せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2005年05月30日  観戦記評
「たしかに、新聞の将棋欄の「観戦記」はいかにいい加減であるか、資料として配られたコピーを見てよく判った。」(ナンダロウアヤシゲな日々)

 「資料」にはどういうことが書かれていたのだろう。私の観戦記への期待は「この着手は何を意図していたのか」「その時の精神状態はどういうものだったのか」「なぜこういう結果になったのか」「局面ごとの方針」といった技術的なところを解き明かしてくれるものです。スポーツ新聞のかなりの記事は実はそうなっているのではないか、と思っているのですが、それに比べると新聞の将棋欄はそこまでいっていないような感覚があります。

 一方、「将棋という競技そのものの魅力」で技術的、精神的なところ以外だとどういうものがあるのか、字数の中に収まるのか、というと私にはよく分かりません。字数無視のWEBにはこの辺を解決できる可能性があるとは思いつつも、新聞社からもらうお金でプロ将棋界が成り立っている以上、そういう方向性は直ぐには出てこないのでしょうね。

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PM 09:46:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋]

2005年05月30日  名人戦第4局:後記
 毎日の観戦記が四譜まで。週刊将棋も入手したが、具体的なことは分からずじまい。

 しばらく日を置いてから誰か再取材をしてください。


PM 09:32:24 | Comment(22) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2005年05月30日  次の一手(逃した勝着)
 図は棋王戦予選の畠山鎮六段―山六段戦の終盤、先手は一分将棋ですが手番を握り勝勢です。正着を考えて下さい。できれば、考慮50秒でチャレンジしてみて下さい。正解は以下白字で書いておきます。

 正解は▲9三歩成△同歩▲同香成△同香▲9四歩。畠山七段は▲9三銀。これはこれで悪くはないけれど、銀を捨ててしまったので後手玉への詰めろがかかりにくくなり大逆転負け。畠山六段は王位リーグ入り、王座戦本戦入りと頑張ってきたけれど、ちょっと力尽きた感じでしょうか。

 ちなみに私の予想はかなり迂遠な手順で▲9三歩成△同歩▲9二歩△同香▲9四歩△同歩▲9三歩△同香▲9二歩△5七成銀▲9一銀△7一玉▲5四桂で先手玉は多分詰まないだろうから勝ち、というもの。これでも悪くはないだろうけれど、正解手順の簡明さには及びもしない。なんか反撃されて5四桂を抜かれる手順があるかもしれない。要は私は駒を捨てるのが怖いんですよ。

 皆さんは正解されたでしょうか。



PM 09:30:26 | Comment(1) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2005年05月30日  「北の十字軍」
 「北の十字軍」を読み終わった。以下、印象などを。(この本の主題である「ドイツ騎士団」については、私自身にはもともとの知識ないので、著者にかなり影響されてしまっている)

・発足以来のドイツ騎士団のやり口に辟易。旧約聖書的な聖絶(ようは虐殺ということだ)場面ばかり。こういう連中が東に向かっていったから、中東欧は農奴制が遅くまで残り、中産階級は育たず、産業革命も遅く、今世紀の混乱につながっているのではないか。

・特に聖母被昇天の日(8月15日)に軍旅と称して人間狩りを毎年行っていたとはまさに涜神といえよう。私は聖母被昇天の日のシャルトル大聖堂にたまたま滞在したことがあるけれど、ああいう厚い信仰心と人間狩が同じ精神の中に存在しえるものか、とはなはだ疑問に思う。「聖戦」を唱える輩がやくざであることは端から認識はしているが、まさにそのものずばりでは。

・だいたい、修道騎士団というのは子どもを作れない以上、人口を維持するためには絶えず入植者を招かなければならない。異教徒を殺しまくっている以上、異教徒が入植者のソースになるはずもないし、西ヨーロッパだって経済が落ち着いてきて次男坊、三男坊でもそれなりに糊口を凌げるようになればわざわざ異国に行かなくなり、立ち枯れの懸念が増すのは当たり前だ。よっぽど世俗国家になったほうがよかったのではないのか。(理念と矛盾しすぎてありえないけど)

・修道騎士会の標的となり、結局はタンネンベルクの戦いでこれを撃滅したポーランド。戦後、コンスタンツの公会議で「異教徒も公正に扱われてしかるべし。布教の名を借りた虐殺、略奪は許されない」と15世紀に主張したパウルス・ウラディミリ(教会法学者)。いくらポーランド王国を後ろ盾にしているとはいえ、千年通用する見識であり、私は感動した。グロティウスやビトリアといった人たちは学校で習った記憶があるが、時代を遡ってもこのような普遍的な議論をできた人がいたのであれば、人間も捨てたものではないと思う。

 彼のことを検索してみると、それなりに賞賛はされているが、もっと賞賛されてしかるべきだ。


PM 09:20:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | [歴史]

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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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