■2004年11月16日
次の一手
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せんすが読んでいる新聞は読売、毎日、東京、産経、新潟、日経です。中継のない王位戦リーグ、棋王戦、王座戦、産経の準決勝以下の新聞棋譜は翌日の一手を考えることができるのでなかなかにいい勉強材料になります。電車の移動時間も退屈しないですしね。
王座戦5番勝負の棋譜が終わり、今は一次予選の大平四段−石橋女流四段戦が掲載されています。タイトル戦と違い、棋譜が事前に出ていないので材料が増えました。
さて、1図の次の一手を当てて下さい。 1図は▲6六角△9三銀▲8五桂と調子よく、先手が攻めかかっているところ。正解はコメント欄に。
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PM 09:51:35 |
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[将棋(中飛車)]
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■2004年11月16日
A級順位戦;鈴木−藤井
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A級順位戦の鈴木八段?藤井九段戦の観戦記が連載中です。相振飛車なので実況の時もあまり真面目に見なかったのですが、途中の変化が面白かったので取り上げます。
第1図。藤井本人の話しだと△6五銀とすべきだったとのこと。その心は「▲7五歩の銀バサミなら、△4五歩▲同歩△同桂▲4六銀△同角▲同金△5七銀。また△6五銀に▲6六歩△7四銀▲7五歩△6三銀引となっても、△4五歩からの強攻が残る」 つまり▲6六歩とさせることが肝心ということですか。角を切っての△5七銀など極めて初心者モードの攻めです。私などは「こういう手を排除するためにプロの指し手を勉強しているつもり」なのですが、そうですか、自玉が堅ければOKなのですか。まるで穴熊ですね。 というか、本譜の後手の攻撃の陣形はやはりパワーがあります。
本譜は△6三銀だったので▲6六角と5七を強化されてしまい、後手がやや不利になりました。
第2図からの変化も敢えていえば筋悪。▲1八歩と手堅く受ければ、△7四香▲5七角△7六香▲6五桂△7七香成▲3四歩△同飛▲3五香△7四飛▲7五歩△6四飛▲3四歩で先手玉が寄らなくなる、とあっさり書いてありますが、指し手は粘着そのもの。しつこく後手の左桂を攻め、自玉上部に厚みを築くといえばそうもいえなくもないですが、後手の本陣にはまったくタッチしておらず、入玉狙い?そっぽ?という感じもします。せんすは入玉系の将棋は嫌いではないので構わないですが、顔を顰める方もおられるのでは。(24で私の玉が四段目に出ただけで「入玉狙いの将棋は面白くない」とチャットしてきた相手の人がかつていました。私の玉は四段目のまま相手玉を詰ませましたが、投了と同時に「やっぱり面白くない」と言い捨てて去られましたね。。。)
相矢倉でもそうですが、攻撃側の桂馬を跳ねてしまうと、どうしても入玉されるリスクを伴います。加えて相振の場合は、相手の角が自玉方面ではなく攻撃部隊を牽制していることが多いのでリスクは大きくなるように感じています。この手順はそこを突きまくっていますね。
今日の結論:筋悪もたまにはよし 自分への適用:いつ筋悪に走っていいのかよく分からない |
PM 09:09:00 |
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[将棋(その他)]
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■2004年11月16日
ある小倉日記
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観光地としてはほとんど認知されていない北九州市ですが、なかなかにこゆいところでした。
「初日」 なにはともあれ、門司港にいく。去年、小倉出張のついでに夜、連れてこられたのだが、そのレトロぶりが気に入ったところ。 昼食は旧三井倶楽部でハヤシライスセット。1260円。頼んでいない子どもの分としてデザートのバナナゼリーを無料でいただいた。ここはよく保存されている旧建築。2階はアインシュタインが滞在した部屋ということでいろいろな資料が展示されているが、かなり笑えたのが「西部新聞」
アインシュタイン博士門司訪問記が一面に載っているのだが、その一面左下部分が「金持ちが家に入れた芸妓さんが、一生懸命家の仕事をする内に周りの人にも認められるようになったのはいいが、養孫と駆け落ちした」という話しで埋められている。左端が切れていて全部を読めないのが痛い。あの、それにしても一面ですよ、一面。当時のこの地域といえば、大陸との物流の一大拠点でいろいろとニュースもあったはず。そういうのを押しのけるほどインパクトがあったんでしょうね。そういえば、林芙美子のコーナーもあり、「彼女の父親は芙美子が幼い頃、芸妓を家に入れた云々」という記事を読みました。
「芸妓を家に入れる」 この時代の男は変にパワーがあったのですね。だって、男女同権ではないとはいえ、外で遊ぶならともかく芸妓を家に入れれば、修羅場を見るのは予想できますよね。そういうのを考えるだけで、私なんかは萎えてしまいます。
(夜) 夕方から、門司港レトロ展望室で暮れなずむ関門海峡周辺の景色を眺める。ところが、韓国の修学旅行団体と思しき子どもたちが大挙入来。それがどこの国の子どもであれ、こういう場所で子どもの団体と同席することになって幸せな気持ちになることはない。とっととどこかへいってほしかったが、幸い20分ほどでいなくなってくれた。こういう場所に修学旅行できてもいいから、お願いだから太陽が高いうちにきてください。ウチは違うけれどカップルできている人もいるんです。
晩御飯は、「はなのつゆ」(地さかな料理・ふく料理・季節料理) 093−331−0010 門司区栄町5−3 店に入ると、イカが勢いよく泳ぐ大きな水槽があった。ふく刺し、ふく風味揚げ、イカ刺(一匹丸ごと、生きたまま。透き通っていた)などなど、飲み食いして2万円/6人。東京でふくを食べることを考えると激安。非常に満足。
当地では「ふぐ」ではなく「ふく」、なので念のため。
「2日目」 宇部72CCでゴルフ。プレイぶり等はゴルフ日記のサイトに書くのでここでは省略。アジがおいしかった。夜は焼き鳥。6人でかなり食べたが1.3万円。
「3日目」 下関へ。唐戸市場でお食事。ふく刺し900円、ふく汁400円、とろ握り300円など。特に割安ではないかもしれないが、雰囲気が楽しい。水族館とセットにすればよいでしょう。夕方には郊外の「サンタクロース」という激安ケーキショップでお茶。ここは飲み物が全て自動販売機で100円均一というデフレ時代の象徴のようなお店。非常に流行っているようでした。
「ついで」 福岡空港からの帰り道。夕方のANA便。棋士を5人目撃。将棋ファンなら直ぐに認識できる人たちばかり。イベントがあったのでしょう。普通の事業法人の出張であれば、こういう場合、羽田につくまではまぁ一塊になって移動すると思うが、棋士はどうも違うようで、ばらばらに移動していた。独立事業主だからか。それともたまたまか。
どなたも大変に疲れているようでした。お疲れさまです、くらい声をかけてもいいかな、と思わないではなかったのですが、疲れているところに話し掛けられるのも気分が悪いだろうと、自粛しました。 |
PM 08:42:05 |
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[旅行]
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