威力が強大である、という認識が専らだったと思うのですが、佐藤棋聖は物真似をする人ではないし、羽生王位の研究を警戒もしたのでしょうか。

 自分としては、「9筋占拠は絶大」とは思いつつも、「一体、先手はどうやって局面を打開するのだろうか?」という懸念を持ってしまいます。自分の考えを正確にいうと、「手詰まりになるのが見えるので、この布陣はあまり好きにはなれない」というところでしょうか。でも、中飛車を持っての指し方も全く思いつきません。

 両対局者のレベルならきっと上手い仕掛け、さばきが見えているのでしょうね。明日は種明かしを楽しみにします。

<3470>


PM 09:13:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2005年07月13日  将棋世界バックナンバー
 しばらく病気で休んでいました。今は元気です。

 療養中、将棋世界のバックナンバーをずいぶんと読み込んだので、感想など。

飯塚六段の矢倉講座。今までは冒頭の文章(味があって好きです)以外は読み飛ばしていたけれど、とてもいいですね! 内容について考えるところもずいぶんあったので、後日、エントリーにします。

・各コースの問題。五段コースまではほぼ解けるのですが、六段コースは一体。。。だいたい4問に1問しか解けない。チャレンジ中の方々の正答率はどうなのでしょうか。

・詰将棋サロン。相変わらず解けない。ストレスが嵩じそうでした。


PM 09:06:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年07月08日  次の一手:不可解
 図は棋王戦本戦の阿部八段−堀口七段戦。次の堀口七段の着手を読める人がいたら、その人は人ではありません。正解は下に白字で書きます。

 次の一手は実に「投了」 ばかな。駒損だし、先手玉は8八に逃げ道はあるしで、はっきり苦戦ではあるものの、後手にも戦う力は残っているではないか。2四歩を防いでから、先手の大駒をはじいて、△5九飛を打ち、飛車とと金で桂馬2枚を奪うのは無意味でしょうか。

 観戦記では「△4四角▲同角△3三銀▲7六角△4三金で後手が辛いとは思うが、早すぎる投了」との解説。

 堀口七段は前期順位戦の最終局でも強烈な早投げをしてしまい、私はがっかりしました。願わくば、これが最後の早投げになればと思います。


<4030>


PM 08:52:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2005年07月08日  ロンドンテロ:どうやって?
 昨日のロンドンの爆弾テロ。素朴な疑問だけど、どうやって爆弾を置いて爆発させたのだろう。ロンドンではunattended baggage(不審な荷物、持ち主不詳の荷物)が発見されると、直ぐに周りの人が通報して交通機関が止まるのが普通だからだ。(おかげで、随分と会社まで歩いていったわけだけど)

 そういう状況が数年で変わるとも思えないので、もし犯人が爆弾を地下鉄車内やバスのフロアーに置いたまま下車しようとしても、早急に対処されてしまって爆発には至らないはずではないか、と思うのが普通。だから、ことによるとこれは自爆テロではないか、とも考える。

 去年、スペインで列車テロが起きたときは携帯電話で起爆させたということだけど、同じ手法を犯人が採っているなら、現場からの離脱直後に爆発させたのだろうか。かなり水際立った芸当になるのではないか。

 いまだに詳細が分からないようだけど、今日の夕刊フジの見出しに「自爆テロ」の文字が。このメディアにしては珍しく同感である。




PM 07:37:33 | Comment(0) | TrackBack(2) | [ニュース]

2005年07月07日  先手矢倉:手詰まり
 24での一戦。(先手が私) 1図、私は困っていた。

・できれば後手の角が動いてくれたところで2筋の歩の交換にいきたいが、もう指す手がない。
・▲1五歩と突き越せていれば、迷わず歩交換にいくのだが。(右桂を交換してから▲2五桂と打って、1三を狙う攻撃がある。参照棋譜:2004年NHK杯戦の松尾−田中)
・伝説と化した去年のNHK杯戦の佐藤−中井戦とも形が似ているけれど、先後が違うので、何か一手余分に指さなくてはならない。でも、手がない。
・いっそ、飛車先歩交換をやめて、▲4七銀型というのもありか。私はばかです、といっているようなものだ。

 結局のところ、飛車のこびんをあけると7三角が狙い筋になるのを分かっていながら▲3六歩。以下、飛車先交換から第2図に。やはり手がない。無理矢理打開しにいって、たちまち必敗形になりました。(勝負はなぜか終盤、逆転できてしまったのですが)

 どうすれば先手はよかったのでしょうね?

<4911>


PM 09:35:13 | Comment(2) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年07月07日  アエラ
 アエラの今週号の記事で「スローライフ戦法「一手損角交換」に学べ」がありました。勝手に将棋トピックスにも載っていましたね。割りと普通の将棋の記事でしたが、別にスローライフとの関係はないとみるのが相場ではないでしょうか。

 何でもこじつけてしまう、アエラらしい記事ではありました。



 

PM 08:53:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年07月07日  ロンドン:祝祭一転同時多発テロとは
 昔、住んでいた場所がこういう目にあっているのをみなくてはならないとは残念で仕方ない。死傷者数とかテロの規模の詳細が分かっていないけれど、悪い方に想像が膨らんでしまいます。

 地下鉄も爆弾テロの対象だったというのですが、あの町の地下鉄駅は本当にトホホな構造で、非常口も何もないので、犠牲者が多くなるのではないかと懸念されます。

 私がいた頃は、IRAが爆弾テロを再開したことがあったけれど、ほとんどは「はったり」でした。こんな感じですね。サミット開催中かつ五輪開催決定の最中にこういう悪行をなす犯人どもは地獄の業火で焼かれるがよい。(別に最中でなくても、地獄に行ってほしいわけだが)


PM 07:45:11 | Comment(0) | TrackBack(1) | [ニュース]

2005年07月06日  棋聖戦第3局:追記
 昨日の将棋、羽生四冠の駒組みに対する評価はあまりよくないようですね。自分だったらどう組むか、考えてみたのですが、第1図で▲5五歩を指すと思います。以下、普通に盛り上がりつつ△3九角成を消すために袖飛車にして第2図。

 あとはじっくり角を展開し、玉を8八に入れる。特に先手に不都合があるとは思えませんが、どうでしょうか。後手に急戦を仕掛けられることはないと考えます。

<4724>


PM 11:18:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年07月05日  棋聖戦、佐藤2−1 「粉砕」
 棋聖戦の第3局が本日行われ、佐藤棋聖が後手番ながら積極的な攻勢を展開、快勝しました。対羽生戦の連勝及び後手番の勝利となると2002年まで遡ります。

 将棋は佐藤棋聖が矢倉模様から腰掛銀に構えたのに対し、羽生四冠は4六銀+3七桂+3八飛の攻撃態勢を取ります。私ごときの経験を話しても詮無いことですが、この攻撃陣は相手が完全な矢倉城であれば当たりがきつくて破壊力があるのですが、本局のように後手が下がり気味に構えた時は切っ先が届くまでに時間がかかりすぎることがままあります。一方、佐藤棋聖は角を3手で8四まで移動させていますから、攻撃準備が手早い。羽生四冠がどのようにこれを克服するのか、と思って眺めていたのですが、あまり上手くいかなかったような印象です。正直なところ、こういう後手の構えに対してどういう風に応じるべきか、20年以上も前から私はよく分かっていません。週刊将棋、将棋世界に期待したいです。産経WEBによると、『羽生四冠は「玉が薄いまま仕掛けてしまった」と対局を振り返った。』ということですから、攻撃陣構築に要した手数が誤算だったのではないかと推測できます。

 佐藤棋聖に玉を囲う意思が薄いのを察したか、羽生四冠も自玉を6九のまま攻勢を急ぎ、早々に交戦開始です。こういう一歩も引かない殴り合いをさせると佐藤棋聖は無類の強さを発揮することが多く、なんとなくの印象なのですが、勝ちやすいのではないかとの予感を抱かせますね。それから5七の地点が弱いのに、先手が右銀を前線に出したのは正しかったのかな、という風にも思いました。

 いろいろと驚かされる手が多かったのですが、第1弾が2図の▲7七銀。△3七歩成が見えているだけに排除してしまうのが普通で、▲5七銀とし、角を8八に戻すような指し方を選ぶものではないでしょうか。本譜のように進んでみると飛車一枚と角2枚が見合いになってしまい、どう考えても先手がいいようには思えません。ただ、後手が勝ちにいこうとすると、案外大変な局面でしょうか。(殺せるものなら殺してみろ、というやつですかね)

 そこから羽生四冠は玉を移動させ、8八への入城完了。自分からは負けませんよ、ということで、さすがですね。桂損の先手の分が悪そうですが、後手陣もバラバラだし、まだまだかな、という雰囲気もありますが、それに対しての3図の△8三桂が「先手の主張点である玉頭の勢力を奪い返しに行き、かつ9五角を防ぐ」手。飛車のお尻に打つだけに想像を絶しましたが、8七への叩きもあり、厳しかったようです。

 私には羽生四冠の終盤の▲8五歩がいい手とは思えないのですが、どうなのでしょうか。わざわざ駒損してまで後手の飛車筋を通してやる理屈はないはずですが、よく分かりません。もう指す手はなかったのでしょうか。

 第2局に続いてパワー全開の佐藤棋聖。2002年の王将戦+棋王戦の頃の迫力を思い出させるものがあり、今回の12番勝負(ことによると17番勝負もありえるわけですが)、ますます楽しみです。


<4990>


PM 08:21:11 | Comment(2) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年07月04日  矢倉▲4六銀戦法〜忘却
 15分モードで2300超えを果たした後、対戦相手がほとんどいなくなってしまいました。皆さん、早指しばかりです。そういうわけで、別のHNで早差しを主に指しております。こちらは格段に弱く、2000〜2100の間を推移しています。

 先日、早指しで出てきたのが1図。15秒くらいの間に以下のことを考えました。

 確か渡辺竜王が新竜王第1戦で田中九段相手に出した手だったような気が。。。無理が通ったとか何とか、書いてあったような記憶もあるけれど、どこが無理だったのか。相手の意図は読める。▲同香なら角を切って飛車を田楽にしよう、というのだろうけれど、これはさすがにいやだわ。桂馬が端に跳ばされて状態で飛車を持たれては防戦する意欲が萎えまくる。それより、なんかこの前、これと同じ将棋をみたぞ? 全然並べないままスルーしてしまった。痛いなぁ。

 分かんないから、▲同桂にしよう。以下△9六香に▲6四飛以下入玉ルートへ一直線。入玉はしたのですが、駒数が足りなくて負けてしまいました。途中はよさそうな局面もありましたので、まるっきり論外な指し方だったとは思えませんが、ふと思いついて、DB検索をさきほどしました。

 私が忘却していた一戦とは1日のB1順位戦の高橋−井上戦。こちらは▲7五歩(なるほど、この形ではよくある手筋ですね)△8六歩▲同銀△9六香▲6五歩△3七角成と角を追い払って、これからの将棋。

 なんか後手を持ってもそんなに悪くないような気もしますね。私は後手番の2手目は必ず△3四歩なのですが、△8四歩を指してもよいなら正調の角換わりもレパートリーに加わります。次の対局の2手目は、△8四歩にしようと思いました。

<5792>



PM 07:21:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年07月03日  将棋世界
 微妙な違いかもしれないけれど、今までよりも面白く読みました。羽生四冠と佐藤棋聖の「日誌」「一問一答」と瀬川アマ特集は特によかった。この調子で頑張って下さい。

 ただ、爆発的に部数が戻るか、活字媒体ゆえ、それはないように思う。大手プロバイダーが棋戦を主催する、などというのは無理なのか。


AM 08:13:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年07月03日  次の3手
 プロ棋界で話題になったらしい手順を構築して、先手玉の危機を脱して下さい。答えは下に白字で。

 正解は▲7九銀△8九竜▲9八飛(!)

 この手順は将棋世界8月号の対局日誌で言及されたものです。▲村中四段△松尾五段の棋王戦予選。松尾五段は△同竜▲同香△8九飛としがみつきましたが▲9九桂が受けの決め手となりました。



<5381>


AM 08:06:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年07月02日  名人戦第7局の▲7七同金上など
 と金通信局に名人戦の第7局の▲7七同金上について、「あちこちのブログで驚嘆しているようだが、自分は当然と思っていた」という趣旨のエントリーがありました。

 ちょっと最近、忙しくて、ここの更新こそできていますが、ネット将棋も指せず、ビザンチンの調べものもできない有様で、他のブログでどういうエントリーがあったかフォローしていませんでした。で、改めて考えてみたのですが、1図の局面では、同玉、同桂は1秒も脳裏をよぎるはずもなく、▲同金引も好形ではあるが質駒をわざわざ解除する理屈を思いつかず、でした。という以前に議論の余地なく▲同金上以外、目に入らないのですが、この手に驚いている業界人やプロがいるというのは、ことによると「せんすよ、お前の感性は腐っているぞ」といわれているような懸念もありで、気になります。

 局面を戻して、第2図の羽生四冠の△6四銀ですが、この手は前期A級順位戦対鈴木八段戦の△8八飛を思い出します。△8八飛は実に不思議な手で、角の成りを自ら止め、▲8二飛と打たれるとさらに打ったばかりの飛車も動けない、というデメリット満載の手です。デメリット満載といえば、第2図の△6四銀も同様ですが、そのまま羽生さんが動きを停止して、「殺せるものなら殺してみなさい」といわれると相手もかなり困惑してしまうような手です。

 苦戦ではあるが、その中で最も勝てる可能性の高い手を嗅ぎ付けることができるのが、あの人の強さなのではないかなぁ、という気がしました。

<4983>


PM 12:26:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年07月01日  朝日OP、吉田アマ進撃
 今日は朝日OP予選の浦野七段−吉田アマ戦があったのですね。帰宅して、無料実況中継の素晴らしさに感動しました。できれば生で見たかったですが、終了後のまとめもポイントを突いています。

 B2ばりばりの浦野七段とのねじり合いを勝てるのですから、吉田アマの実力には疑いはないところです。プロ1級に合格したとしたら、どれくらい速やかに昇段をしていくのでしょうね。(あるいは奨励会ではそれほどではない、などということもあるのか?) それで奨励会とプロの差を測ることができるかもしれません。

 ただ、瀬川アマがどうなるか、に比べると成り行きに興味をもてないのですが、なぜなんでしょうね。

 この将棋で私が感心したのは、浦野七段の以下の手順。▲4七歩と謝ったものの後手の角道を開けたことを主張し、△3六歩▲6五歩△7七角成▲同桂とすそ開きになるのも構わず開戦。△6五歩に▲6四歩△5三金を利かせてから、▲7五歩△同歩▲6五桂(2図)△同桂▲6六銀△3三角▲6五銀で穴熊のメリット全開。この手順が成立する条件は何よりも飛車が4二にいて、5三に空間があることなので、適用範囲が広くはなさそうですが、記憶の片隅においておきます。

<4332>


PM 09:37:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

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プロフィール
名前せんす
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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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