せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2004年12月31日  大晦日
 静かにすごすつもりだったけれど、雪だるまを作ることになった。やむなし。

 娘(6歳)が将棋を覚えたい、というので教えた。今日は飛車角の使い方だけ教える。

 彼女には2年前に教えようとして、2回負けてやった後で1度私が勝ったら泣き出したことがあった。知人のお嬢さん(6歳)も将棋は負けた後、激怒してしまったが、囲碁は負けた後も「私のおうち(地のことらしい)はこれだけあるよ〜」と上機嫌。即座に囲碁を勉強することになった。

 あるプロ棋士にこの話しをしたところ「将棋は残酷ですからね」と一言。専門家がこういうくらいだから、へぼアマの私が苦労するといっても私が無能とは言い切れまい。

 知人のお嬢さんのお話に戻ると、彼女は緑星学園に週一度通い、先日日本棋院の大会にもデビューという順調な発展振り。何となく羨ましい。20年経ったら、プロになっているかもしれない。翻って、ウチの娘は普段習い事で忙しすぎて、親からみてもとても将棋にリソースをさけるとは思えない。それでも、覚える気があるなら、週1度の個人授業でもやる気はでてくるだろうから、自然体でさせようかと思う。あるいは、私の棋譜並べを手伝わせるのでも駒の動きとかを理解してくれるかもしれない。

 またーりといきます。

<3876>

PM 07:26:58 | Comment(39) | TrackBack(0) | [子育て]

2004年12月30日  2004年、最驚の一手
 今年は随分と面白い将棋をみました。一年の区切り、というほどではないですが、その中で一番驚いた手を回顧します。

 最高峰のプロが指す将棋ですから、どの将棋もへたれの私を驚かすものばかりですが、ひとつ、といわれれば、やはり第1図の森内竜王(当時)が朝日OP準々決勝の対羽生戦で放った△2四歩です。この手については、何度も日記で書いているので改めてくどく書くつもりはありませんが、これほど意図が明確でありながら予想できない手というのもないのではないかと思われます。直前の△7七歩に対し▲同桂としておけばこの手も出現しなかったのですが、それだと後に△7六桂がきつく感じられるので▲同金が妥当と羽生名人(当時)が思ったのも無理はありません。このレベルになると、確かにその場になっても最善手をひねり出せるのですね。

 この時点では王将戦七番勝負は1勝1敗。名人挑戦は確定していましたが、森内−羽生の競り合いがどちらに傾くのか予断を許さないところでした。この魔手をもってしても、本局を制するには至らず、敗れたゆえに恐らくは後年に顧みられることもないとは想像できますが、にもかかわらず、この一手により森内俊之の底知れなさを感じ、後の三冠制覇を予感した人は多かったのではないでしょうか。

 この手と第2図の▲8六歩も雰囲気は似ています。△同飛は▲4五飛△8九飛成▲7九金△8五龍▲4四飛△同歩▲3五桂で先手がよくなるようですが、あの三浦八段の事前の周到な準備をあっさり粉砕したところなど、上の△2四歩と同じくトップ棋士の現場力をうかがわせます。思えば、この頃から羽生二冠の指し手に珍奇さ、力強さが戻ってきたように思います。

 JT杯決勝の佐藤棋聖「▲9八香」にも驚かされました。2月号の将棋世界に詳しい解説がありますね。 

 来年も驚かせていただけるものと信じ、明日の大晦日を心静かに過ごさせていただきます。

<4289>

PM 11:05:58 | Comment(893) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年12月30日  夕焼け





















 ウチは初日の出は見ないで年末のラス日の入りを見にいくことにしています。早起きをしなくてもいいし、道も渋滞していないし、それに夕日の方がせんすは好きなのです。

 明日は雪という予報なので、今日、出かけることにしました。見にいくのはいつも葉山。ちょっと雲がかかっていましたが、最後のところは輝いていましたね。

 今年は自分自身はかなりいい一年でしたが、世の中はかなりひどいことが多かったので来年はもう少し落ち着いてくれればとお日さまにお願いをしました。

PM 10:14:12 | Comment(27) | TrackBack(0) | [日記]

2004年12月29日  激指4対竜王戦
 さて、早速、彼を使って竜王戦第7局を検討しました。

 対象局面は第1図。2個下のエントリーでkengo kさんからもご指摘のあった局面です。▲4四桂とすれば本譜よりはマシではないか、という問題意識です。

 彼の考える最善手も▲4四桂でした。さもありなん。それに対する彼の応手は△6一玉。以下▲8六香△3八と▲8四香△4九と▲8二香成とノーガードで駒を取り合い、△5九飛▲8一飛△7一銀打(変化1図)で以下千日手(爆)って、おい! 思わず購入を後悔しそうになりましたが、千日手にはせんでしょうね。

・△5九飛ってこれ、寄せになっているのだろうか? まだしも△5九とではないでしょうか。
・7一に金が来るようにすれば、竜をはじけるので後手が悪くはないように思います。

 ▲4四桂に△同飛の方が、普通に選択されそうなのでこちらを検証してみると、彼が導出したのは、以下▲同銀△3八と▲3五銀△2八飛(変化2図)▲2五角△同飛成▲同桂△4九と▲4五香が詰めろなので先手有利というもの。私が読んだときは▲3五銀が見えなかったのですが(敵玉から離れていくからなのでしょうが、ほとほとへぼですね)、金を取りながら▲2五角を可能にする普通の手です。

 してみると、一見危険そうな△6一玉の方が正着なの?と思えてくるのですが、実戦でいかにも指しにくいですね。

 いずれにせよ、彼のおかげでタイトル戦観戦の楽しみの幅が広がったことは事実です。観戦記とのすりあわせがいよいよ楽しみです。

<4000ヒット、ジャスト!>

AM 10:57:53 | Comment(82) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年12月29日  激指4
 激指4がやってきた。

 早速通常対局モードで指してみた。(四段) 私が先手で激指(以下「彼」と呼ぶ)は米長流急戦矢倉の気配。「これはいい練習になりそう」(はーと)と思ったのだが、なぜか彼は△3一角と引く。以下、△4四歩を保留したまま彼は駒組みを続けた。私の8八玉を狙って△6五歩〜△4四角と出る機会を窺っているのか、と思ったが、彼相手に激辛の指し方をしても練習にはならないので、敢えてその隙を放置したまま敵玉攻略の駒を我が方も進める。すると何たることか、彼は攻撃を諦めて専守防衛に徹するのだ。以下、当方駒得→彼、自陣上空に馬を2枚作りクソ粘りモード→当方、自陣の守備駒を次々と馬にぶつける→敵陣上空に拠点確保→193手かかってようやく勝利。結局、将棋ソフト相手に勝つときの秘訣ともいうべき「激辛流」になってしまった。とはいえ、終局間際の無意味な王手ラッシュとか無限の歩の成捨てとかはもちろんないし(そんなの最近の将棋ソフトはやらなくなっていたんでしょうが^^;)、人間相手に指しているのとほとんど感触は同じでよかったですね。もう少し攻めてきてほしいですね。

 ただ、最新の定跡形が登録されているにもかかわらず、なぜかそう指してくれない。第1図だと先手は▲4五歩が普通だが、彼は▲6六歩と指す。何かのバグか。彼の定跡には▲4五歩が登録されているんだけど。。。上の対局の時のいきなりの角引きとか不思議です。こういう時は「待った→ここせ」で定跡手順を指させるしかないですな。

 このブログでは定跡の先の変化で困った事例を何度も取り上げていますが、それも彼に分析させました。あっという間に回答をしてくれてすっきりさせてくれた局面もあれば、私の悩みが本物であることを確信させてくれたものもありでしたが、十分に私の相談役にはなれると思います。それだけでも購入した価値はあったと思いますね。

 敢えて不満を言うと、「次の一手」で彼が出した回答がそのまま棋譜の分岐になってくれればいいのに、ということですか。画面には表示されるけれど、それ以上は何もできないというのはつまらないです。また、一局の手順を途中まで遡って別の変化で指そうとすると、棋譜を記憶させない限り最初の棋譜が消されてしまうのもかったるい。(柿木では消されない) 記憶させればいいだろ、といわれるのかもしれないけれど、コンピューター相手の棋譜を一々記憶させるのもたるいです。

 次のエントリーで竜王戦第7局を彼に分析させます。

AM 10:07:56 | Comment(492) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年12月28日  竜王戦最終局中終盤
 下のエントリーの続きです。

 第2図の▲4五銀が疑問手の烙印を押されてしまったわけですね。普通の指し方をするなら▲6五歩と桂馬を外すか、▲5五銀くらいが相場であり、角桂歩の進路を自ら潰すような▲4五銀はいい手でないことが多いです。どういう理想図を森内竜王が描いていたのか定かではありませんが、三冠の原動力は普通の人がなすであろう正統派の読みの上をいく彼ならではふかーい読み、裏筋も過不足なくみる大局観にあった(とせんすは思っている)ので、この手を選んだことをあれこれ言っても仕方がないようにも思います。

 本譜は一時は先手が駒得だったのが、後手が猛烈に追いついてきます。ただ、中央には先手の駒が多く、玉への距離も近いことから、へたれの私が見る限りではまだまだあやがあるように思えました。結果から推測すると第3図で▲4四桂と打ったとするとどうなったのか、と考えます。△6一玉に▲8六香とすれば、かなり駒が薄いにしても一応は挟撃態勢にはなっています。多分、プロの検証には堪えないのでしょうが、本譜のようにこれを見送り、第4図の△1七馬により▲4四桂を消されては万事窮したことを考えると、一策だったように感じます。ダメかな。

 今年、5つのタイトル戦に出場し、2連勝3連敗。後半は思うに任せなかったにしても2004年の主役は紛れもなく森内俊之でした。棋王戦はあと1勝でタイトル挑戦ですが、羽生2冠が立ちはだかっています。1月7日の勝負は森内名人の信用をかけた一戦になりますね。
 

<2758>

PM 10:31:30 | Comment(1057) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年12月28日  渡辺明、竜王戴冠
 20歳にして渡辺明が竜王に登極。棋界序列でいきなり2位に躍進、A級の強豪棋士はもとより、羽生二冠、佐藤棋聖、谷川棋王らS級棋士に対し上座を占めてもどこからも異議申し立てを受けない立場になりました。また、渡辺新竜王は各棋戦でシードを獲得できるので、他のタイトル戦への道程が一気に短縮され、2冠狙いも現実味が出てきます。次にタイトル獲得の可能性があるのは最速で来年夏の王位戦、その次が既に本戦シードを保持する王座戦といずれも羽生二冠の保有タイトル。どうなることでしょう。
 ついでながら、これからは免状への署名がありますので、早急に書道にも研鑚していただくことが必要かと思います。この年齢で書道が抜群の人など普通はいないでしょうが、直ぐに上手になることでしょう。今のS級棋士達も低段時代の色紙はかなりのあれでしたが、あっという間に立派な字を書くようになったものです。

 一方、森内名人は相変わらず序列一位ではあるものの、夏ごろに期待された棋界制覇からは大きく後退、将棋界はまたもや乱世になりますね。

 第7局は名局ではなかったのかもしれませんが、観戦していて面白い将棋でした。以下振り返ります。

 昨日も取り上げたのですが、最初のポイントは第1図。本譜は▲同角でしたが、▲3三歩△同金▲同飛成△同銀▲2三角成△5二玉▲3三馬△3七歩成▲5五桂△3一桂は当然考えられるところです。ここで検討陣は▲3二銀(変化1図)以下の変化を研究していて後手よしと結論しているらしく、▲6五歩△3八と▲6四桂△同歩▲6三銀△同銀▲同桂成△同玉▲5一馬(変化第2図。詰めよ)については放置されていました。▲6五歩の時に△6一玉としてもやはり▲6四桂があります。

 読売の観戦記か将棋世界、週刊将棋で何らかの記事があればいいんですが。

 図面が多くなったので、項を改めます。
  

PM 10:12:48 | Comment(10) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年12月27日  竜王戦最終局1日目
 竜王戦第7局が始まりました。

 森内竜王先手で中座飛車▲6八玉型になりました。第1図のように渡辺六段が中座飛車の仕掛けとしてはやや少数派の▲7五歩の仕掛けを選択し、どんどん手が進んでいきます。

 勝手なことを言わせていただくと、この仕掛けをして大熱戦になることは少ないのでスタンダードな△5五飛→△5四飛型を選んでほしかったなぁ、と思いました。▲7五歩からの仕掛けは最近、先手に分がよく、後手に工夫が必要な将棋です。横歩取りの蓄積は棋界一の渡辺ですから、どういう新手が出てくるのか楽しみではありますが。。。

 私自身はこの仕掛けを後手でしたこともなければ、先手でされたこともありません。アマの目から見ると、いきなり後手が桂損をし、その代償がいったい何なのかよく分からない、つまり戦略というか方針が何なのかみえない将棋です。そういう将棋は暗記合戦みたいになってあまり面白くないのでしょうね。

 指し掛けに至る局面で「お!」と思ったのは第2図の△6五桂の局面。この局面は今年2月の有吉−中座の順位戦で出現していますが、横歩族であればむしろ東大将棋横歩取り道場の手順を思い出される方もいるのではないでしょうか。▲6六歩△3六歩▲3三歩△同金▲同飛成△同銀▲2三角成△5二玉▲3三馬△3七歩成▲5五桂△3一桂(ここまでは有吉−中座戦と同じ)に、東大将棋は▲6五歩△3八と▲6四桂△同歩▲6三銀でばらしてから、金を取りながら▲5一馬(詰めよ)として「後手不利」としています。

 穴の多い東大将棋○○道場ですが、この手順は大丈夫だと思います。なお有吉−中座戦は一目筋悪の▲3二銀を有吉が選択し、それなりに難しいところはあったものの攻めが薄く先手が敗北しました。今日の対局では▲6六歩に△8八歩(指し掛け図)と新展開に入りました。この手は先手玉の8八への退路を断ってはいますが、上の手順(渡辺の師匠の本に記載されているのが、なんとも奇妙な感じです)はまだ生き残っています。もちろん、▲8八同銀もしくは同金に△3六歩ではなく、△4五銀とか△3三歩とか変化手順はいくらでもありそうです。

 冒頭に、ややネガティブなことを書きましたが、私のへたれ予想を覆すような読みの応酬をみせてもらうことを明日は期待します。

<2374>

PM 07:38:59 | Comment(28) | TrackBack(1) | [将棋(横歩取り)]

2004年12月27日  インド洋地震
 あまりのひどさに絶句しました。被災地にはせんすが若い頃に行ったところが随分と含まれています。当時のランカウイ島は今のように大資本のリゾートはなく、のんびりとした漁村チックなところでした。西側の海岸の民宿に泊まり、近くのレンタルバイクで島内めぐりをのんびり楽しんだのです。

 あの時の民宿の人々は無事だったのだろうか、レンタルバイク屋さんのおじさんは。。。バイクの鍵をなくしたのですが、代金は1マレーシアドルでいいよ、といってくれた気のいい男性でした。

 ペナンも気になります。

 震源地のスマトラの様子も今、NHKのニュースでみて、がっくりしました。

 何もできないけれど、せめて赤十字か何かで義援金を募ると思うので、協力するつもりです。

PM 07:24:48 | Comment(81) | TrackBack(0) | [ニュース]

2004年12月26日  渡辺明:情熱大陸
 寝付けない娘に絵本を読んでやっていて危うく見逃すところだった。

 衛星放送を契約していないせんす家にとってはこういう番組のように画像があること自体がありがたく、よかったです。衛星視聴者は普段の研究会とかが多いほうが嬉しかったのではないかと想像するんですが。明日からの決着局へのいい前宣伝にもなりました。テレビ局は違っても、こういう大勝負はいろいろな場所で取り上げられた方がよいに決まっています。

 棋士のこの番組への登場は羽生善治(見逃した)、谷川浩司(これは見た)についでだと記憶していますが、そうなると間の世代の有力棋士達はもうこの番組に登場しないということか、と河口史観のような思いも抱きました。森内三冠は名人獲得直後にNHK特集があったのでまぁよいとして、ウチの先生も早く特番を組んでもらえるくらいばんばん勝ってほしいなぁ、と。。。でも、実績があるだけにタイトル3個くらいだと何も起こらないのではないかという悪寒もあります。

AM 12:02:22 | Comment(30) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年12月26日  病気→休暇キャンセル→竜王戦
 昨晩、娘が腹痛を訴えた上嘔吐までしたので、区の夜間診療所のお世話になった。ただの風邪という診察だったけれど、親としてはこういうところがあることは本当に心強い。受付、宿直医、看護師さん、薬剤師さんがいらして、これだけのサービスを維持するのはコストもかかるだろうが、そういう目的のための住民税ならいくらでも負担しますよ。

 それはさておき、そんなわけで、明日からの旅行はとりやめになりました。子どもがいるとこういうリスクは覚悟しなければならない。ホテルはキャンセル料がかからないところなので、実損はゼロです。さらに、物事は表裏一体、おかげで竜王戦第7局を観戦できるようになりました。
 

<2120>

PM 08:42:43 | Comment(73) | TrackBack(0) | [日記]

2004年12月26日  振飛車を指してみて
 相振りの発生率にややげんなり。私が先手の場合、5割を超えます。ほとんどの方が三間飛車です。げんなりしていますが、勝率はいいです。恐らく自分なりのスタイルがあるので(=相手の攻撃陣を責める)、指し手に迷いがないからではないか、と思います。角が相手の攻撃部隊を向いているので、相矢倉よりも却って責め易いですね。

 では振飛車党に宗旨変えをするか、といえば、対居飛車の指し方がよく分かっていないのでその気はないです。私が対戦した居飛車党の方の大半はなぜか急戦を仕掛けてくるのですが、将棋を指し始めて以来対振り急戦をしたことがない私には、どうやって受けるべきかの勘所も悪い。▲4五歩早仕掛けは大丈夫ですが、斜め棒銀とかはさっぱりです。ただ、「さっぱり」というのは居飛車党の感覚の分れであり、実際には美濃囲いの堅さゆえにそこそこ戦えることが多いような気がしますね。

 そんなこともあって、購入を保留していた藤井本第3巻を買って振飛車急戦を振飛車側に立って読むことにしました。

PM 08:20:08 | Comment(327) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年12月26日  激指4購入
 将棋タウンの「考察」を読んで、購入を決めました。柿木Vでは詰みの検証はできても、その他の終盤の急所の検証はあまりにも力不足だと実感していたからです。

 最近、このブログ以外の場所でも将棋関連の文章を書く機会をいただくようになりましたので、自分の実力向上以外にも役に立ってくれるのではないかと期待しています。

 なんせ、将棋ソフトをほとんど使わないので将棋タウンのイソダさんのようにあまたのソフトを比較したディープな文章は書けないと思いますが、私なりに何か感想をまとめるつもりです。

PM 07:38:01 | Comment(25) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年12月25日  鈴木−郷田、逃した最善の寄せ
 せんすは毎日、新聞掲載観戦記指了図の次の一手を当てようと試みているのですが、当たりません。23日、24日に掲載された分だと、王位戦鈴木−郷田と棋王戦森内−浦野は当たったものの次善手。棋聖戦渡辺−飯塚は考えすぎでかすりもせず。ちゃんと当たったのは王座戦の森−加藤だけですが、これは当たらないことが考えられないような絶対手なのであまり元気増進にはつながりません。

 先日、エントリーで取り上げたこともあり、王位戦鈴木−郷田戦のフォローを。最善手の寄せがまるで知恵の輪が外れていくようないい感触なので、その1%でも吸収できればとの願望が湧いてきますね。

 第1図。せんすの予想は▲8二銀。後手玉の上部は9九香や6五銀のために見た目ほどは広くないので、背中から追い出しても寄るだろうと読んだのです。郷田九段もそう指しました。これでも悪くはないのですが、観戦記によると▲9五桂なら勝ち筋ということです。以下△同歩▲同歩△5七金▲3八玉△8四玉▲8五歩△同桂▲8二桂成△同飛▲9四金△同香▲9三銀△同玉▲9四歩(第2図)と強引に香車筋を通していけばはっきり先手の勝ち。

 こういう寄せで勝てればさぞかし気持ちがよいことでしょう。実戦はこの直後に郷田に疑問手が出てしまい、序盤で大差になった将棋をひっくり返されてしまいました。惜しすぎる。

<2086>

AM 10:39:30 | Comment(31) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年12月25日  たんす株
 先日、実家からいきなり私名義のたんす株が出てきたので、昨日、わらわらと証券会社にでかけてきました。同じような用事の人が多くて90分も待ちました。待合室にはろくに雑誌も置いていないので、将棋のことを随分と考えることができましたよ。。。待っている間、延々と生島ヒロシの国債PRビデオを聞かされ、頭が変になりそう。ちょっとは内容を変えてください。おかげで個人向け国債のことはよく分かりました。

 私の父はまだ自分名義のたんす株を持っているのですが、証券会社にいくのが面倒くさくて、このまま仕舞い込むつもり気配が濃厚。あまり認識していないご老人も結構多いのでは、とは窓口の人のお話し。配当を受けていれば株式があることは忘れないのではないか、と思うのですが、今回の制度変更とリンクして思考ができないのだろうか。

 そういう株式はさくさく処分して現金に変えて、消費に回しましょうね。。。はっ! この思考は、この前オレオレ詐欺をやって逮捕された連中の言い分と同じでは?

AM 10:37:30 | Comment(651) | TrackBack(0) | [経済]

2004年12月24日  棋王戦挑戦者決定戦
 昨日の棋王戦決勝は中盤の入り口で森内三冠の攻勢が挫折してしまい、大差の将棋になってしまいました。棋譜や解説はこちらでみることができます。ここでは私がどう思ったかと実際の局勢を書いておき、後日詳細な観戦記をみるときの備えとします。

▲6六歩:
 私は歩を後手に渡しては▲3七桂と跳ねにくいし、どうかなと思った。王座戦第1局などここに銀を出す指し方は実績が上がっていないこともあり、先手に不吉なものを感じた。

▲3七桂:
 にもかかわらず桂跳ねにさらにびっくり。麻雀でいえばタンピンドラ1くらいであがれる可能性があるのをさらに三色までつけにいったというところか。6筋を制圧して、さらに右桂まで活用しようとは、いくらなんでも欲張りなのでは。。

実際は、好構想だったそうですよ。いやーん、またへたりました。観戦していた他のプロはこの序盤作戦をどう思ったのでしょうね。あまりにも雄大な着想でした。

 しかし、本譜は▲3五歩と突いたのが当然のようで疑問。△3六銀と逆用されてしまいました。このあたりの詳しい勘所はエリオスさんがすでに書かれておられるので、ここでは繰り返しません。

 さて、では私はサンタクロースに変身します。

<2940>

PM 08:53:26 | Comment(30) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年12月23日  21日の対局結果から
○ 木村一基 屋敷伸之 ● 棋聖戦 最終予選
● 松尾 歩 三浦弘行 ○ 朝日オープン 本戦2回戦
○ 富岡英作 鈴木大介 ● 王位戦 予選
● 東 和男 森 信雄 ○ 竜王戦5組 1回戦 関西将棋会館
○ 熊坂 学 大野八一雄 ● 竜王戦6組 2回戦
○ 関  浩 櫛田陽一 ● 竜王戦6組 2回戦
● 佐藤紳哉 日浦市郎 ○ 王座戦 一次予選
○ 中川大輔 佐々木慎 ● 王座戦 二次予選
○ 片上大輔 睫扈┨ ● 王座戦 一次予選
○ 安食総子 高橋 和 ● 女流王位戦 予選
○ 伊藤明日香 神田真由美 ● 女流王位戦 予選
○ 貞升 南 大庭美樹 ● 女流王位戦 予選

 普段は何気に眺めている対局結果ですが、「およよ」というものがいくつかありますね。

 鈴木負け。。。王位戦予選で2局も取り上げられて、現在も対郷田戦が掲載されているのに。
 櫛田負け。。。復調著しいのに。
 伊藤明日香、勝利。。。何かこの人、最近勝っているようですね。何か発奮する材料でもあったのでしょうか。


<2624>

AM 08:50:58 | Comment(94) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年12月23日  王位戦:郷田−鈴木(続)
 昨日の観戦記も面白く読みました。

 前に取り上げた△8三飛の威力で先手玉頭が突破されて、郷田九段が右翼への逃げ出しをはかっているところが第1図。ここから▲4七玉△7五歩▲3四馬△7三桂▲7四桂△9三玉と進んで昨日の指了図になります。ここのところが今一つ分からないので、書き込んでおきます。

 ▲4七玉はせんすでもこう指すところですが、鈴木八段の感想では「いったん▲同玉とされるほうが△7七と▲5七玉(第2図)で次の▲5五角が厳しく自信がなかった」ということです。私は心の中で「▲5七玉に△8八飛成だ?」と疑問の声をあげたところ、ちゃんと解説があり「▲8三銀△同玉▲8四歩がある」ということです。

 でも駒台に歩はないんですが。。。以前、観戦記に疑問をこのブログで書き込んだところ、棋譜に間違いがあるのではとエリオスさんに教えてもらったことがあるので、慎重にみてみたのですが、歩が先手の駒台にはありませんでした。

 多分、何かのミスだと思いますが、それでも▲8三銀のような捨て駒は覚えておいて損のない手筋です。本譜は序盤の大差が終盤では大接戦になり、並べていても勉強になります。

 ゆえに、次の疑問。上の本譜の手順中の△7三桂がいい手なのかせんすははかりかねます。観戦記では何も指摘がないので悪手ではないのでしょうが、意図を頑張って推測してみると・・・直ぐに△2七金と打っても駒不足で攻め切れないので、駒の補充に出た、ということなのでしょうか。でも▲7四桂はかなり厳しく見えるし、▲3八玉と逃げ出されても先手玉は本譜のつかまりにくいように思えます。

 最後は鈴木勝利になるのですが、どういう経路をたどるのかちょっと想像がつかないですね。




AM 08:43:05 | Comment(28) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年12月22日  週刊将棋の片上講座 「あれ?」
 期待した居飛穴対三間飛車の講座は瞬く間に終了し、今週号からは矢倉流の中飛車講座になっていた。。。

 もう少し掘り下げてほしかったです。

PM 11:11:39 | Comment(389) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年12月22日  私はへたれシリーズ(何回目だ?)
 図は現在掲載中の棋王戦準々決勝森内三冠対浦野七段戦の終盤入り口です。月曜日掲載分の指了図でした。次の一手(後手番)が問題の一手だったような書き方だったので、せんすも考えてみました。例によって、外れたわけです。

 本譜は△9七歩。せんすもそう考えたのですが、火曜日掲載の観戦記によると△8八歩が正着とのこと。飛車先を突破されそうなのでこれを防ぐべく、▲同飛△9九角▲8七飛△8六歩を狙うのが普通だそうです。全然考えなかった。

 せんすは内藤流空中戦法の時代から横歩取りをやっているので、9八とか1八を狙うのが習性となっているようですね。本局の8,9筋の形が自分の実戦で出てくる可能性はかなり低いですが、こういう風に省察を試みて垢を削り落としたいものです。

PM 11:09:13 | Comment(172) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年12月21日  ちゃんこ鍋
 忘年会に利用。

相撲部屋料理 時津洋 目黒駅前店
地図→こちら/

 料理の出が遅くて、お腹がペコペコだったが、いいお味でした。

<3460>

PM 10:38:55 | Comment(25) | TrackBack(0) | [食べ物]

2004年12月21日  本筋の一手
 現在、掲載中の王位戦(郷田九段−鈴木八段)戦から。

 第1図。大悪手がでます。△5六歩。以下、▲2二角成△同銀▲5六歩と進みます。ここで△5六飛とでると▲4一角をもらってしまいますので、断腸の思いの△7二銀。無条件で一歩損して、プロレベルであればほぼ終了に近い将棋にいきなりなったのですが、勝ったのは悪手を指した鈴木の方でした。ウルトラパワーですね。

 第2図は今日の掲載分。次の一手にせんすは素直に感心しました。今日はすぐにコメント欄に回答を載せておきますので、解けたと思われた方は開けてください。

PM 09:52:46 | Comment(13) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年12月20日  升田幸三全局集
  升田幸三全局集が1月にでる、という記事が日経夕刊に出ていました。このウェッブの案内には12月中旬発売とありますね。日本刀を見つめる升田先生の写真があまりにも渋すぎて、将棋を全然知らない同僚も話題にしていました。

 せんすのDBには升田先生の将棋は400くらい入っているのですが、買う価値があるんでしょうか。ここの出版元は竜王戦倶楽部の運営元と同じなので、正直なところ、一円もあげたくない。(理由はいうまでもなく、現在の竜王戦倶楽部の運営への不満にあります) 本当にいいものなら、つまり解説がちゃんとついていて今の将棋への影響等を詳述しているようであれば、オタクとしては買うのは全くやぶさかではありません。

 多分、誰かが口コミで教えてくれると思うので、しばらくは様子をみます。

<3772>

AM 12:01:23 | Comment(13) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年12月20日  振飛車を指してみました
 せんすは生粋の居飛車党である。でも、実験的に振飛車(四間飛車)を指してみようと思い立った。何か向こう側からみれば、いい振飛車対策でも思いつくのではないかという思いからだ。せんすには、ほとんど使っていないHNがあったので、昨日からそのHNで早指し(局数を重ねたいのだ)+四間飛車で指すつもりで対局をしている。

 しかし、四間飛車は1局しか指せていない。なぜかというと先手で角道を止めると、必ず△3五歩と伸ばされ相振飛車になってしまうのだ。これではかなり目的にそぐわないので困るのだが、やめるわけにもいかないので、そのまま指す。

 私は、対相振りは自玉の囲いや攻撃陣形の整備に先駆けて、矢倉か銀冠の外形を先に構築して、なおかつ腰掛銀+角道をあける形を整えておきたい、と考える。正しいかどうかは分からないが、第1図のようになる。先手陣はちょっとやそっとでは潰れそうもないので、あとは飛車先の歩をまったり伸ばすとか、とにかく防御優先の発想である。

 DBをみたら、以下の印象を受けた。
・結構、美濃囲いで戦っている人が多いのね。横からの攻め合いならともかく、上から攻められると豆腐も同然としか思えないんですが。。。私のような指し方だと攻め足が遅すぎるので、センスが悪いのは事実でしょうけれど。
・後手三間飛車で△3六歩と交換に出るのは、▲3七歩と打ってくれないので、ちょっと損なのでは。相手になった方々は皆さん、歩の交換にいらっしゃいました。

 アマ同士ならがっちり組み合っても特に損はないか。ほとんど初めて指したので良く分かりません。流行の戦法なので、あまり好き嫌いを言わずに指してみようか。居飛車の実力強化には貢献しないように思えるけれど。

 振飛車党の人はとにかく飛車をどこかに動かさないと落ち着かないんですね。大山名人のように相手が振飛車だと自分は居飛車という人は少ないんでしょうか。


PM 11:26:11 | Comment(14) | TrackBack(0) | [将棋(その他)]

2004年12月20日  佐藤−谷川戦:▲6六歩
 A級順位戦佐藤−谷川戦の観戦記掲載が始まりました。例の▲6六歩については単に▲7七桂だと後手の桂頭に備えられなくなるので云々と書かれていましたが、そうはいっても現実の一歩損に驚くプロがほとんどだそうですね。

 へぼアマは理解をしようとしない方が無難なようです。


PM 11:20:02 | Comment(24) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年12月19日  対鈴木システム
 24で第1図をようやく試すことができました。

 以下、思惑通り△2二飛▲5九銀と進んで、△5五歩と仕掛けられました。さすが銀を好き放題に牽引させてはくれませんね。

 でも、仕掛けてもらえるなら右桂も使える。はっきり優勢とかいえる局勢ではないですが、将棋を指した気分にはなれます。

 ある方(いうまでもなく強い)のお話しだと、松尾流の穴熊は6八銀+6七金の形で攻撃目標になった時に金が進退不自由であるところが痛いそうです。
  

PM 10:39:44 | Comment(283) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年12月19日  この時期のヨーロッパはつまらない





















 特にクリスマス前後はつまらない。渋く思索にふけるのにはいいですが。日本は人出が多くてよいですね。

 画像はサンチアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂。

<4427>

PM 08:27:56 | Comment(15) | TrackBack(0) | [旅行]

2004年12月19日  B2順位戦、屋敷−木村
 この数日の順位戦ラッシュ。お腹一杯です。B2土佐−森の瞬速の寄せなど勉強したい材料も多いのですが、回答がないので辛いですね。

 本題も回答がないのは同様ですが、まぁ、横歩の最新動向を押えるのは習性なので、たらたらと。

 ▲4八銀型であれば無理とされる△8六歩以下の仕掛けも、▲4八金型であれば成立することは、オタクの方々はよくご存じでしょう。それがいやなのでせんすは4八金型を先手で採用することはないのですが。で、進んで第1図。自家製DBでは2004年3月1日の竜王戦北浜−飯島戦があり、この時は▲4六飛。△5五角を食ってあまりよくなかった。

 屋敷九段は▲1六飛。一時的な避難場所としての選択と思われますが、△3五飛▲3四歩△同飛▲5六角△3五飛▲3四歩△3六歩▲3三歩成△同金▲4五桂△4四金とほぼ必然に思える順を経て第2図になると、桂得とはいえ、飛車は隠居、角の利きも押えられて後手優勢に見えますね。

 第1図のような打診にどう応じるかというのはかなり頭の痛いところですが、消去法では▲2九飛くらいでしょうか。以前は△3六歩とか△4四角が多かったのですが、手は多いものですね。最近は中座飛車からの離反者も多いようですが、まだまだ命脈は十分保たれております。

 木村七段はこれで6勝1敗。さすがに今期はB1に上がり、上がればAまでは行くとせんすは見込んでおります。


PM 01:34:58 | Comment(77) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年12月19日  寄せの形
 今、連載中の王座戦石橋女流四段対横山四段戦の終盤から。ここで横山は珍しくも寄せをしくじったのですが、彼の指した手と正着を当てて下さい。

 正解はコメント欄に明日書きます。

AM 08:49:31 | Comment(2) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年12月18日  情熱大陸
 若手棋士の日記によると、26日放送だそうですね。何があってもみなくては。

 竜王戦第6局は「はっきり負け」と言い切っていますね。ふーむ。

PM 10:29:34 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年12月18日  交通渋滞
 今日の夕方の高速はあちこちに故障車や事故があって大渋滞でしたね。おかげでいろんなラジオ番組を聞きました。巨人の上原投手がラジオ番組を持っているとは知らなかったです。

 将棋の更新は運転で疲れてしまったので、さぼります。ごめんなさい。

<3793>

PM 09:38:27 | Comment(265) | TrackBack(0) | [日記]

2004年12月17日  佐藤棋聖、A級順位戦
 今日はエントリーを書く意欲が非常に低い。昨日のA級順位戦で佐藤棋聖が敗れ、挑戦権はほぼ消滅(8人が5勝4敗という目はまだ残っているのだろうか)、それどころか陥落の心配も少しはあるという未曾有の状況になったからです。

 その佐藤棋聖−谷川棋王戦の序盤だけ、さくっと書きます。途中図を見たとき、角換わり後手一手損かと思ったのですが、実はゴキゲン中飛車だったと知り非常に驚きました。さらに驚いたのが初手から並べて11手目の▲6六歩。

 以前も何回か書いていると思いますが、私はゴキゲン中飛車対策の中では、新丸山ワクチンは千日手になりやすく、打開しようとして苦労を背負い込むのがいやだと思っています。それはさておき、本譜のような△3三角とする後手の対応をせんすは初めて見たのですが、普通に▲7七角もしくは▲8八角としておいて何か不都合があるのでしょうか。△5五歩とされると角交換をした甲斐がないのは確かですが、後手も2二銀の処理を考えなくてはならず、先手が右の銀を4七−3六と繰り出すのにどう対応するのか。△4四歩〜左金を4三に移動だと5五歩が浮くので先手の左銀に食べられそう?(良く分からない) 多分、角を打ち返すとそのまま後手は角道を止めないのではないでしょうか。そうすれば手得を稼げるように思います。

 自分のDBをみるとプロの先例は▲7七桂が2つ。桂頭がなんとも気になりますが、その内のひとつは▲6六歩としています。せんすはどうも歩損するのは嫌だな、と感じてしまいます。

 本譜の▲6六歩のような手は歩がいなくなったところから銀がするすると進出するために指すことがあると思うのですが、本譜はそうはならずゆっくりした将棋になりました。後手も角を手放しているので直ちに悪いというわけではないですが、歩を損した代償がなんだったのか、へぼには推測する術もないです。

 中井さんに逆転勝ちしてから佐藤棋聖はすっかり連勝モードに乗ったと思ったのですが、先週、今週と急所中の急所で谷川戦2連敗。思わず「潮来のいたろう」と呟いてしまいました。

 今月はあと1局あるので、これはしっかり勝っていただきたいです。


<3575>

PM 10:44:40 | Comment(2) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年12月16日  竜王戦第6局:「見切り」
 これまで、この七番勝負について随分、不満をぶーたれていましたが、かなり払拭されました。せんすは堪能しました。本局は、どちらにも悪手がないのではないか、とすら思えます。

 第1図。1三歩型のメリットを活かした反撃。これがあるので、▲4六歩を突いて大丈夫なのかという心配をするのですが、ここでは▲2二歩成。指された瞬間、せんすの棋力では何のことか分からなかったのですが、△同銀なら3四の利きがなくなるので▲3五飛△2四飛に▲2五歩と打てるのですね。一生指せそうもないですね、こういう手は。

 第2図。後手の角の利きもあり、反撃が厳しそうですが、▲2六飛△2五歩▲2八飛△3六歩▲4七金と柳に風のかわし。勉強になります。

 第3図。私などは▲4七玉と逃げ出したくなりますが、紙一重残っていることを既に読み切っていたのでしょうか。意外にも3七の地点で防戦。このまま死地になるのでは、と思ったのですが、第4図の▲4五歩に至っては、「こういう手が出るようなら、これは先手が残しているんだろうか。方法論はさっぱり分からないが」としかいいようのない一手。結局、▲1八玉というしのぎがあり、先手が残っていたのですが、3七に馬が利いていてもいなくてもその点は変わりない。であれば2一に飛車でも打ち込んでおけばいいんじゃないか、などと不届きにも最初は考えてしまいました。もちろん、そんなことはなく、▲2一飛のような手だと5八銀の活用が間に合うシナリオもあるのですね。控え室のプロ連が何人束になってかかっても竜王の足元にも及びませんでした。

 この将棋、まるで森内竜王の指し手は、相手の太刀筋をミリ単位で見切ることができる達人を髣髴させます。名人になって以降、勝ったり負けたりだったのですが、こういう将棋をみると当代最強棋士に恥じない内容です。

 最終局もこういう将棋をみたいものですが、せんすはネット接続環境にはいないんですよね。これが。今日、気がつきました。


<5233>

PM 10:08:07 | Comment(29) | TrackBack(1) | [将棋(横歩取り)]

2004年12月15日  竜王戦第6局初日
 以前のエントリーに、この七番勝負について「棋史に残るだろう」みたいなことを書いているのをみつけました。このままだと記録には残るけれど記憶には残らない番勝負になってしまいます。切に熱戦を期待しているのですが、第6局は横歩取りとはいえ研究一発モードにはなりにくい形になっています。

 第1図の前、後手は△1四歩とする事例が△9四歩よりは多いのですが(1筋攻めの味があるからでしょう)、124分の大長考で渡辺六段は△9四歩を選択。こうされると▲4六歩は後に△1四角の筋が残ることもあり指しにくいとされ、本譜のように角交換をして銀を上がることが多いです。どちらかというと8八に上がることの方が多いのですが、今年8月のB2順位戦脇−野月戦で後手番の野月がかなりきれいに破った事例があったことが影響しているのかどうか、もとより分かりませんが、森内竜王は▲6八銀。△4四角は下段に飛車を引いておけば△9九角成には▲7七桂ではまりになります。(一応念のため書いておきます) なお関連エントリーはこちらです。

 第2図では▲6六銀もあると思いますが、森内は▲4六歩。せんすには△1四角の含みがまだあるのに、なぜここで▲4六歩とするのか実はよく分かっていません。ただ先例はあの有名な羽生一手頓死の対木村戦など▲4六歩の方が多いです。まぁ、必ずしも△1四角が実現するわけでもないし、構わないんでしょうか。それに対しての△2五桂は全く想像していない露骨な一手です。いずれ3筋を攻められるくらいなら、自分から桂交換に持ち込もうという意図なのか。。。

 第3図が指し掛けの局面ですが、後手の飛車が一瞬とはいえ横利きが止まっているし、▲2三歩の叩きもあり、苦労が多そうに思えます。一手あけば△6五桂とかが跳んできそうですが、先手はオール手抜きに徹するんでしょうか。

 では、仕事に戻ります。

<5902>

PM 10:51:38 | Comment(220) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年12月14日  棋王戦:深浦−安用寺
 今日も次の一手。棋王戦準々決勝深浦八段−安用寺四段戦からです。多分、明日には解答を書けると思います。(地震以来、新潟新聞の東京配送が1日遅れており、せんすは正答を今時点では知りません)

 出題は第2図の先手の次の一手。飛車を逃げる手はないはずですから、せんすは▲6四歩かなぁ、と思っているんですがどうでしょうか。

 戻って第1図では先手の深浦に3つの選択肢があったということです。

、ィ妓浙笄ぃ鎧鯵僊ィ柑擁癶ぃ幻涎泡ィ柑以眄
□ィ胸擁癶ぃ尭鷆皸▲7五歩△7七角成▲同金直
▲7五歩△7七角成▲同金寄△3九角(本譜)

 私はわざわざ△3九角を打たせて、という発想を読みの中にいれるにはへぼすぎるため、^奮阿六廚い弔ません。その場になればそういう対処はできますが、事前に飛車のただとられを想定して手順を組み立てる、というのは完全な終盤ならともかく本図のような中盤戦の真ん中では精神的に厳しいです。

 これで正答が飛車を逃げるのだったら、笑ってしまいますが。




<3791>

PM 07:25:55 | Comment(31) | TrackBack(0) | [将棋(向飛車)]

2004年12月14日  ターミナル
 もうすぐ封切りですね。とはいえ、私のように国際線機内上映でみてしまった人も多いでしょうし、トム・ハンクスも来日していたしで、筋はもう結構知られているんでしょうか。

 ここでネタばれをする気は全然ありませんが、せんすはこの映画をカップルだけではなくファミリー(できればおじいさん、おばあさんと若夫婦)みたいなグループでみていただければいいなぁ、と思っています。終わった後、2時間は会話が続くことを請け負います。知人は12時間のフライト中、とばしとばしですが4回繰り返してみたそうですよ。

 せんすの好きなところをコメント欄に書いておきます。

PM 07:09:09 | Comment(19) | TrackBack(1) | [映画]

2004年12月13日  暖冬。。。
 年末にスキーに行くつもりだったのだけれど、現時点では1センチも積もっていないそうだ。どうしましょ。

<3124>

PM 08:36:50 | Comment(39) | TrackBack(0) | [スポーツ]

2004年12月13日  もう一つ
 今日も次の一手。図での正着と大悪手を考えて下さい。正解は明日、コメント欄に。

PM 08:35:04 | Comment(18) | TrackBack(0) | [将棋(向飛車)]

2004年12月13日  次の一手(その1)
 思ったよりも早く家に帰れたので更新します。

 後手番です。正解手と悪手、悪手に対する最善手を当てて下さい。

 正解、並びに「せんすはどうしたか」については、コメント欄に明日載せます。

PM 08:32:04 | Comment(25) | TrackBack(0) | [将棋(三間飛車)]

2004年12月12日  明日はお休み
 明日は多分、書けないと思います。

<3095>

PM 07:44:13 | Comment(12) | TrackBack(0) | [日記]

2004年12月12日  しつこく対鈴木システム
 24で四間飛車鈴木システムと戦った。松尾流はやめて、やや旧型の第1図を採用する。この形は居飛車側の狙いがほぼ一点、4筋にしぼられているのがあまり好きではなかった。実際には4筋からの反撃が始まるまで四間飛車側が待ってくれるはずもないので、迎撃する側になることが多い。穴熊としては相手が仕掛けてくれるのであれば戦いやすいし、思い返すと少なくとも右桂が活用できる点は多としなければならない。せんすは桂馬が好きだ。桂馬とともに戦いたい。

 中盤の途中に用意した手があったのだが、当然のようにその局面の前で想定手順から外れていき、出番はなかった。くすん。第2図が想定手順から離れたところ。

 島ノートやプロの棋譜だとほぼ例外なく△5五銀と出ているようなのだが、相手の方は△6五歩。こう突きたいところなのだろうか。想像だけれど、プロは四間飛車側の右桂は端を攻めるのが役割で居飛車の右銀との交換くらいでは割に合わない、と考えているのではないか。そういう感想を何度も読んだことがある。でも、アマはそういう交換でも有利を感じ取るものなのだろう。まぁ、私も9筋の歩を突き合って端攻めを緩和しようという姿勢は見せているから、その辺りに相手の方も感応したのかもしれない。この辺り、何が正着で何が悪手なのか分からない。△6五歩が疑問手であれば、私のほうにそれを咎める手段がなければならないが、実戦の中で直ぐに回答に至れるほど私のセンスはよくない。▲2四歩△同角に▲同飛とぶち切ってしまって形勢は一気に悪化してしまったのだが(青いなぁ)、今考えると△2四同角で角の利きが5筋から逸れたのだから▲5六銀とでもしておけば、悪くなかったのではないかと思う。

 戻って、この形で▲4六歩と指すと確実に後手の仕掛けが来るのだが、▲4六歩ではなく▲4八銀と引くとどうなるのかと思う。以下、竜王戦決勝トーナメントの▲屋敷−△杉本戦で、屋敷伸之は▲5九銀〜5八銀〜6九銀〜7八銀を見せて後手に仕掛けを強要させることができたことをご記憶の方もおられると思う。7八銀型の穴熊の堅さについては「いや、あれは駒の連結が悪いから全然堅くないよ」という人もいれば、「6九にと金がこないので7九金を角で狙われなければかなり堅いよ。特に6九歩と打てるようだと鉄壁でしょ」という見解もあり、人それぞれ。しかし、せんすとしてはあの屋敷が「堅いと思った」ということを頼りに次の機会はこうしてみようと考えている。

 こういう風に書いているからといって、これを読んだ振飛車党の人たちがわざわざ対策を考えておられるわけもないと思うが、なぜ私は強くならないのだろう。学校の勉強でよくあるでしょ、人に教えた方が教わった方よりも理解が進むって。ゴルフの日記を書いて上達したこともあり、二匹目のどじょうを狙ったのだが、将棋はだめだなぁ。この愚痴を書くのも2回や3回ではないが、疲れますね。。。


PM 07:38:58 | Comment(15) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年12月11日  近代将棋
 実はこの5年くらい、「近代将棋」を見かけたことがない。5年、というのは日本に帰国してからの期間に相当する。
 以前(つまりものすごく以前ということです)、最初に購読した将棋雑誌が近代将棋だった。金子金五郎の濃厚な解説、せんすの解図力では絶対に解く気が起きない詰将棋コーナー、倉島竹二郎の対談コーナーとか貪るように読んだものだ。
 いつごろから買わなくなったのかよく覚えていないのだが、多分、社会人になってからは将棋への関心も長い間失せてしまったので、そのせいだろう。

 今では、こんなブログを書いて再び少しでも上達しようと努力している(成果はまるで上がっていない)くらいだから、近代将棋がその点で有効な材料なのであれば読んでみたい。聞くところによると、将棋世界に比べると近代将棋はいまではやや低段者向けになっているということだけれど、定跡最前線を若手棋士が特集しているということもあり、関心はある。関心はあるのだが、いかんせんどこにもないのだ。

 家の周りの小さな書店はもとよりかなり大きな書店でも取り扱っていない。取り寄せになります、といわれる。内容がわからないのに取り寄せる気にはならない。せんすはけちっ子なんだす。図書館にも置いていない。

 私が購読していた頃は必ずどの書店にもあった。これは将棋雑誌の凋落なのか、それとも将棋自体の凋落なのか。将棋専門誌の売れ行きは全体的には低落傾向というが、タイトル戦にもなれば20万くらいのアクセスがあると聞いたことがあるし、これはかなりの数字だと思う。(羽生二冠が表紙を飾った「経済界」では、彼はアマで熱心に指すのは10万人くらいといっていたように記憶している) まぁ、Jリーグのチャンピオンシップとは比べようもないかもしれないが。(もう直ぐ開始ですね)

 この文章で何かを書こうというつもりはないのだが、かつて好きだった雑誌が全然見つからない、というのはなんとも悲しい。

<3024>

PM 07:12:30 | Comment(21) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年12月11日  王将リーグ:郷田−羽生/△2三角
 昨日の王将リーグの郷田−羽生戦。日曜日に放送されたNHK杯戦郷田−北浜と比べれば、へぼなりにも何か感じることがあるかもしれません。関連エントリーはこちらです。

 第1図。NHK杯戦とは端歩が突きあわれていないことを除けば同じです。後手一手損の場合、9筋の歩突きがないとかなり損ではないか、とせんすも書きましたが、羽生2冠も自分から△9四歩と突き、端攻めの含みを残しています。結局、突き合いが最後の詰め筋につながりましたね。

 それはさておき、第1図で普通なら△9二飛(北浜も△9二飛)でしょうが、羽生は△4二飛と玉飛接近。指されてみると目から鱗で、▲9一馬だと香車は取れるものの、馬がしばらく僻地蟄居となる。その局面をどう評価するかですが、後手から何か早い手があるんでしょうか。。。▲9一馬は角換わり腰掛銀の先手には似つかわしくはないので、普通の人ならば馬を5一に進めるのでしょうが。よく分かりません。

 ▲2四歩△同歩▲5一馬△2三角と進んで第2図。角換わり腰掛銀では参照図(昨年の王座戦2回戦。名人戦第2局の修正手順にして、角換わり同形に当時、一応の結論をもたらしたとされる)のように△2三角が7八金を睨んで好手となることが多いですね。してみると、郷田−北浜戦でもこの手を含みにすれば後手もあそこまでやられなかったのかもしれません。この辺はNHKテキストで解明されることを期待しています。
 
 この角で羽生2冠が指しやすくなったような気がするのですが、郷田九段も67手目で▲6八金右など見習うべき手でかなり難しかったと思います。どの辺が実は急所だったのか、せんすには今一よく分からないのですが、検証は週刊将棋しかなさそうですね。ほとんどの新聞を業務でみることができるせんすですが、スポーツ紙は無理です。。。

 今日の結論:△2三角。以上。

AM 09:04:33 | Comment(13) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年12月11日  上沼恵理子
 今、妻がフジテレビにチャンネルを合わせたところだが(8時半)、画面中央に「天地真理」がいた。よくみたら、上沼女史だったわけだが、彼女、もしかして○った?

AM 08:30:05 | Comment(11) | TrackBack(0) | [テレビ]

2004年12月10日  王将リーグ、羽生、挑戦権ゲット
 今日、行われた王将リーグは、2敗組4人のうち、羽生2冠のみが勝ち、復位を目指して森内王将と戦うことになりました。なんともすごい勢いですね。

 今日の3局はどれもせんすの関心の深い戦形だったので、全部ここで取り上げたい気持ちはあるのですが、まずは矢倉の谷川棋王−佐藤棋聖戦から。なぜこの局を最初に取り上げるかといえば、(救いようがないくらい)簡単に書けそうな気がするからです(爆)。なお関連エントリーはこちらです。

 第1図の前、佐藤棋聖は定跡のように▲3七銀に対し△6四角と上がる手順を放棄し、敢えて先手の3筋歩交換を許す作戦に出ました。さらに金銀を押し出しての第1図。この局面で後手を持ちたいと思う人がいるのだろうか、来るべき後手陣の破壊を予期して私は目を覆いました。後手の角を敢えて7三に行かないように布陣したのは▲7五歩△同歩▲7四歩のような筋で角を移動させられてから、▲4六歩以下飛車の小ビンを狙われるのを嫌ったからなのでしょうか。

 でも、後手角の牽制を受けない先手陣は次から次へと駒を繰り出すことができる。第1図の局面だとせめて9三桂が跳ねていないと反撃の味もない。。。

 その後、不思議なことに、後手は△8五歩〜△7四歩と突き、桂跳ねの味を消し、飛車の小ビンを開けます。このため、角による王手飛車の筋が発生し、一層、制約を受けることになりました。第2図の▲3五歩が激痛、第3図で先手が金銀7枚を保有するに至っていかんともしがたいようです。

 正直なところ佐藤棋聖の作戦の意図がせんすレベルでは全く想像がつかず、みていてつらかったです。

 他の対局は多分、明日取り上げます。せめてプレイオフをみたかったなあ。丸ちゃんがちゃんと両取りをかけていれば。。。

<2137>

PM 09:04:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年12月09日  ハト三郎
 最近、「ハト三郎」なるグッズの噂を聞くのですが、せんすはみたことがありません。ハトサブレの形をしたキィーホルダーで、鎌倉の若宮大路にある豊島屋本店でのみ購入できる幻の限定グッズだそうです。

 せんすは鎌倉は好きなので時々は遊びに行くんですが、全然知らなかったです。なぜかやたらに気になります。

<2561>

PM 09:24:22 | Comment(3) | TrackBack(0) | [日記]

2004年12月09日  竜王戦第5局後記
 第5局。意外なことに第2図の△5八歩に代えて△7二金なら難しかったのではないかとのことです。観ているほうは、「もう終わった。あとは手続きだけだな」といった乗りなので、「△5八歩? 明白に形作りだな。まぁ仕方ない」と思い込んでしまうわけですが、では先手はそれ以前にどう指せばよかったのか。といっても、▲4四馬は当然、▲5四馬も寄せに行くなら当然(受けても仕方がないし)、▲8三角もここで緩い手を指すわけにはいかないので当然となると、一体、封じ手以降の棋勢はどうだったのか。

 これはいつものように若手棋士の日記を待つしかないですね、と書いて、エントリーをお終いにしようと思ったものの念のために見にいったところ、既に更新されていました。早い。

 ▲5四馬で▲同金ですか。死ぬまで指せそうもないですね、私には。

 あぁ、それにしてもなぜか噛み合わない今期七番勝負。

 1、2局目は
負けた方「こういうのダメでしょうか」
勝った方「ダメに決まってだろう、びしっ!」
で瞬殺。

 3局目は名局だったけれど、4、5局目は竜王の予測を上回り、渡辺六段が強烈な踏み込みをみせて立会い一発で土俵際まで一直線。技術的にはみるべきものは多いんですが、なんなのでしょう、このブスブス半焼したままの感じ方は。。。

 大山名人であればあえて一度目のチャンスを見送るので、もっとまったりした展開になったのだろうか、などと思わず遠い目になってしまうせんすでした。



PM 09:19:51 | Comment(35) | TrackBack(0) | [将棋(三間飛車)]

2004年12月08日  「遺骨」は、めぐみさんと別人
 結局はニセモノでしたね。

 こういう誤魔化しが分からないと思うような脳味噌で国家運営をしているのか、という突っ込みはさておき。。。

 昨日、韓国の年配のビジネスマン(お偉方といえる立場の方)とお話しをしたんですが、「北」への思いは格別のものがありました。でも、韓国だけではとても北を支えきれないとも。。。「であれば、日本のいうことも少しは聞いてください」と申し上げたところ、笑ってごまかされてしまった。

 国外でどれだけ謝っても国内には知られないのだから、とことん謝れば少しは物事もスムーズに進むはずです。でも謝らないことが存在意義になっているんでしょうね。

<3202>

PM 08:51:58 | Comment(13) | TrackBack(1) | [ニュース]

2004年12月08日  サウジの女性
 以前のエントリーで、サウジアラビアの「進歩的」メディア人が、同国の女性参政権に極めて否定的であったことを紹介しましたが、面白い続報を読みました。

・まず、多くの女性から抗議が殺到した。(それはそうだろう) 
・しかし、ご本人はさらに反論。
「社会のあらゆる面で男女を完全隔離することが我々の文化である。たとえ女性の立候補が認められても、女性は立候補しない。家庭の反対と社会的タブーが立候補の足かせになるだろう。たとえ顔をベールで隠しても、女性候補者がテレビでインタビューを受けることなど、あり得ない。サウジ女性の大半がこれを望んでいる。サウジ女性には他に重要な課題がある。その一つは女性の氏名を公にしてもよくなるよう求めることである。女性の氏名に言及することがタブーである。サウジ女性たちにとっては現在のところ、自らの氏名のために戦うほうが望ましいだろう。」

 なんか、さらに抗議が殺到しそうだけど。。。

 このデスクさんに同調するのも変なのだけど、ものすごい冷たいことをいうと、石油消費国はサウジアラビアがやたらに流動化していくことは望んでいないので、サウジの女性の参政権はあえて問題視しない。とはいっても、あんまりガス抜きがないと結局は不安定化してしまう。メディア上でせいぜい議論して下さい。



PM 08:44:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | [ニュース]

2004年12月08日  本との付き合い方(続)
 一方、島ノートは二、三の穴を見つけて以来、読まなくなってしまったのだが、最近四間飛車鈴木システムに苦労しているものだから、読み返してみた。自分なりの意見と照らし合わせていくと、それなりの指針みたいなものはできた。実戦で上手くいけばまとめてみたいと思う。

 きよきよさんも鈴木システムには苦労しているようだ。現時点では、せんすもきよきよさんの見解に全く同意見。当分は松尾流はやらないつもりです。

PM 08:33:29 | Comment(13) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年12月08日  ああ、東大将棋
 24で怒涛の5連敗。エントリーを更新する気も萎える。だもんで、愚痴。

 24の実戦で第1図が出てきた。横歩取りが好きな人なら「あれ」と思うはずだが、▲5八金では▲3三角成が常道のはず。確か東大将棋横歩取り道場第5巻にもこの場合は△7五歩と先攻して悪くないとあったと記憶している。どの道、待機する陣形でもないのでそのまま仕掛ける。以下△7五歩▲3五歩△2五歩▲1六飛△8八角成▲同銀△2八角▲8二角△1九角成▲9一角成△2八馬▲9二馬と進むと、どうも様子がおかしい。7筋の歩が突いてあるために先手馬に自陣生還ルートができてしまっているではないか。順当に負けてから、東大将棋を読み直す。P.26にこうある。

「▲5八金は△7五歩▲同歩△6五桂と先攻されるのでつまらない」

 △7五歩を▲同歩とする人は24の初段以上であればおらんだろうな。どうすればよかったかだが、直ぐに△2五歩とご機嫌伺いをするべきだったと思う。先手の飛車が下に行けば△7五歩。横利きがないので悪い道理がない。1六飛なら角交換をして2八に打ち込めばそこそこはやれるだろう。

 本の記述をあいまいに信用してしまい、疑念も入れずに採用してしまうところが度し難い、と反省の矛先はほぼ自分に向いているのだが、一方で「こら、ちゃんと検証して書かんかい!」と本にいいたい気持ちを抑えがたい。

 本との付き合い方は難しい。

PM 08:28:06 | Comment(22) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年12月08日  竜王戦、渡辺あと一勝
 ひどい将棋でした。昨日終了時点では私が思っていた以上に差があったようで、見せ所もなく終了。
 いったい、森内竜王はどうしてしまったのでしょう。

 このまま渡辺戴冠ということになるとすれば、第2期竜王戦(羽生−島)と将棋史におけるポジションは類似しているように見えます。が、スコア上は好勝負でも、内容が段違いです。むしろ第1期竜王戦(島−米長)の内容の薄さを思い出させるものがあります。あと1局か2局、お願いですからこいーのを頼みます。

 陽動振飛車には3筋攻撃、というのは、自分としては試してみたいと思いました。

PM 08:16:46 | Comment(14) | TrackBack(0) | [将棋(三間飛車)]

2004年12月07日  竜王戦第五局一日目:大乱闘
 いきなり大乱闘になっています。先日の棋王戦勝者組決勝の対羽生戦を陽動振飛車で快勝していたこともあり、6手目の△5四歩でその香りが漂っていましたが、果たして陽動振飛車でした。

 定跡発掘合戦はそろそろ訣別して力勝負にしましょう、ということでしょうか。これまで4戦、どうも両者の将棋の考え方がかなり食い違っているというか、それがどうも盛り上がる方向ではなく盛り下がる方向に作用しているというか、そういう感じがしていましたが、本局はどうなるでしょう。

 第1図で渡辺六段が断固反発。この手順が成立するなら陽動振飛車相手に矢倉に組んで苦しんでいた人にとって福音となるはずですが、その後の推移を見る限りは成功しかけているような。

 第2図が封じ手ですが、先手玉の方が低い構えであり、桂得が約束されており、6筋の垂れ歩もあり、8三の空間も後手にとってははっきり傷となっており、で先手に楽しみが多いように思えます。

 どうせ的外れでしょうが、△4五歩は無理だったのではないでしょうか。

<2663>

PM 11:54:33 | Comment(23) | TrackBack(0) | [将棋(三間飛車)]

2004年12月06日  王将リーグ、2敗4人
 今日行われた王将リーグで佐藤棋聖が阿久津五段を下し2敗維持、阿久津は頑張ってきましたがついに脱落です。でもこの面子相手に3勝は素晴らしい。リーグ残留の目もまだあるし、仮に落ちても次期も2勝すれば復帰できるので元気でいてほしいですね。一方、単独首位だった郷田九段が不可解な角換わり腰掛銀同一手順を97手目まで踏襲した挙句、丸山九段に敗れてしまい、2敗が4人になってしまいました。

 佐藤棋聖は次の将棋に勝てばプレイオフにはいけるので、個人的にはよい結果です。

 で、その佐藤−阿久津戦ですが、観戦していた自分のへたれさを例によって告白懺悔し、明日につなげたいと思います。

 第1図で大分長い時間更新が止まっていました。以下、私が考えたこと。

(1)佐藤勝勢。先手玉は迫られているようにみえても、6九と〜7九角成〜7八とでようやく詰めろ。後手玉はいくらなんでも3手すきではないか。
(2)後手への迫り方だが、▲4四歩は一本入れたい。▲2四歩は△同歩ならおいしいが、△2二玉とされると手順に逃げられたような気がする。飛車を一段目に打つのだけはない。
(3)▲4四歩△同金▲5二と△3三銀の時に香車があれば▲4五歩を利かせられるかもしれないけれど。。。以下うじゅうじゅ考えるも考えまとまらず。

 更新されて一気に106手まで進む。93手目から▲同金△同と▲9一成桂。。。

ヽ(`Д´)ノ

 いきなり違う! そうか、今なら同との一手だからさらに手を稼げるのか。で香車を取って、さっきの(3)の手順にすればいいわけか。パズルが解けるのを目にする思いですが、自分の実戦であれば考慮時間が1分しかないことを踏まえてもとてもこうはいかないわけです。

 もう少し組織的な考え方が終盤でできればなぁ、とつくづく思いました。

<2735>

PM 09:36:41 | Comment(13) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年12月05日  デスノート
 本当にはまっている人に比べればはまったうちには入らないが、自分的にははまっている。

 4巻終了から今に至る間のストーリーを知らないので(最近、この漫画のことを知ったのです)、推測が当たっているかどうかを検証しながら読んでいます。

<3258>

PM 08:08:05 | Comment(12) | TrackBack(0) | [漫画]

2004年12月05日  NHK杯戦、郷田−北浜
 一瀉千里に郷田九段が北浜七段を攻め落とした本局。なぜ、ここまで後手がやられてしまったのかすぐには整理がつきません。せんすは一手損角換わりを後手でやることはありますが(第1手が▲2六歩の人は横歩を取ってくれず相掛かり、ひねり飛車系の将棋に誘導されることがあるので、それを回避する手段として一手損作戦は有効です)、先手でされたことは一度もないので、後手の視点で、後日のテキスト発行時の確認のために書いておきます。

 なお、関連エントリーはこちらです。

 第1図の特徴はいうまでもなく、両方の端歩を突いていないことです。

 1筋の不突きは、
・先手にとって端攻めがない。
・後手が反撃して桂馬を渡した時に▲1五桂が発生する。ゆえに、△8五桂としにくい意味があるかもしれない。(ただ、本譜は2筋の歩交換が行われなかったので、このポイントはあまり関係なかった)
・1五に角を打たれるか馬がやってくる可能性がある。
と得失様々です。

 一方、9筋の不突きは、恐らくは後手にメリットがない。これが普通の角換わりであれば、後手の棒銀を警戒する先手から突き合いの申し込みがあるので、こういうことにはならないのですが、一手損の場合は後手棒銀はありえず△9四歩の時期を計る必要が後手にはあるはず。恐らく△5四銀とする前であれば△9四歩には▲9六歩と突いてもらえたのではないか、と想像するのですが、どうでしょうか。

 第2図の▲7三角成は絶対。こういうところで銀を動かしていい目に会うことはほとんどありません。

 第3図。普通の人ならもっと早くこの突き捨てを入れたくなりますが、△同銀の可能性が完全に消えるまで待ったところがさすがだと思います。

 低い声の感想戦を聞いて、それでも角換わりのポイントが分かったような気にはなりました。  

PM 12:47:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年12月05日  リングにかけろ
 CMによるとDVD発売とあった。7140円がメーカー価格ということ。「高い!」と思い、検索すると2割引きでは売っているようだった。それでも高いな。

 現実問題として、レンタルして視聴するのも家族の目があり、難しい。突っ込みどころは韓流ドラマの比ではないですしね。

 車田作品といえばキーワードは「インフレ」 DVDもインフレしていれば、こっそりみたい気がしますね。

AM 09:15:30 | Comment(36) | TrackBack(0) | [テレビ]

2004年12月05日  プリキュア
 ウチの娘がさっきまでみていた。
 仲間がみんなみているので、みないわけにはいかないそうだ。

 私には北斗の拳の系譜のアニメにしかみえない。内容とエンディングの曲のミスマッチがなんとも。今日だけなんですか?

 ファンの人は気にしないでね。

AM 08:54:48 | Comment(17) | TrackBack(0) | [テレビ]

2004年12月05日  韓流
 どのドラマを見ても(私が見ているわけではないことはご理解下さい)、同じ役者さんが、同じセットで演じているような気がしてきた。かなりの頻度で、婚約者チェンジ、記憶喪失、交通事故、出生疑惑、これによる近親相姦懸念が出ているような気がする。

 大して整理した感想ではありません。あの究極失敗ドラマ「東京湾景」の影響かもしれない。

 ファンの人は気にしないでね。

AM 08:51:34 | Comment(15) | TrackBack(0) | [テレビ]

2004年12月04日  三間飛車対策
 どうも三間飛車に対して穴熊に組むと最近、具合が悪い。第1図のようになり、6筋が弱い。棋譜DBをみてみるが、プロ間では△6五歩とついてくることは案外少ない。恐らく、このレベルであれば歩を手持ちにするメリットも有効に生かす術があるのであろう。私には無理なのだが。

 先日の「将棋の日」で第2図が出現している。一つの考え方なのかな、と思うが、主導権を握れる気がしない。本譜は△4五歩だったので▲3七桂の味がよくなったが、△6五歩だと息苦しい。

 また前期王位戦の中田−羽生戦で第3図が出ている。典型的なコーヤン流だが、右銀が方向違いになってしまい、羽生をもってしても作戦負けだと思う。

 そんなわけで、穴熊を諦めて、次に試してみようと思っている三間飛車対策は第4図。今、東京新聞連載中の中尾四段−佐藤棋聖戦。最近、佐藤棋聖が銀冠で勝ちまくっているので、真似しようと思ったのだ。以前、取り上げた三浦−行方、久保−羽生戦の延長線上にある構えである。

 角道があいている、玉頭も厚い。バランスもよい。問題は先手の美濃囲いが5筋を突いていないこともあり、気が遠くなるほど堅い、ということだ。できれば、高美濃に変形してもらえると寄り付きやすくなるんだが、そのためには居飛車も駒組を進めなくてはならなくなる。それは必ずしも陣形強化になっていない。このまま開戦するのだろうか。この将棋は佐藤棋聖が勝っているので注目している。



<2712>

AM 10:25:44 | Comment(82) | TrackBack(0) | [将棋(三間飛車)]

2004年12月04日  原油価格暴落
 下がりに下がりましたね。死人が出たかもしれない。
 ただ、暖かいというだけなんだけど。

 この一年、滅多にみられぬものをみたとしかいいようがないだろう。

AM 09:40:07 | Comment(38) | TrackBack(0) | [経済]

2004年12月03日  目の覚めるような捌き
 棋王戦・藤井九段−中座五段戦の続きです。開戦早々、中座の失着で有利になった藤井。なんとなく攻められているような感じですが、第1図以下の運びが当然とはいえ、見事。

 ▲7九角△8九と▲6七銀△7九と▲5六銀で第2図。

 ▲7九角で▲7七角だと△7九飛があり、厄介です。本譜は銀の出足が早いですね。習得したい指し口ですが、居飛車ではこういう駒の運用はあまりないように思います。本譜7九は居飛車にとっては3九ですが、ここに飛車や角がきて敵に献上している間に味方の小駒が敵玉頭にダッシュをかける、というのはそれほどあるとは思えません。2八の飛車を敢えて守らずに敢えて守らずに攻勢をかけるというのはよくやりますが、こういう風に銀が駆け抜けていく感触というのはよいですね。

 今週みた棋譜の中で一番、印象に残りました。

<2482>

AM 12:09:12 | Comment(24) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年12月02日  王座戦女流棋士モード

 王座戦の連載がこのところすっかり女流モードとなっています。まぁ、毎年恒例のことですが、今期は女流棋士が勝ち込んでいるので長くなっています。 今日から清水−淡路、終わってからは石橋−勝浦だそうです。(こちらは今日発売の文春の先崎エッセイによる)

 王座戦といえば、7大棋戦の中でも最もCクラスに過酷な制度をとっていて、Cクラス+フリークラス+女流選抜で絞り込まれ、ようやく非シードのA−B2が待ち構える二次予選を戦い、へとへとになったところで本戦に辿りつけます。それとは裏腹に、せんすが王座戦観戦記を読み始めた30年前以上から一次予選には結構、力を注いでいて、時の新鋭棋士を何度も取り上げたことがあったように思います。確か五段時代の真部ががんがん勝ちあがった時は高柳、加藤といった重量執筆陣が喜んでいたような記憶があります。とはいえ、普通はCクラス棋士が本戦まで勝ちあがることは稀なので、せんすは「一次予選はいいから、早く二次予選を掲載してよ」と思うことのほうが多かったですね。女流も5時間制の王座戦とは合口が悪いのかほとんど勝っていないし、内容も悪いので「・・・・」となるばかりでした。

 でも、さすがに今年はこれだけ女流が勝ち込むと書いている方も筆が乗るのか、読んでいて面白い。男女間の力関係が少しずつ変わってきて、大げさにいうと時代の変わり目にいる予感がするのだろうか。村田−清水(勝ち)戦は一方的な殺戮劇になってしまい、読んでいてちょっと辛かったが、淡路−清水戦はかなりの熱戦だったようなので、楽しみにしています。




<2743>

AM 01:06:48 | Comment(10) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年12月01日  お知らせ
 12月になりました。

 忘年会の季節です。明日と明後日、早速入っております。
 せんすはお酒があまり強くないので、多分、家に帰り着いた時は眠いと思われます。明日は棋王戦の次の一手だけにさせていただき、明後日は休むつもりです。

 ところで、12月3日の棋王戦勝者組決勝、風の便りにネット中継があるとか聞いたのですが、どうだったんでしょうか。ガセネタでしたか?

<3687>

PM 09:33:18 | Comment(912) | TrackBack(0) | [日記]

2004年12月01日  朝日OP:藤原−中原
 相矢倉の第1図。最近は△6四角が常道であるとされ、△4三金右だと▲3五歩と先手のみが歩を交換してよいとされています。以下、▲3五歩△同歩▲同角△4五歩▲5七角△6四角▲6五歩△7三角▲1八飛△5三銀(第2図)となり、時期をみて▲4六歩以下角交換を目指せば先手は飛車先を突いていないため、角の打ち込み場所が少なく、勝ちやすいといわれています。

 では、並みのアマ(▲4六銀戦法本流には割りと詳しいが、こういう枝葉については経験値が不足しているせんすのような人物)が▲3五歩と定跡から離れて無事に勝利に至ることができるかというと、これが結構難事。4筋で戦闘を起こすためには先手は玉を左側に移動させないといけないし、右桂をはねることもできない。後手の4筋の位は現実にあり、手をこまねいていると後手玉も2筋に移動してどんどん固まってしまう。早々に▲4六歩以下開戦をして、敵玉頭で戦闘を意図しても後手も金銀の多いエリアですからなかなか力が要ります。実際に過去データをみてみると△4三金右▲3五歩の手順は案外先手が勝っていない。せんす自身もあんまりいい思い出がありません。そういうわけで、△4三金右には▲3五歩ではなく、あくまでも▲4六銀と既存の定跡を目指すようになっていたのが最近の私。弱いですね。

 ところが、先日の朝日OPの藤原六段−中原永世十段戦で△4三金右▲3五歩の手順が現れ、先手の藤原が有利になりました。有利になったといってもへぼアマが温泉気分で真似できるほどの有利ではないのですが、矢倉の理解を深める上では大切だと思うので、ここで改めて取り上げます。

 本譜は第2図以下▲7五歩△同歩▲7四歩△5一角▲4六歩△3四銀▲7九玉△2四角▲8八玉△3一玉▲4八飛△2二玉▲4五歩△5七角成▲同金△4七歩▲同金と右金を4筋に移動させて厚みを確保(第3図)。なるほど。金がいなくなっても後手からはろくな攻撃手段がありません。後手の角を7三から追い払うのは相矢倉の▲3五歩早仕掛けでは常道ですが、第1図以下の仕掛けでも有効なのですね。

 で、第3図を先手の視点からどう評価するかですが、悪いはずはないにしても、劇的によいとはとてもいえません。定跡という舗装道路を歩みたい人は第1図で仕掛けずに▲4六銀と出た方が心穏やかなのではないか、という気がします。でも、矢倉の本当の力をつけたい人は仕掛けてみてはどうでしょう。

PM 03:34:29 | Comment(29) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年12月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最新記事
2009年12月13日  大和証券杯:3連敗
2009年12月13日  「芸術的だろ」
2009年12月10日  里見、女流名人戦登場
2009年12月08日  欝な駐車車両群
2009年12月06日  また落ちました(大和証券杯)

過去記事
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月

プロフィール
名前せんす
URLhttp://sensu1030.hp.infoseek.co.jp/
佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

カテゴリー
日記(110)
ニュース(90)
旅行(25)
将棋(309)
子育て(10)
テレビ(31)
映画(33)
経済(50)
食べ物(26)
ゴルフ(4)
スポーツ(35)
芸能(5)
将棋(矢倉)(236)
将棋(横歩取り)(193)
将棋(中飛車)(170)
将棋(四間飛車)(224)
将棋(三間飛車)(66)
将棋(角換わり)(264)
将棋(相掛かり)(77)
将棋(向飛車)(44)
将棋(その他)(72)
漫画(2)
スキー(13)
歴史(56)
将棋(右玉)(4)
書評(2)
自転車(5)



Warning: fsockopen(): php_network_getaddresses: getaddrinfo failed: Name or service not known in /home/www/html/sys/head.php on line 626

Warning: fsockopen(): unable to connect to apix.jword.jp:80 in /home/www/html/sys/head.php on line 626
SockError:apix.jword.jp