せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2005年06月30日  テーマをもって指す
 今日のお題は王位戦紅組の渡辺竜王−谷川九段戦。第1図、なんかひねり飛車みたいですが、もとはゴキゲン中飛車です。渡辺竜王が最近では珍しい▲7八金型で戦ったのでこういう形になりました。(実は私はひねり飛車を相手にするのがあんまり好きではありません。自玉をとにかく堅くして待っていればいい、ということは知っていますが、うまく待機ができません)

 さて、1図は特に右金の活用が難しそうですが、ここからの竜王の指し回しはあらゆるレベルの人の勉強になると思います。▲3六歩△同歩▲2六歩△8三銀▲4五歩と複雑な手順で2図へ。▲4五歩で普通の▲3六金は△3五歩▲3七金で金の活用が遅れてしまいますが、後手の桂馬をさばかせるのですから一大決心を伴いますね。私には絶対に指せません。。。

 谷川九段も先手の右金封じに努めて3図。▲4五歩△同飛▲4六銀△4四飛▲4七金でどうやら本格的に右金が稼動を始めます。最終的にはこの金は8五まで遠征し、敵玉に止めを刺すところまで出世するのですが、最後の詰めを誤ってしまったのは惜しいことでした。

 具体的な手順はともかく、こういう風に意思をもって指し手を構築していけば、それほどひどいことにはならないはずです。

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PM 09:34:50 | Comment(22) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2005年06月29日  次の一手 「幻」
 森九段が森内名人を見事に倒した王座戦の1回戦から。図で妙手があったのですが、名人は見逃してしまいます。時の名人すら見落としていた一手を当てて下さい。正解は下に白字で。

 △5五角が妙手。▲7七銀△2三歩▲同馬△2四飛▲同馬△2八飛、▲3三馬△同角▲5四飛△9九角成いずれも後手よしだったとのことです。ちなみに、私は平凡な△2三歩しか思いつきませんでした。△5五角▲7七銀の交換をしておくことが大切なんですね。

 この将棋は全く名人の実力を披露する間もなく、森九段が押し切ってしまいます。その原因は後手の引き気味の駒組にあるようでもあり、そもそもゴキゲン中飛車というのはそういう将棋でもあるらしい(近藤五段の観戦記より)のですが、私は何度考えても、後手で勝てる気がしません。



PM 08:51:01 | Comment(11) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2005年06月29日  トラックバック。。。
 昨日のエントリーに8つもTBもきていたので、「?」と思ったら、ひたすらエロブログからのTBだった。

 あんまり繰り返されるようだとTBを拒否しなくてはならなくなってしまう。


PM 08:40:50 | Comment(74) | TrackBack(0) | [日記]

2005年06月28日  四間飛車破り【居飛車穴熊編】
 渡辺明竜王の居飛車穴熊本を知人が購入したので読んでみました。以下、感想を。

・ このブログでもしつこいくらい取り上げた松尾流穴熊対4四銀型四間飛車や対鈴木システム、対腰掛銀型など、最新戦形がよく網羅されています。
・ 手順だけではなく、それぞれの形の思想も詳しく述べられています。24で1900くらいの人にとっては最適なのではないでしょうか。
・ 藤井本第5巻とバッティングするかもしれない、と思いましたが、同じ出版社だしどのように棲み分けるのでしょうか。同じ局面の評価が正反対ということもあるかもしれません。
・ では自分で買うかというと、ちょっとモラトリアムを下さい。理由は、変化手順の最終局面がそのまま私の課題局面(四間飛車のカテゴリーを遡ってください。いくらでも出てきます)であることが多いからです。それぞれの課題局面については、竜王は「先手よし」「不満なし」との判断を下している場合が多いです。が、このブログを読んだ方ならお分かりかと思いますが、私はヘボなのでそこからの指し方がよく分からないのです。一応、24で2300はあるとはいえ、かなり知識に依存した2300なので、より先の局面の説明をついつい欲してしまうのですね。
・ 加えていうと、そこまでの手順はほぼ覚えこんでいるので、ニーズがないともいえます。
・ そんなのまでやっていたら、一冊で終わるわけがない、という反論は全く正当です。「この『居飛車穴熊編』は「基本」と「上級」が大半を占め、非常にわかりやすいのが特長です」ということなのですが、その通りに作られています。
・私はこの本は居飛穴党や四間飛車党には好著だと確信しております。自分のスペックに合うかはよく分からないというだけです。

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PM 08:38:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2005年06月26日  激指よ
 激指4のアマ竜王戦の棋譜を見ました。詳しくはこちら

 ベスト16の棋譜。こういう将棋も指すんですね〜 対戦相手の方も序盤は気味が悪かったのではないでしょうか。

 うちのしょぼいPCではこのパフォーマンスはありえても、予選と本戦1回戦のできは全く期待できそうもありません。。。

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PM 08:39:34 | Comment(43) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年06月26日  形勢判断:NHK杯千葉−島
 今日のNHK杯戦は面白い将棋でした。夫婦して登場なので、それもよかったですね。去年、千葉五段が登場した時は解説の堀口七段が「千葉五段は聞き手の千葉さんのご主人」と言及したのが確か10時50分過ぎ。今日は10時半過ぎには早くも話題になっていて、自然でようございました。

 さて将棋の方ですが、藤井九段の解説だとやや後手よしの局面が続いていたということなのですが、穴熊党としては全然そうは思えなかったので、自分なりの形勢判断を書いておきます。この将棋の解説が載るテキストは8月中旬にならないと出ませんが、まったり待つつもりです。

 第1図は先手の遊び駒の角をようやくにしてさばきにでたところ。後手はと金を作っており、上手く活用したいところでしたが、△6七と▲6六角△同と▲4四歩△5六と▲同金△同銀▲同竜△6五角(第2図)とただの金銀交換になるのでは、手数をかけた割には効率は上がっていないと思います。△6五角は好打ですが、いきなり3八角成といける状況でもなく、後手、辛くはないでしょうか。

 第3図になると、「内側の竜の方が強い」典型的な局面。本譜は△4二銀と打ったため▲2二角成以下寄ってしまいましたが、代わる手というと△8七角成くらいですか。勝てる気がしません。

 私は後手の銀が7四に残されたくらいのところから先手がよかったのではないかと感じているのですが、実際のところはどうだったのでしょうか。

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PM 01:46:06 | Comment(2) | TrackBack(1) | [将棋(四間飛車)]

2005年06月25日  森内初防衛;十八世名人は一体誰か
 将棋名人戦最終局は森内名人が羽生四冠に快勝、タイトル戦初防衛を果たし、名人在位を通算3期にしました。10年前には十八世名人となる人物は羽生善治以外いないと誰もが確信していたのですが、ことによると森内俊之十八世名人もありそうです。なんといってもA級順位戦を勝ち抜くのは誰にとっても至難の業ですから。

 この将棋、私は昨日の午後5時過ぎまでの局面をみてから、移動、ネット非アクセス状態に入ることになり、とても気になっていました。午後11時に業界の知人にコンタクトが取れて結果を聞いて、「え、羽生さんの方がいいと思っていたのに」と話したことを告白します。どうしてそう思ったか、深夜のBSで手順を知った時の感想と合わせ、ここに記し、後日観戦記鑑賞の備忘とします。

 まず、第1図の局面では先手よし、と思っていました。直前の△6四銀はもちろん、私の理解を超えた一手。その後も解説らしい、解説をきいていないので、真相は分からないのですが、常識、普通の話しをすればいい手のはずがありません。対する▲7二歩は習いある手筋で、こうやって飛車の横利きを遮断しておいて損は先手にはあるはずがない。それでなくてもひどい凝り形の後手。あとは6四の銀に触らないように右側で戦えばいいだろう、名人ならその目算は見事に立てるだろう、と勝手に思い込んだのです。

 ところが、しばらくして出現したのが第2図の▲6三銀成。解説陣もびっくりしたということですが、無理はない。こういう手は「するぞ、するぞ」とみせ手に使いつつ、後手の角に働きかけるのが「普通」。つまり▲7六銀ですが、名人には例によって日本海溝よりも深い理由があっての着手なのでしょうね。必ず将棋メディアの方々はこの辺を取材して下さいませ。ただ、理由が分からない私には後手の6四銀に働きかけるということは後手の駒がさばけるということ=後手のポイント、かつ戦闘が先手玉頭で起こって先手の得になることはあまりないだろう、後手有利になりかけているのでは、と思ったのです。だから、夜11時に結果を知って意外だったのです。

 で、手順を知って「おや」と思ったのが第3図の△6五桂右です。これだと、先手に角+桂馬2枚が入る公算が強いのですが、5三桂が移動してしまうと▲7一角が激痛になる筋が頻出し、▲3四歩が非常に厳しくなってしまいます。8筋で戦うべきではないかと思うのですが、だめだったのでしょうか。

 ところで、途中の記事を読むと、かなり意外な筋(少なくとも私には)が控え室では語られていたようです。ひとつは69手目の▲7六金のところでの▲7一歩成。せっかく止めた飛車の横利きをわざわざ通してやるなんてお人よしとしか思えなかったのですが、どういう読み筋なんでしょうか。それから5三桂を4五に跳ねる筋も各所で語られていたようですが、上述のように5三桂の移動→▲3四歩なのでない筋かと思います。後手陣は実は耐えているのでしょうか。△同金▲3六飛とされるとかなり気分が悪いのですが、それはそれで一局なのでしょうか。

 さて、充実した名人戦が終わって寂寥感もありますが、将棋界の関心は佐藤−羽生の12番勝負と瀬川さんプロ試験、さらに今日入ってきた激指のアマ竜王戦快進撃に移っていきます。当分は退屈しなくて済みそうです。

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PM 06:25:13 | Comment(228) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年06月23日  名人戦、最終決戦
 名人戦最終局が始まりました。

 序盤なので観戦記等ではあまり解説がなされないとは思いますが、感想をいくつか。

 第1図は、▲3七桂と跳ねて、森下システムにしたいと思います。

 本譜は▲3七銀でしたが、森内名人は第6局のようなスタンダードな▲4六銀型にするつもりはないようで、前期第6局のような加藤流を指向。であれば、第2図では早めに▲9六歩(前期第6局ではこの手が非常に大きいという評判でした)としそうなものですが、前期第6局と同じように他の手を優先し、あえて9筋の位を後手に取らせます。なぜ?

 第3図。私は△4五歩とされると後手陣を攻略する自信がさっぱり起きないのですが、△4五歩は悪手なのでしょうか。調べた限りでは先例はありませんから悪手なのでしょうが、私には上手く咎められません。本譜は△7三桂〜△4二銀とさらに駒をひきつけたので、▲4六銀と出たところで封じ手です。これなら、先手もそれなりの戦いができるような気がします。

 明日、この将棋の山場を見られないのはなんとも悔しく、悲しいです。

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PM 07:45:43 | Comment(107) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年06月22日  王座戦:阿部−三浦
 今日、掲載が終わった王座戦の阿部八段−三浦八段戦。山崎流を指向した阿部八段を上手く三浦八段が封じ、去年の竜王戦第4局と同じ手順から、B1順位戦の中村−井上戦に変化していくという最新形。この辺の手順はまた後日、振り返りたい。

 ここでは中盤の変化手順で私が読めなかったものをご紹介し、実力向上を目指したいです。

 第1図。▲3六金△同角▲2四飛が本譜でしたが(自然に思えますね)、正着は▲同銀で、以下△同銀成▲3七金△同成銀▲同桂と桂馬の捌きを優先するべきだったとのこと。なんとも人為的な感じのする手順ですが、と金が自分の金銀と振り代わるのを防ぐ術はないのであれば、せめて遊び駒を活用しましょう、という発想は体得したいものです。

 第2図。昨日の指了図です。私は▲6九金以外思いつかなかったけれど、そして阿部八段もその通りに指したのだけれど、正着は▲6九銀。理由は本譜を追えば一目瞭然で、△8八銀▲同玉△6九龍の時に竜をはじく金が手持ちにないのが痛いのですね。反射神経で指してはいけないことがよく分かります。


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PM 09:03:31 | Comment(75) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2005年06月22日  名人戦最終局:みられない
 泊まりでPCにもアクセスできないので、観戦できないとは。。。涙がチョチョ切れます。




PM 08:53:16 | Comment(501) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年06月21日  次の一手「俊足」 佐藤棋聖
 最近、佐藤棋聖絡みの観戦記が多いですね。勝っているから当然とはいえ、どれもこれもまぁ「ここまでやるのか」というくらい前のめりで、並べていて面白いです。

 図は王位戦対山六段戦の本日指了図。次の手を当てて下さい。私はしばらく考えて諦めてしまいましたが、正解をe棋譜でみて感心しました。正解は明日、下に白字で書きます。

(22日追記:正解発表))△6五歩です。これが詰めろで▲7七銀、▲7九銀、▲7八桂いずれも△6六桂で寄りになります。なんとも気持ちのよい手ですね。

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PM 09:27:18 | Comment(80) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2005年06月20日  棋聖戦第1局後記
 結城さんから下のコメントが入っていました。気がつかないままの方もおられると思うので、再掲します。

FROM:結城広大  2005/06/17 11:27:41

昨日深夜、佐藤棋聖と読売の西條記者と飲みました。△5八とでは△8九と▲4三歩△9九となら後手勝ち(西條説)だそうで、佐藤棋聖も「西條さん指摘の”生涯の一手”」と妙なほめ方をしていました。羽生四冠によれば「△8九とには▲8五玉で悪いかもしれないが勝負」とのことです。


→もう少し後の局面でも△8九とがあったことは今週の週刊将棋に出ていましたね。でも、金が目の前に落ちていて、攻防に使い道がありそうですから、ここでの△8九とは思いつきませんでした。

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PM 11:10:35 | Comment(14) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2005年06月20日  棋聖戦、タイに
 本日行われた棋聖戦五番勝負第2局は佐藤棋聖が快勝し、1−1のタイにしました。

 詳しい解説がいずれかの将棋メディアにでた時に照合したいので感想などを書いておきます。

・1筋の占拠を許した羽生四冠。角換わりで端の占拠を許してあまりいいことはないはずですが、どういう目算だったのでしょうか。特に本譜のように右玉にされるとかなり損だと思うのが普通です。普通でない人の選択だけに何か格別の理由があるのではないかと思うのですが。

・さらにいうと本譜の後手の作戦であれば一手損にする必然性があまり感じられないのですが、手損はあんまり関係ない、という見解でしょうか。

・第1図の仕掛けはびっくり。とはいえ佐藤棋聖らしい奔放さではある。ただ、△6五歩も見えており、先手玉はどこに行けばいいのかというと結局中住まいがよかったのだろう。前期棋聖戦第1局を思い出します。

・3筋から反撃に出た羽生四冠。玉頭だけに怖いが、代わる手もなかったのでしょうか。先手の6筋方面が堅いだけにこうするしかないですか。これに対し、第2図の▲3七金が感触よい手か。この後、△5四桂で両取りを食い、王手飛車取りの筋が頻出しますが、持ち歩の少なく玉頭素通しの後手は強い戦いができないことを見切っていたのでしょうか。

・第3図。先に桂得を果たした先手。歩切れかつ玉形が脆弱な後手は6五で駒損回復を果たす時間がありません。単なる飛角交換となって先手の勝勢が明らかになりました。

 観戦記はどなたでしょうね。1局目の観戦記、既に第8譜まで来ていますが、愛知県の歴史にはずいぶん詳しくなりましたが、肝心の手のことはさっぱり分からないままです。中盤の肉弾戦を詳しく解説してもらえると嬉しいのですが。



PM 10:52:40 | Comment(16) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2005年06月19日  潮干狩り
 昨日の夕方から千葉に出かけて、今朝は潮干狩り。

 一緒に行った知人宅でアサリを食べまくり、9時帰宅。NHK杯戦を半ば意識を失った状態で見終えたところです。この将棋は居飛穴対三間飛車、自分でもテーマになっている形で書きたいことは多々ありますが、あまりにも眠すぎる。

 また今度、書きます。

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PM 10:51:05 | Comment(63) | TrackBack(0) | [日記]

2005年06月17日  佐藤棋聖、ダブルタイトル戦へ
 好調先崎八段もついに力尽きましたね。

 これで棋聖戦と合わせて12番勝負になるわけですが、勝敗はともかく10戦はみたいですね。

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PM 09:19:44 | Comment(107) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年06月17日  米長会長記者会見
 プロ入り六番勝負の記者会見(BIGLOBEストリーム)をみました。30分を越えますが、文字で読んだ以外のところもそこはかとなく伝わってきますね。

 「制度化されたプロ入りテスト」が今回ほど盛り上がるのかは私もよくみえませんが、仮に受験者が清水さんや中井さんなら今回以上になる可能性はあると思います。その際、今回の試験官、試験方式が先例になるのかどうか、というところも気になります。

 他人の人生を見世物にして、という批判をしたくなる方もいるでしょうが、プロになろうという以上、それも当然でしょう。みる礼儀として相応の金銭上の負担をしてこれに応えたいですね。面白くなかったら次からみなくなりますけど。


PM 09:13:16 | Comment(55) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年06月17日  今更ですが朝日OP第3局
 瀬川さんプロ入り試験、名人戦と話題満載の今週。ですが、私はこの将棋のことが気になっております。NHKテキスト7月号が届いたので、以前のエントリーのコメント欄で結城さんからCMをいただいたこともあり、早速、該当ページをみにいきました。

 結局、第1図の△6五歩の局面では後手作戦負け。第2図の△7二金も疑問手。にもかかわらず、形勢は損じられていない、とのこと。どうも、後手によくない手がいくつかあったにもかかわらず、致命傷になっていないということですか。このパターンは第2局でもありました。先手の山崎六段が歩をただで取られたのに実は大して利いていなかったのですが、2回続くと、これも一種の才能なのかな、とすら思います。もはや、へぼアマの手におえる将棋ではありません。

 真の実力者になった時に、将棋自体を勝ち切れるのでしょうね。



PM 09:00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2005年06月16日  早投げ
 先日のC2順位戦で大平四段は図の局面で投了しました。他の棋戦ならともかく、いや他の棋戦でも練習将棋でも、この局面で投了できる人がいるというのはなんとも驚きです。

 私が後手ならどうするのかを考えてみました。右の銀はちょっと動かしにくいので、とりあえずは△4三金右。以下先手は突出している4四角を目標に▲2五桂とか攻めてくると思いますが、苦しいながらも戦えなくはないのでは? 全面的に制圧をされて手も足もでないという局勢ではないようですし、なんといっても実況されている将棋でこういう内容のものを見せられては一視聴者として残念です。

 今のタイトル保持者たちの名前を出すまでもなく、普通の将棋指しなら、どんな細い糸でも挽回策がないか探るのではないかと想像します。プロの中にも極端な早投げの人々が古来よりいましたが(芹沢九段とかを思い出します)、大家となった人はいません。むしろ大家になる素養が十分あった人々、という表現がぴったりかと。

 是非、考え方を改めていただきたいと思います。

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PM 08:28:22 | Comment(56) | TrackBack(0) | [将棋(相掛かり)]

2005年06月16日  プロ入り試験内容発表
 ついに発表されました。

・佐藤天彦の起用は妥当でしょう。私もこの勝負は見たいですよ。以前もこの趣旨のことは書きましたね。でも、なぜ対局日が棋聖戦第4局と同じ日なんですか? 日時を分散させるべきだと思います。

・神吉六段、これも面白いですね。

・久保八段。なんか一方的にプレッシャーが彼にかかりそうですが、今度は勝つでしょう。それにしても、助手が羽生四冠とは。一体、何をさせるのでしょうか。

・中井女流六段。去年ならともかく、不調に喘ぐ彼女がなぜここに? しかも、この戦いは女流棋士にとっても大きな戦いになるのですよね。清水さんが現時点では妥当だと思うのです。

・熊坂四段、長岡四段。この時点で決まってなかったら、この二人の浴びる精神的圧力はどれほどだろうか。

 イベント性は十分です。うまく集金して下さい。7/18は棋聖戦をみたいので紀伊国屋には行きませんが、他の日についてはストリーミングが有料でも構いません。


PM 07:57:29 | Comment(17) | TrackBack(1) | [将棋]

2005年06月16日  名人戦、最終局へ
 羽生四冠がへぼアマには理解に余る終盤を制して、タイに持ち込みました。最終局はアクセスが集中することでしょうね。

 色々と不思議な手があったものの、その後の進行を見ると「なるほど」と思う手が多く、感心してばかりでした。一点だけ思うところを書きます。第1図以下△同角▲3七角△7一角▲5六歩△3五銀と、角の位置を6二から7一に変えることで、飛車に紐をつけて後手は応戦。3筋方面の後手が手厚いのでこういう芸当が可能なのですが、この手順はその後の局面の急所を暗示しているのではないでしょうか。後手は「飛車が浮いていない」「角が3五から1七のラインに利いている」ところが主張です。つまり最も強力な駒は7一角ではないかと思うので、先手はこの角の威力を減殺するよう努めるべきではないか、と私は感じたのです。

 その意味では、第2図の局面で▲6二歩はだめでしょうか。▲5七銀△8七歩成▲同金△6四歩▲5六銀△8六歩▲同銀△8五歩▲7七銀△1八銀不成▲同飛△1六香(第3図)とまともに角筋を利かされて串刺しを食ってはどうも先手の旗色が悪いように思うのです。▲6二歩としても先手が優勢とはとてもいえそうもなく、素通しの8筋の補修だとか受けが大変ではありますが、▲5三歩成△3三銀を利かしたりもできるから、本譜よりも面白かったのではないかと思います。だめかな?


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AM 12:46:09 | Comment(20) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年06月14日  名人戦第6局1日目:相矢倉
 いよいよ、大詰めです。

 ベーシックな相矢倉、流行形ですね。第1図で私は▲3五歩と仕掛けることにしているので、名人に「なぜ▲5五歩にしたのか」確認してほしいところですが、さすがにまともに回答はしてもらえないでしょうね。

 封じ手の第2図の局面の先例局は6。うち4局で後手番を北浜七段がもっており、1勝3敗。全てこの13ヶ月の対局です。これもできればですが、彼のこの局面に対する見解を取材していただけないでしょうか。

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PM 09:04:58 | Comment(50) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年06月13日  棋聖戦第1局:追記
 土曜日の私のエントリーはどうもおかしかったようですね。

 まず産経webから。
「62手目の△3五歩から激しい攻め合いになり、佐藤は金2枚を犠牲にして、と金をつくって桂と飛を入手。さらに▲5三馬に△5一飛と受けて、「佐藤優位」と控室。しかし、終盤、後手拠点の8五の桂をはずした羽生が逆襲に転じ、「最後まで寄せが相当おかしかった」と振り返りながらも難局を制した。」http://www.sankei.co.jp/edit/shogi/shogi.html

「19:21 午後7時2分、佐藤棋聖が投了。「少し足りないと思っていました」羽生四冠に対し佐藤棋聖は「終盤チャンスがあったかも知れません」と唇を噛んだ。両者は終局直後、満員の大盤解説会に登場=写真。揃ってファンに解説、その後再び対局室に戻って対局を振り返った。」
http://www.sankei.co.jp/edit/shogi/kisei/076chukei-01.html

 これから推理すると△5二飛か△7七歩に問題があるのでしょうか。この形は8五桂をいかに置いたままにするかが鍵なので、本譜のように要の桂馬を外されると後手の勝ち目は低いと思うのですが、そうではないのでしょうか。いずれにせよ、本譜で後手がよいのであればその前の先手の手順に何か問題があるはずで、それは大振り換わりのところなのでしょうか。

 さらにと金通信局6月12日のエントリーも読みました。

・△3五歩への先手の対処についてのエリオスさんの感想はごもっともと思います。
・△6三歩は歩切れになるので一秒も思いつかなかったのですが、一理あるような気もします。△6六角を打つために手順を作ってきているので、思い浮かばなければダメですね。しかし▲7七桂△7九銀▲同玉△7七桂成に対しては▲9六香と逃げておいた方が軽くてよいと思います。

 専門誌で深く掘り下げてほしいものですね。なぜ専門誌を赤字にしたのかはご推察願います。


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PM 10:27:21 | Comment(16) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2005年06月12日  NHK杯戦:有吉−田中
 今日のNHK杯戦は変則的な矢倉でした。

 因縁も随分ある一戦でしたね。有吉−田中といえば、平成8年の早指し選手権で二歩局(by 有吉九段)があります。さらにこの対局は5月30日に行われていますが、解説の加藤九段はこの対局から1週間ちょっとで例の処分を受ける(田中理事が通告したのでしょうか)ことになります。ただ、二人の間の雰囲気は特にぎこちないということはなかったように感じました。

 気になったのは飛車先の交換についてです。第1図、アマなら▲7八銀と上がり、以下▲4八銀〜▲5六歩〜▲7九角として飛車先の交換を目指す人が多いと思うのですが、本譜はなぜか▲7八金。

 第2図。▲3七桂と上がったところですが、なぜ▲6八銀ではないのか。なぜ後手は▲3七桂に△8五歩としないのか。まさか▲7七金とはしないだろうから、飛車先交換が可能ですが、何かデメリットがあったのか。腑に落ちないまま、将棋の方は有吉九段の猛攻が決まって終わってしまいました。

 非常にベーシックなところだけに、理解できません。

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PM 11:08:06 | Comment(54) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2005年06月12日  天下統一
 ちょっと疲れてしまって、無性に無意味なことに時間を使ってみたくなった。そこで、「天下統一」をプレイしてみる。このシリーズ、掘↓犬肇侫.鵑陵阻召鮹瓦辰禿仂譴靴燭發里里△泙蠅離丱阿梁燭気肇瓠璽ー側のケアのなさにほぼ終わりかけている。私が遊んだのはその前のバージョンである。

 まずプレイする時代と家を選ばなければならない。鉄砲伝来直後の時代からちまちまやると何時間、何日かかるかわからないので、秀吉没後の石田家を選択。

 まず、能力値の低い年寄り家臣を隠居させ、「正儀」(楠木正儀の化身)「資正」(大田道灌)「義家」を出現させる。家ごとのCP値は主君の政治力に連動しているが、三成は当然マックス。有り余るCP値と謀略に長けた3家臣に引抜きをがんがんかけさせ、当初2万ちょっとだった石田家の兵力はたちまち5万強にまで膨張。さらに滝川雄利も引き抜き(謀略値14)、一層他家からの戦力引き抜きに励む。

 豊臣家から「従属せい」といってきたので、「はいはい」とお受けする。これは仕方がないのだが、そうすると石田家に従属していた大谷家が自動的に独立し、関係悪化。当家に敵対する気配を見せたので、2万ほど部隊を差し向けてこれを討伐。前田家からも攻められて大谷家はたちまち消滅した。アホですか。

 前田家との関係維持には気を遣っていたつもりだったが、3ターンほど使者を送るのをサボっていたらいきなり関係悪化。侵攻される。まずい。既に本隊は美濃から尾張に向けて進撃を開始しているのに、ここで越前方面に兵力を割くのでは徳川本隊と戦えない。よって、北部戦線は放棄し、尾張で家康を討ち取ることに全力を挙げる。うまく鳴海城に閉じ込めて、謀略で混乱を仕掛けた我が軍は家康本隊を完膚なきまでに叩きのめしたのだが、なんたることか「徳川家康は逃亡しました」とのメッセージ。「討ち死にしました」じゃないの? まぁ、いいや。これで暫く東はもつだろう。

 それにしても、主家の豊臣家のとろさはどういうことか。尾張方面で徳川家と境を接し、越前―若狭間で前田家と接しているのに、どちらにも侵攻しようとしない。士気が低すぎて防衛ならともかく攻城戦で敵を撃破する確信が持てないのだろう。にもかかわらず、外交で西の諸大名を片端から従属―臣従させ、石高はうなぎのぼり。通常、このゲームでは徳川家が覇者になるのが相場だが、徳川の領土拡大を当石田家が妨げているので比較一位になり、豊臣家が覇者である。なんなんでしょ。

 我が軍はその後も引抜きに継ぐ引抜きで8万を越えたが、兵数が多すぎて秋に給料を払うと金がゼロになってしまい、軍を動かせなくなった。このまま鉱山のない東海道で戦っても未来がないので飛騨に侵攻。しかしまだ金が足りない。南信濃を占領してもやはり足りない。そのうち、徳川家では毎ターン、毎ターン総動員をかけていたからだろうか、叛乱があちこちで起こるようになってきた。その隙に甲州に進撃。ここにきて初めて金が余るようになった。さらに真田昌幸。幸村父子を捕獲し、引抜きにはいよいよ困らなくなっていく。

 前田家も撃滅し、さらに武蔵乱入。徳川家はまだ10万からの軍を持っているが、こちらの主力部隊にぶつかってこないまま、各個撃破の愚を繰り返していた。ついに清洲城で家康率いる4万の軍勢と当家の平塚資正、岡本正儀を主力とする5万が激突。当家の士気は実に230、徳川軍も悪くはないが160台。勝負は目に見えていた。家康、とうとう討ち死に。残りの徳川家領土も制圧し、石田家は豊臣氏従属のまま天下人クラスに。

 従属のまま朝廷から征夷大将軍の使者がくれば面白いけれど、このゲーム、山城の国を押さえていないと終了イベントは発生しない。豊臣との従属を切って逆に従属させたが、石高が豊臣の3倍に達していないからか臣従はしない。蝦夷だとか武蔵だとか陸奥とか出羽、越後を開墾しまくったが、石高要件は満たさないみたい。おかげで諸国民の感情は非常にハッピーなものになった。しかたない、豊臣家も滅ぼそう。

 豊臣の主力部隊、10万が尾張、伊勢国境に駐留していたので、包囲して一気に消し去る。別働隊が京都を占領しこのゲームは終わりだ。どうもこのゲーム、終盤が簡単すぎますね。



PM 08:53:36 | Comment(30) | TrackBack(0) | [日記]

2005年06月11日  棋聖戦:羽生先勝
 棋聖戦第1局は一手損角換わりからの激しい攻め合いを羽生四冠が制して、先勝になりました。以下、感想など。

 第1図直前までは同一局多数でしたが、この△6五歩で先例から離れたようです。この手は、一見して△6六歩と取り込んでも当たりにもならず、かなりヌルク思うのですが、どうでしょうか。この手をみて、私は後手が勝ちにくい将棋なのでは、と予感したのです。とはいえ、常識的な▲4五歩は△8五桂▲8六銀△4五歩▲同桂△4四銀▲7三角(去年の王位戦中田宏(勝ち)−丸山)であんまり面白くないですか。

 狙いは6六をこじ開けての角のラインによる王手ですが、第2図まで進むと、どうもそうはなりません。以下、大振り換わりから後手も先手玉に迫りますが、下から追い上げる形になり、どうも寄せの形ができません。第3図自体は後手玉には詰めろがかかっていないので、後手が勝てる将棋ならば先手玉に詰めろがかからなければならないわけですが、種駒がないので無理。

 色々手順を尽くしたものの、後手はどうも足りなかったように思いますが、今後の観戦記などを見たいです。

 負けたとはいえ、2002年の王座戦とか2003年の王将戦のような負け方とはかなり味が違っており、第2局以降の佐藤棋聖の戦いぶりに注目をしております。

<5918>


PM 08:07:01 | Comment(21) | TrackBack(1) | [将棋(角換わり)]

2005年06月10日  出場停止処分
 加藤九段、こういうことになってしまいましたか。

 名人就位を喜んだひとりとして残念です。


<7943>



AM 12:00:16 | Comment(162) | TrackBack(1) | [将棋]

2005年06月10日  なぜ受けなかったのだろう
 図は棋王戦予選の森九段−宮田五段戦。

 △7七歩成は許せないから、ここは▲7八歩と耐え忍ぶかと思ったのですが。。。本譜は▲1四歩で△7七歩成を許し、▲5八金寄△6七歩▲9三歩成△6八歩成▲4八金寄△6七と引▲5六銀△5七とと「と金」に好き放題に暴れられます。

 観戦記にも▲1四歩については特に疑問を呈していないようですが、自分の感じ方がおかしいのだろうか。


PM 10:55:29 | Comment(27) | TrackBack(0) | [将棋(相掛かり)]

2005年06月10日  Bonanza
 フリー将棋ソフトBonanzaの評判がよいので遊んでみました。

 評判になるだけのことはあると思います。これ、本当に個人で制作されたんでしょうか。何よりも指し手が恐ろしく早い。

 操作画面は非常に使いにくいですが、フリーだから仕方ないですか。ここを改良されれば十分に売れるのではないかと感じます。


PM 08:31:20 | Comment(61) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年06月09日  なぜか「テーミス」に将棋記事
 「テーミス」という月刊誌があります。政治経済を対象にした雑誌ですが、この6月号に「今棋界が面白い:最強羽生善治に挑む若手棋士たち」という特集が組まれています。この特集の滅多切りぶりが面白いので紹介します。

羽生善治:強い。研究を怠らない。バランスが取れている。

谷川浩司:既に43歳。無冠で羽生との勝負はついている。

森内俊之、佐藤康光:番勝負の勝敗は羽生からみて6勝3敗、10勝2敗。森内が追い上げているが、今後とも羽生の優位は変わらない。

木村一基、深浦康市、三浦弘行:年齢を考えると今後の大幅な実力アップはない。惑星にはなっても恒星にはならない。

山崎隆之:スター棋士になる要素は十分だが性格が繊細すぎる。天下を取るほどではない。

宮田敦史:才能は羽生以上とさえいわれるが、身体が弱い。体力をつければ羽生を脅かす存在になりえる。

渡辺明:羽生の対抗馬としては真打。奇才。臆せず、堂々。読みは緻密で早い。羽生を追う一番手、これぐらいの規格外れの性格ではないと羽生を超えることはできないといえる。

広瀬章人:未知数の大器だが、早指しで天才型、

 この文章、誰が書いたのか署名がないので分からないけれど、文体に心当たりがありません。広瀬四段が入っているのにはかなり驚くのですが、内容はそれなりに最大公約数ではあります。とはいえ、トーンも含め、将棋メディアには絶対に載らない類の文章ですね。羽生ファン、渡辺ファン、広瀬ファン(絶対数で何人くらいいるのだろう、という突っ込みは不要か)以外のファンは怒らないでね。私が書いた文章ではありません。


<5182>



PM 08:06:13 | Comment(70) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年06月08日  これぞ凌ぎあい
 昨日まで掲載されていた王座戦の堀口七段−藤井九段戦。終盤がものすごく、感心しきりです。この将棋の棋譜を最初にただ並べた時は「うーん、後手の穴熊がゼットだから、ついに先手は一手すき地獄から抜けられなかったのか」という感想を抱いたのですが、観戦記(青野九段)を詳細に読むと、先手の受けも実にしぶとく、大変な将棋でした。いくらかでもエキスを吸収して、棋力向上につなげたいの一念で、以下エントリーを立てます。

 まず、出発点が第1図。▲6一歩成(97手目)と先手が踏み込んできたので、後手は先手玉を必死にしない限り負けてしまいます。一見すると、それは不可能ではないようですが、△2八桂成▲6七銀△3九飛▲4九桂△3八飛成▲7八飛と進んでみると、寄っていない。

 第2図、ここは問題の局面。私の予想は▲6八玉。こういう歩の王手は歩の横にかわすのがならい、という以上の読みはありませんが、強いて理屈をつければ歩の陰になっているので飛車の王手がないし、時間稼ぎに歩の成り捨てをされることもないだろう、ということくらいでしょうか。観戦記によるとそれでも勝ちだったそうです。△5八歩は悪手らしいのですが、対戦相手を迷わせるようなところもあり、堀口七段は2分も使ってしまい▲同玉。以下△4九飛成▲同玉△6八金と進行したところで▲3八飛が絶妙手。これであらゆる詰めろを防いでいます。それに対し藤井九段は△5九金打(!)▲4八玉△2七成桂(第3図)と手をつなげたところで、本来なら決め手となる受けがあったのですね。(私はもう後手の勝ちになっているのかと思っていましたが) 白字で書いておきます。

 ▲6九角(!) 自分の実戦でこの角を打てるかなぁ、といえば、案外打てそうな気がします。というのは堀口七段が指した▲6九銀は頭では知っているけれど体得しているとはいえないから、消去法で角を打つ手が浮かぶはず、という理由です。

 その後も延々と詰めろ、詰めろ消しが続いて、147手目(第4図)、ここで大悪手を指してしまった堀口七段は次の手で投了に追い込まれてしまいました。この手はへぼの私から見てもかなり異常な手ですが、50手近くも受け続けていた堀口七段の神経はずたずただったのかもしれませんね。しかもこの将棋は2回の千日手指し直しを経て、既に翌日の午前2時近くになっていたのでした。正解と本譜は以下に白字で書いておきます。

 正着は▲3八同金。△同角成▲2八金△2七銀▲同金△2六歩▲2八飛で勝ちが残っていました。にもかかわらず堀口七段は▲4七飛と指し、△2八金で投了です。

 この将棋の終盤は本当に素晴らしく、読み損ねた方は図書館で日経夕刊のバックナンバーをご覧になることをお勧めします。


<4914>


PM 11:19:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2005年06月08日  本当にしつこく、新山崎流再び
 ものすごくしつこくてごめんなさい。新山崎流です。

 激指4(後手)と対戦してみました。彼は△6二銀と6三を支えてから、▲3六歩をみてから△8八角成▲同銀と角交換して△4四角。なるほど、それはそうだ、このタイミングで仕掛ける方がいいに決まっている。

 ▲2八飛△2七歩には、(1)▲同飛△2六歩▲2八飛△2七銀には▲3九銀とするしかない。(2)▲3八飛もあるかもしれないが、△8八角成▲同金△2八銀▲3九金とか? 不利、とはいわないけれど、指していて気分がよくなる将棋ではないですね。

 △4四角には▲3五歩の方がましか。

 当分は後手番で相手に新山崎流の気配が出たら、こう指してみよう。強い相手なら、何か考えてくれて、私の肥やしになると思う。


PM 11:04:42 | Comment(136) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2005年06月07日  名人戦第4局:さらに追記
 名人戦第4局。△5一角の局面についてあーだこーだと私はいっておりましたが、△2二同銀は▲5五金とストレートに出られて先手優勢が明白とのことです。なるほど。


<4183>


PM 08:19:10 | Comment(1) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2005年06月07日  竜王戦倶楽部
 今日の竜王戦1組決勝、中継が予告されていたのだけれど中継はされなかった。解説付き棋譜が5月以降ある程度アップされるようになったのは結構だったが(内容には不満が大有りだが)、今度は実況中継もだめですか。2組の決勝も中継なしでしたね。

 読売さんは業者を変えたほうがいいと思う。


PM 08:15:41 | Comment(13) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年06月07日  「謎」 久保−森下戦
 3日に行われたA級順位戦開幕局。久保八段の快勝ということですが、図で△7三桂だとどういう不都合が後手にあったのでしょうね。馬の利きは重くなるし、桂馬は取らせないしで、自然な着手だと思うのですが。。。わざわざ桂馬のお土産をつけて先手の馬を5五に引かせるルートを作ってやるというのは、なぜなのでしょうか。

 有料サイト、週刊将棋のいずれにも言及はありませんが、私には疑問手だとしか思えません。観戦記掲載時にチェックしたいです。


PM 08:09:23 | Comment(1) | TrackBack(1) | [将棋(四間飛車)]

2005年06月07日  しつこく新山崎流
 新山崎流について、拙ブログをお読みいただいたからのお問い合わせがありました。

Q. 角交換後の△4四角についてです。私は激指4に指されました。(直後に私は投了)実はせんすさんに質問しようと思ってました。

 北海道将棋連盟道場日誌2005.5.1の新井田さんの解説によれば、「だが、これは部分的だが定跡的な受けがある。▲2八飛△2七歩▲同飛△2六歩▲2八飛△8八角成▲同金△2七銀▲3九銀△2八銀成▲同銀」そうです。でも私レベルでは全然先手良しではありません。激指にも負けまくりです。(涙)御意見いかがでしょうか?
 
A. ご指摘の手順は私も考えました。先手が悪い理屈はないといっても、私のレベルでも実際によさに結びつけるのは大変だと感覚します。後手から9筋の歩を伸ばされるくらいで、結構、先手も指しように困るのではないでしょうか。8八金を動かしにくいです。自陣の駒も自由に動かせないので、結局は持ち駒の銀を投入することになりそうです。それをしないで、攻撃陣を構築できるような人が先手であれば、そもそもこういうことに悩まずにすむと思います。

 というわけで、昨日のエントリーの手順が自分の実力にはみあっているようです。

(以上、私からの回答終わり)

 加えて、GRINDIETA-LARDENさんからのコメントを再掲します。

「3三角戦法ではよく出てくる変化ですね。
(似たような変化は空中戦の頃からあるのですよ)。

 8五飛の初期の頃はこれがあるので4八銀はすぐ上がれないということになっていました。(ただし、昔大会で私が全くこれと同じ局面から8八角成から4四角で快勝したのを見ていたプロの勝又先生が後手4一玉型だと難しいわかれだと言ってましたが。)

 現在は9六角の筋で先手指せるという事になっているようです。正確な手順はどうだったか、多分指された手順のような感じだと思います。」

 4一玉型でない場合はどうするのか、ということは考えておかなければならないのですね。



PM 07:47:36 | Comment(86) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2005年06月06日  雑感
千葉女流王将

 これで清水さんからタイトルを奪うようだと、来年度のNHK杯戦女流枠出場もありえますか。夫婦対決の可能性もなくはないですね。

3日の深浦−山崎戦

 あまりの乱闘振りに感銘を受けました。観戦記が載るといいですね。このまま埋もれさせるのは惜しい。


<4568>

 

PM 09:15:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年06月06日  ついに2300越え
 私事でありますが、ようやくにして24のR点が2300を越えました。

キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!

 将棋の実力強化のため将棋日記をつけ始めて1年半、ちょっとは成果があったのかもしれません。このハンドルは15分+1分用なので、次は早指し用のハンドルで2300越えを目指します。

 今日のお題はその早指しからの1局。先手が私で横歩取り。当然新山崎流を目指す私の前に異筋が登場。▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲2四歩△同歩▲同飛△8六歩▲同歩△同飛▲3四飛△3三角▲3六飛△2二銀▲8七歩△8五飛▲2六飛△4一玉▲4八銀△8八角成▲同銀△4四角(!)▲2八飛△2七歩▲同飛△2六歩▲2八飛△8八角成▲同金△2七銀と1図まで進んでいきなり飛車を詰まされました。局後に棋譜DBで確認したけれどプロの将棋では前例なし。

 私もなんとなく胡散臭い感じがしたものの、30秒なので明快な対抗策を見出せないまま、▲同飛△同歩成▲9六角と抗戦。相手の人はここで△6五飛▲8三角△6七飛成だったけれど、▲6八歩とすれば△7六竜▲6一角成△7九竜としても先手玉は詰まず、後手玉は詰めろなので先手の明白な勝ちでしょう。私は当然のように正着を逃し(6八に銀を打ってしまった)泥仕合になりましたが、最後はしのぎました。戻って△6五飛では△2五飛が正着ですが、以下▲6三角成△4二玉▲2六歩(2図)とすれば先手のほうがかなり分がよいと思います。

 なんにしても30秒で即応するのは大変で、この辺の勘働きを鍛えたいものですね。中座飛車にはまだまだ手がありそうです。



PM 08:29:04 | Comment(52) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2005年06月05日  名人戦第5局:補遺
 げきさんからコメントをいただきました。フル棋譜コメント付という力作なのですが、さすがにフル棋譜はチト具合が悪いかもしれないので、一部編集させていただき、下記にご紹介します。いつもいつもげきさんには感謝です。勝手に編集させていただき、失礼します。

(以下げきさんのコメント)
すいません 囲碁将棋ジャーナルの録画に失敗しました(いつもは見ながら録画)不幸中の幸いというか某巨大掲示板のジャーナルスレによると○山先生(伏せ字のつもり)ほとんど黙して語らず 矢内ブチ切れ寸前だったとか期待した私がバカでした スレでもえらい言われようですがしかたないでしょうで、当日深夜の鈴木解説の方は見ながら録画してたのでこちらを報告します鈴木先生はたくさんしゃべってくれました一日一題先生のコメントも参照されてください。

△8六歩
序盤の勝負手だが森内名人の感想はこの歩打ちは成立してなかったか、と疑問にしてました

△5二玉
感想戦では△5二玉のところで△7二銀の変化を調べていたそうです

▲8一飛
以下後手の右桂を跳ねさせてそれを責める構想

▲8八銀
▲6八銀なら△8八歩▲同金△8七歩▲7八金△8八角 が意外とうるさい

△8七歩
▲同銀なら△6五角▲7九銀

△4四角
この角が攻めの継続手できびしいようだが

▲6六歩
*絶妙手
*ここで手堅く▲7七歩なら△2八歩▲同銀△7七桂成▲同桂△8九飛。この攻め合いは△7七角成と△8八歩成の両狙いが有り先手にとってうるさい

△2八歩
一本利かし

△6六角
取るしかない

▲6四歩
これが玉のコビンを突いてきびしい
△5二玉を咎めている

▲6四歩
この歩打ちがさらにきびしい。△同玉なら▲8三飛△8九馬▲6五歩△5四玉▲8五飛成で▲7四龍の狙い。△5二玉なら▲6三角△4二玉▲4一飛。△6二玉なら▲6三飛△5二玉▲6一飛成△同玉▲6三歩成△5四玉。

△4四玉
ここで△6五玉なら▲4五角成で玉が狭い。△6四玉なら▲4一角成で▲3四飛と▲6三飛の両狙い。

▲2四飛
当然ながら厳しい

△3四歩
△3三玉もあったか▲2一飛成△8九馬▲3六桂△5五玉。△3三玉なら▲4一角成で▲2四龍の一手詰と▲3一馬の両狙い。

▲3二龍
決断の一着

△同銀
*残り二時間から夕食休憩を挟んで71分の大長考
*ここで △4四桂なら▲5六歩△同桂▲4六金△6六玉▲5六金△7六玉▲6五馬△8六玉▲8七金△9五玉▲7四馬△6九飛▲同玉△6七飛▲5九玉△8七飛成▲8八歩で龍がどこに逃げても▲8七桂で寄り
*これは某巨大掲示板で先に指摘されてた筋です
**また、副立会人の郷田九段は△4四桂に▲2四桂の筋*(△3六桂の対策)も読んでました▲同銀△6八金▲同玉なら△6六香があるが▲6七金でどうか

△6六桂
玉を引くと詰むが桂先の玉寄せにくし

▲6七玉
羽生、最短最速の寄せで完勝

「以下、私の感想」
 羽生四冠が正着のみを重ねた結果、勝ちきったという感じですね。この戦形は短い時間に向いていますね。



<5150>


PM 06:54:49 | Comment(30) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2005年06月05日  救世主降臨か:NHK杯、中座快勝
 2つ下のエントリーを書いたばかりですが、久しぶりに中座飛車の攻めが気持ちよく決まった将棋をみました。

 図が仕掛けの局面。新山崎流に対し△7四歩をついた状態での△8六歩の超急戦ですか。私自身もこの仕掛けは研究したことがあり、▲同歩△同飛▲3三角成△同桂▲8七歩△7六飛▲7七歩△7五飛と左翼で全面屈服したところで▲3五歩とされるとどうかな、などと考えつつも明確な意見を持てないでいました。今考えると普通の山崎流だと後手右翼の金銀を動かしたことが却って後手玉の退路を絶っている結果になりやすく、それに比べるとまだましかもしれません。

 屋敷九段は▲同歩△同飛▲3七銀△7六飛▲2八飛△2七歩▲5八飛と指しましたが、なんか悔しいですね。第2図まで振り回されたところで、後手は△7三桂▲3七桂△6二銀▲3八金△5一金と一転して陣形整備。プロらしい指し回しですね。飛車は中段で大威張りの上、歩損も回復しており、作戦勝ち濃厚と思います。自分としては▲3七桂で▲6六歩と左翼をほぐしにかかった方がよかったのではないか、などと思うのですが、だめですかね。

 中座五段、次は羽生四冠ですか。先後逆で中座五段が山崎流を採用する将棋をみたい気がしますね。





PM 03:39:35 | Comment(21) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2005年06月05日  テオドシウス一世(大帝)
 大帝と称されています。キリスト教を国教としたことを功績として讃えるものです。彼の統治により帝国が100年の安寧を見たとか、強大な外敵を倒したとか、国境線を1000キロも向こう側にもっていったとかというわけではありません。「大帝」「大王」という称号をもらった君主は案外少ないのですが、この皇帝はどこからみてもスレイマン1世とか康煕帝と同系列とは思えません。

 ローマ古来の異教を奉じる勢力を倒してキリスト教の優位を最終的に確定。ついでに古代オリンピックも廃止。国民の欲するところを先取りしたのか、本人もキリスト教の熱心な信者だったからなのかは分かりませんが、時代を体現した支配者ではありました。でも、大帝と呼ばれるほどの人物なのか、という思いは、中学生の頃に彼の事蹟に接してからずっとわだかまっていました。なぜって、ローマ異教勢力との決戦にしても、ゲルマン人の司令官に西の軍政権を渡したのが仇となって強大化させたのが原因。いわば未然に防げた戦争です。もちろん、当時の西の皇帝だったグラティアヌスのミス、といったほうがいいのかもしれませんが。

 さらに有名なテッサロニカ市民の虐殺。いくら現地の帝国政府関係者が不埒な一部の市民に殺されたからといって、普通の政治家は無実の一般市民も巻き込んだ虐殺なんか命令しないでしょう。(すぐに後悔して取消しの使者を送ったもののとき既に遅し、というのが間抜けです) ミラノ司教アンブロシウスの叱責を受けて、恭順の意を現す羽目になりました。反省しただけ人間としてはましですが、普段は寛容でバランスのとれた人物であったのに惜しまれてなりません。この事件が遠因となって教皇権>俗権という時代に至るのですね。この逸話は政治権力でも好き放題できないことを示したという意味では教訓に満ちたものになったはずですが、実際にはなかなかそうもいきませんでしたね。

 閑話休題。これで政治力が抜群とかいうのであればともかく、実際にはゲルマン人の軍事力をあてにして領内居住を認めてしまい、帝国支配に不安要素をわざわざ植え付けている勘の悪さ。ゲルマン人を帝国内に住まわせるのは構いませんが、集団でこさせるというのはどういうことでしょう。個人個人であれば「いいゲルマン人」でも集団となれば治安上の脅威でしかありません。むしろ、伝道師をゲルマン領内にどんどん送り込み、帝国への同化を図るべきでしょう。ま、言うのは簡単ですけどね。。。

 さらに決定的なのが、暗愚としかいいようのない後継者を二人(アルカディウスとホノリウス)もこしらえてしまったことです。この二人については、誰かを罵倒したくなった時のネタに取っておくとして(おい)、人情からいって親子継承が自然ではあり、後継者二人がすかたんだったかどうかはその時点では明らかではなかったのですから、仕方がないとはいえ、この二人の暗愚さは度を越していました。

(ついで)
 歴史の教科書が「彼の死を以って、ローマ帝国の東西分裂した」とか適当な嘘を言っていますが、そういうことは学校の試験以外ではいわないように。帝国の分割統治は以前もあったことはご存知の通り。さらに帝国は分裂したわけではありません。まるで仲が悪くて喧嘩別れしたみたいに聞こえます。後には不仲になることもありますが、この時点ではそういう事情ではありません。

(さらについで)
 そういう意味では学校の歴史の教科書というのは「正しい歴史認識」以前に「おい」と言いたくなるような記述が多かったわ〜 まだ学校では鎌倉幕府成立を1192年とか嘘八百を教えているんですか? 



PM 03:27:32 | Comment(87) | TrackBack(0) | [歴史]

2005年06月05日  新山崎流:補遺
 以前、新山崎流についてこんなことを書いたところ、駒谷さんから「右桂を使えなので不満、という解説が近代将棋にあった」とのコメントがありました。まぁ、それは百も承知での超急戦策であり、新山崎流の破壊力があそこまででなければこういうことは考えませんよね。苦しいわ〜。

 さらに3日の王位戦北浜七段−渡辺竜王戦で竜王は△5四歩としたということです。その後の進展は以前の山−中座戦と似ていた模様。その結果は、「こう進んでみると△5五歩が空振りしている感じです。」 やはりそういう形勢評価になりますか。

 渡辺竜王と木村七段が後手をもって戦っている限りはこの戦法の命脈は残っているとは思いますが。。。細いですね。




 

AM 08:39:08 | Comment(70) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2005年06月04日  棋聖戦挑決持将棋局
 産経新聞さん、この将棋はスルーしてしまいました。あーん。指し直し局の第1譜にウルトラ概略が紹介されていたので、おさらい。

 このブログと「と金通信局」、「窪田五段ブログ」でやりとりのあった第1図。本譜の▲8四桂以下の手はやはり変とのこと。それはそうでしょうね。▲6二銀もしくは▲5六桂△5五銀▲4三と△5四玉▲3四銀(こっちは週刊将棋に書いていたと記憶)で捕まっていたでしょう。

 これで後手必勝になったのですが、私には後手の竜が捕獲を回避する手順が思いつきませんでした。第2図。△1七桂成としておけば香車の利きを消すことができて勝ちだったとのこと。本譜はいきなり△2九竜だったので(私には必然に見えたのだけど)▲2七金△同玉▲1八銀で大駒一枚喪失。△1七桂成ですか。入玉でもあまりみたことのない手筋ですね。

 この将棋、ステージも高く、内容も濃く、指している両者も実力者同士なのに、ちゃんとした観戦記や解説がつかないのはおかしい。以前であれば週刊将棋は速報を流すことが主たる役割でしたが、ネット中継が当たり前になった今では、ネットで視聴者が感じたことと同じ内容を記事にしていても仕方がない。締切りとの競争は大変だろうけれど、できれば解説を主としたメディアへの切り替えをしないと、時代を追い切れていないの謗りを受けるのではないか、と思います。
 

PM 10:08:57 | Comment(65) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2005年06月04日  6月3日から4日の将棋について
1.名人戦
 他の棋戦ならともかく、持ち時間9時間の名人戦で相横歩が妥当な作戦かどうか、というと、愛好者であるがゆえに「うーん」と考えてしまうところ。変な譬えだが、ゴルフでフェードで攻めていたのを、急にドローで攻めてしまってリズムを壊すことがあるのですが、そんなことにならなければいいですね。

2.王位戦
 佐藤棋聖、白組全勝優勝ですね。紅組は3勝2敗が4人。紅組から誰かが3連勝するとリーグ戦、決定戦で5−1の人が6−2の人よりも劣後になるのですが、そういうことにはならないのでは。今の佐藤棋聖にはちょっと死角が見当たらない。かなりの確率でダブルタイトルマッチと思います。

3.朝日OP
 ざっとしか見ていないので、エントリーを立てるかどうかは未定ですが、片上(○)−瀬川戦のワンサイドに唖然。序盤からなんか変な感じでしたね、

<5849>


PM 09:46:33 | Comment(59) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年06月03日  羽生、快勝 「やはり」
 森内名人といえども、勝てませんでしたね。超急戦に応じられると後手は苦しいとは、何度も書いたことがありますが、その通りになりました。愛好者にとっては必然の結果としか思えないのですが、三浦八段がA級順位戦や棋聖戦準決勝で相手に超急戦で戦われたとするとどうしたのか、いまさらながら、気になります。

 今日の指し手はあまり選択の余地がなかったようで、何を書けばいいのか困ってしまいますが、封じ手でしょうか。他の手は「まぁ、こうかな」と思った手ばかりでした。振飛車と違い、局面の焦点が狭いので「たられば」を語りにくいのですね。

 封じ手は△8五飛でした。これは予想されていた手らしいのですが、桂馬は中央にとばさないと勝ち目が薄いのでは、と思います。△3三桂ならば勝てたとはとてもいえませんが。実際、おろされた飛車の威力はかなりのもので、香車を拾われたりするだけでも結構利いてきそうです。

 あと「たられば」があるとすると△2八歩▲同銀の局面もしくはその直前ですか。△2四飛として2筋を受けさせてから△6六角だとどうなの、くらいは思いつきますが、後手の勝ち目は結局薄そうです。。。

 一瞬、面白い夢を見ましたが、現実は厳しかったですね。横歩族のこだわりを捨てて、この将棋を見ると、名人がどれほどの勝算を胸に秘めていたのか知りたいものです。(私は相横歩を真剣勝負に使う気持ちにはなれません。。。)


<6458>

PM 08:02:29 | Comment(68) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2005年06月02日  ついに登場、相横歩取り
 コメント欄で祝福をいただきましたが、放蕩息子の帰還というか、この日あるを予期しつつも、現実になると感慨ひとしおです。これも、後手相横歩にチャレンジし続けた三浦弘行八段の功績ともいえましょう。そういうわけで、本題に入る前に今日の産経観戦記に載っていた、三浦殿のお言葉。

「現在の定跡には疑問をもっています。最終予選の対飯塚戦の変化などもそうです。(略) 理論的には後手がよくなるわけはないですが、頑張ればやれる戦法だと思います」

 熱いですね。だれか総交換型にチャレンジしてくれないかな、と思いつつ迎えた本日の名人戦。横歩取りになった時、「これは相横歩になる」との予感が走ったのは私だけではありますまい。以下、私の妄想。「名人は今朝、産経新聞を読んだのだ。だから相横歩に引きこんで江戸の仇を長崎でとるつもりなのだ。相横歩で名人戦防衛に成功すれば歴史に残るしなぁ」

 果たして相横歩。羽生四冠は大長考に沈みます。またもや妄想。「持時間9時間もあれば、彼なら総交換型でもそれなりの戦いはできるはず。だいたい▲7七桂として作戦勝ちになった先手ってひとりでもいただろうか」 果たして総交換になりました。嬉しかったですね。二人ともありがとう。

 でも、その後の展開はかなり意外。第1図の△8六歩、これに対する▲同銀。いずれもどのような読みで着手されたのか。観戦記者氏の責務は重いですね。是非とも聞き取られたくお願い申し上げます。

 封じ手の局面は「東大将棋横歩取り道場第二巻」P.162の局面に類似していますね。私は相横歩総交換型は理屈上は先手が負けないものと思いつつも、後手の両方の桂馬が跳ねてきそうな現況をみると、結構先手も大変なのではないかと感じます。

<8555>


PM 09:31:01 | Comment(100) | TrackBack(1) | [将棋(横歩取り)]

2005年06月01日  佐藤棋聖(2) ゴーインマイウェイ
 第4図は王位リーグの対富岡八段戦。(加藤九段観戦記が意外に読みやすかった) ここから△7八飛成といかにもそれらしい攻め。(この手は思いつきませんでした)

 緻密とは程遠いパワフルな手順。ゴーイン(強引)マイウェイと思わずつぶやいてしまいました。

 この将棋、角換わりなのですが、先手に1筋の位を取らせたのはあまり得策とはいえないような。。。右玉嫌いの私ですら、この位を取れれば、さすがに右玉にします。。。


<2507>

 

PM 10:53:41 | Comment(3) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2005年06月01日  佐藤康光棋聖(1)
 ●三浦弘行 佐藤康光○ 王座戦 本戦2回戦

 よし、というわけで、今日は佐藤棋聖の将棋を2局。そろそろ棋聖戦ですしね。

 第1図は週刊将棋にも紹介された王座戦の対鈴木八段戦。以下、▲3五歩△同歩▲2四歩△同歩▲6五歩△7七角成▲同桂△3三角▲5五角と一見強引ながらも成立しているらしい仕掛け、こうなるなら、△8四歩のところで△5四銀としておくべきなのでしょうか。それはそれで、▲7八飛に対応できるのだろうか、という心配もあります。とはいえ、この将棋は仕掛けから佐藤棋聖が有利だったわけではなく、分水嶺ともなる局面はありました。

 第2図。ここで△4四銀はあったということです。(本譜は▲5五角△同角▲同歩△3三角▲6四歩△同金▲5六銀) 以下▲6四歩△6二金引▲3四歩△2二角▲6六角△6五歩▲8四角△8三玉▲7三角成△同銀▲2四飛と我慢すべき。後手陣は角桂交換の駒得では追いつかないくらいの愚形ですが、本譜よりははるかにましだったということ。こう書いてはいますが、正直に告白すると私自身は5五の先手の角は後手の左銀と交換になるものという先入観がありました。以前、かなり意識的な努力で敢えて角桂交換に持ち込んだこともあったのですが、このように駒の効率を優先する大局観が身に備わったとはいえないようです。。。

 さらに第3図。▲7五歩以下錐揉みのように後手陣を爆撃して圧勝。▲7五歩に△4六歩としておけば、先手の金の移動を牽制できたかもしれないようですが。いずれにしても佐藤ペースですね。



PM 10:48:15 | Comment(34) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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