今日、放送されたNHK杯戦は青野−田村の対戦でした。前期6勝19敗、今期1勝7敗と絶不調の青野と早指し大王のマッハ田村(とはいえ、今期はあまり調子はよくない)の一戦では、どうしても田村乗りにならざるをえません。本局は以前の日記でも取り上げたゴキゲン中飛車の最新形になりましたので、せんすは真面目に観戦をしました。後手が田村なので、こうなるだろうとは思われた人も多かったことでしょう。
第1図の△2四飛は、瞬間は気持ちがいいものの▲2五歩と打たれると先手の飛車が動きやすくなるので損ではないか、といわれていた手。「ほ〜」とせんすは感じましたが、▲2五歩△3四飛▲7八銀△1四歩▲1六歩△3三角▲3八飛△2四歩▲3六歩△2五歩▲3五歩△2四飛▲3六銀△2六歩(第2図)と進行。
△2四歩が用意した手なんでしょうか。第2図で、せんすのようなへぼアマは▲2五歩から入りますが、とても後手のスピードに対応できそうもありません。でも、本譜のように第2図から▲2八飛△2七歩成▲同銀と進んで、大駒どうしがお見合いした形の間に銀が挟まっている形を強いられてしまうのも、とてもやる気がしない、というのがせんすの感じ方。もちろん、先手も戦いようはあるのでしょう。実際、本譜の青野はぎりぎりの受けでちゃんと勝負将棋にしていますが、へぼアマのレベルであれば、先手に苦労が多すぎるのが予感されて、真っ先に読みから落としてしまいます。こういう局面を、こらえて球拾いに徹することができるようになれば棋力も上がるのか、と思わないのではないのですが。
せんすは本譜の展開は好きではないので、△2四歩には▲2八飛と戻し、△2五歩▲同飛△2四飛▲同飛△同角▲5五角を考えていました。ダメですかね。
さらに進んで第3図。せんすの第一感は▲5七金でした。青野の感想でも「こちらだったか」ということですが、結局右の銀を動かすと直ぐに△2五桂が跳んでくるのでは、やはり「なんともなぁ」としかいいようがないです。
えらい好き嫌いが前面に出た感想になってしまいましたが、やっぱり嫌な展開というのはあるものなのです。 |
PM 09:27:27 |
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[将棋(中飛車)]
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