週刊将棋から二題。
1図は王位戦第3局の問題の局面。せんすはなぜ△4二金ではなかったのか、とかいたのですが、和尚さんにそれでは▲2四歩で後手ダメです、と教えていただきました。同じような内容が将棋タウンにも書かれています。郷田がいうように△6二銀の方がはるかによい手でしょう。 週刊将棋では△2八飛に対する羽生の対応が控え室のプロには想像もつかなかった、とあるんですが、そうなんですか。アマならまずは▲6二銀はやってみたい手だし、やってみればせっかくの馬が消えるけれど▲3九金はとても安心感のある手で見えやすいか、と思うのですが。せんすはこういう指し口が好きです。もちろん、角出から▲4七角まで通しで読めるわけではなく、第一嗜好の手を追っていくと羽生と同じ手順になったというだけで、プロセスは月とすっぽんなのですが、高段者はこういう筋を切り捨てるものなのですね。
次の御題の王座戦挑決でも感じたのですが、「たまたま正解だった異筋を第一感で感じたことは長期的には勝率改善にはつながらないのではないか」とせんすは自分の将棋が心配です。
その王座戦挑決。せんすは第2図の△6二金のところで、どうやら本筋らしい△6一桂は全然考えませんでした。理由は金を持っていても先手玉に当たりをつけられないし、玉の後背を自分の駒が埋め尽くしている形がいいはずがない、と思ったからです。こういう感じ方は「たまたま正解だっただけ」なんでしょうか。 でも、やっぱり桂馬を温存しておく方が持ち歩との連動で含みが多いと思うけれど。さらに、週刊将棋はこの局面は後手苦戦といっているのですが、せんすは前も述べたように後手の方がいいと思っていて、週刊将棋を読んでもその辺のところが変わらないのです。
このままの大局観でよいのか、さっぱり分かりません。 |
PM 10:15:03 |
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[将棋(中飛車)]
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