せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2005年01月20日  竜王戦第7局中盤 (東大将棋)
 今日の読売新聞の竜王戦第7局の観戦記は渡辺が△8八歩と従来の手順から別れたところが紹介されていました。日記で何回か取り上げたことのある「東大将棋横歩取り道場」の手順については、竜王戦直後の週刊将棋でも若手棋士の日記にも言及されていなかったので、観戦記でも恐らくはパスされるだろうなぁ、と予想していたところ、残念ながら案の定でした。

 ほぼ、同じことを繰り返しますが、私の疑問はこういうことです。

 第1図。本譜は▲同角でしたが、▲3三歩△同金▲同飛成△同銀▲2三角成△5二玉▲3三馬△3七歩成▲5五桂△3一桂は当然考えられるところです。観戦記によると▲3二銀(変化1図)以下の変化を研究していており、先手玉に詰み筋が発生します。一方、▲3二銀に代えて▲6五歩△3八と▲6四桂△同歩▲6三銀△同銀▲同桂成△同玉▲5一馬(変化第2図。詰めよ)については言及がありません。▲6五歩の時に△6一玉としてもやはり▲6四桂があります。

 △8八歩▲同銀の応酬があっても、変化2図の手順だと後手の方がしんどいと思うのですが、プロ周りでは論外なんでしょうか。

 観戦記はすべからく東大将棋道場を参照すべし、なんていう気はもとよりないのですが、この将棋の場合、執筆者が新竜王の師匠ですから面白い切り口になったのではないか、と思うのです。字数に余裕がありそうもないし、両対局者が全然触れないのであれば、恐らく観戦記者もそのままスルーしてしまうだろうから、そういうものなのでしょうが、せんすの頭の中は全然整理されないままです。これは、エリオスさんの真似ですが「永遠の謎」ですね。誰か解明できる方がいらっしゃるのでしたら、ご教示願います。

<3827>

PM 08:59:27 | Comment(25) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2005年01月20日  ビザンチンの宦官
 皇帝評価ばかり続きました。国家の成り立ちが皇帝と教会を中心としているため、事蹟が残っている歴代皇帝について語る方が容易なのですが、たまには別の点についても書いてみますね。

 今日は宦官。宦官というと、要は去勢した男子で宮仕えしている人、ゆえに宮廷においても皇妃とか愛妾と不義密通を働くこともないということで、皇帝の身辺に身を置くことができる→国政への隠然たる影響力を振るうようになりやすい。中国の漢、唐、明では特にもうやりたい放題。汚職、職権壟断、暗殺等々何でもやった(やらなかったのは皇帝を殺すことぐらいでしょうか)わけで、司馬遷も宦官でしたがこういう人は例外中の例外で、宦官=極悪、卑怯、姑息のイメージが日本人の脳裏にはしっかり植え付けられています。

 ビザンツにも宦官はいたのですが、中国のような滅茶苦茶な事例はほとんどありません。まず、ビザンチンには後宮はありません。キリスト教国家ですから、当たり前といえば当たり前ですね。それから、中国の宦官は公職にはついていませんが、ビザンチンでは公職に就けました。宦官になった訳はいろいろですが、「この男に生殖能力を残しておくと、あとで皇帝候補になりかねんな。とはいっても眼球摘出するには惜しい素材だし、まぁ去勢して使いまわそう」というような感じで、政争に敗れた家系の男子が去勢されてしまい宦官になったという経緯もかなりあります。これから転じて、名家の男子の出世を考えて親が子どもを去勢してしまう、ということもあったようです。私がその男の子なら、「去勢する前にせめてHだけはさせて下さい! (できれば1000回は)」とお願いすると思いますが、そういう思い出は出世に邪魔なのでしょうな。

 著名な官僚や軍人やあまつさえ教会人にも宦官は多いのですが、官僚と軍人はともかく教会人で宦官というのはかなり違和感があります。聖界に身をおくのであればそういう欲望は自分の意思でコントロールできなければならないと思うのですが、いかがでしょうか。

 清末の宦官の裸の写真を見たことがありますが、なるほど服を着ていれば分からないな、という感じです。もし私が宦官でない官僚として宦官とお付き合いするとして、どう思うか、ということをちょっと考えてみたのですが、案外平気だと思います。

 駐在時代、同性愛者としてカミングアウトした人たちとも随分、お話しをする機会がありましたが、お話しをするだけなら全然OKです。というよりも、同性愛者さんはむしろ高学歴者が多くて、話す英語もとてもきれいだし、話題も面白かった。だいたい、同性愛者に対するネガティブな発言を政治家がすると、それだけで新聞ネタになってしまう国(イギリスのこと)ですから、物分りがよくならざるを得ません。どっちみち、よく分からないコックニーを話すイーストエンドの方々よりはずっと気が楽でしたよ。

 同じで、ビザンツの高位官途にあってまるっきりの無教養ということはかなり考えにくいので、相手に生殖能力があろうがなかろうが普通のお付き合いはできると思います。

 話しは戻りますが、宦官にも立派な人は多いので、その内、彼らについても語るつもりです。

PM 08:46:15 | Comment(12) | TrackBack(0) | [歴史]

2005年01月20日  羽生、2連勝
 羽生圧勝で王将戦第2局は終わりました。復位濃厚ですね。棋譜はこちらでみることができます。途中経過はこっちです。

 1日目の封じ手付近の局面を見て、後手森内王将の駒に元気がないことを感じたひとは多かったと思います。第1図は中田XPのような後手の布陣ですが、

・穴熊攻略の要ともいうべき角が5一に撤収している。
・これでは端の2手、6筋の2手もかけた効果がない。
・さらに右桂を跳ねているため(この戦形だとはねるのが当たり前ですが)、桂頭が弱いし、角を7三に移動させることもできない。なぜ7二玉型なんでしょうか。

と筋の通らない話しです。

 一方、先手側は右金がそのままなので、斜め棒銀で攻めても飛車成を心配する必要がありません。

 案の定というべきか2日目は羽生二冠の全面攻勢に終始し、第2図の▲7五歩で桂頭を攻められてはもういかんともしがたいです。毎日サイトで「案外難しい」と表現している箇所がありますが。。。先手を持っている棋士が誰かを思い出せば、とてもとても。確かにこの図を正直に表現をするのは主催者側としては難しそうですね。

 島ノートの該当箇所とよく比較してみると面白いでしょう。

AM 05:42:58 | Comment(221) | TrackBack(0) | [将棋(三間飛車)]

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プロフィール
名前せんす
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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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