せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2004年12月16日  竜王戦第6局:「見切り」
 これまで、この七番勝負について随分、不満をぶーたれていましたが、かなり払拭されました。せんすは堪能しました。本局は、どちらにも悪手がないのではないか、とすら思えます。

 第1図。1三歩型のメリットを活かした反撃。これがあるので、▲4六歩を突いて大丈夫なのかという心配をするのですが、ここでは▲2二歩成。指された瞬間、せんすの棋力では何のことか分からなかったのですが、△同銀なら3四の利きがなくなるので▲3五飛△2四飛に▲2五歩と打てるのですね。一生指せそうもないですね、こういう手は。

 第2図。後手の角の利きもあり、反撃が厳しそうですが、▲2六飛△2五歩▲2八飛△3六歩▲4七金と柳に風のかわし。勉強になります。

 第3図。私などは▲4七玉と逃げ出したくなりますが、紙一重残っていることを既に読み切っていたのでしょうか。意外にも3七の地点で防戦。このまま死地になるのでは、と思ったのですが、第4図の▲4五歩に至っては、「こういう手が出るようなら、これは先手が残しているんだろうか。方法論はさっぱり分からないが」としかいいようのない一手。結局、▲1八玉というしのぎがあり、先手が残っていたのですが、3七に馬が利いていてもいなくてもその点は変わりない。であれば2一に飛車でも打ち込んでおけばいいんじゃないか、などと不届きにも最初は考えてしまいました。もちろん、そんなことはなく、▲2一飛のような手だと5八銀の活用が間に合うシナリオもあるのですね。控え室のプロ連が何人束になってかかっても竜王の足元にも及びませんでした。

 この将棋、まるで森内竜王の指し手は、相手の太刀筋をミリ単位で見切ることができる達人を髣髴させます。名人になって以降、勝ったり負けたりだったのですが、こういう将棋をみると当代最強棋士に恥じない内容です。

 最終局もこういう将棋をみたいものですが、せんすはネット接続環境にはいないんですよね。これが。今日、気がつきました。


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PM 10:08:07 | Comment(29) | TrackBack(1) | [将棋(横歩取り)]

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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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