棋聖戦3連敗、銀河戦敗退、王位リーグ陥落など負けも結構ありましたが、上手く星をまとめてというか無駄星がないというか、渡辺明を下し、森内俊之、2度目の四冠チャレンジです。
日経サイトの解説がずっと渡辺持ちだったのですが、せんすは先手の歩が少ないので、「チト攻めにくいのではないかなぁ」と感じていました。
田中によると102手目の△6二金(下の記事でせんすが「後手寄るのかな」と疑問を呈した局面です)について、「プロの第一感では悪い手のように見えますが、この後、△7四銀、▲2四飛と進んで7筋の攻め合いとなれば、△6二金が生きて渡辺明五段に決め手が見つからない状況となる」といっているんですが、そう感じるのが普通なのでしょうか。たまたま正鵠を射たとはいえ、自分の大局観に対しかえって疑問を感じてしまいますよ。
あの局面では、 1.歩が多い 2.後手玉が広い 3.先手玉はすぐにでも手が付きそう 4.先手の飛車が今一 なので、寄りがないと思ったのです。特にせんすは持ち歩が多いととても元気が出てくる性質なのですが、渡辺楽勝説の感じ方(恐らくは通常の場合、この大局観の方が正しいと思われる)がどのようなものだったのか知りたいものです。観戦記は河口老師のようなので、そこまで書いてくれるかちょっと分からないですが。
それにしても右玉が勝ちましたね。できれば、右玉退治をみたかったけれど、渡辺の作戦は真似してみたいです。 一方、森内は横綱相撲としかいいようのない勝ち方。ちょっと底が見えそうもないです。これほどの棋士であれば、一度は過半数のタイトルを奪っても全くおかしくない。今度の相手もまたもや羽生ですが、どうなるでしょうね。
直近の結果を単に外装するだけなら、森内奪取という予測しかでません。一回の勝負としてみれば互角、としたいですが、まぁ、お金を賭けるならどちらに賭けるかはいうまでもないです(爆)
ただ、羽生がそこまでぼこぼこにされるというのもいまでに信じがたいものがあります。せんすとしては、新四冠王を見てみたい気持ちが強いですが、確実に面白い内容になると思うのでとにかく楽しみです。
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PM 11:42:01 |
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