せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2004年07月31日  A級順位戦高橋−深浦後記
 6月18日の記事の「深浦好発進]で取り上げたA級順位戦高橋−深浦についての後追いです。

 関浩の観戦記が先日まで毎日に掲載されていました。本譜の手順の妙についてはよく理解できたのですが、残念なことに第1図で▲5六香とした場合の変化は触れられていませんでした。その変化の方が先手には望みがあるらしい、という示唆はありましたが。。。深浦の破れたズボンに字数を割くくらいなら、こういう一局の帰趨に影響する変化に割いてほしかったです。こういうエピソードはもちろん貴重なものではありますが。

 そこで、自分で考えてみます。△1四飛は▲同飛△同歩▲5三香成。以下▲8一飛が非常に速く、後手左翼の金銀が玉の逃走路を阻んでいるので後手ダメ。△2四飛は▲3六飛で東大将棋横歩取り道場4の局面に還元します。(一歩、先手は節約できている) △2三銀は▲5三香成△1九角成▲6二成香△同金▲3四歩で△同飛は▲同飛△同銀▲2一飛、△同銀は▲1五銀△3五歩▲2四銀△3六歩▲2一飛で先手よし、かな。△2三銀に代えて△1九角成だと▲3四歩△1八馬でどうだろうか。以下▲2七歩△3五歩▲3三歩成△3六歩▲3二と△同玉(第2図)くらい? 後手よしとまではいえないような。。。

 でもこちらの手順でも後手よしの変化があったからこそ、深浦はダメだとされる△5四飛以下の手順に踏み込んだはずですよね。もしかすると感想戦ではそちらの手順は開示されなかったのでしょうか。ものすごく大切なことだと思うのですが。


<2481>

AM 11:54:52 | Comment(24) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年07月31日  屋敷−杉本戦後記
 下の記事の第2図の仕掛けをやめて後手が銀を繰り替えた場合、どうなるのか、という件ですが、どうも先手の銀が7八まで移動するようだと、堅さ負けするので後手の具合がよくないようですね。
 あれだけの手損をして銀を繰り替えても先手が悪くない、というのでは振飛車は何をすればよいのだろう、と思います。

AM 11:24:47 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月30日  竜王戦、屋敷、準決勝進出
 昨日のA級順位戦久保−藤井は終盤勝負所もなく、藤井の圧勝に終わりました。なので、ここではスルーさせて下さい。

 今日、戦われた竜王戦準々決勝第3局の屋敷−杉本は居飛車穴熊対四間飛車の最新形になりました。第1図はその途中図。以前、ここで取り上げたC1順位戦渡辺−石川のような進展になるのかな、と思ってみていたのですが、杉本は△4五歩。もっとも、この展開は1997年1月20日の王将戦第2局(羽生−谷川)などの前例はあります。本譜は今年3月のC2順位戦横山−平藤のように先手が▲3七桂と跳ね、後手の右銀の動きを牽制を図ります。

 へたれのせんすは、この瞬間は気持ちがよくてもなかなか先手から仕掛けられなくなるので、どうなのだろうか、▲7八金を保留して▲5九角〜▲7八飛の余地を残しておいてはどうなのだろう、などとも思いますが、どうなのでしょう。

 本譜は、明らかに先手が手詰まりになり、屋敷は右銀を4八〜5九〜5八と繰り替えをします。杉本はまったりと右銀を引きつけていけばよいはずと思った第2図、なぜか杉本は仕掛けました。屋敷はうれしかったんではないでしょうか。▲2四歩△同歩▲1五歩△6五歩に勇躍▲5七銀と上がり、△6六歩▲同銀△6五歩▲7七銀引で大満足。△8五桂は玉のこびんが空くので▲2四角があります。ここで△5二銀と手が戻るようでは、後手変調。以下第3図に至り、屋敷の優勢が確立したようです。

 ここまで書いて、実は「杉本が優勢でした」とかいう落ちならそれはそれで面白いです。

 せんすとしては、本局のような後手四間飛車の駒運びにどのように対応するべきなのか、というところを知りたいのですが、どうもこの戦形はしばらく出てきそうですね。

PM 11:02:10 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月30日  首都高速 (−_−♯)
 水曜日に旅行から帰ってきて、川口到着が午後4時なのに谷町を抜けたのが午後6時って一体どういうこと?
 日曜日にゴルフから帰ってきても(といってもせんすは東北道方面にはゴルフは行かないのですが)、こんな滅茶苦茶な混みかたは経験したことがないけれど、平日はこういうものなのか。

 せめて渋滞通過所要時間を東北道のどこかで示してくれれば大泉から下道で帰るとかやりようはあったのに。

PM 10:12:46 | Comment(29) | TrackBack(0) | [旅行]

2004年07月30日  漢字の誤用
 読売ネットから

檄を飛ばす、姑息…7割が誤解

 「檄を飛ばす」「姑息」「憮然」という3つの言葉について、国民の7割が本来とは異なる意味に理解していることが文化庁の国語世論調査で判明しました。 「押しも押されぬ」「的を得る」という言葉についても、誤った遣い方をする人が国民の5割以上に上っていました。

 なんか客観的な書き方ですが、新聞自体がこういう誤用を広めているのでは?

 よく、スポーツ記事で「監督が選手に檄を飛ばした」とか平気で書かれていますよね。そういうことには頬かむりするというのは、片手落ちではないでしょうか。

 誤解も10年続けば根付いたと思っていいのかもしれませんが、新聞自体が本来の国語を守りきれていないことにもっと敏感でいてもよいでしょう。どっかの審議会とか研究機関の発表内容をそのまま垂れ流すだけではなく、自己省察がついていれば面白い記事になるのに。

 といいつつ、この日記のどこかで誤用をしていないか、せんすはびくびくしています。

PM 10:05:27 | Comment(12) | TrackBack(1) | [ニュース]

2004年07月30日  今週の週刊将棋から
 旅行にいっていて読めなかったのを、今日ようやく読みました。佐藤康光のインタビューが載っていました。また言っていますね。

「その時(小学生名人戦)は中井さんが準優勝でぼくが3位だったんです。といっても中井さんに負けて3位になったわけではないんですよ」

 奨励会入会後からずーっとこういう風に言っていたとは聞いていましたが、今更ながらに本当だったのですね。

PM 09:59:31 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月29日  横歩取り:プロの実戦から
 今日はA級順位戦の久保―藤井戦が行われていますが、相振飛車になっています。申し訳ないのですが、最終盤以外はあんまり興味がないので取り上げるとしても明日にします。明日は明日で竜王戦の屋敷―杉本があるのですが。

 順位戦の棋譜を並べていて。おや、と思った局面が最近、2つありました。

 1図はB2順位戦の西川−小野で、小野が仕掛けたところ。思わず、「棋譜が間違っているんじゃないか」とせんすは呟いたのですが、先手の飛車の横利きが二重に止まらないと、△7五歩は▲3五歩で指し過ぎになる、というのが横歩取り族の常識。だからこそ、この△7五歩に換えて、△1四歩、△9四歩といった手待ちが選択され、どちらが有効なのだろうか、含みが多いのだろうか、と皆が研究をしているわけですが、一体、どういうことでしょう。

 にもかかわらず、西川は▲4六歩。左翼に攻撃が始まっているのに、悠長にこんなところの歩を突いている場合か? この将棋、他のプロやトップアマはどう思っているのでしょうか。森をはじめ感想戦にはかなりの人がいたようなのですが。恐らく、この将棋に解説がつくことはないので、せんすの中ではずっと謎として残りそうです。

 2図はC1順位戦の石田−塚田。中座飛車の仕掛けといえば△8六歩か△7五歩のどちらかが大半なのですが、せんすは△8六歩は7筋に歩が立たないので損だと思っています。最近はプロの対局でもほとんどみかけませんが、塚田は△8六歩からの仕掛け。彼は2年前のNHK杯準々決勝の対羽生戦で同じ仕掛けを試みています。(塚田もこういう大きな勝負がつい最近まであったのですね。。。)

 2図の場面で石田は▲8七歩。私は完全なDBを持っているわけではないので新手かどうかは言い切れませんが、初めて見ました。普通は▲3五歩と飛車の横利きを通しながら、後手陣に圧力をかけるものです。その後の手順例としては、羽生が指した▲8八歩−▲8七角(3図)が粘りのある受けで私の記憶の中では定跡となっています。▲8七歩は△8八歩の叩きも残り、やや損だと思うのですが、何か本譜には現れない狙いがあったのでしょうか。本譜はどうも先手陣が薄く、塚田に潰されてしまいました。

 2局ともせんすには謎、です。


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PM 07:34:16 | Comment(14) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年07月28日  イタリア大使館別邸@中禅寺湖畔
 中禅寺湖のメインストリートから離れたところにあり、非常に静かでよかったです。
 日光に旅行、というとバカにする人が結構いるのですが、せんすはイギリスの湖水地方ウィンダミア湖よりも遥かに上だと思います。ウィンダミアは結構喧騒がありますからね。

PM 10:52:41 | Comment(12) | TrackBack(0) | [旅行]

2004年07月28日  王位戦、タイに
 王位戦第2局は羽生が勝利し、対戦成績をタイにしました。今、旅行から帰ってきて、棋譜を並べただけなので、本当に印象だけですが、書いてみます。

 感じ、いろいろなところで谷川の指し手に「無理」を感じてしまいました。第1図。後手は△7四銀に狙いが絞られています。もちろん展開次第では△3三銀〜△6五歩のような手順もありえますが、まずは△7四銀への備えを考えるのが普通です。備え方としては、▲5七銀〜▲5六銀が普通ですが、▲5七銀とすると▲5四歩が消えるため、安心して△7四銀とされます。△8五銀のルートがあるため、もはや△7六銀を防ぐことができません。

 そもそも、第1図で既に先手がおかしいのではないか、という疑問もせんすにはあるのです。24でもこの形はよく出てきますが、私の対戦相手の方々はほとんどが▲5七銀を急いでいます。アマレベルでは、その方が心穏やかなことが多いでしょう。

 その背景は参照図でご紹介します。以下は真部の述懐から引用。

「▲3八玉はやや軽率であった。ここは、早く▲7七角と上がり、▲6八銀から▲5七銀と中央を厚くすべきである。 というのも、この後米長さんが意表の新手を打ち出して来たからだった。
 ▲3八玉のところ、▲6八銀は△5四歩。上図から△4二銀▲7七角△6四歩▲6八銀△6三銀▲5七銀△7四銀。
…前に▲3八玉が軽率であると書いたのは、▲5七銀に疑問手の烙印を押す、△7四銀の新手があったからである。…結局▲3八玉で▲7七角としていれば、以下△4二銀▲6八銀△6四歩▲5七銀△6三銀▲5六銀となって何事も起らなかったのである。それにしても11手目の▲3八玉を疑問手にさせられるとは、今更ながら米長さんの鋭い感覚には敬服させられた。」
(元ネタは将棋パイナップル

 ただ、2003年9月7日のNHK杯戦畠山(成)―郷田戦でも第1図は現れているので、プロ達は真部の感想のようには感じていないのかもしれませんね。

 また昨年王位戦第4局(関連図)のように金を上げて頑張る指し方もあるので、ここまでの先手の駒の運びがダメだというつもりはありません。でも、なんか、ゴキゲンを指す人はこういう将棋を指したいのだろうか、という結構根本的な疑問が浮かんでくるんですが、どうなのでしょうね。それに、関連図からは先手が優勢になりました。せんすはゴキゲン中飛車の本を一冊も読んだことがないのですが、調べてみたくなりました。

 本譜では、後手の銀は第2図のように△8七銀不成と一応の侵入を果たしますが、後手の飛車角がまったく不自由にみえます。なんとなく、谷川が上手くやり過ごしたような感じですが、角が4六に移動しているため、先手は5−7筋に攻撃を加えることになりました。となれば、後手右銀が息を吹き返してくるのも無理のないところ。第3図のように遊び銀のはずの7六銀に▲6五銀と当たりをかけるようでは、既におかしいはず、とせんすは思います。第2図から第3図の間でどこが先手の疑問手だったのか、せんすには想像がつきませんが。。。変だなぁ。


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PM 10:48:23 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年07月26日  NHK杯戦:飛車の横利き
 昨日、放送されたNHK杯戦の神谷―真田は大虐殺劇となってしまいました。銀冠をいきなり真田が目指したところから何となく、その気配はあったのですが、せんすが乏しい危機感を刺激されたのは図の局面。

 後手としては△6二銀と上がりたい。しかし、8二飛+6二銀はひどい悪形なので、相手からの先攻がなく次に確実に△5三銀と上がれる場合以外は、やはり銀を上がりにくいなぁ。といって玉を動かすのもそれはそれで隙ができるし、飛車先の歩を突くのもいかにもとろい。どうしましょ。

 真田は銀を上がったのですが、▲2六銀以下浴びせ倒されてしまいました。やはり、飛車の横利きを遮断した報いだと思いますが、ではどうすればよいか、というと全然思いつきません。もともとの作戦が「?」のかな、という気もしますが。よく、後手で雁木だとかやや個性的な作戦をする人がいますよね。プロレベルではともかく、ヘタレアマレベルであれば棒銀が効果的だとせんすは思っていました。今日の一戦はそれをサポートしてくれる内容かと、ちょっと自信を持てました。

 明日は書けません。王位戦は水曜日にまとめて書きます。

<28日:3321>

AM 07:17:14 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(相掛かり)]

2004年07月25日  渡辺―石川戦後記
 先日のC1順位戦の渡辺―石川戦のこの局面(第1図)ですが、振飛車ワールド3の千葉解説に出ている局面なのですね。ここに至るまでに、後手は左銀を3二でぎりぎりまで保留しているのが工夫で、先手が▲6八銀以下松尾穴熊まで右銀を引き付けにいかないように牽制をしているわけですか。(5七銀が動くと△4五歩) せんすは何となく、居飛車穴熊にとってはありがたい局面のように感じたのですが、それどころではなく、最先端の形だったのですね。

 千葉解説には▲5八飛は出ていないので、これが渡辺の工夫なのでしょうか。私が実戦で出会う前に、振飛車側の対策をひとつ潰してくれたわけで、ありがたいです。


AM 10:05:12 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月24日  ようやく分かった。
 せんすの6月28日の日記に対し、以下のコメントが入っていました。せっかく書いていただいたのに、今まで気がつきませんでした。ありがとうございます。私が分からなかったことが分からなかったので、こちらに再掲しておきます。小暮さんもすっかり将棋界で地歩を固められて、せんすもうれしいです。

FROM:小暮克洋  2004/07/02 10:05:00

「開き直られ」は、「△7四角や△6三銀という受けも考えられるがそれらは諦め」というニュアンス。
△8九飛に▲同銀は△7五桂▲9七玉(▲7五同歩は△7七角成以下詰み。▲9八玉は△9六銀で後手勝ち)△9六銀▲同玉△9五歩▲同玉△8四銀▲9六玉△9五歩▲9七玉△7七角成で後手勝ちです。

 ここまで読めるファンはなかなかいないように思うのですが(分からないのは私くらいだろうか)、新聞は字数の制約があるので厳しいですね。
 もとよりその字数を無駄遣いしている産経観戦記者陣と比べると、小暮、西條といった学生将棋出身者は段違いであることはいうまでもありませんが、彼らをもってしても、ということでしょうか。
 

PM 11:06:55 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年07月24日  竜王戦本戦、神谷ベスト8進出
 図からの次の一手は記憶する価値がありますね。

<3611>

PM 07:59:13 | Comment(15) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月24日  随分前の日記の記事の後記(NHK杯戦)
 以前の日記の2月29日のところで、図の局面における森下の指し手について触れたことがあります。

「本譜は△4八金。
 この局面は△4五桂の方がいいのではないか。駒数不足の方が自分から精算をしにいくのは普通はないはずなのだが。しがみついて、駒を置いて、敵のスペースを削るのが掟ではないのか。」

 その後、NHKテキストにも解説はなく、諦めていたのですが、振飛車ワールドの久保自戦記に出ていました。それによると、ここでは△5六歩とすれば、何かの時に王手竜取りもあるのでかなり難しかったのではないか、とのこと。△4五桂だと▲3八金くらいでダメかもしれませんね。私は△同金▲同銀△5七金で手が続くかな、と思っていたのですが、この手の解説はありませんでしたので、どれくらいダメなのか、自分では明確にダメだしできないです。

 △4八金が悪手だと感じたところまでは、せんすもまずまずですが、対案が今一だったようです。それでも、この瞬間だけは、せんす>森下ということで、しばし幸せな気持ちに浸ることにします。

PM 06:46:54 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月24日  三浦制勝(順位戦)
 昨日の深浦―三浦戦は、やはり手数が長くなった分、後手に分があったようで、三浦が勝利を収めました。相横歩取りにどういう成算があったのか、将棋関係メディアにはしつこい取材をお願いしたいところですが、多分、誰もやらないのでしょうね。

 中盤で深浦が飛車を左右に展開して手数をかけたのがよくなかったのか、三浦の左金の進出が間に合いそうな形勢になります。さらに図の△5三歩が実に大きな傷消しで、駒が前にいっている分、三浦がよくなったようです。

 相横歩をA級順位戦でみることがあるとは思いもしませんでした。NHK杯だとか、銀河戦であれば、一発狙いでありえるかとは思いますが、持ち時間6時間ではその場で対策を考えられてしまいそうな気がします。

 ▲7七桂型にしてしまえば、将棋がゆっくりになってしまうので、やはり華々しく飛車角総交換に持ち込んで▲4六角を打つ定跡手順をみたかったです。いくらなんでも後手必勝の手順はないと思うのですが。でも▲7七桂型は深浦らしいと感じました。これが佐藤康光であれば「なめるな」とばかり、▲7七銀と上がることでしょう。

PM 06:38:50 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年07月23日  A級順位戦、三浦、相横歩取り
 よりにもよって、A級順位戦であの勝ちに辛い三浦が後手で相横歩取りをやるとは。せんすも大好きでしたが、いかにも相手の間違いを期待しているところが邪道にしか思えず、まっとうに中座飛車に転向したのですが。横歩取り族の血が騒ぎます。

 残念ながら、深浦が図で▲7七桂と跳ねてしまったため、超過激手順は現れなかったのですが、そちらの方に三浦がどのような準備をしていたのか、気になりますね。後手が勝つ理屈はないはずなのですが、今後の対戦相手には無言の圧力となるでしょう。

 実戦は既に80手以上になり、後手相横歩取りとしては満足のいく展開と思います。

<2864>

PM 10:00:25 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年07月23日  竜王戦、渡辺、快進撃
 昨日の竜王戦について。

 まず第1図。3月の森下−羽生戦で私は初めてみた対先手藤井システムの布陣ですが、現時点ではせんすの一番のお好みです。NHKテキストの付録にもこの布陣の特集がありましたし、24でもおかげさまで勝たせていただいています、というのはどうでもいいのですが、案外、プロの採用率は高くないようです。先日の羽生−佐藤戦でも私は佐藤棋聖にこの布陣を採用してほしいなぁ、と思いながら見ていたのですが。。。愚痴になるから、やめとこう。

 いずれにしても、ここまで組めれば、居飛車側としては満足だと思いますし、途中でこれを阻止する術が振飛車にはないようですから、今後も頻出するのではないでしょうか。

 せんすが理解できないのは第2図の▲4八金直。この手は恐らく▲3六銀と出たときに△2六角と桂取りの先手になるのを防ぐ意図だとは思いますが、左翼から攻撃された時の先手玉退路を完全に断っているので、一長一短か。本譜は「短」のところをまともに渡辺に突かれてしまうのですが。

 第3図の△5三銀が見事。飛車さえ取れば勝ちなのを見越しているもので、指されてみるとなるほどですが、こういう手を想起する能力とはどのようなものなのか、感動の一言です。直前の局面は谷川にとっては後手の飛車を封じ込め、自分の飛車成と駒得が確保され、よさそうにみえたのですが、自玉の危うさが一挙にオーバーラップされてしまいました。

 その後は先手左翼でなんとなく強引な感じの渡辺の攻めが続きます。なにか、もっとすっきりした勝ち方があるのではないか、とも思うので、どうせ分かるはずもないけれど研究したいですね。でも、第4図の△9五銀が例によって「飛車さえ取れればいい」という穴熊的発想の好手、だとせんすは思います。結局、最後までゼットを維持して渡辺快勝?なのでしょうか。こういうのって、言い切った後で「実は谷川がずっと優勢だった」とか「渡辺の攻めは実は切れていた」といった種明かしがされることが多いので、自分ではびくびくしているのですが。

 それにしても、強い。これで決勝3番勝負で羽生を撃破して、7番勝負で森内を倒すようだと、谷川最年少名人誕生時のプロセスと実に似てしまうのですが、あながちおかしくもない、というか、発生確率は10%以上はあるんじゃないか、と思います。

PM 09:34:38 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月22日  観戦記。。。
 今、産経新聞で棋聖戦第3局の観戦記(福本和生)が掲載されているのですが、これが第2局の永松健に続き、全く使えない。手の急所の解説がなく、対局場、原田九段の逸話だとか周辺ネタで字数を稼いでいます。そういうことも必要ですが、毎日書いていただかなくても結構です。

 これがスポーツはもとより、オペラやコンサート、芝居の記事なら、ちゃんと技術的なコメントがあり、新聞読者にもなんとなしに見所みたいなものが伝わるのですが、将棋の観戦記者の場合、将棋の内容を理解する努力を既に放棄しているのかと思うようなものが多いですね。

 オペラの批評記事で劇場がどうのこうの、とか長々書くことなどまず考えられませんが、なぜ将棋の場合はこれほどの手抜きが許容されているのか、せんすには不思議で仕方ない。


PM 11:25:56 | Comment(14) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月22日  理解できない手
 先日まで掲載されていた王位戦山崎―先崎で下記局面になりました。山崎作戦勝ちから先崎が盛り返し、逆転し始めているか、というところです。

 ここで山崎は▲6五歩。後手の塞がっている角道をあけ、▲6四歩を直ぐに打って有効打になるわけでもなく、△6六桂の傷も出来ているので、かなりの悪手と思うのですが、観戦記では全く触れていません。

 実際はどうなのでしょう。気になります。


PM 11:23:16 | Comment(14) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月22日  竜王戦、谷川敗退
 呪われていますね。1組優勝者。
 1組優勝者は準決勝シードくらいでないとおかしいですよ。

 この将棋の感想はまだこなれていないので、明日、書きます。

<3530>

PM 11:19:02 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月21日  やはり羽生の勝ち
 羽生の方が手厚かったです。どうしても勝てませんね。
 準決勝は森下でしょうか。これも竜王戦の黄金パターンですが、予選で勝った相手に決勝トーナメントで負ける、1勝1敗なのに後で負けたほうだけがアウト、ということになるんでしょうか。

 竜王戦も、そろそろ決勝トーナメントの方式を改めないですかね。

PM 11:28:21 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(その他)]

2004年07月21日  竜王戦、先崎―羽生
 恐らくは羽生の勝ちと思われます。飛車は取りましたが、底歩でとまってしまいますし、後手は攻め手に事欠きません。

 先崎は横歩を取らないことにしているんでしょうか。力戦形だからといって、勝ち目が増えるわけではないと思うのですが。

PM 07:25:10 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(その他)]

2004年07月21日  宮田、2連勝
 もう1局。窪田―宮田戦は、▲7六歩△3四歩▲7七角△同角成▲同桂、とやや変態ちっくな出だしから、立石流に似た形に。せんすが後手でしたら、右金を動かさずに4筋の位取りに出ますが、飛車先を突いていないことから宮田は早速△7四歩。(第3図)

 こういう急戦はなかなか私には指せないですが、先手玉は居玉なのだから考慮しないといけないですね。作戦の幅を広げるように努力したい。

 中盤の折衝は正直なところよく分からないのですが、第4図の△5四金打はへたれアマのせんすの理解を超えます。普通の人なら△4三金打しか目に入らないと思うのですが。本譜は▲7三馬以下窪田が遊んでいる馬の活用を図ったものの、手数がかかりすぎて宮田が押し切りましたが、どういう効用があるのでしょうか。棋譜に現れた限りでは、みえなかったです。

 若手がのしまくる中で、佐藤棋聖のお師匠さんの奮闘振りは目をひきますね。前期も8勝しているし、ちょっと注目しています。元々、トーナメントの本戦くらいまではよく勝ち上がっていた人で、きれいな将棋を指す人だったような印象があります。


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PM 07:21:21 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月21日  C1順位戦、渡辺初勝利
 昨日のC1順位戦では、せんす期待の若手陣が勝利を収めました。

 まずは渡辺―石川戦。千日手、指し直しともに居飛車穴熊―四間飛車。第1図は指し直しの中盤戦。教科書に載っている形と比べると、先手は1六歩の1手、「後手の8、9筋の歩突きの3手」―「4五歩、4四銀の2手」で1手の違いがあります。穴熊党からみると、かなり得をしているような気がするのですが、石川としては端をついていないと自玉は狭いし、端攻めの味もないし、と考えたのでしょうか。これはこれで考え方だと思います。

 でも先手にここまで引きつけられると、振飛車党に人気の「4五歩、4四銀型」を目指そうとしても、▲7九銀右―▲6八角と磐石にされてしまいます。どうするのかなぁ、とみていると、△5二飛。以下飛車を細かく動かして▲3七桂を誘導、この桂馬を攻めるために第2図の仕掛けになりました。

 これも感じ方次第なのですが、角のラインがそれている状況での端攻めは穴熊党としてはうれしい。結局のところ、後手の守りの桂馬と先手の攻めの桂馬との交換ですし、端に傷がついたと入っても、それは両者おあいこかと。結局、後手の飛車は動かずじまい。手数は131手までいきましたが、割と楽な勝ち方のように思いました。

 この対局については、多分、ご本人の日記に何か書かれるでしょうから、あとで勉強したいです、と思って、今、みにいったら、あまり具体的なことは書かれていなかった。明日が谷川戦だから仕方ないですね。


PM 07:14:27 | Comment(24) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月20日  A級順位戦、羽生―佐藤/週刊将棋
 例の逆転負けの一局ですが、やはり終盤の桂交換が悪かったようですね。。。重ね重ねも残念。

PM 10:30:38 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月20日  早石田
 王位戦でもでた早石田、最近、プロ間の対局でも時々出てきますね。24でも先手振飛車で早石田をされる場合が結構あります。

 以前のせんすは、石田には断固棒金で押さえ込みにいっていたのですが(島ノートと同じ)、▲7七桂と跳ねてくれないと浮飛車が進退自由なままになってしまうことが多く(1図みたいな局面はちょっとヤ)、最近はもっぱら居飛車穴熊に依存しています。

 王位戦でも出た△7二飛からの迎撃、私は居飛車玉が堅くないし、攻撃陣もなんか軽そうで好きになれません。谷川も「あまりよくなかった」という感想を残しています。でも、先週掲載されていた王座戦本戦1回戦の鈴木―阿部戦では、2図の△7二飛が阿部自慢の構想だそうで、序盤は阿部の作戦勝ち。以下、棒銀に繰り替えての角頭襲撃態勢を整えるところなどは勉強になります。(3図)

 3図がちょうど指了図だったので、いつものように次の手を考えます。まぁ、▲5五歩とし、△同角なら▲6五歩△同歩▲5六銀の捌き。△同歩なら▲6五歩で、結構手になるだろうと思いました。私のような居飛車党でも思いつくようなベーシックな手順です。

 しかし、実戦では▲7四歩!(悪手) △7五歩を当然喰らい、以下▲同角△7四飛▲8四角△同飛で駒損をしたのに飛車を成り込めず、形勢は悪化。鈴木は▲5五歩を考えなかったというのですから、よく分からない話しです。

 この二人の感想戦は大局観がかなり異なることから、かなり激しいものになるそうです。この対局は鈴木の逆転勝ちになるのですが、感想戦では序盤戦は阿部にびしびし指摘されて、鈴木は居心地の悪い思いをしたとのこと。確かに第3図で▲7四歩では、阿部の辛辣な批評を浴びても仕方がないのかもしれないですが、それでも勝利を収める鈴木の強さというのもかなりのものです。

 戻って、早石田には何がいいのでしょうね。せんすは穴熊にすると、▲6七銀〜▲5六銀〜▲6五銀を狙われるのがイヤなんですが。今、東大将棋シリーズで三間飛車が取り上げられているので、実は期待しております。


PM 10:24:12 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(三間飛車)]

2004年07月20日  現代将棋の急所
 何となく序盤作戦の本かと思っていたのですが、そうでもないようです。ただ、山田道美の人となりが何となく窺い知れて、よかったです。

<2655>

PM 10:10:29 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月19日  現代将棋の急所
 図書館で見つけて借りてきました。まさかこの本が図書館にあるとは。思えば30年近く前、大内延介著「5七銀左戦法」(これは名著ですが、某元アマ名人氏がゴーストを務めたと流布されていました)の源流が絶版になった掲題図書。楽しみです。

 今日はこどもと遊んで疲れてしまったので、もう寝ます。

 明日は多分、早石田について取り上げます。。。 
 

<3410>

PM 11:16:23 | Comment(13) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月19日  エルス
 せんすは将棋も好きですが、ゴルフも好きです。日曜日に10年ぶりにハーフ30台を出し、夜は夜で全英OPを観戦しました。

 今回もタイガーウッズは優勝できなかったのですが、月並みながらも羽生とラップしてしまいます。でもここでの本題はそれではなく、今回惜しくも2位に敗れたエルスのことです。

 ご存じの方もおられると思いますが、エルスは日本においては無名時代(欧州ツアーではもう有名プロだったが、日本では欧州ツアーのスターが額面に認識されることはない)にダンロップフェニックスでジャンボ尾崎に割りとすんなりと勝ってから注目されるようになり、1994年の全米OPをまず取りました。

 せんすが住んでいたイギリスでも彼は大人気で、世界マッチプレイ選手権で来英した時などはもうギャラリーが「アーニー、アーニー」と叫びまくり大変でした。せんすもマッチプレイ選手権で生エルスをみたことがありますが(1996年10月)、ゆっくりながらもぐりんと背中が捻られると次の瞬間ヘッドが大きなアークを描いてボールを300ヤードかなたまでぶっとばすのをみて、「この男の天下は向こう10年は続くわな〜」と思ったものです。観戦した試合が、前半18ホールで6ダウンだたのを後半18ホールで7アップしてまくったというものすごさでしたので、そう思っても不思議はないでしょう。

 ですが、嗚呼、翌年にはタイガーウッズの記録的なマスターズ制覇。同年の全米OPはとりますが、後はご存じの通りです。エルスが谷川浩司とラップして見えたことも再三でしたが(よく、うなだれていたような記憶があります)、今のエルスは96年当時の信用を明らかに取り戻しつつありますね。ただゴルフ界は将棋界と異なり、遥かに流動性が高いので文句なしの天下人とはなりえないのですが。。。

 昨日、勝てば、また違った景色になったかと思いますが、なかなかひとりに偏ったシナリオは実現しないものです。。。

PM 11:06:21 | Comment(12) | TrackBack(0) | [ゴルフ]

2004年07月18日  どうしても分からない局面
 ちょっと今日はこってりと将棋を揉んでみる時間がないので、下図のB2順位戦を題材にさせて下さい。

 ここで屋敷は△7二飛とかわして、飛車を封じ込められ、完封負けを喫したのですが、△同飛だと?

 ▲7四角△8九飛成▲5二角成以下ワンサイドに攻められますか。でも本譜も▲5三歩△4一銀▲5五飛△5四歩▲5六飛△7六と▲7三桂成△同桂▲6三銀成でワンサイド。既にホープレスな状況なのかもしれないが、アマなら飛車成りを目指すでしょうね。

 実際に逆転して勝つ見込みが高いのはどちらなんでしょう。この場合は、先手陣のすそががらがらだから、九段目に竜を作ることができれば、まだまだ怪しい場面もなきにしもあらずと思うのですが。

PM 10:17:06 | Comment(14) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月17日  谷川、先勝
 間違えて、昨日の記事を消してしまいました。アホですね。

 ポイントだけもう一度書いておこう。


・封じ手では▲7七桂が最有力だったとのこと。確かに、△7四歩には▲同歩△同銀▲7三歩の反撃があるので「ない」ときりすてるのはおかしい。
・第4図の前まででは羽生の方がよいと思っていた。
・しかし△7一香が何とも強い手。羽生は角を4六〜6四〜9一角成と避難させたのですが、3手かけて空成りではかなり損だと思う。
・第5図のような攻撃は普通はダメとしたものだ。
・第6図では駒の損得、手番から谷川有利と思ったのに、せんすは何故かその後の羽生の攻撃が利いていると思ってしまった。大局観の悪さを反省。

PM 09:55:57 | Comment(35) | TrackBack(0) | [将棋(三間飛車)]

2004年07月17日  王位戦2日目昼休み
 なんか谷川の指し手があまりにもまったりしていて、ぱっと見は先手に気持ちのよい手順が続いています。後手も△4四角〜△3三桂〜△1五歩がありえなくはないですが、アマならいざ知らず、このレベルでそのまま実現することもないでしょう。

 例によって、ふかーい理由があっての進行なのでしょうが、私ごときの大局観ではこの居飛車の指し手は好きくない。。。

PM 12:59:19 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(三間飛車)]

2004年07月16日  王位戦第1局
 いよいよ今日からです。ライブカメラ中継が好評のようですが、仕事中はさすがに見ることはできない。明日、楽しみたいです。一方、棋譜の更新はなんか遅いような気がします。進行も超スローなので、錯覚なのかもしれません。せんすは封じ手の局面は第2図だと思い、帰りの電車の中で谷川の次の手をずっと考えていました。

 まず第1図の△4二玉で谷川がいきなり長考。無理もないところで、▲7八飛であれば△8八角成からの大乱闘を覚悟しなくてはなりません。昨年の棋聖戦リーグの対丸山戦で、羽生は先手を持ちこの変化を体験していますので、警戒感もひとしおでしょう。それでも谷川はリスク覚悟で△4二玉。さすがですね。

 で、夕方、譜面を見てみると第2図で止まっています。先手早石田には棒金か居飛車穴熊しかやらないせんすには何とも感覚の乏しい局面です。それでも△7四歩しかないんじゃないかなぁ、他はないだろう、と思ったのです。先手の捌きが炸裂しそうな感じもするのですが、振飛車感覚皆無のせんすにはその方法が思いつかない。
 直前に▲9六歩と突いているので、▲9七角とも思いますが、△7五歩▲同角は愚形。▲6五歩も△8八角成以下8九桂を角で狙われてどうもなぁ、捌きがあるなら虚心に帰って勉強したいものだと考えながら、家でアクセスすると、最終局面が一手進んでいて△9四歩が指されていましたよ。やっぱり更新が遅いのでしょうか。

 これはどういう意味があるんでしょうか。とにかく先手に何か指してもらった方がいい、ということですか。

 封じ手は、▲7七桂はないと思うのですが、▲7八飛?▲7七角? やっぱりろくな振飛車をせんすは指せそうもないですね。

<2322>

PM 09:23:27 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(三間飛車)]

2004年07月15日  おや
将棋関係サイトでこういう画像

キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!

<3241>

PM 09:27:13 | Comment(13) | TrackBack(0) | [日記]

2004年07月15日  佐藤康光の矢倉本
 名人戦第6局の日記の「▲4六歩だと?」で、せんすのが書いた予想が当たって喜んでいたのですが、日曜日に図書館で借りた「康光流現代矢倉」を読むと概ね同じ変化が出ていました。佐藤八段時代の本です。

 既出の手順と同じことを考えたことを喜ぶべきなのか、それともそれを知らずに日記に書いている自分の能天気さを笑うべきなのか、困惑してしまうが、日記の趣旨からすると喜ぶべきなんだろう。

 その「康光流現代矢倉」には、第1図以降、▲5五角が正着で△同角▲同歩△3七桂成▲同桂△5九角▲3八飛△4七銀▲4四桂の手順で先手よし。△3七桂成ではなく△5五同飛は▲5六歩△5一飛(?)▲6二角△6一飛▲2六角成でやはり先手よしとのこと。わざわざ桂馬を渡して▲4四桂を食らうのも理に合わないし、△5一飛よりは△5二飛の方が悪形だけれども馬を作られるよりはいいのではないかと感じます。弟子なのに逆らって申し訳ないですが。

 一方、名人戦では羽生の感想として、第2図で△5五歩とすると、「▲2五歩△同桂▲4五歩△3三銀右▲5五歩(佐藤本では疑問手と断言されている)△4四歩▲2六歩△3七桂成▲同桂△4五歩▲同桂△4四銀▲2四角△同歩▲5六桂でとてもまとめきれない」とあり、△5五同角の変化には触れられていません。

 まぁ、いずれの手でも先手がよさそうですね。実はせんすはこの形の先手が余り得意ではなかったのでいい勉強になりました。「康光流現代矢倉」はちょっと古いですし、構成も自戦記を二〇局、さらっと説明しているだけなのですが、悪くないですよ。うん。

PM 09:16:29 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年07月15日  原田九段の葬儀
 連盟メルマガによると、

 11日に原田泰夫九段が逝去しました。最後に連盟に来られたのは7日だったそうです。病院の帰りに連盟に寄り、理事会で連盟の運営について意見を述べた、という話を聞きました。
 敗戦後に将棋大成会(現在の日本将棋連盟)が後楽園球場の一部を間借りした時から事務を行い、38歳で連盟会長になるなど、運営にも全力を尽くしただけに、常に連盟の事が気になっていたのでしょう。文字通り、命尽きるまで連盟の事を案じてくれていたわけです。
 このような先達が築いてくれた将棋界。私もその端に連なるものの一人として、少しでも発展に役立てるよう仕事をしていきたい、と改めて思った次第です。

 であり、産経新聞によると、その連盟立ち寄りは弟子の近藤五段に肩を支えてもらいながらのものだったといいますが、 にもかかわらず、若手棋士の日記によると

原田先生の葬儀に参列して来ました。猛暑の中、すごい人でした。前日に大阪で順位戦を指していた棋士が大勢来ていたのに東京で順位戦を指していた若手は孫弟子の桜井一門以外ほとんどいませんでした。

とのこと。

 順位戦てC2のことですか。

 若い世代が大先輩の死に当たって結構冷淡な態度を取ることはありえることだとは思いますが。。。ぷんぷん。


PM 07:54:25 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月15日  王座戦挑戦者決定戦
 王座戦挑戦者決定戦が渡辺―森内で行われることになりました。

 五番勝負よりも意味が大きいかもしれない一戦ですが、先手をもらったほうが勝ち、ということになるのでしょうか。(渡辺明は後手番でも十分勝率は高いですが)

<3620>

AM 06:07:11 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月14日  お洒落
 夏物のスーツが必要になって、外苑前のゼニヤに行った。先週、ここで遊び着を買ったばかりなので、財布的には激痛なのだが、やむをえない。

 電車男さんもエルメスさんとのデートのために、秋葉系の彼は「オサレ」に預金を取り崩したらしい。私の場合は、別に女性のためではないが、痛みに身をよじるお財布に冷たい視線を浴びせなければならない時はあるものなのだ。

 先週の担当さんがでてきて、スーツやジャケットを並べてくださる。思わず目を奪われた輝くばかりのダークスーツ。もろに「非夏服」じゃん。どう見ても素材が段違いの代物だが、一体、担当さんは私の経済力をどう見積もっているのか。値札を見たら38万円! 財布が意識不明になったので、下げていただく。

 担当さん、経済力の眼力は今一だが、カラーコーディネートの目利きはものすごく、せんすには思いつかない発想がどしどし。さすがプロですね。

 セール品をゲットしてせんすは満足。それなりの出費なので大切に着たい。

PM 09:18:16 | Comment(12) | TrackBack(0) | [日記]

2004年07月14日  谷川―高橋。一日経って。
 昨日の谷川―高橋戦。△8六歩ではなく、△7五歩と仕掛けた変化を考えてみました。自分では組み立て切れないので、既存の手順で仕掛けてみて、先手の陣形の違いがどういう風に影響するのかという風に考えてみたのですが、さっぱり。。。

 △7五歩には▲4五歩△2五歩▲同飛△7六歩まではまずこんなところか。従来形なら▲4七銀だが、この場合は△3七角の王手飛車が残るし、5七も弱くなるのでない。飛車を2八に引いてみる。△7三桂と跳ねる。先手はどうするのだろう。この形での▲7四歩が利かないのは有名な話しだし、本譜のように▲3三角成△同桂▲2三歩△同銀▲2四歩1二銀▲2五桂△同桂と行くのは後手の飛車が本譜よりも裕度があるように思えます。

 本譜の谷川の思想は先に「▲4七銀型を作れば、そうはやすやすと負けませんよ、仕掛けるなら今しなさいよ」ということになるかと思うのですが、それがそのまま通るのか。

 常識的には、先手陣に無理が多くてうーむ、のはず。高橋も△7五歩以下の変化も十分吟味しての△8六歩なのでしょうが、どういう変化があったのでしょう。

 あるいは一手待って△7三桂とためて、▲5八玉もしくは▲3八金を見てから△8六歩もしくは△7五歩と仕掛けるとどうなるのか。先手の玉形をみると、直ぐに行きたくなるのは無理ないですが。

 なんか谷川構想には穴があってしかるべき、なのですが、谷川が選択した以上理外の理が十二分にあるのでしょうね。

 結局、全然見当がつかないせんすでした。。。

PM 09:02:14 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年07月14日  谷川、連勝発進
 第2図以降△4三角の攻防手に、谷川は▲3五飛と冷静に対処。その後は緩みなく攻め立てて2勝目をゲットです。

 仕掛けの辺りに考えるべきところがあると思いますので、何か気がついたら、書いてみたいです。

AM 12:24:51 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年07月13日  A級順位戦:谷川―高橋
 昨日、一敗地にまみれて疲労困憊のため今日はネット観戦を休もうと思ったのですが、本局が横歩取りの新形になっているため、結局みております。

 さすがに第1図のように飛車の横利きが二重に止まればもうこれは行く一手。△8六歩と△7五歩のどちらがよいのか。本譜は前者でしたが、せんすなどは7筋に歩が立った方がよいように感じてしまうので後者を選択しそうです。先手は飛車を下段に引いても受けに利かせられないし、玉が壁になっているということもあります。観戦記で解明があるといいですね。

 進行して第2図。△7七飛成とせんすであれば短慮を起こしてしまいますが、高橋は△4三角。何となく名手の気配がします。

PM 08:55:56 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年07月13日  佐藤投了。。。
 やはり▲6三銀を喰らってはどうにもならずで、投了になりました。

 8九桂との交換は変だったんでしょうね。佐藤棋聖クラスなら容易に読めると思うのですが、ひょっとして▲5四歩を見落としていたのでしょうか。。。

 とうとう対羽生戦十連敗。前々期王将戦第六戦以降全然勝てなくなってしまいました。

AM 12:42:05 | Comment(12) | TrackBack(2) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月13日  羽生―佐藤(5) 0時
 棋聖戦第3局の森内のように遊び駒の桂馬と中央にいる桂馬の交換にでた佐藤康光。その桂馬を2三に叩き込まれ、銀桂交換になり、その銀がいまや飛角両取りになって佐藤陣に突き刺さっています。

 大苦戦としか思えないのですが、なにか手段があるんでしょうか。

AM 12:07:54 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月12日  羽生―佐藤(4) 午後11時
 右桂がさばけ、先手の飛車も押さえ込んだ(?)ことから、後手(佐藤)の方が優勢とみるのが普通。但し、本当に飛車を押え切っているのか検証が必要です。

 戻って、私などは△2三歩と打って傷の修復をしたくて仕方なかったのですが、ぬるいのでしょうか。

PM 10:58:02 | Comment(11) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月12日  羽生―佐藤(3)
 第3図から佐藤は銀頭に歩を叩き、飛車をひとつ寄り、苦もなく局面のバランスを維持。

 指されてみれば分かるけれど、△4六歩がこれほどにきついとは。▲同銀だとやはり銀を殺されるのでだめですかね。(次に当たりにならないのでまるきり考えられないわけではないかとも一瞬思ったのですが)

 この二人はやっぱりすごい。

PM 09:54:58 | Comment(38) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月12日  羽生―佐藤(2)
 なんか振飛車ペースという感じ。飛車がこのまま成り合うと、内側にいる振飛車がよいのが道理なので、なにかかわすような手順が必要なのだけど。せんすには思いつかない。2筋の垂れ歩も重くのしかかっています。

PM 08:45:38 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月12日  A級順位戦、羽生―佐藤(1)
 典型的な藤井システム対穴熊指向の一戦になりました。せんすはこの戦形が好きなので、楽しみです。

 第1図直前が頻出の課題図面。せんすは△1二香から穴熊を予想していましたが、佐藤は△1二玉。以下、金銀を引きつけ、まずまず満足できる展開かと思われました。

 第2図の▲5七銀がちょっと意外というか機敏というか。これ以外の手だと△4二角が気持ちよすぎるのでしょうか。角道が開いたのでせんすは△8六歩からの決戦かと予想しましたが、2筋が今ひとつ弱いことを気にしたのか、他の理由からか第2図から佐藤は△4二角とし、羽生の▲4五歩を誘いました。

 うーむ。

<6975>

PM 07:42:05 | Comment(24) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月11日  なぜ?
 なぜ、君がこんなところに出てくるのか、せんすには理解できない。まぁ、君以外のほかの面子も事態の解決には全く力がないことには変わりないわけで、一体何が目的なのか、小一時間問い詰めたい、問い詰めたい。

 実際の品質自体はかなり優秀なのに、それには関わりなく2級のコンテンツだとラベルされたパリーグ。この国では一度でも2級扱いされると、1級に戻るのは至難の業である。昭和30年代に読売、日本テレビのようにメディアを巻き込まなかったことが致命的とはいえ、もはや繰言である。

PM 11:40:08 | Comment(13) | TrackBack(0) | [経済]

2004年07月11日  羽生
 昨日の森内三冠王インタビューを見た妻曰く
「メガネが変わって、羽生さんはぺ・ヨンジュにそっくりになった」

 実は、せんすもそう思っていたのですが、妻も含めてあちこちから石が飛んできそうな気がして黙っておりました。

 なお、将棋がほとんど分からないウチの妻にも森内インタビューは三冠王の人柄がわかってよかった、ということでした。いい番組でしたね。

PM 11:18:08 | Comment(12) | TrackBack(0) | [日記]

2004年07月11日  NHK杯、山崎圧勝
 ビデオでみたのですが、結構意識を保つのが大変な将棋でした(爆)。

 感想戦をみていると、第1図で△2四歩▲同歩△同銀の変化が並べられていたのですが、▲2三歩△同飛▲3二角△2二飛▲4一角成で先手よしとしか思えません。ちょっと、今のせんすはアルコールが入っているのですが、脳味噌が腐っているんでしょうか。

 先週の後手一手損角交換振飛車と比べると、△4五歩と伸ばしていることがメリットになっていないように思います。振飛車党の人はどういう風に感じるのか、興味がありますね。

 ちょっと、とりとめのない感想で申し訳ないのですが、第2図の▲9四歩は一目だと思うのですが、解説の浦野と千葉は全く見えていなかったようで、せんすには意外でした。

 さて、明日は順位戦羽生―佐藤戦です。午前1時くらいまでは頑張ってみたい。

PM 11:14:31 | Comment(19) | TrackBack(0) | [将棋(向飛車)]

2004年07月11日  原田九段
 残念ですが、ご逝去とのことです。

 前も日記で、お姿が見えないので気にしているようなことを書いたのですが、やはり体調がよくなかったのですね。洒落た方でした。

 ご冥福をお祈りいたします。

<1766>

PM 11:06:22 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月10日  森内三冠王インタビュー
 いろいろな点で印象深いインタビューでした。

・今や伝説ともいえるあの小学生名人戦のビデオ。羽生が何とはなしに可愛いながらも視線の鋭さはさすが。
・森内の高校生時代の映像
・羽生の投了シーン(BSがないので初めてみた)
・竜王戦第2局。森内圧勝としか思えなかったのですが、ご本人は詰め筋がみつからずに苦慮していたというから分からないものですね。あのレベルにして、これですから、将棋は怖い。そういえば、谷川も控え室に居て、あの詰め筋は分からなかったということですから、盲点になり易いのでしょうか。
・インタビューの中では「全ての駒が輝けるように」ですか。琴線に触れますね。将棋界覇者に相応しいインタビューでした。

 佐藤康光のこういうインタビューをそう遠くない時に見たいものです。。。


<2749>

PM 08:23:29 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月10日  日本民家園
 生田緑地に娘とお出かけ。園内にある民家園を見学。

 せんすはこういう社会史の題材みたいなものがとても好きなのですが、ここはかなりいいです。何よりも涼しいのがよい。
 娘もそれなりに印象深かった様子。

PM 08:14:29 | Comment(13) | TrackBack(0) | [日記]

2004年07月10日  王座戦:先崎―郷田、不可解
 現在日経に連載中の王座戦先崎―郷田で第1図が現れました。5筋を突いた横歩取りという異形の将棋で、先崎が一方対局者である場合は定跡通りに進むことはまずないので、激しく驚くというほどではありません。この将棋は定跡の勉強ではなく、この二人の大局観を勉強しようと思って、並べているのですが。。。

 両者ともに大長考を繰り返したところで、第1図の直前手の△7二銀は考慮一分。そういう伏線なしにこの局面を見れば、私の右手はその銀を反射的につかんで駒台に乗せるはずです。考慮なしに「行ける筈」と認識してしまいます。後付の理由は、

・ 自陣は金銀が下段におり、飛車を渡してもすぐにどうこうはない。
・ ▲7二飛成△同金▲6一飛以下銀桂香と飛車の3枚換えとなることが確実で、これほどの駒得をして悪いはずがない。
・ 終盤ならともかくこの段階で5一や7一に底歩を打たせても特に困らない。自陣への攻撃力が減殺されるからむしろ歓迎

というものですが、同じような感じ方をするアマチュアは多いのではないでしょうか。

 多分、大局観というのはこの直感の支えになるものだと思うのですが、上の▲7二飛成で行ける筈、というものが私の大局観の産物であることは間違いなく、一方、その手を一顧だにしなかった先崎、郷田はヘタレアマとは隔絶した感覚を持っているのでしょうね。私の読みがどの辺がいけないのか、自分では思いつかないくらいなので比較するのもおこがましいのですが。

 進んで第2図。いかにも寄りそうな郷田玉ですが、▲6二銀△8一玉▲7三銀成△7一歩▲5三歩△6一桂▲6二成銀△5三桂(第3図)と進行して、ついに受け切り。第2図以前の普通に見えた寄せの手が「無理」と局後に結論され、先崎はぼやきまくったということです。

 「結果を見てから、書くなら簡単だろ」といわれそうですが、せんすはこの手順に違和感がぎゅんぎゅんあります。

・なぜいきなり▲6二銀? 5筋に工作したのだから▲5三歩が自然でかつ合理的なのでは? それでなくても先手は7筋に歩を使えないのだから、攻撃に活を入れるためには垂れ歩が不可欠ではないか。
・本譜はわざわざ玉を追い立て、底歩を打たせて敵玉を強化させてから▲6二成銀とそっぽにいくかなり不自然な手順。

 局後の検討で他の変化も洗われ尽くした結果「第2図は郷田の勝ち」と結論された思うので、▲5三歩と第2図で垂らしてもダメなのでしょうが、どのようにダメなのか。せんすには分からない。 

 この対局からは自分の感じ方があまりにも違いすぎることのみを認識させられ、しかも観戦記者は野月なものだから、アマのそういう好奇心はあまり分からないので解説なしで、なんか鬱です。観戦記自体はプロの心の動きがよく描写されていていいものでした。


AM 08:09:16 | Comment(14) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年07月09日  渡辺、準々決勝に進出
 なんとも見所がない将棋でした。

 第1図の△7五歩で早くも敗北の香りが漂っているのですが、後手番ならこうしようと思っていたのでしょうね。何か意図があったんでしょうが、格下(九段ですが、世の中の認識はこういうことでしょう)がこういうことをやって上手くいくことは、まずはない。。。

 あえぎつつ馬を作りはしたもののあっさり▲6五角を喰らって徒労と化しました。後は鮮やか。

 さて、次はいよいよ谷川戦ですか。森内―谷川の番勝負を見たいけれど、一方で渡辺が時代の王者であるならばいきなり竜王戴冠もあるんじゃないか、と、河口史観どっぷりの読みもありえるような気もしますねぇ。どちらにしても羽生と挑決の番勝負を戦うことになる可能性が高いわけですが。

PM 10:37:57 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年07月09日  棋聖戦第2局の観戦記
 全然ダメ。あんまりネガティブなことを書きたくないのですが、永松健氏の観戦記は、手の解説がなく、かといって盤側の描写もない、とないないずくし。

 前も同じ書き方だったから、そういう人なのでしょうね。

PM 09:26:01 | Comment(13) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月09日  竜王戦、渡辺圧勝ペース
 森のやや野放図な仕掛けに乗じて圧勝になりそうです。今、決定打と思われる▲4四銀を放ったところ。飛車を取れないといって、△5二金引では▲3五飛で▲5五銀が止まらない。そもそも▲3三銀成でもいいのか。

 敵陣にいる角と歩は完全に機能不全。

 ああいう仕掛けは竜王戦の本戦ではやめてほしかった。。。

<2565>

PM 08:37:44 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年07月08日  将棋世界六段コース
 若手棋士の日記(7/4)に下記の記事がありました。

「六段コース第1問先手が良くなる順が見えません。まぁ、別にその手で勝ちというのが次の一手じゃありませんので良いんですけども。不利な局面での最善手を見つけることも大切です。」

 そこで、せんすもまじめに考えてみたのですが、私には▲5八角くらいしか思いつかない。直前に▲4五歩△同歩のやりとりがあったわけですから、飛車を走るのが目的ではないとすると、2七角の退路を絶つ意図と推測するわけですが、多分、正解じゃないんでしょうね(クスン) だって、△4六歩くらいでとても先手がいいとは思えないですもの。他には▲1三桂成もあるかもしれないですが、ちょっと攻めに腰が入っていないのでは、と感じますし、こんな単純な手が正解手のはずがありません。(あぁ、また将棋界で恥を晒すことになるのだろう。。。)

 六段コースの問題となると、正解が絶妙手系ではなく、大局観系の方が多く、なかなか正解を見つけることができません。

 2―4番はこれかなぁ、と思う手があるのですが、さすがにここに書くのは差し控えさせていただきます。。。



<2991>

PM 10:19:48 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年07月07日  佐藤、会心の棋聖位防衛
 将棋界最強者を向こうに回して3連勝のストレート防衛。内容も非常に濃くて、ここ数ヶ月の対局不足の鬱憤を一掃するような気持ちのよい勝ち方でした。今日の第3局は特にディープで分からないことが多いので、その内、弟子の特権を発動して、ご本人に教えてもらうことにします。

 序盤から中盤の途中も執拗な▲2七角の繰り返しなど、興味深い手順があったのですが、どうも森内に分がありそうな展開。第1図は森内が香得し竜もつくりで、素人目には後手有利と思えます。あとは先手の攻勢をうまく支えて、△5六歩を間に合わせるような手順を構築すればいいのではないか、と考えるところですが。。。なぜか森内は△3七桂成▲同銀△4五桂を選択。佐藤掲示板にも書いたのですが、この手順だけは絶対にないとせんすは思っていました。常識的には、こんな僻地の先手右銀を中央に運ばせるなどという手順で有利になるはずはないとしたものです。今、考えると,いなり△5六歩桂馬のふんどしを回避する△6二金、などはあったのではないかと思うのですが、森内にはなにか厳しい手順を先手に見つけていたのでしょうか。後日要確認事項。

 次に驚いたのは第2図からの△4六桂。わざわざ先手が▲4八玉と桂跳ねが王手にならないように回避したにもかかわらずの一手です。でも▲6三角成が実現しては、後手陣がいきなり弱体化した感じがして、あまり得な取引ではなかったとせんすは思います。どうすればよいかというと、すぐには思いつかないのですが、とりあえず持ち駒を置く△4四香くらいでしょうか。とはいえ、この手もなんか響きが弱くて、ちょっと嘘っぽいですかね。

 それから、第3図で森内は△7九竜と竜を世の中に送り出したわけですが、△5七香成▲同玉△7九竜は駒を渡すのでダメでしょうか。後手玉は詰まない(先手玉も詰まない)ので、なんとも際どいですが。これはちょっと読みきれないので、やはり要確認。

 大熱戦でしたが、森内に勝ち味があるはずの将棋だったと思います。どこでひっくり返ったのでしょうね。(実はずっと佐藤優勢だったのかもしれないけど) 本当は佐藤の妙手を指摘できればいいのですが、なんにしても、幸せな時間でした。。。

 これで順位戦緒戦の羽生戦がとても楽しみになりました。羽生が全く勝てない対森内の後手番で2勝もした佐藤康光が9連敗中の宿敵に一矢を報いるにはまさに好機だとせんすは思います。
 昨年3月のプレイオフ敗退に「本当にがっくりして1週間ぐらい立ち直れませんでした」と正直にご本人に言われた時は、せんすは胸を衝かれて何もいえなかったのですが、今ならいえます。その時の悔しさを全てぶつけてください。
 

<3114>

AM 12:15:19 | Comment(26) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年07月06日  王位戦:中原―中川
 図は王位戦紅リーグの中原―中川戦の最終盤です。図の局面で指了図になっており、先手の中原が優勢とはいえ応手次第では逆転があるか、という場面。

 せんすは頭を絞りました。こういう局面でひねった手を出さなければいけないようであれば、既にアマの世界では敗勢としたもの。自然に思いつく候補手を検討します。

1) ▲2四飛。自然だが完全に2手すき。△4八歩成▲6八金寄。そのまま後手が寄せ合いにきてくれれば▲2二飛成で勝てるが、△2三歩▲4四飛△5八歩とされるとどうも苦しい。
2) ▲4四角は△2八銀成▲6二角成△4九飛であやしい。▲6八玉は即詰めになる。合い駒に銀を使うと△6二金で馬と取られてしまうのでだめ。従って角を使うのだろうが△4二銀▲5一馬△同銀▲5三歩成△3一玉で一手すきが続くか。▲2三歩は詰めろではないようだ。
3) ▲5三歩成は全然ダメ

で、「自然に思いつく候補手」がストック切れになりました。

 正着は▲5三角。そうか、8八角を動かさなければ7九に利きが残るから△4九飛に▲6八玉とできるのか。全然考えなかった。。。

 最近、詰将棋も一層下手になってきて、将棋世界8月号の3手詰めの10番を解くのに、30分くらいかかってしまいましたよ。上達するどころか下降しているような気がします。気のせいならいいのですが。

 さて、明日は棋聖戦第3局。勝てるときに勝たないと棋聖戦は直ぐにひっくり返るので、居飛車穴熊でもなんでもいいから、覇道でもいいから、勝ってほしいです。



<3587>

PM 09:36:19 | Comment(14) | TrackBack(0) | [将棋(相掛かり)]

2004年07月05日  東京湾景
 棋譜並べをしている傍らで、東京湾景を妻がみていたわけですが。。。なんで、こんなに独白が多いの? 音楽がうるさいの? 冬ソナでテーマ曲を劇中がんがんかけていた影響を受けているの?

 せんすは独白が多いドラマは好きでない。みていても乗りが悪いし(大してみていないわけですが)、登場人物間の台詞をうまく組み立てられないからなのか、と思ってしまいます。

PM 11:08:00 | Comment(24) | TrackBack(0) | [テレビ]

2004年07月05日  棋聖戦第2局(千日手局)後記
 今、掲載中の将棋で気になる対局が結構多いのですが、それらはおいおい取り上げます。(王座戦先崎―郷田の変則横歩取り、王位戦中原―中川の力戦)

 やっぱり自分の先生の対局から。千日手局については産経新聞の将棋欄はおざなりで終わってしまって手の解説はなしでした。ただ週刊将棋は今週はそれなりの仕事をしてくれました。

 それによると、第1図で先手は▲26歩を入れるべき、ということです。以下、△同角▲21飛成△46歩▲33桂成△47歩成▲42成桂△62金上▲86角△71金▲68金右で先手まずまずらしいです。が、△46歩のところでじっくりと△37角成(第2図)と成るとどうなるのでしょうね。どんな将棋講座でも飛車が向き合った場合、間に駒をはさんでいる方が苦しい、ということは教えるはずで、自玉が穴熊であることを考えると、ここは2九飛に活を入れる△3七角成の方が数段いいと思うのです。

 なんか、読み抜けがあるんでしょうか。それとも、大局観自体が腐り果てていて手の施しようがない、とか。

 この対局については、これ以上解説があるとは思えないので、自分の読みを正しいと仮定して、今後の将棋生活を送るしかないですね。

<3022>

PM 10:49:04 | Comment(17) | TrackBack(1) | [将棋(中飛車)]

2004年07月04日  NHK杯、中井激勝
 本日放送された中井―佐藤(秀)戦は、佐藤の後手一手損四間飛車から長い将棋になりましたが、中井がよろつきながらも佐藤玉を即詰みに討ち取り、2回戦進出を決めました。2回戦では佐藤康光との対戦です。

 後手一手損四間飛車については、私自身はまだ実戦経験がないのですが(24でこれをやる人をみたこともない)、もしやられたら5筋不突きにしたままこちらも穴熊にするか、銀冠にしようと思っています。矢倉だけはやりたくないです。あまり手損、手得が関係ないような戦形だということですし、やはり自玉だけは安定させておきたいな、と。ただ、角の打ち込みを警戒しなくてはいけないので右金の運用にはかなり気を使うとは思いますが。

 でも、中井は矢倉を選択、どうも作戦負けの気配。ご主人の植山がこの戦法で三浦を葬っているくらいだから、家で話しくらいはしたことがあるのではと想像するのですが、何か工夫のみられない序盤作戦のように思えました。本当のところはどうなんでしょうか。

 第1図が仕掛けの局面です。解説の島もいっていましたが、ここでは△3三桂と跳ねておきたいのですがだめなんでしょうか。

 第2図の▲3四角はせんすは一秒も考えませんでした。▲3一角△5二飛▲3二歩みたいな弱々しい手を考えていましたよ。やっぱり私はへたれですね。この後は佐藤に具体的によくなる手がなかったような気がする。となると仕掛け時点でそんなに居飛車側が悪いわけでもないのだろうか。この戦形に経験値がないせいかどうも急所が分かりません。。。中井の中盤の実力が大したものだということは分かりました。

 終盤、99手目の▲7九金で▲7一銀、117手目の▲8六銀で▲7二金とすれば自玉は不詰みなのでもう少し楽に勝てたはずと思いますが、何か罠があったんでしょうか。後手の持ち駒から不詰みはせんすくらいでも読めたのですが、秒読みの中では仕方ないんでしょうか。私なんかは、[この将棋が勝てるはずなら必至をかけて大丈夫なはず」とか思い込んでしまうのですが、やっぱりこういう態度だからR点があがらないのでしょうか。

 ただ、今日の対局については、上の手順での先手勝ちはせんすには分かりました。解説陣が随分とパニックっていたのはなぜ? 中井に肩入れしていたからでしょうか。せんすも肩入れしていましたけど。。。

 さて、佐藤康光との対戦。かつて、せんすは中井掲示板で中井ご本人に「羽生、佐藤、森内の子供時代はどんなだったか」という質問をしたことがあります。佐藤康光は、あの小学生名人戦について「順位が中井さんよりも下だったけれど、中井さんに負けたわけではありませんからね」としょっちゅう言っていたそうです(なんかカワイイ)が、まさか20年も経て真剣勝負の舞台でまみえるとは思いも寄らなかったことでしょう。

 紛れもなく2回戦最注目の一戦です。

<2765>

PM 07:04:41 | Comment(14) | TrackBack(1) | [将棋(四間飛車)]

2004年07月03日  近鉄続き
 今日は子育てに関する父親としての義務をそれなりに楽しく履行した後、24でR戦を4局指した。2勝2敗だが、2連敗後の2連勝だからそんなに悪い気分ではない。最近、調子がどうもよくないし、まぁ、こんなものかと思っておきたい。ひょっとして、この日記で自分の大局観をよくしようと思っているのがかえって裏目になっているのだろうか。悲しい。

 8時から近将カップでも観戦するつもりなので、ちょっと24で指すのも時間が足りない。だから、昨日の続きを書くことにした。

 いつも読んでいただいているtakeshiさんはともかく、全然将棋と関係なさそうなところからトラックバックが来たので、近鉄オリックス合併について、何とはなしにアンテナを立てている人がいるんだなぁ、という感じはする。この合併話についていえば、純経済的には遅きに失したというべきだ。昨日も書いたけれど、既に近鉄傘下の大日本土木破綻のおかげで大栄だとか石坂だとかの系列のゴルフ場の会員は預託金カットをくらって泣いているのだ。そういう時代だ、といえばその通りだが、親会社が毎年球団経営で40億からの赤字を垂れ流しているのを知れば、現実に資産の毀損を受けた会員(個人、法人)の立場からすれば、「親会社として預託金のカバーをしろよ。ファンとどういう契約があるんだよ。社会的責任ひとつとってもこっちの方が深刻だろう」といいたいのではないか。もちろん、近鉄にはそういう会員や大日本土木の取引先に対する契約上の義務はないが、通常の経営者であればどちらが重いかは一目瞭然だろう。(ちなみにせんすの入っているゴルフ場も民事再生でなんかすごいことになりつつある。関心がある人は私のホームページにいってね)

 堀江氏の意図については、思うところもなくもないのだが、無駄金を出さずに済んでよかったのではないか。2級のコンテンツをどうてこ入れしてもねぇ。近鉄の選手が2級ということではなく、世間がそう見ている、ということが肝心なのであり、もはやどうてこ入れしてもマンチェスターユナイティッドにはなりようがないということなのだ。

 せんすがロンドンに住んでいた頃、なんでもかんでもケーブルテレビで有料だったので泣けたものだ。お金がそんなにないので、みたかった「USPGA」「ライダーカップ」「プレミアリーグ」「ボクシング世界タイトルマッチ」はパブに行かない限りは全くみられない。パブはタバコの煙がもうもうなので要はみられない、ということになる。富裕な人々は月40ポンド(8000円!)をスカイテレビに払い、特別なゲーム(ライダーカップとか)にはエキストラに8ポンド(1600円、ふざけんなよ)を払っていた。まぁ、これだけファンからカネを吸い上げれば業界も繁栄するだろう。日本でこんなにお金をみんな払うのだろうか。払わないだろう。つまり買収しても大化けはしないということになるのだ。

 午後8時になったので、ここはもうお終いにします。。。

PM 08:04:20 | Comment(12) | TrackBack(0) | [経済]

2004年07月03日  横歩取りフォロー
 名人戦第4局と似た横歩取りの実戦譜がいくつか出ているので整理します。

 第1図はB2順位戦の屋敷(勝)―佐藤。前期NHK杯戦の羽生―丸山以来の▲3六飛の出現です。NHKの感想として、「△24角はあり、▲77桂△同桂成▲同金△54桂▲22角成△同金▲33銀が例だが、これは本譜よりも後手がよい」とありますが、B2を取材した週刊将棋によると「△24角は▲7七桂で先手がよい」
 私にはNHKの感想の方が的確と思うのですが。というか、△2四角以下の変化よりも、実戦で丸山が指した超過激手順の方が面白いと思いますよ。

 第2図は5月20日の竜王戦1組の行方−丸山(勝)。先手玉が6八にいるのが珍しいです。▲6八銀と上がれないので後手の2枚桂攻撃には右金で対応するしかないのか、とも思いましたが、2枚桂攻撃は起こらず丸山は△4四角。先手の玉形に関係なくこの手は6六角を中和する意味で有力そうな気がしますね。

 とはいえこの局面を眺めているといくつか疑問が。
1)△6五桂で何か後手に不都合があるのか(▲5八金なら△3九角?)
2)もし5八玉型だとして、▲6八銀と受けるのが定法ですが、そこで△4四角だとどうなるのか。

 手が多そうですね。この戦形をアマにはエキセントリックすぎるし、研究で決まるところが多くていかがなものか、といった論調の観戦記を最近よく目にするのですが、一緒に考えてみるのは結構、面白いと思いますよ、せんすは。


<3377>

AM 09:01:27 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年07月02日  近鉄・オリックス合併
 せんすは何かを応援する時にダントツ主流派についたことはほとんどない。唯一の例外はレアル・マドリッドぐらいだと思う。前に巨人ファンではないことを述べたけれど、実は阪急ブレーブスのファンだった。(あ、カミングアウトしちゃった) 生まれた場所が阪急電鉄沿線で馴染みがあったことと、気がつくといつも日本シリーズで巨人にやられてばっかりいたことが原因だと思う。

 日本人には判官贔屓という心情があり、強いものに弱いものが向かっていく時には弱いものに味方をするといわれているが、プロ野球に限っては全く当てはまらないことがかねてから指摘されている。阪急ブレーブスは5度も巨人に日本シリーズでぼこぼこにされてようやく3連覇の偉業を成し遂げた。普通なら「宿願達成」というわけで、世の中の祝福を受けてもよさそうなものだが、実際は世間はしらけたままだった。当時のブレーブスは福本、蓑田、加藤、山田、山口(今でもプロ最速投手だとせんすは思っている)とどこに出しても恥ずかしくないだけのスタープレイヤーがいたが、まったく人気的にはだめぽだった。

 なぜこんな昔話を延々とするかというかといえば、ライブドアが近鉄買収に手を上げたものの、「相手に断られているのに何のために記者会見を開くのよ」「売名行為だろ」「年5億しか稼げないで何が球団経営だ」とかまぁ滅茶苦茶いわれているのだが(実は無理もない批判だと思う)、それ以前にプロ野球が「キラーコンテンツ」とはとてもいえないんじゃないか、ということを再認識したくなったのだ。不毛な再認識ではあるが。。。

 ファンを無視した合併反対といっても、実際に近鉄球団にファンはどれくらいつぎ込んだのだろう。つぎ込んだファンはいたとは思うけれど、その数は多くはないはずだ。私もごめんなさい、オリックスの試合は1992年を最後に観にいっていません、プロ野球にいったのも多分それが最後です、くらいのものだ。結局、プロ野球はビジネスモデル(集金装置といいかえてもいいけど)としては破綻してしまっているのであり、異業種で成功していたからといってどうこうできる代物ではないと思うのだ。まぁ、私が仮にライブドアの株主だったら近鉄の買収だけは絶対に止めてほしいけど。

 ちなみに近鉄球団の経営努力不足を指摘するファンも多いのだが、あれだけのチームをつくって努力不足といわれたら、一体何をすればよいのだろう。構造不況業種:私鉄産業である近鉄は、中国特需の恩恵を受けることも叶わない。昨年だったかな傘下の大日本土木を潰しているわけで(その下のゴルフ場が軒並み民事再生法申請して、会員が泣いたわけですよ)、なぜ野球だけ特別扱いするのよ、といわれたら、もうこれは切るしかないですよ。

 翻って、将棋界はどうかというと、これほどファンの金離れが悪い業界もないとしたもので、羽生、森内、佐藤、谷川、渡辺などなど充実したラインアップではあるものの、なんか全盛期のブレーブス(?)とラップして見えなくもない点が気がかりである。

PM 11:26:55 | Comment(26) | TrackBack(1) | [経済]

2004年07月02日  名人戦第6局後記
 毎日新聞の観戦記は、昨日今日で名人戦第6局の封じ手直後の局面を扱っています。今日の譜は封じ手である第1図の▲4六歩△同歩▲同角の局面から。

 控え室では△5五歩が本命だったのですが、羽生は考慮4分で△4六同角。△5五歩ではどうだったのか。観戦記によると、▲2五歩△同桂▲4五歩△3三銀右▲5五歩△4四歩▲2六歩△3七桂成▲同桂△4五歩▲同桂△4四銀▲2四角△同歩▲5六歩(第2図)でとてもまとめきれないとの羽生の感想です。なるほど。

 ふと思いついて、せんすは自分がどういうことを書いていたのか調べてみました。6月11日の記事をみると、「具体的には▲4六歩△同歩▲同角△5五歩(角交換は先手陣の方が低いので後手に不利)▲2五歩△同桂(これで4筋が弱くなる)▲4五歩△同銀▲5五角で手になっていないか」と書いてありますね、ふむふむ。

 珍しくまともな記事、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

 羽生の感想どおり読んだわけではないですが(△4四歩なんて思いつかない)、せんすの棋力なら▲2五歩を読んだだけでも悪くないですよ。

 本局の先手陣はいわゆる加藤流で、最近はほとんどみない形でしたが、この後手の4筋位取りに対して明確な指針を与えた本局により、後手の対策は△7三銀にしぼられることになるのでしょうか。ちょっと今の時点ではせんすの頭は整理されていないので、しばらく考えてみます。

<3062>

PM 10:44:38 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年07月01日  竜王戦:屋敷―丸山
 昨日も予告した通り、出場者決定戦のもう一局、屋敷が丸山を下した将棋を研究します。

 図は屋敷が▲8八玉としたところ。ここまで消費時間1分で飛ばしてきた屋敷がこの手には22分使いました。この局面は、私でもかなり考えたいところで、譬えてみれば30分切れ負けの職団戦A級でも5分くらいは考えてしまうのではないか、丸山も47分消費して△6二飛。以下▲4五歩△6五歩▲4六角△8二角と進みました。△8二角が疑問だった、という感想が残っているのですが、この手以外にも気になる変化があちこちにあります。

「可能性1」
 ▲8八玉自体がかなり突っ張った一手です。普通、角換わり腰掛銀の場合、この場所は敵の攻撃の当たりが強すぎるのではないか。ゆえに、後手一手損の主張を下ろして、△8五歩とするとどうなるのか。通常の同形よりも▲8八玉を一手余計に指している勘定ですが、必ずしも得ではないような。とにかく▲4五歩以下即時開戦するのは確実なのですが、どうなるでしょう。

 例の4−3−1−2−7筋を突き捨てる手順だとどういう効果があるのか。この場合は先手にメリットがあるような気がしますね。でも、2001年のA級順位戦(佐藤―島)や前期朝日OP準決勝(羽生―郷田)のように▲4五歩△同歩▲3五歩△6五歩▲同歩△8六歩▲同歩△8五歩(変化1図)のように進むとどうか。明らかに▲8八玉が悪手になっているのではないか。途中で変化できるとは思えないのですが、丸山はどう考えたのでしょうか。

「可能性2」
 あるいは本譜の▲4五歩に対し△6五歩の反撃を見送り△同歩として何か不都合があったのか。本譜は▲4六角が強烈で△8二角が疑問手であり他に有効手があるにしても、どうも後手が損をしているように思えます。△同歩▲3五歩△4四銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛△8五桂▲8六銀△7三角(変化2図)となれば、後手一手損戦法としては悪くなさそうに見えるのですが、ここでも何か後手に不都合な変化があったのでしょうか。

 さすがにこの疑問に対する回答を観戦記が供給してくれるとは思えませんが、ちょっとでも触れてくれると嬉しいですね。

 本譜は屋敷の快勝でした。C1を抜けてついにその本領を再発揮する時がきたのか。彼が順位戦以外の戦いでも今一歩だったのは羽生、谷川に歯が立たないことが大きな理由でした。今回はどうでしょうか。

<5058>

PM 10:38:12 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年07月01日  「北島亭のフランス料理」
 妻に勧められて読みました。高額所得者とはいえないせんす家がごく稀に食べにいく四谷のフランス料理店です。くわしくはじばらんをご覧下さい。

 ここは「味こそ全て」という料理の王道を行く店だと思っています。将棋に譬えていうと「佐藤康光」という感じですね。クイーン某とかコマーシャリズムをうまく使ってプレゼンテーションをするのも一つの考え方でしょうが、やはり料理は味。業務車も買わずにオーナー自身が早朝から築地に仕入れに行くようなお店だからこそ、そのオーナーの考えを理解するスタッフ、客筋に恵まれているからこその今の高評価なのだと思いました。

 秋になったらまた行こう。。。

PM 10:17:06 | Comment(12) | TrackBack(0) | [食べ物]

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プロフィール
名前せんす
URLhttp://sensu1030.hp.infoseek.co.jp/
佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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