せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。

2004年06月30日  竜王戦本戦:羽生、屋敷が進出
 今日、一組の裏街道決定戦が行われ、羽生、屋敷が生き残り、鈴木、丸山が脱落しました。羽生は先崎と、屋敷は杉本と本戦で戦うことになります。先崎は将棋人生を賭けて戦わないといかんですね。

 今日は羽生―鈴木戦を取り上げます。今期の竜王戦では羽生はよく先番を引き当てますね。後手番で羽生に勝ったのは、不調とかいわれる今ですら森内、谷川以外にはせいぜい久保くらいなのですから、鈴木もちょっとなぁ、くらいは思ったかもしれません。

(屋敷―丸山は棋譜がテキストになっておらず棋泉に落とせないので、多分、明日取り上げます)

 第1図は中盤の入り口です。先日のA級順位戦丸山―鈴木(千日手)と同一局面ですが、この形は流行るのでは。。。角交換をする新丸山ワクチンよりは千日手になりにくいし、中飛車相手であれば天主美濃はかなり遠いです。せんすは、24で試してみたいと思いましたよ。

 丸山は第1図で▲4五歩と突いてやや苦しくなったのですが、羽生は▲3五歩。△同銀により角筋を開けさせ、▲5六歩。角交換をすると鈴木の左金は終身島流しになってしまうので△3六歩ですが、羽生は5筋の歩をずんずん伸ばしていきます。こうなると、金銀分裂の中飛車は苦しいです。中飛車撃破の見本みたいな手順でした。第2図に至り、鈴木の銀の捕獲に成功。ここから、鈴木はゾンビのように抵抗しますが、羽生は緩みなく寄せました。

 棋譜だけ見ていると簡単そうに見えるものの、こうした透明感のある指し手はさすがです。などとかいて、明日になると、訂正記事を書く羽目になるかもしれないですが。。。

 この人と佐藤康光は後手番でA級順位戦初戦を戦うのですが、やっぱり怖いですね。
 

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PM 11:12:45 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年06月29日  指し直し局
 指し直し局は佐藤の誘導で一手損角換わりになり、森内は棒銀を指向します。佐藤は常道通り飛車を4筋に展開しますが、ここから先が全くもって個性的でした。

 まず佐藤玉は右翼に行くのが相場ですが、飛車のいる左翼に移動します。次に森内の玉は居玉のまま、7筋に位を取ります。そして第1図の△7三桂! 佐藤掲示板にも書きましたが、6三銀が一歩も動けなくなりそうでこの手も1秒も考えませんでした。遡及して考えれば、この時点で仕掛けの構想が出来上がっていたのですね。

 第2図直前の▲3八金も私には意外で、まずは▲4八玉としたいところでしたが、森内のどの着手に問題があったのか。まさか、ここで△6五歩があるとはこれまた全然思いつきませんでしたが、仕掛けられてみると先手陣の弱体ぶりが入城を完了した後手玉との対比で明確になっています。▲同歩△5四銀▲4八玉(証文の出し遅れ?)△6三金(駒が中央に集まり好調)となっては、もはや先手収拾がつかないような感じ。

 この日記をよくご覧いただくtakeshiさんの6/19の文章に、

「録画しておいた囲碁将棋ジャーナル(BS2)の三浦八段の解説を見ていて、ふと思い出したのが、相掛りのヒネリ飛車模様から後手の佐藤さんが中住まい三段玉から奔放に指しまわした、羽生王将(当時)から王将を奪取した王将戦第5局。あれは途中のポカで折れてしまった感じだけれど、ああいう将棋が佐藤将棋の本質なのだろうか。
故村山九段が自分の将棋を認めてくれなかったのはその即興性が許せなかったのではと自身で語っていたことがあったけれども、その即興性と大局観、そして緻密な読みが合致したのが、この棋聖戦第1局ではなかったかなと思う。」

とあり、なるほど、とせんすは思ったのですが、この指し直し局もその思想の上にあるように感じます。佐藤康光の器のでかさを見せていただいた思いです。

 次の第3局が佐藤先手ですから、かなり以上に有利ですね。棋聖戦は2連敗3連勝が多いので油断はできないのですが。
 



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PM 11:08:08 | Comment(378) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月29日  棋聖戦:佐藤康光2連勝(千日手局)
 本日行われた棋聖戦五番勝負第2局は千日手局を経て佐藤康光の勝利に終わりました。どちらの対局も見所が多かったです。さすがにこの二人の対局は面白いですね。

 まずは千日手局からお勉強。

 第1図。ここまでは同形局があり(前期王将戦リーグ佐藤―久保、前期A級順位戦谷川―久保)、先手は▲7九金でした。穴熊指向であれば当然の一手ですが、いずれも後手がフットワークよく局面をリードしたとの認識があるのか、佐藤は▲6八角と引きました。5筋が弱くなるのでちょっと勇気が要るような。。。

 △5一金左▲2八飛△5二飛と進んで、先手としては後手の攻勢を緩和するために何か仕掛けなければなりませんが、▲2四歩△同歩▲3六歩。△5五歩は▲2四角で不可なので森内は△2二飛と妥協。▲3七桂と跳ねることができて先手ポイントを上げたかと思えたところで、思いも寄らぬ△2五歩(第2図)が来ました。

 飛車交換後、後手を引くので、せんすは1秒たりとも考えませんでしたが、どういう読みをしているのでしょうか。すごすぎる。
  
 さらに進んで第3図。先に桂得を果たしたとはいえ、△4六歩は厳しそう。しかし、佐藤は一顧だにせず▲同角。マジですか、とつぶやいたのですが、それも無理はありません。△5九角成▲同金△同飛成と金2枚と角の交換は普通の戦形でも大損としたもの、それが相穴熊ともなれば、常識ではほぼ負けと同義です。この時点で先手玉は2手すき、後手玉は4手すきですから、私のようなへたれは最初から読み筋から外してしまいます。ですが、この局面のみ▲1五角の切り返しがあるので先手もやれるのですね。結局、△6九竜▲5一角成△7八金▲7九金以下千日手が不可避になりました。

 どちらが得をしたのか分かりませんが、千日手とはいえ、内容が濃いですね。とはいえ、この後手の中飛車、穴熊党にとってはやはり難物といえそうです。

 指し直し局は次の記事で扱います。

PM 10:35:54 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年06月28日  王座戦:丸山―杉本、最終盤の謎
 王座戦の丸山―杉本については先日、取り上げたばかりですが、最終譜で訳の分からないことがありました。

 25日の第2図から最終譜は始まっているのですが、観戦記(小暮克洋)によると、この局面で▲5二飛成とするのは△4六馬と開き直られ(これが詰めろなのだから「開き直り」というのも変な気がするが)、以下▲6三金△8二玉▲6二龍△9三玉▲8七玉(詰めろ逃れ)△5五角▲9五歩には△8九飛(図)が待っている、ということです。

 でも▲同銀として先手玉は不詰みとしか思えないのですが、どういう後手勝ちの手順があるのでしょうか。△7七角成▲同玉としてもやはりかすりもしないようですが、何かとてつもない手順があるのでしょうか。


AM 07:57:02 | Comment(2) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年06月27日  NHK杯戦:先崎―飯島
 今日放送のNHK杯戦先崎―飯島で第1図が久しぶりに出現しました。

 私のDBだと、これまで先手の4勝1敗(後手の一勝は羽生)で、本局も先手の勝ちだったのでやはり後手がやりにくいのでしょうか。

 せんすとしては、この手順がある程度有力だと嬉しいのですが。。。

 理由は飛車先を交換して横歩を取れるのに、2八に引き上げられると、
1)相手の「腰抜け振り」に腹が立つ
2)あまり経験のない、相掛り3六銀の形にもっていかれるのではないかという心配がある。相手の土俵で戦うのは不愉快である。

と怒りにも似た感情が沸々と湧いてくるからです。でも、私はいつも△2三歩と屈服して相掛りに甘んじていました。△7六飛が市民権を得ると大分作戦の幅が広くなりますので、期待しながら見ていたのですが、結果は残念でした。

 なお▲2六飛と浮飛車に構えられるのは、△1四歩とすれば相ひねり飛車から横歩取りと似た形に誘導できるので、後手として腹は立ちません。△2三歩なら普通のひねり飛車になりますが、それでいい人はそれでよいでしょう。せんすはあんまり好きではないのですが。

 第2図の△8三歩がえらく評判が悪いみたいなのですが、実はせんすの第一感も△8三歩でした。右銀を中央に使えないと勝ち目はない、という数々の敗北の歴史からの教訓なのですが、やはりここは△8二銀なのでしょうか。なんかなぁ。

 本局のNHKテキスト解説は目を皿のようにして読みたいと思います。


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PM 12:54:58 | Comment(410) | TrackBack(0) | [将棋(その他)]

2004年06月26日  昨日の対局
 昨日は王位戦挑決、王座戦2回戦、B1順位戦と重要対決が目白押しでした。王将戦予選の加藤―木村というのも気になるところでした。
 一通りの結果をみてみると、どの対局も、「いい勝負だろう」といわれてはいても、どちらかというと勝ち目が多いと思われていた方が勝った場合が多かったように感じます。

 今日は気になった手順のみを記録しておき、備忘にします。

 まず1図。やや番狂わせといってもよいかと思うのですが、井上が郷田に勝った一番の中盤。▲3七桂は持ち駒を投入した手です。なかなか発想できない手ですが、これは好手なのでしょうか。そんな気がするのですが。

 続いて第2図。棋聖戦挑戦者決定戦森内―木村と同じ仕掛けから派生した手順です。森内―木村では図の▲8四歩は言及されておらず、▲6六角が(次に▲77桂の狙い)の紹介がなされていました。

1)△44角▲同角△同歩▲77桂に△15飛もしくは△55飛
2)△65飛なら8筋に歩を垂らせる
といった手順があるようなのですが、本譜のいきなりの▲8四歩はどのような意図があったのか。取るのは飛車の横利きがなくなるので確かに後手がよくなさそうですが。本譜も、結局は▲8三歩成から後手の飛車の横利きを消してしまい先手がよくなりました。感想がどこかで出ないか気をつけておきたいです。

 それにしても行方―中川両人は本当にお疲れでした。


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PM 11:05:54 | Comment(433) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月25日  羽生善治とオーラ
 先日、ある場(将棋とは全く関係がない)にいったところ、羽生善治が来ていた。せんす的には、彼のいる場所周辺にオーラの噴出を感じたのだが。。。普通の人はそういうことを感じないらしいですね。当たり前か。。。

 いうまでもなく、佐藤康光からはいつでもものすごいオーラの照射を感じるのだが、これがもし海水浴場とかゴルフ場であれば多分、感じないように思う。オーラっていうのは結局、感じる本人の心の中で生成するものなのだろう。うん。

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AM 07:17:59 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年06月25日  王座戦:丸山−杉本から
 今日は王位戦挑戦者決定戦(羽生−山崎)、王座戦2回戦(森内−谷川)と超重要対局がありますが、ネット中継は予定されていません。どちらも200円くらいなら払ってもいいか、という気はしますが、なんかもったいないですね。

 今日のお題は現在掲載中の王座戦1回戦丸山−杉本から。第1図は3日前の指了図で杉本が疑問手を指したことが予告されていました。せんすは最善手を考えます。

 △5三銀打か△4三銀のどちらかだろう。どちらにしても▲6五馬だと飛車で切られる場面が出てくるかもしれないし、△5五桂と打たれるのも鬱陶しいから、▲7二馬の一手で以下△同玉▲2三歩成? 前者だとと金の当たりが弱いが、▲6五桂が利いてくる場面があるかもしれない(今すぐは、△同飛▲同歩△5五角があるが)。しかし、そうはいっても普通は玉の近いところに駒を置くのが心得だろうから、△5三銀打だろう。でも△4三銀は具体的にどこが悪いのだろう、といったことを考えながら次の日を待ちました。

 次の一手は△5三金! 1秒も考えなかった。。。丸山は▲7二馬と貴重な玉横の金を奪い、勇躍▲6五桂。△同飛以下の王手飛車があるといっても、杉本陣が弱すぎるので断然有利です。

 観戦記によると△5三銀打は駒の働きが重複するので、プロならば△5三金が第一感のようですね。筋のよさゆえの悪手ということなのですが、でもでも2段目の金を上ずらせて玉の腹を守る金を取られて上ずった金めがけて桂馬を跳ばれる、というのはあまりといえばあまり。

 プロとへたれアマ(=せんす)の間の感覚のずれが面白かったですが、このずれはたいていの場合、アマにとってはよくない結果になることが多いはずなので、頭の片隅に定着させたいです。

 本譜は昨日の指了図が第2図で、杉本が魂の受けを発動させたところ。結局は負けてしまうのですが、感心しました。

AM 07:09:43 | Comment(396) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年06月24日  A級順位戦、鈴木−丸山
 昨日のA級順位戦鈴木−丸山は千日手指し直し局を鈴木が制しました。終了今朝の午前2時前。最後まで見ていた人はいるのでしょうか。せんすには絶対に無理です。

 本局は先手鈴木の中飛車(豪快中飛車と呼号されていますね)。丸山は△6三銀からのいわゆる森下流(参照:島ノート)です。せんすも最近、24のR局で同じ形をしたばかりなので(負けました・・・)、興味を持って棋譜を追いました。

 以下、観戦記や週刊将棋で何らかの説明が出る前に備忘。たいていピント外れで、自分の弱さをここまで開示している以上、ちゃんと強くなってもらわないと困りますが、目に見えた成果が現れていません。それが悲しいです。

 第1図から△7四歩▲同歩△6五銀▲4八角△8六歩と丸山は仕掛けました。普通にいきなり△8六歩だとどうなるのか。以下▲同歩△同飛▲8八歩△8七歩▲同歩△同銀成▲8八歩で一応先手の受けは利きますが、この局面は先手の方がいいのでしょうか。先手の角が威張ったままなので、後手もあまり嬉しくないような気がしますね。観戦記で触れてくれればいいのですが。

 第2図の▲7七金は全く思いつきませんでした。なるほど。勉強になります。

 第3図以下△8七歩成▲7三歩成△同銀▲7六飛△7五歩▲同飛△7四歩▲8五飛△8四銀▲8七飛と進行しました。まぁ、筋のいい普通の手順かな、と思うのですが、先手の飛車が生還してしまったことをどう評価するべきか。この局面は△8四銀が愚形なのであまり後手が嬉しくないと感じます。ものすごい芋筋ですが、第3図でアマ好みの△8五金だとどうなるのだろう。以下▲7三歩成△同銀の時に結局8六に手が戻るようなら、先手の角が永世隠居の身になりそうです。▲2六桂が脅威ですので直ちに後手よしとはいえないかもしれませんが、本譜よりはいいような気もするのですが。

 丸山はどうも鈴木に相性がよくないのですね。豪快、といいつつも、実際は丸山以上に激辛かもしれない鈴木。挑戦まではいかないと思いますが、あと何勝の積み上げがあるでしょうか。願わくば、佐藤棋聖がその中に入らないでいてもらいたいものです。


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AM 08:07:22 | Comment(432) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年06月23日  渡辺本戦進出
 塚田、ついに投了。彼らしく、攻めまくりましたが、駒損が響いてしまいました。やはり2一玉型だと上からの攻めには強いですね。

 A級順位戦は千日手になってしまったので、もう観戦は諦めます。

PM 10:54:41 | Comment(439) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月23日  竜王戦、渡辺がやはり?
 塚田が不可解な手順を見せた挙句、穴熊に一度は潜った玉を8八に戻した上で、仕掛けたのが第2図。

 そもそも第1図以降の指し手がせんすには理解できません。▲8八金△3三桂▲7八金△4二銀▲8八玉て何なのでしょう。▲8八金では▲5七銀からがちんがちんに固めて特に不満はないと思うのですが。

 第1図前に戻り、穴熊ではなく9筋を突いた上で▲6五歩〜▲5七角〜▲6六角を目指してもよかったとも思うのですが。

 局面自体は9八香が特段の弱点にはなっていない(後手が9筋を突き越していないので)し、まだまだ難しいと思いますが。。。

 弱者が強者にこういう逡巡をしてよい結果はないだろう、と芝居の筋書きを書いてしまいます。

PM 09:07:11 | Comment(344) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月23日  竜王戦4組決勝:塚田−渡辺
 午後2時で図の局面。先手の塚田が早囲いで矢倉入城に成功した上、通常の4六銀型の攻撃陣を築きつつあります。このままだと定跡よりも1手得をした形で、先手が仕掛けることが可能になります。

 その場合の「一手」は△9五歩なのか△4二銀なのか気になりますね。前者であれば防御体制としては問題ありません。△9五歩を保留していることがプラスに働くように(例えば△9五桂を狙う等)指すことも可能でしょう。先手は手得のうまい生かし方を何か考えているのでしょうか。

 次は夜に。

PM 02:12:49 | Comment(410) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月22日  加藤一二三と感想戦
 同じくNHKテキストによると、NHK杯1回戦の対宮田戦で加藤は感想戦をせず、帰りの挨拶以外には一言も口を利かずに席を辞したそうです。確か前期順位戦の深浦、先崎、今期初戦の杉本戦のいずれも感想戦なしだったはず。

 1回戦の解説だった中川によれば「内容に納得できない場合は時々あること」というのですが、やっぱり感想戦はした方がいいと思うけどなぁ、などというのは凡人の戯言でしょうか。

 でも、普通のアプローチで将棋に臨めばB1復帰は不可能事ではないとせんすは思っているのですが。。。普通にしないところが天才たる所以なのでしょうけど。私のような凡才から見ると、なんか残念。

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PM 05:49:21 | Comment(407) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年06月22日  変だなぁ:NHKテキスト
 7月号のテキストの阿部隆の講座に、角換わり同形の時の歩の突き捨ての順番について「4−3−1−7−2」が正しいという解説があった。
 でも、どの対局の棋譜をみても「4−3−1−2−7」の順番なんですが。。。

PM 12:58:01 | Comment(413) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月22日  名人戦第5局追記
 先週末から毎日の観戦記がいよいよ佳境に入ってきています。この日記で書いた疑問に対する回答が全て載っているわけではないのですが、いくつか取り上げます。

1.森内必勝の手順について
  6月5日の記事で駒音掲示板に投稿された森内必勝手順についてご紹介しました。
 観戦記によると本手順については、対局後数日を経て観戦記者の山村氏が屋敷に東京で解説をしてもらった時には触れられていなかったのだが、その翌日「報道関係者からの指摘でひとつ重要な発見があった」と追加の連絡があったそうです。
 つまり、プロ棋士たちが当該手順を発見したのは駒音掲示板でひとしきり談義があった日よりもかなり後?ということになるのでしょうか。アマとはいえそれなりの棋力の持ち主がソフトで調べればプロを上回ることもあるということなのですね。(第4局の先手勝ちの手順の発見はアマにはかなり困難ではないかと思う)

2.▲3三桂打の局面
 第1図で羽生は▲3三桂打としたのですが、私は▲4四桂を予想していました。これも有力らしく、他には▲6五桂もあったのではないか、ということです。
 残念ながら観戦記ではその詳細が書かれていないのですが、将棋世界8月号にかすかな期待をつなぎつつ、自分で考えた変化を書いておきます。

a)▲4四桂△同銀▲同角△7四飛▲7七角△6七歩で第2図
b)▲6五桂△6四銀▲8四角。以下何が何でも▲5三左桂成を目指す。

 a)は後手の方がいいような気が今ではします。b)は先手の方がいいと思うのですが、よく分からないですね。
 まぁ、感じた手が悪手でなければへたれアマとしては上々というべきなのでしょう。

AM 08:05:55 | Comment(431) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月21日  A級順位戦高橋―深浦戦続記
 週刊将棋を買いました。棋聖戦について何か分かるのかな、と思ったのですが、特に新ネタが判明したということもなく、このところ内容については期待外れが続いています。締切りとの関係があるので難しいですね。もっとも、A級順位戦の藤井―谷川も急所の解説はパスされていたので、締切りよりは紙数の方が利いているのかもしれません。

 そこで、ちょっと認識を正す内容が書かれていた高橋―深浦戦を取り上げます。この1局については 6月18日の日記にも書きましたが、例の▲3五歩からの変化では珍しい△5四飛とまわる変化になったことが話題になりました。(第1図)

 私はこれまで△5四飛が少なかった理由は▲3六飛とまわられると△4四飛であれば有力な以下△3七歩▲同桂△5四角▲4六飛△同飛▲同歩△3六角の手順がないからかと思っていたのですが(これはこれでちゃんとした理由だろうと今でも思います)、先例のNHK杯(木村―塚田、2002年6月16日)で▲5六香と打たれて後手不利になるとの認識があったからなのだそうですね。よくよく東大将棋横歩取り道場を確認してみると同じようなことが書かれていました。

 でも、今日の週刊将棋によると▲5六香〜▲5三香成〜▲6二成香は相変わらず9一馬が遊んだままなので先手不利とのこと。それはそうで▲5三香成に△同銀と取る人はいないでしょう。横歩取り道場にもこの手順は載せられています。

 でも、そもそも第2図で▲3六飛により△2三銀を強要し、以下▲5六香△1四飛▲5三香成△1九角成▲2四歩△同飛▲3四歩△同銀▲6二成香△同金▲1五銀で飛車の取り合いに持ち込み、先手有利との東大将棋の説明です。この手順自体は変化の余地はあると思いますが(▲2四歩に△同銀は東大将棋に書かれているほど後手が悪いとは思わない。。。私だけか?)、週刊将棋で解説するのであれば同系列の東大将棋ブックスの記述は踏まえてほしかったな、と思います。

 やはり観戦記を待とうとせんすは思ったのでした。


<3231>

PM 10:09:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年06月20日  NHK杯戦:二歩・・・
 その声がテレビから聞こえた時、私は間違い電話を受話器に戻すところだった。教育テレビとはかけ離れたある種の真情というか切迫感の篭った声。狭い我が家を走るだけの力があった。

 二歩。敗勢とはいえ、泣けますね。感想戦で「あかんこ」など駄洒落を連発しながらも、やるせなさは覆い隠せない。

 せんすもつい1ヶ月ほど前のこともあろうに大会で二歩をやってしまいました。それも開始30手ちょっとしか経過していない局面でです。相掛りの後手番で先手が▲3六飛と寄る変化。先手が右銀を3八に上げたので、勢い込んで△2八歩。。。即座に相手の人は持ち駒を手の中に入れてかちゃかちゃしましたよ。二歩の指摘がないので、何が起こったのか分からなかったせんすも大アホですが。。。

 普段の後手番だと中座飛車なので2筋の歩は切れている、ネット将棋では二歩を打てない、が理由とはいえ、もちろん理由にはなりません。

 一手詰みを喰らったのよりも後に残るのはなぜなんでしょうか。

<2125>

PM 12:22:12 | Comment(406) | TrackBack(1) | [将棋(中飛車)]

2004年06月19日  四間飛車対居飛車穴熊の勉強
 プロの対局では第1図もしくは類似の場面はほとんど出ていないようですが、24では結構出てきます。藤井の「四間飛車本」の影響でしょうか。せんすも対四間飛車で穴熊に潜るとかなりの頻度で図のような局面に出くわします。dcsyhiさん(=あの人でしょう)の対局でもこういう場面がありますね。

 藤井本の局面は先後が逆(居飛車が先手)で、振飛車は玉側の端歩を動かさずに玉は8二に入城しています。まぁ、第1図のように端歩を突いておく方がいいような気はしますね。

 藤井本には図以下の展開として、▲5五歩△同歩▲6四歩△同歩▲5五銀(?)△8六歩▲同歩△7五歩▲6四飛△7六歩▲6六角△8六飛▲8八歩を紹介していますが(くどいですが、本は先後逆です)、せんすの実戦も含めて24ではほとんど△2五桂▲2四角の交換をいれてから△5五銀と進撃してきます。こうすることで4四の勢力が振飛車有利になるため動きやすくなるのですね。。(第2図)

 私はこの局面の居飛車の方針が立たなかったのですが、色々と考えた挙句以下のようにするべきではないかと思うようになりました。請う、建設的コメント!

・守り駒ではあるが4三金は5五銀との交換を目指すべき。具体的には▲5四歩がよい。なぜなら5五銀は美濃囲い攻略の要である4六に利いていてよく働いているのに対し、4三金は下手をすると歩との交換にもなりかねないからである。
・居飛車の飛車が活躍するためには振飛車の角筋を変える必要がある。
・前述の順により、後手の銀がどいたので▲4五歩を狙う。
・すなわち▲5四歩に対し△同銀▲同金△同飛なら藤井本では否定されている▲6五銀を強行する。△8四飛▲同飛△同角に▲4五歩が入れば一見バカになった6五銀を再活用できるはずである。
・藤井本の局面(端歩を突いていない場合は)であれば、自玉には端攻めがないので穴熊対美濃、手番の保有を主張できるのではないか。

 変でしょうか。


<2533>

PM 11:15:24 | Comment(445) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年06月19日  棋聖戦第1局から
 佐藤掲示板のよみくま氏の下記書き込みが分からない、との佐藤ファンのエリナーさんからのご指摘です。

「感想戦では86桂に79金と引いて先手が残しているという結論でした。二上九段の指摘です。引退しても終盤の手の見え方は絶品です。それにしても、終盤66歩と銀を取らないで、56金と打てばほぼ必至だったんですけどねえ。50秒と読まれて金打ちが見えて、55秒と読まれて嫌な受けが見えたので、持った金を慌てて駒台に置いて、銀を取っていました。みっくんには「筋悪いんじゃないの?」と打ち上げの席で冷やかしておきました。79金は一目駄目なので、三浦さんも考えなかったでしょう。
以下96歩、同歩、98歩、同香、同桂成で先手駄目に見えますが、同玉、86歩、同歩、同香、同角、同飛、87銀、81飛、86歩、83香、78桂と頑強に受けられると、後手からこれ以上の攻めがなさそうです。9筋の位が消えて先手玉が安全になるので、「自信ない」が佐藤棋聖の感想です。それより、73銀の疑問手をとがめた62角が素晴らしい勝負手でしたね。8時間、9時間の将棋に慣れた森内竜王はあと10分、最終盤の攻防に時間を残したかったはずですが、佐藤棋聖の迫力ある反撃にペース配分を乱されました。それも勝負のうちですから、佐藤棋聖は自信を持って第2局に臨むと思います。」


 書き込み中の局面がいったりきたりしているので、整理します。
 第1図が△8六桂の局面。ここで▲7九金を考える人はよほどのへぼか超一流のどちらかですね、確かに。二上先生の手の見え方が絶品、というのは2002年のNHK杯戦決勝(▲佐藤―△森内)の解説でうんざりさせられた記憶が濃厚すぎて、話半分でうかがいたいですが。。。よみくま氏の説明の通り▲7八桂の局面(第2図)は先手が手厚いですね。渡辺明は△8六桂の局面では「すでに難しそうです」といっていますが、これを上回る超絶妙手をみつけてくれないかな。

 それから△6六歩に代えて△5六金(第3図)としていれば、6七銀を動かせないので確かに先手受けなしです。

 まぁ、コアな佐藤ファンとしては、どうってことないですね。佐藤康光は去年の竜王戦の藤井戦でも最後の手で割りと簡単な即詰みがあったのを緩めていますし、今年の順位戦鈴木戦でも最終手で即詰みをかけずに必至で勝ったり、2002年の棋聖戦第3局で歩の成り捨てで時間を稼いで何とか即詰みを見つけたりしていますからね。

 私は精密機械みたいな佐藤康光が好きなのではなく、非常に熱いハートをもっていることを知っているから好きなので、こういう話しもまた趣向として楽しませていただきます。。。

PM 10:52:13 | Comment(12) | TrackBack(1) | [将棋(矢倉)]

2004年06月18日  ひひひの飛
 ひひひの飛(森内時代?)が更新されました。

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PM 01:38:50 | Comment(388) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年06月18日  角換わり同形
 本日記開始にあたりお世話になった家猫さんから、角換わり同形で4、3、1、2、7筋の突き捨てを入れる手順に対する受けの変遷を書いてほしい、という依頼を受けました。なんといっても佐藤康光の貢献なくして、今の角換わり同形はありえないので、せんすもがんばってみます。(そんなの知っているよ、という方は読み飛ばしてください)

 まず、1図における▲1一角が有名な丸山新手。△2二角の一手(と思われていた)に▲同角成と後手玉を危険地帯に引き出してからの▲3四歩が気持ちよく、先手よしといわれたのですね。後手からの反撃は△3八角等ありますが、自分の玉頭で戦闘が起こっているのですから、どうにも具合が悪いです。

 佐藤康光が2002年の棋王戦第4局(後手番)で△3五銀▲4五銀△2二角の組み合わせを出しました。以前も△3五銀は指されていたのですが、先手の銀の進出を許すので疑問手とされていました。ところが今度は△2二角▲同角成り△同玉となると▲3四歩の取り込みが消えているので、後手にも受けが手厚くなったのですね。

 先手も色々な攻撃手段を試しましたが、どうもすっきりしません。
1)▲4一角(前期名人戦第2局)
2)▲5六角
3)▲3四銀
4)▲1三歩

1)前期名人戦第2局は名局でしたが、1週間後の王座戦で郷田が平凡に受けて優勢になり(△7四角▲2八飛△3一玉▲3二角成△同玉▲5四銀△同金▲4三銀△同玉▲2三飛成△3三銀▲2五金△3二銀▲3四金△4二玉▲3三金△同桂▲1二竜△8六歩<第2図>)、やはり後手がよいのではないか、といわれています。まぁ、アマレベルなら先手も十分に戦えると思いますが。

2)△4五銀▲同桂△5五銀でせっかくの角をいじめられます。明確に先手よしではありません。

3)と4)は実は同じで▲1三歩△同香▲3四銀の局面になり、以下△3三歩▲1四歩△同香▲2五銀△7四角▲2八飛△4二飛▲8八玉△4九飛成▲4八飛△3八角成でやはり後手の方がよいと思われます。(前期棋聖戦本戦▲島―△郷田)

 郷田ってやっぱりすごいですね。

 そこで1図に戻って、ここで▲3四歩と取り込んで次の▲1一角を楽しみにする指し方が復活してきました。△3八角以下反撃されて3図(先日のC1順位戦から)になります。ここで先手の飛車は4九か6九に移動するのですが、どちらも有力とはいいつつも、やはり先手の攻めがどうも薄いような印象です。ただ、この変化も多分アマレベルだと先手の方が無理を通してしまう場面が多いのではないか、という気がします。

 というわけで、明確に先手が悪くならない変化はありますが、後手の対応も洗練されているため、先手は他の変化を求めているところ、というような感じです。(羽生の△2四金など省略した変化もありますが、その辺は割り切ってください)

AM 07:53:59 | Comment(442) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月18日  A級順位戦、深浦好発進
 昨日のA級順位戦高橋―深浦戦は、深浦が快勝しました。おなじみ▲3五歩突きからの急戦になりましたが、第1図の△5四飛が最近はなかった手。

 以下、観戦記が出た時のための備忘。

1.第1図で高橋は▲3七桂と応じたのですが、後手の飛車が5四にいるのですから、▲3六飛も有力以上だったと思います。△4四飛であれば以下△3七歩▲同桂△5四角▲4六飛△同飛▲同歩△3六角と進んで後手も面白いですが(とはいえ、難解とされる)、5四飛型だと当然この変化はない。どういう対抗策が後手にあるのか、気になります。

2.△8八歩を利かして中央から銀を遠ざけておいての△5五香(第2図)に対して▲6八金でしたが、この後飛車交換に持ち込まれ、△8九飛とされて受けにくくなってしまいました。▲4八金だとどうなったのでしょうか。

 やはり深浦の中座飛車は引き出しが多いのですね。

AM 07:44:41 | Comment(459) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年06月17日  棋聖戦第1局、佐藤激勝
 昨年秋以降、ろくな目にあってこなかった佐藤ファンにもようやく日の光が当たる時がやってきました。

 下の記事の第1図が既に「お!」という構図。中住まいにもかかわらず4筋の位を取れば、先手が4六から反撃をしてくるのは必定=△3三桂が必要=1筋弱体=端攻め誘発となるのは普通のアマにも浮かぶ構図ですが、佐藤康光の駒は前に出て行きます。

 第2図、二歩を手持ちにした森内の1筋攻撃が見えていますが、佐藤棋聖は平然と△8五歩。風格を感じさせますね。とはいえ、▲1五歩△5五歩▲2四歩△5六歩▲同金△2七歩▲同飛△2六歩▲同 飛△2五歩▲2七飛△1五歩▲4八銀の進行を見ては先手に乗りたいところ。普通、飛車先を三連打して止めた直後の手がただの歩の補充では、いいはずがないとしたところです。実際▲4八銀による先手の飛車の横利きが素晴らしい。この局面では先手有利とせんすは思いますが、それが正しいのかどうか要確認事項。

 第3図から△1六歩▲5五歩△7五歩▲1四歩△同香▲1五歩△同香▲1四歩と進むのですが、せんすにはこれが不可解。1筋にと金を作り、2筋にと金を作ってもせいぜい桂馬が一枚取れるだけ。手数がかかりすぎるように思います。ここは、中央で戦うのが筋で、例えば▲7七桂△同桂▲同角としてはいけないのか。5五桂の狙いがあるし、それを防がれても5五の勢力は3対1ですから、悪くない戦いになると思うのですが。これも要確認事項。

 第4図の△6二角には感心。指されてみれば当然かもしれませんが、木偶同然の角が銀と交換になるのではかなり得な取引。見習うべきですね。

 なんにしても将棋界の新覇者を後手番で撃破したのですから、やはり佐藤康光は大したものです。第2局以降、順位戦と楽しみが増えてきました。るんるん♪

<7084>

PM 11:09:27 | Comment(15) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月17日  棋聖戦第1局、昼休み前
 森内先手番で相矢倉になりました。
 森下システム最新形になるのかと一瞬思いましたが、1図のように佐藤棋聖が個性的な手順を構築。評価しにくい局面です。

 後手の玉は7二を目指すのか。中住まいにとどまるのか。なぜ中住まいにしたのか。4一くらいであれば、棒銀にされても構わないように思えるのですが。

 気になりますね。

PM 12:47:18 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月16日  谷川圧勝
 えーと、下のせんすの感想は例によって的外れで、谷川の圧勝で終わりました。藤井は先手の相振でかつてはカモにした谷川にこういう負け方をするというのでは、なかなか前途が厳しいのではないでしょうか。

 こういう歩を全然使わずに決着がつく将棋というのは、せんすにはよく分からない。相振は角換わりと似ている、といいますが、本局などはどちらかというと中座飛車みたいなところもありますね。

 大駒がぴょこぴょこ動き、相手の形を乱していく、というアプローチは藤井よりは谷川の将棋かな、という感じもするんですが。。。ま、適当なことをいっているだけですけど。

 明日はいよいよ棋聖戦第1局。どこを向いても挑戦者乗りばかりですが、私は森内は佐藤康光のフルパワーを引き出してくれるはず、と確信しています。

PM 11:09:00 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(その他)]

2004年06月16日  A級順位戦:藤井―谷川
 相振りのよく分からない将棋。左右反転させてみると、飛車の場所の違いで先手の方がよく見えます。

PM 05:43:15 | Comment(459) | TrackBack(0) | [将棋(その他)]

2004年06月16日  C1順位戦:渡辺明、緒戦敗戦
 昨日行われたC1順位戦1回戦でいきなり渡辺明が小林に負けるという番狂わせがありました。しかし、棋譜を追ってみると、せんすには無理な仕掛けから順当に面倒を見られたとしか思えず、かなり不可解です。

 1図は仕掛けの場面です。腰掛銀型四間飛車へのこのタイプの仕掛けはあんまり成功しないことが多く、飛車を7筋に展開して1歩を持ちながら後手陣に隙が出るのを待つのが上策とはよくいわれています。本譜では序盤、渡辺が▲7八金とした場面があり(後、▲7九金と整形した)、飛車の展開を自ら封じています。この仕掛けが成立するなら、せんすもあんまり苦労しなくてよくなるんですが。。。
 後手側からすると、無理に自分から仕掛けずにまったり待っていればいいので、気楽な戦形ではあります。

 それでも第2図になれば、銀桂交換の駒損とはいえ、その桂馬は相手の玉側の桂馬ですから、悪くない取引と思えました。第2図では普通の人は▲3一角をノータイムで指すところでしょうが、なぜか▲2三歩。この歩が間に合うことなんか、絶対になさそうなのに。。。一体、なぜ? 分からないです。

 さらに分からないのは第3図の指し手。ここでも当然3三歩成と思いましたが、なぜか▲7五歩。桂馬に逃げられ、馬を引きつけられ、せっかくのと金も無為に取られで、渡辺、敗戦に至りました。

 ちょっとよく分からないです、本局の裏にあるものは。。。

 所司門下は松尾も割りと簡単な詰みを逃して敗退。宮田のみが白星発進となりました。

 今日は谷川―藤井の順位戦があります。何か書き込めるようなら書き込みます。

<2880>

AM 07:47:54 | Comment(16) | TrackBack(1) | [将棋(四間飛車)]

2004年06月15日  棋聖戦挑戦者決定戦:森内―木村おさらい
 森内―木村戦を精査しました。精査したといっても24でRが2050―2150の間で推移しているせんすの言うことなので信を置きがたいのですが、やむをえません。それにしても、将棋日記を始めて5ヶ月、R点が増えないのはどうしたことだろう。こうして、検証を加えても棋力には関係がないのだろうか。

 第1図が木村新手で、従来(昨日取り上げた富岡―北島戦などが該当)では△3六歩が主流でした。以下の指し手を第2図まで記すと(棋譜はこちら

▲7七角(▲7七桂は△同角成でだめ)
△3五角(当然)
▲5六飛( 
△4五桂(▲3四歩が来る前に跳ねないと)
▲同桂(当然)
△同飛(当然)
▲2三歩(自然な攻撃)
△同金(当然)
▲1五桂(当然)
△6五桂(受けていられないので当然)
▲2三桂成(当然)
△7七桂成(当然)
▲同銀(当然)
△2三銀(当然)
▲5五金(◆
△4四桂(当然)
▲4五金(当然)
△5六桂(当然)
▲同歩(当然)
△3六桂(ここしか攻め口はない)
▲4九金(この金を渡すわけにはいかない)
△3七歩(継続手)
▲2二飛()
△2四角(好手)
▲2五歩(▲2三飛成は詰めろがかかりにくくなる)
△4八桂成(スピードアップの好手)
▲同金(やむなし)
△3八歩成(当然)
▲2四歩(当然)
△4八と(当然)
▲同玉(当然)
△1五角(なるほど)
▲3七歩(当然)
△2八飛(相駒強制)
▲3八桂(辛い)
△2四飛成
▲3五桂(第2図)

 せんすなりに随分考えたのですが、必然手が多く、変化の可能性となると 銑のところくらいしかないようです。

、ィ杵使瑤尿ィ穫使瑤世函 △34歩▲66角(次に▲77桂の狙い)となり、
1)△44角▲同角△同歩▲77桂に△15飛もしくは△55飛
2)△65飛なら8筋に歩を垂らせる
 角の当たりになっているのでこちらの方がよかったですか。。。

□ィ妓浙發蚤紊錣觴蠅呂覆い里。ただ、リアルタイム観戦時は飛車を取りながらの▲4五金が角当たりなので先手がいいのかと思っていました。自分が検討しても、他に厳しい手が見当たりません。

先に詰めろがかかったのでやはり先手優勢かと思っていたのですが、むしろ▲2一飛の方がよかったか。まぁ、直接の王手よりは詰めろを普通選ぶでしょうね。観戦記によると、▲2一飛なら△32玉▲23飛成△同玉▲35金△38歩成▲34銀△32玉▲55桂の時に、森内玉は際どく詰まない。以下△42金▲43桂成△同金▲同銀成△同玉▲34角となるが結論が出ない。

 結論が出ないって、あなた? だって木村の玉は詰まなくて、森内の玉は詰めろになってしまったのだから、やはり木村の勝ち筋でしょう。

 羽生掲示板では元奨励会の三村氏も先手有利説、私も同感という面持ちで観戦をしていました。竜王戦倶楽部の記事でも「一瞬訪れた勝ち筋を木村が逃した」という書き方だったので、自分の感じ方はおかしくなかったのかと思っていたのですが、産経の観戦記を読む限りはずーっと木村優勢との見解で両対局者、控え室は一致していたのであり、私の形勢判断は誤っていたのですね。

 ということは木村新手は後手としては相当有力? 今度早速使ってみます。

PM 07:52:03 | Comment(463) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年06月15日  B・B
 日本ハムファイターズのマスコット(B・B)の日記が結構、面白い。更新頻度がもう少し上がればと思います。

 なお、せんすは日ハムファンではありません。また巨人ファンでもありません。昔は○○のファンでしたが、○○は既にこの世にはありません。。。当時から非主流派指向が強いせんすです。

<1957>

AM 09:03:01 | Comment(12) | TrackBack(0) | [日記]

2004年06月14日  どちらの観戦記解説が正しいのか?
 今日は書きたい材料が一杯あります。名人戦第5局(観戦記連載中)、第6局(週刊将棋が出ました)、棋聖戦挑戦者決定戦(観戦記によると私がずっと森内有利と書いていたのとは全く裏腹ににずっと木村有利だったそうですよ。。。これが信用というものでしょうか^^)などなど。

 とりあえず名人戦第6局だけ軽く触れておくと、週刊将棋には▲4六同角に対し△5五歩の変化が言及されていなかったので、せんすはがっかりしたのでした。それから▲5七角から右金を寄せていった一連の手順はと金の活躍を許さない素晴らしい手順だったとのこと。まずは真似ができそうもありません。これは観戦記が始まったら後日取り上げます。

 綺羅星のようにメジャーな対局があるのにもかかわらず、せんすが取り上げたいのは棋王戦予選の冨岡―北島戦です。(現在、新潟新聞にて掲載中) 何でそんな超マイナー対局を、といわれそうですが、理由はしっかりあります。この将棋はこの日記で5/28に取り上げた王座戦本戦深浦―三浦戦と実に79手まで同一なのです。そして、にもかかわらず、同一手に対する評価が全然違っているのです。なお、対局日は王座戦の方が先で、冨岡は控え室でずっと観戦していたのに対し、北島は理事業務が忙しかったか王座戦のことを全く知らなかったそうです。

 図は後手の角の行き場所を問い合わせる▲5五歩までの局面。後手の三浦も北島も△8一角。5/28にも書きましたが、▲2六飛△3七金▲7二歩がみえているのに、こちらに角を引っ込む理由がせんすには分かりません。△4五角には▲4六歩△3四角▲2七飛があると棋王戦観戦記はいっていますが(王座戦は言及なし)、△2五角としてなんか不都合が後手にあるんでしょうか。
 まぁ、それはいいとしても△8一角に対する▲9三桂不成に対する評価が全然違うので、せんすはひっくり返ったのです。

棋王戦:必殺の一打
王座戦:好手に見えたが▲2六飛△3七金▲7二歩でよかった。以下△4五桂▲5四歩△5七桂左成としても後手の攻めは続かない


 棋王戦では▲9三桂不成に北島が△9二角と敗着を指してしまったのですが、確かに▲9三桂不成としても先手が勝ちやすいようではあり、王座戦観戦記がいうほど悪い手ではないようです。しかし、一体どこがどうなれば、ここまで解説が違ってしまうのだろうか。せんすは不思議です。

 この戦形は、羽生が森内、深浦に繰り返し試みては敗れ続けた▲3五歩早突きを先手が選ばずに▲3七桂と跳ねた場合、かなりの確率で出現する形。横歩取り族としてはやはり押えておかなくてはならない。図までの後手の指し方が最善にもかかわらず、勝ちにくいのであれば、棋聖戦挑決の手順ももう少しちゃんと改める必要があるのかな、とせんすは思いました。

 明日はそこで棋聖戦挑決を自分なりに考えてみます。


<2735>

PM 10:14:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年06月13日  横歩取り3六歩早突き(新手)
 名人戦もようやく一段落。棋聖戦は17日からで、今日は新鮮なネタのエアポケットです。そこで、最近の棋譜を検索してお勉強です。

 竜王戦倶楽部の棋譜が大分たまっていたのでみていったのですが、おや、というのがありました。前も同じ状況でせんすの関心を惹いたことのある人、堀口弘治です。あまりにもマイナーすぎるとはいえ、指し手の評価はちゃんとしておきたい。

 彼については、前の日記でも竜王戦第4組の対堀口一史座戦の角換わり同形の新手(4、3、1、2、7筋の歩を突き捨ててから飛車を定跡の2九ではなく2六に引いて勝利した手順)を取り上げたことがありますが、今度のお題は同じく竜王戦の対飯塚戦での図の局面です。

 これは横歩好きならアラームの鳴る局面です。もともとは2年前の順位戦で青野が3四飛のまま▲3六歩と早突きする新手で谷川に快勝、破れた谷川が王位戦で羽生に使ってこれも勝ち、一定の注目を集めたものの、最近は指されなくなってしまいました。

 図と同一局面が1年前の王座戦(青野―渡辺)で出現、渡辺が正面から喧嘩を買って出たのですが、本図で青野の▲2二歩に対し、渡辺が△8七歩と切り返し快勝。これで本戦形はご臨終かとせんすは思ったのですが、堀口は図で▲8二歩。

 指されてみれば桂馬を取った時に当たりになるこちらの方が数段いいのは明白ですね。△8八飛には▲8七角で受け切っています。

 しかし、この後、▲3六歩早突きが急遽、人気を盛り返したということもなく、相変わらず指されないまま。前述した角換わり新手についても同様。指した人がタイトル保持者や新進気鋭の若手でないとやはり広まらないのでしょうか。

<2469>

PM 12:28:56 | Comment(16) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年06月12日  竜王戦進行中:丸山忠久
 名人戦の陰で女流王将戦が中井防衛で終わり、また竜王戦が着々と進行しています。1組、2組の決勝がありましたが、これはお金以外のものは懸かっていないのでスルーさせていただきます。って、おい。

 去年の佐藤−谷川の1組決勝戦はそうはいっても1ファンとして佐藤掲示板で盛り上がったりしたのですが、今年は既に1傍観者と化しております。。。佐藤掲示板もこの2ヶ月、閑古鳥が鳴きまくりでつまらなかったのですが、そろそろ活気が戻るでしょう。

 というわけで、1組裏街道の方が面白いので木村−丸山から。実はせんすはプロの棋譜で勉強する場合、丸山を選ぶことが多いです。やはり、詰めの解図力に劣るせんすとしては詰将棋のトレーニングはしつつも、2手以上の差をつけて勝つのが理想。他の棋士がそういう終盤を営んでいない、というわけではないのですが、まぁ、棋譜があればとにかく並べる棋士であります。

 ただ、最近の丸山は以前ほどは激辛ではなくなってきているようで、この木村戦も猛爆に次ぐ猛爆でKOしてしまいました。

 角換わり1手損を選択した丸山。うまく△8五桂と跳ねることができて何となく好調そうな第1図。▲6七金では△6五歩の当たりがきつくなるので木村は▲5八金ですが、角切りが△4七金やら△6九銀に繋がるのでやはり▲6七金直の方がよかったのでは。それとも既に苦戦なのでしょうか。。。多分、観戦記があると思うので、これは備忘。

 以下、△6五歩▲同歩△同銀▲6四歩△6一飛▲6五銀△5八角成▲同飛△4七金で角損ながらも、鉄壁の自玉を頼みに先制攻撃が成功。

 ▲5五角△5八金▲3五歩△6七歩▲同金△5四歩▲同銀△5一飛▲6五角で第2図。何とか木村はこらえようとしますが、△5三金でどうにもならなくなりました。うーん、見事です。

 丸山は相振、矢倉をやったり、本局やNHK杯戦準決勝の対羽生戦のように猛烈に強硬な攻めをみせたり、で何となく棋風改造を試みているような印象があるのですが、どうでしょうか。

 なんだかんだいっても、竜王戦、王座戦と残っているので、目の離せない棋士ですね。

<3320>

PM 07:45:43 | Comment(436) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月11日  第6局の備忘
 今まで書いたことと重複しますが、整理のために。。。

1.封じ手から▲4六歩△同歩▲同角△同角(これが意外)のところで△5五歩だと▲2五歩△同桂▲4五歩△同銀▲5五角(→以上、せんすの読み)がいやだったのだろうか。それともほかに理由があるのだろうか。

2.第4図の△4七歩で△4五歩の場合の変化

3.同じく▲4七同飛以下の先手に嫌な変化の有無

4.第5図における▲5七角以下の手順は妙手だったのでしょうね。金を玉からわざわざ遠ざけて一歩を取りにいくという、かなり棋理には反した手順ではあるのですが。金を移動しなかった場合との得失。

5.第9図直前の△3三同銀の評価

 並べてみると森内の快勝のようにみえます。強い人はこういう風に勝つものなのですね。。。

 この人と佐藤康光は来週早々番勝負をやらなくてはならないのか。そしてA級順位戦の初戦の対戦相手は羽生善治。。。長い間、歯ごたえのある対局から遠ざかっていたため、とても待ち遠しいものがあります。

<8836>

PM 09:47:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月11日  森内、名人復位、三冠王へ
 第10図までで羽生が投了、森内がついに将棋界の頂点に名実ともに立ちました。羽生は王座のみの一冠に後退、序列だけだと棋界第4位になります。

 もう少し粘りが利くのかと思っていたのですが、矢倉城の奥深くに安座する先手玉をみると、羽生にはその意欲も失せたのでしょうか。本局だけは頭金まで指すかと思ったのですが。

 森内の踏み込みの方が終始勝ったような印象がありますが、これから明日にかけて備忘を書いて、勉強したいです。

PM 08:11:11 | Comment(2) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月11日  森内優勢だそうですよ
 △8二飛の一手だけ進んでいます。またしても自分のへたれさを公開することになりますが、現局面は森内がはっきり優勢なんだそうです。
 まぁ、森内玉は守備の必要がないので、ゆっくりゆっくり寄せていけばいいのですか。

(言い訳)
 第9図で銀をかわした後▲3五銀△同銀▲3四桂があることは知っていたのですが、△3一玉の時に歩が一枚先手の手駒にあることを失念していました。棋譜だけで局面を把握するのは私にはしんどい。。。

 今は帰宅したので、柿木を立ち上げて観戦しています(^^)

PM 07:18:38 | Comment(417) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月11日  夕食休憩前:全然、分からない
 第9図のようになっていますが、私の力ではとても先手の勝ち筋どころか銀をかわされた後の後続手すら見つからない。歩が数枚あればまだしも、ですが。

 図の▲2五桂も当たりに跳ねて気持ちはいいものの、後手の馬が復活する条件がひとつ叶った訳で本当にいい手なのか、とも思います。もとより、森内はその辺はちゃんと読んでいるとは思いますが。

 後手の馬は遊んでいますが、先手の飛車もこれとお見合いで動けないので(例えば5筋突き捨てから▲5八飛とかしようとしても△2九馬と使われてしまいます)、そこのところはそれほど勝っているわけではないのではないか。。。

  ▲6五桂のような超直接手もありなんでしょうか。

PM 06:02:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月11日  午後4時50分:森内、猛攻
 先ほどの記事を書いた途端、手が進んで第8図。歩がないので続くのか、という懸念もあるものの、森内玉は事実上穴熊、玉落ちのようなもの。

 またもや、せんすには先の手順が想像つかないですが、雰囲気は森内の方がよさそうです。。。

PM 04:53:36 | Comment(427) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月11日  午後4時40分:森内、反撃開始
 森内が▲3五歩をようやく決行したところです。羽生の飛車が8筋に移動しているので、前ほどは利かないのではないかという気もしますが、どう攻めを続けるのでしょうね。

 羽生は香得とはいえ、馬が僻地に行ってしまいました。かすかに森内の方がいい道理とは思いますが、私の力では具体的な手段が思いつきません。△同歩▲2五歩みたいな感じなのでしょうか。。。

PM 04:42:25 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月11日  午後3時:何がなんだか・・・
 森内が▲3五歩を保留したまま、ずっと守っています。

 第5図からなぜか▲5七角! △同角成に▲同金。全然意味がわからないのですが、第5図から直ちに▲3七桂を跳ねているのと比べると、結果としては金を5七に移動したということになります。しかし、その意図は何なのか、さっぱり分かりません。

 でも、あの森内が指した以上、これまたとてつもなく深い意味があるのだと思います。

PM 03:10:45 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月11日  昼休み前の局面
 結局2手しか進まなかった。

 △4七歩には両取りにもかまわず▲同飛が本線で、以下変化図のように後手の急所である3四を攻めれば、5二飛の位置が両取り含みで悪いため、先手が有利ではないかと思われていましたが、森内は何を察知したか▲2八飛。羽生はこれに対し、△4八角ともたれたところです。

 あくまでも、感じ/常識だけの話ですが、角が成って、と金が成って、先手の駒に当てて、などというゆっくりとした手順が間に合うとは思わないのが、普通。もとより羽生が指しているので、ものすごく深いわけがあって、後手有利の順があるのかもしれないですが、そういうものがあれば目の肥やしとして素直に感動したいです。

 つまり、せんすは先手指しよしと思っているわけです。

 戻って第4図。普通は△4五歩と収めにかかるわけですが、それでどういう不都合があったのか。これも普通なら角の打ち込みを警戒し、▲3七銀でしょうが、ひょっとすると▲5七銀などという手もあったのか。この辺は全て備忘の対象です。

PM 12:41:46 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月11日  10時半の局面
 封じ手は▲4六歩。これは今朝のせんすの予想と同じですが、羽生の対応が全く予想外で第4図のようになっています。

 この手順は、アマでも24で1600以上の人であれば最初に入る変化ではありますが、なかなか後手が角を打ち込んでも運用に苦労することが多かったと思います。

 消費時間が少ないので。羽生は昨晩の内にあらかたの変化を想定していたのでしょう。

AM 10:39:45 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月11日  コンピューター将棋
 どのソフトなのでしょう。以下は関西将棋会館メルマガから。

■Editor\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\'s Voice■――――――――――――――――――

 会社や家のパソコンでインターネットではなく、将棋ソフトで対局をしている、という方も多いでしょう。「コンピューター将棋選手権」なども毎年開かれ、家庭用のパソコンの性能向上とともに、そのソフトの棋力レベルも格段に向上しています。
 今日、将棋会館の事務所で、記録係の奨励会が昼休みの時に、パソコンに入っているパソコンソフトの最上級レベルを相手に何気なく対局を始めました。
 序・中盤とスムーズに指し進め、それではそろそろ寄せの態勢に移るかという時、パソコンソフトは最善の粘りを見せ、決め手を与えません。
 再開時間が近づき、その奨励会員は対局室へ戻りましたが、そこから代わりに指し次いだのが、対局ではなく、所要で来ていたある高段棋士。
 こちらも粘りに手を焼きながらも十数分後、ようやく勝ちになったかと安堵の表情を見せました。ところが・・・
 その数分後、ソフトの指し手はノータイムとなりました。そうです、そのパソコンソフトは大苦戦の将棋を30分以上も粘って、ついにトン死に討ち取ったのです。
 その詰み手順とそれまでに至る、脅威の粘りはあたかもインターネットでプロ棋士を相手に指しているかのような錯覚に陥らせる程のものでした。
 本当に最近のパソコンソフトは強い、確かにこれである程度まで上達、実戦を済ます人が増えても、納得させざるを得ません。
 衝撃の昼下がりでした。

AM 08:49:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年06月11日  ▲4六歩だと?
 BSを見れないと、こういう場合辛いです。全て、当てにならない自力で考えなくてはならない。

 実は森内が右香を動かしていないので、封じ手は▲4六歩の方が有力ではないか、という気がしています。▲2五歩から行くのであれば、右香は1八にいた方がいいはず。それを動かさずに例えば第2図で▲9六歩などと間合いを計っているのは、角交換を本線に考えているからではないか。。。後手の飛車が5二にくれば、割り打ちなどもあるので攻めやすくなるのではないか。。。

 具体的には▲4六歩△同歩▲同角△5五歩(角交換は先手陣の方が低いので後手に不利)▲2五歩△同桂(これで4筋が弱くなる)▲4五歩△同銀▲5五角で手になっていないか。BSでこういう変化を紹介してないだろうか。

 なんにせよ、間口が非常に狭い戦いなので、具体的な手の組み合わせも限定されているわけで、私のようなへたれでもこういう手順の組立てくらいならできます。(正しいかどうかは全然分からない)

 今日は10時半、12時半、3時半から4時頃、夕方以降は適宜自分の意見を書いていきます。夜は柿木を使いたいので、図面をとりあえずテキストで貼り付けていきますが、みにくい点はご容赦ください。後で、画像に置き換えていきます。(前も書きましたが、棋泉、ペイントブラシに柿木、有料サイトを起動するとフリーズしてしまいます)

AM 07:37:51 | Comment(23) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月10日  しつこく名人戦第4局
 駒音掲示板のN0.930に、1図で△同金とし、以下▲同竜△3三金とすれば、3五飛の利きが強く、後手優勢だったのではないかとの見解が出ています。もともとは大内の解説(@新橋)だそうですが、恐らく将棋メディアに伝わらなかったのでしょう。

 私自身も△同金は1秒も考えませんでしたが、第2図は確かに後手陣があまりにも厚く、ちょっと寄りがありそうもありません。そうだとすると、当日の日記にも書きましたが、▲2一飛以下の手順自体がおかしいのであって、▲2二角のように緩めた方がよかったのではないか、という推測も成り立つのかもしれません。

 それにしても、こういう後日指摘される好手が第5局ではもっと多いのではないか、という気がします。

<3304>

PM 08:43:39 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年06月10日  封じ手の局面 (焦点は▲2五歩)
 後手の5筋攻撃が目前に迫る中での封じ手になりました。現局面は1994年度王将戦第4局(谷川―羽生)と同一局面です。また端歩の関係が違いますが、2003年2月7日の竜王戦1組(屋敷―行方)も参照図のような進行になっています。どちらも先手が優位に立つのですが、なぜか決め切れていません。

 矢倉とはいえ間口の狭い戦いが▲2五歩を端緒に明日、行われるはずです。敵玉頭で戦える先手に手段が多いように思えるのですが、後手の角の利きも強力です。

 戻って、森内は流行の4六銀〜3七桂〜3八飛の攻撃陣形を敢えて取らなかったのですが、何か特別な理由があるのでしょうか。気になります。

PM 05:43:37 | Comment(18) | TrackBack(1) | [将棋(矢倉)]

2004年06月10日  午後3時半の局面
 森内が▲3七桂を保留したため、羽生が4筋の位を確保して、図のようになっています。
 先手の方針としては、この後、4筋の歩交換を行ってから▲2五歩△同桂▲2八銀としてから▲2六歩以下の桂得を狙うことが考えられます。これはこれで一局です。

 それにしても羽生の消費時間先行が目立ちますね。

PM 03:26:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月10日  名人戦第6局第1日昼食直前
 今シリーズ初の相矢倉になりました。これまで頻出の局面で、当面の興味としては、

1.△8五桂がないので森内が矢倉穴熊にするか。
2.通常矢倉の場合の羽生の守備陣形(△4二銀右と引き付けるのかどうか)
といったところでしょうか。枝葉が多いので午後はゆっくりになるのでは。

 先手の勝率がかなり勝っている戦形ですが、羽生に限れば後手を持って前前期竜王戦第6局(対阿部)、前期王位戦挑戦者決定戦(対屋敷、この時屋敷は矢倉穴熊にした)、前期王座戦第5局(対渡辺)などいずれも勝っています。

PM 12:29:34 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月10日  ところで詰将棋
 将棋世界の7月号の詰将棋が解けない。。。昨日の帰りと今日の往きの電車で5,6番を考えたのですが、どうも。。。今日の帰りにだめなら、柿木に訊こう。

AM 07:46:19 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年06月10日  A級順位戦後記
 やはり久保の勝ちに終わりました。

 どうも下の0図の▲7八銀で久保に傾いたようで(やはり。。。)、この手を見た控え室からも感嘆の声が上がったとか書いてあるのですが、そんなに意外な手なんでしょうか。

 島ノートにも形は早繰り銀ではあったけれど銀を引く手が四間飛車には頻出の手であるようなことが書いてあったし、他の振飛車本でもこの局面ではないにしても銀引きの発想はよく紹介されていたはずです。謎。

 さて今日から名人戦第6局。今日はお昼休み、午後3時、封じ手後くらいの間隔でコメントを書いていきたいです。

AM 07:39:15 | Comment(447) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年06月09日  久保勝勢
 第2図まで進んでいて、明白に久保の勝勢です。
 戻って0図が仕掛け直後の局面。▲7八銀が振飛車党なら一目、居飛車党には要注意の一手。
 以下△6二飛▲6五歩△同銀▲3三角成△同桂▲6三歩△同飛▲7二角と進んでは、早くも後手いけないと思うのですが。
 三浦にどういう見損じがあったのか、あるいは実はこの局面では互角だったりするのでしょうか(まさか?)

 今日はもう寝ます。。。


<2056>

PM 10:43:12 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年06月09日  A級順位戦開幕
 三浦−久保で始まったA級順位戦。三浦が先手番だったのにあっさりと千日手になり(三浦の千日手は後手番のときのみに発生するものとせんすは思い込んでいました)、指し直し局は後手の三浦が右四間+腰掛銀で久保の四間飛車に先制攻撃をかけました。

 なかなか勝ちにくい戦法だと思うのですが、現実の局面も第1図のように先に久保が駒得を果たし、玉形でも勝りで、優勢に見えます。


PM 08:43:39 | Comment(14) | TrackBack(0) | [将棋(四間飛車)]

2004年06月08日  なんとも
イラク拘束のNGOメンバー、自衛隊派遣差し止め訴訟

 日経ビジネス6月7日号の高遠氏のインタビュー記事(敗軍の将、兵を語る)を読み、家族の方々の政治的要求やイラクに行ったご本人たちの安全管理についてはともかく、ご本人たちの熱い思いは肯定的にとらえたいな、と思っていました。叩く方もかなり入れ込んでいたような印象がありましたから、自分の中ではバランスを維持したいという気持ちが働いたのです。

 ですが、一方でこういうあまりにも痛い方もいるのですね。

<2712>

PM 11:07:40 | Comment(375) | TrackBack(0) | [ニュース]

2004年06月08日  電車男さんとエルメスさん
 将棋ファンしかこないこの日記でこの話題がどれだけ受けたのかは分からないのですが、まぁ、もうちょっと。

 テレビドラマ化といった話しはどうもないようですが、相変わらずパワーのようです。残念ながら私の周囲の人はいくら勧めても読んでくれないので、感想を共有できないのです。

 よさそうな文章を見つけたので載せておきますね

恋の発語の不可能性と不可避性/電車男(1)
恋の発語の不可能性と不可避性/電車男(2)

PM 07:44:09 | Comment(486) | TrackBack(0) | [日記]

2004年06月08日  竜王戦羽生ー中原感想戦から
 自分のへたれぶりがいきなり明らかになりましたので、晒しあげます。。。竜王戦倶楽部の掲示板に感想戦の顛末が出ています。直接の引用は差し控えますが、

・仕掛けた時点では羽生苦戦 本局の序盤は中原が羽生の仕掛けを誘ったもので、どうも予定の進行だそうです。昨日の日記にも書いたように、先に竜をつくり桂得を果たしているので羽生の優勢と思うのが普通ですが、それ以上具体的な手段が先手にないということです。あんびりばぼ。

・中原の暗転は図の△6三銀にあるそうで、ここでは単に△7六角と歩をとるべきということです。並べていていつまでも後手を引いていてはいかんなぁくらいにしか思わなかったのですが、いわれてみると確かにそうです。それからやはり▲5八銀で竜に当てられては苦戦は覆いがたいようですね。これは私の感じ方と同じでした。ほっ。

 少なくとも今日時点では竜王戦倶楽部>>>毎日有料サイトでした。

AM 08:11:35 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年06月08日  名人戦第4局後記(最終)、週刊将棋
 名人戦第4局の掲載が続いています。今日の掲載分があの△5七金のところで、観戦記担当の椎名龍一は明確に悪手マークを押し、その理由を述べていました。理由は先日の本欄でも書いたものと同じなので省略しますが、せんすはようやくすっきりしました。

 何度も繰り返して済みませんが、ここに至るまでの週刊将棋、毎日有料サイト、将棋世界の本局の解説は全く解せないです。ポイント、名手の多い将棋ではありましたが、普通のアマチュアでも第一感で指しそうな△3八角について全く言及せずにおいて、この対局を総括できるはずがないと思うのです。

 解せないといえば、週刊将棋の最新号も同様です。名人戦第5局を間に合わせたのはご苦労さまですが、これも敗着とされる△6三金についての解説が。。。△6三金が敗着である理由について詳しくは屋敷の解説を、と振っておきながら、屋敷の解説には何も書かれていないとはどういうこと?

 今日はC2順位戦の開幕日です。多分、途中で眠くなってしまうので感想を書けるのは明日になると思います。順位戦はせめて9時対局開始にならないでしょうか。終了が確実に翌日になるのではとても付き合えないです。。。

AM 07:49:08 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年06月07日  羽生復調か。竜王戦、中原を撃破
 先ほど羽生の快勝で終わりました。下の記事で書いたように仕掛けた段階では早くも羽生ペースだったように思います。

 以下、観戦記が出たときのための備忘。

【第1図】
 ここで中原は△7二玉以下囲いに出ました。もちろんある手であり、中原自身も前期NHK杯戦の丸山戦で経験済みです。ただ、私は振飛車をしないので正しい感覚かどうか分からないのですが、ゴキゲン中飛車のような戦法には、本譜のような6筋、7筋の歩を早めに突いていく手順はあまり相容れないのではないのでしょうか。この形であれば左金は△3二金と使う方が安全かと思います。
 また△7二玉では△3三角も当然ながら有力であり、△3三桂と跳ねた形であれば向飛車に転換することにより先手の仕掛けを封じやすくなります。千日手好きの羽生相手であれば、一考に値するように思えるのですが。。。10手目で千日手狙いなど、邪道もいいところなのですが、これはそういう戦形だと思えばいいのかもしれません。

 本譜は後手陣がスカスカで▲4五桂と仕掛けられて以降はひたすら後手を引きつつ辛抱するのみで、つまらなかったように思えます。

【第2図】
 下の記事の局面(△4九飛まで)以降、羽生は端を突き捨て、角交換を挑み着々と攻めていきます。中原も底歩(△3一歩)を打ち、玉を広くし(△8四歩)と最善の防戦をしますが、第2図以降の進展は不可解。なぜ△7六角▲5八銀とわざわざ後手を引くのでしょうか。まだしも△5五香ともたれる方がましと思うのですが。。。

 なんとはなしに復調の気配も感じさせる羽生。この気配は本物でしょうか。


<3098>

PM 11:37:06 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年06月07日  竜王戦:羽生―中原
 午後4時半の局面では、羽生が優勢。

 羽生が先手を引いてしまいやや興趣がそがれましたが、後手中原のゴキゲン中飛車がなんかちぐはぐ。羽生が先に桂得、竜を作り、手番を保持しています。中原陣もそこそこ固いですが、7筋の歩を突いているので突け込まれそう。
 まだまだ難しい局面ではあるものの、羽生であればゴールにたどり着けると思います。

PM 04:40:04 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(中飛車)]

2004年06月06日  三菱自動車
 ちょっと古いネタですが、先週金曜日の日刊紙にでていた三菱自動車の全面広告には驚かされました。

「安全は三菱の願い」

 ちょっと痛すぎる。せめて広報の時期を考慮するべきではないのか。中川経産相が批判するのも仕方ないところでしょう。(金曜日の記者会見より)

<2908>

PM 11:59:54 | Comment(417) | TrackBack(0) | [ニュース]

2004年06月06日  原田九段
 WEB駒音の書き込み913によると、原田九段の体調が思わしくないようです。去年の秋から文芸春秋の将棋欄執筆も弟子の近藤に任せているし、棋聖戦恒例の新潟高島屋対局にも予定が入っていなかったので心配していたのですが。。。

PM 11:56:20 | Comment(382) | TrackBack(0) | [将棋]

2004年06月06日  朝日OP、プロアマ対抗
 朝日OPの予選恒例プロアマ対抗が行われました。今年はアマ側の出場者が何となく薄く、それに対しプロ側が新鋭が揃ったような気がしていてプロの勝ち越しは予測できました。危ないと思われていた島本、藤倉にも白星が入り、プロ側が7−3と勝ち越しました。

 10局もあるのであまり精緻にみていないのですが、2局取り上げます。

 1図は天野−大平(いわば大将戦ですか)の相矢倉中盤戦。ここで後手は△5六歩ですが、▲3四歩と取り込まれ△3七角成▲4四桂を喰らってはとても後手がもちません。▲4六角のぶっつけがあるので△4七馬ですが▲5四歩がまた痛打。2四銀の質があるので厳しすぎます。
 この二人は前日の5日に近将カップでも当たっていて、後手の大平が2手目△9四歩/4手目△9五歩/6手目△9二飛と数年前の日本シリーズで先崎が佐藤康光相手にやって、ぼこぼこにされた手順を再現した挙句、やはり惨敗していますが、大平はどういうつもりだったのでしょうか。花相撲とはいえツキを落とすような指し方をしていいことはないと思うのですが。

 2図は片上の快勝譜。端攻めを匂わせる後手竹内の指し手を一顧だにせず穴熊に囲い、攻めさせてから後手の攻めの主役の角に対し角交換を挑み、第2図の会心の一撃。モノの違いを見せつけてくれました。

 その他、藤倉が早咲の攻めを徹底的に面倒見た一局、村山が大乱戦を今泉相手に仕留めて力もあるところを見せた一局も印象に残りました。

 明日は中原−羽生の竜王戦があるので、これを取り上げるつもりです。

PM 09:16:29 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(矢倉)]

2004年06月05日  冬のソナタ
 名人戦を並べている傍らで地上波放送が聞こえる。
 ユジンがああだこうだ、いっているようですが、全然萌えない。
 「ひとりで生きていく」といいつつ、シリーズが終わるまでこの台詞を言っている、という噂もあるんですが、そうなんですか。

 せんすは恋愛物が決して嫌いではないのですが、やっぱりエルメスたんのような一途な女性の方が好きみたいですね。

 でも結局、指輪物語とかグラディエーターとかラストサムライとかの方が萌える私はやはり恋愛ものには関わらない方がよいのだろう。

PM 11:35:20 | Comment(12) | TrackBack(0) | [テレビ]

2004年06月05日  名人戦第5局備忘追加
 昨日の名人戦について第1図で△6七馬(詰めろ)▲同歩△7七銀(詰めろ)▲同桂△同歩成(受け無し) という手順があり、この瞬間後手玉が詰まないため、森内の勝ちだったという指摘が出ています。(駒音WEBNo.902) 実際は▲3一飛成△1二玉(同玉は即詰)▲3二竜で合駒に飛車、金のいずれかを使うので、羽生が直ちに負けではないにしても森内には有利な変化だったようです。

 私も以前は柿木でこういう検討を加えながら、観戦していたものですが、毎日有料サイト(激重)、棋泉(こちらの方がjpegがきれい)、ペイントブラシ、すくすくブログを立ち上げた状態で、柿木を稼動させると確実にフリーズするので、もうだめです。。。

 それから有料サイトの解説にやはり昨日の11図の△6三金は疑問手だったという森内の感想が出ています。常識の話しをすると、わざわざ先手に金を与えてその瞬間に詰めろになっていないといのでは、あまりに損すぎると考えるのが「常識」です。もとより私のようなレベルで秒に追われて手が滑ったというような着手であるはずもなく、なにかそれなりの理由があるはずですが、それはどういうものだったのでしょうか。

 気になる手が多すぎて、恐らく週刊将棋、将棋世界、毎日新聞観戦記の3つを合わせても回答が集まらないのではないか、という気がします。。。

 あるいは、前局の△5七金や朝日OP第3局の深浦の大見落とし、同4局の羽生の詰み逃しなどと同様、神ならぬ生身の彼らならではのヒューマンエラーだったのでしょうか。

<5060>

PM 10:21:11 | Comment(364) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月04日  羽生、2−3へ
 なんとも名局でした。終局が午後11時を越えたのは(千日手指し直しとかを除けば)、多分、名人戦佐藤−谷川(2回目の第6局)以来ではないでしょうか。先日の日記でも書きましたが、羽生が2−3にすればまだまだ分からない、という見方(by丸田九段)もあり、いよいよ盛り上がってきました。

 以下、備忘。
第8図で▲7五歩だったわけですが、これに対し△8三銀と隠忍自重したらどうなるのだろう。それこそ、▲4四桂だろうか。(今度は王手角取りがない)
第10図で△6七馬といきなり切ったらどうなったのだろう。
第11図の▲6三成桂には感心したのですが、△8七歩▲同銀の後△4三金あるいは手抜きだとどう寄せるのでしょう。まさか△6三金とは。。。


<11033>

PM 11:52:33 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月04日  午後10時20分:羽生優勢(と思う)
 正面から突破していった羽生。駒得の戦果をあげ、自玉の壁形も修復しました。まだまだ先は長いものの、羽生優勢と思います。
 ちなみにプロ棋士はまだ難解、といっています。

PM 10:22:25 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月04日  午後10時前:羽生攻勢
 ▲3三桂打の局面。▲4四桂とし、△同銀▲同角△6八飛成▲同金の局面で後手玉が詰めろなので羽生がいいかと思いましたが、▲3三桂打ですか。どういう理由があるのか、後日検証します。

PM 09:55:42 | Comment(430) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月04日  午後8時45分:まだまだ
 先手の方がいいと思うのですが、苦労も多そうな局面。先手右翼の攻撃力がやや不足しているのかな、という気配もありますね。ここで▲1五歩とか間に合うのでしょうか。

PM 08:45:37 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月04日  午後7時45分:難解
 どうも一撃で後手陣を攻略する術はなかったようで、まだまだ押し合い圧し合いが続きそうです。△3五銀が功を奏したのでしょうか。

 とはいえ、羽生が悪いということではないのではないかと感じます。

PM 07:44:42 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月04日  そのまま夕食休憩へ
 △3五銀に意表を突かれたか(普通は予想しないだろう)、羽生がまたもや大長考に沈んでいます。

 手番を持ち、6六角の利きがなんとも強力な先手の方がいい道理ですが、具体的な手段となると佐藤、屋敷をもってしても判然としないようです。対局者の羽生であれば正解を見つけ出す可能性はやはり高いとは思いますが。

 後手が反撃するとすると、だんごの7、8筋は触らずに先手右翼からとするのが棋理に適っているはずですが、仮に後手の手番だとして先手の桂馬や飛車をどうやっていじめるのか。3五銀は動かせないし、△4六角も論外。というわけで、後手の反撃は当分はまだ。余裕ができてもしばらくは自陣整備を優先することになるのか。つまり後手は攻めてもらわないと反撃できないということになるのですが、だからといって後手劣勢とまでは言い切れない、なんとも不思議な局面です。

PM 06:03:21 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月04日  午後4時40分
 会議が長くなり、今局面に追いつきました。

 羽生が▲2二歩の新手を出し、△同金▲6六角になんと森内が△3五銀と応じたところ。角筋がまともに通っていますが、大丈夫なんでしょうか。

PM 04:46:17 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月04日  午後2時前
 羽生はまだ指さない。昼食休憩も入れると3時間半くらい考えていることになるのだが。。。

 次の更新は午後4時頃になると思います。

PM 01:48:08 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月04日  昼休み時点
 結局、羽生は一手も指さずじまい。この局面に誘導したのは彼なのに、なぜ長考するのだろう。佐藤研究の▲2四歩△同金▲2二歩も相当な手のようだけど、従来譜の方がそれでも先手にはよいように見える。佐藤棋聖だって上の手順を最善として考えているわけではなく、「代わる手があるか」という視点で検討しているのだと思う。

PM 12:32:33 | Comment(415) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月04日  午前11時の局面
 相変わらず王将戦第6局のまま。最悪の予感として、どちらかの研究手一発で終わり、という可能性が払拭できないです。

AM 10:58:49 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月04日  第4局最終盤変化
 昨日の毎日有料サイトはまったく満足の行くものではなかったのですが、一夜明けると第4局の最終盤の変化が載せられていました。打ち上げの後、佐藤、屋敷、高橋和が検討会を2時間かけておこなったということです。

 将棋世界観戦記でもノータッチだった△3八角の変化は、先手にも対応候補がいろいろあるようですが、今の時点では変化図のように進めれば勝てるのではないか(断定していないところが惜しい)ということです。なんともものすごい変化で、せんすは感動ひとしきりです。まったりしたいところで、検討してくれた3人さんにはありがとうです。それにしても△5七金はひどい手だったようですね。

 できれば将棋世界にしても、当事者に確認をして観戦記を書いてほしいところですが、現場だと打ち上げをしなくてはならない、とか、強い人には訊きにくいとかの遠慮があってだめなのでしょうか。他の取材対象であれば、マスメディアというのはいくらでも厚かましいのですが、将棋だと同じ仲間意識の方が勝っているのですかね。新聞や雑誌の観戦記であれば紙数の制約があるのは分かるので、ネットでもっと補ってほしいです。

AM 07:49:40 | Comment(488) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年06月03日  名人戦第5局第1日
 BSの佐藤、屋敷解説によると(ソースは将棋タウン羽生応援掲示板など)、王将戦第6局から離れるのは容易ではないとのこと。こういう解説が分かりやすく載っていないのが有料サイトの歯痒いところですが、それはさておき、当該局が△8四飛を選択していればかなり難解だったことは確からしいです。

 とはいえ、そこまでは変化の余地が全然ないというわけでもなく、下の参照図の次の手▲8四角に対し本譜は△3二銀だったが△4五馬と先手の飛車に働きかけるとかなかったのかなぁ、という気もする。それ以上に、森内が何の準備もなく本局に臨んでいるはずもないので、羽生は早めに変化しておいた方がいいのではないか、などと考えてしまうのも、第2局の効果なのかもしれません。

PM 09:18:43 | Comment(84) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月03日  ところで第4局
 今日発売の将棋世界にも、毎日有料サイトの解説にも、第4局の最後の△5七金に代えて△3八角だったらどうだったのか、という点についてのきちんとした解説がありません。
 屋敷をもってすら「難しい」とかいっているそうなんですが。。。

 お願いですから、佐藤康光に訊いて下さい。

<4104>

PM 05:50:45 | Comment(439) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

2004年06月03日  封じ手
 第3図の後で手が変わるのかな、と思いましたが、結局一日目は王将戦第6局のままでした。第6局は羽生が森内の研究網にまともに引っかかった一局として記憶されていますが、先後反対にして、また研究一発で負けるようなことがあれば、いくら羽生でもちょっと立ち直れないのではないか、とへたれながらも余計な心配をしてしまいます。

 なぜか第4図の局面で森内が長考したまま封じ手になったのですが、いくらなんでも△同金以外の手があるとは思えないので、何らかの時間調整なんでしょうか。

 解説では、第6局の最終盤の△5二金ではなく△8四飛なら難解だったという既出の話しが「秘手」として紹介されていたり(将棋世界や週刊将棋でも同じ説明は読んだ)、去年の竜王戦の丸山―森内と同一局面だとか棋譜DBを持っている人ならこれも既出の話しもあったりで、ちょっとせんすは萎えてしまいました。せっかく佐藤康光、屋敷といるのですから、この人たちの見解を紹介してほしかったです。

 それはさておき、その前の参照図の局面で▲8四角の再現があるとはちょっと思えないです。せっかくの桂打ちが空振りになって、ただのところに標的だった角に飛び出され、それを取ることができないなどというのは、普通では考えられないほどの損な取引ですから、この前に何らかの新手順が出るものと思います。もちろん、せんすレベルでは想像がつかないんですが。。。

PM 05:46:56 | Comment(12) | TrackBack(1) | [将棋(角換わり)]

2004年06月03日  午後3時前
 3図のようになっています。王将戦第6局と同じ局面であり、類似局面は90年代の初めからそこそこありますが、最新は私のDBでは王将戦第6局の直後に指された王座戦予選の宮田―畠山鎮戦です。

 両者ともにこの局面は、王将戦があるにもかかわらず、後手がいいはずとの見解を持っていて、3図から▲同歩△7五歩▲6六銀(王将戦では▲2四歩)と手を変えています。その将棋は、後手の畠山が優勢になりましたが、最後の詰めを誤って宮田に凱歌が上がっています。

 宮田が考えていることというのは、これまでも結果的にトッププロが考えていたことと共通していることが多かったのです。羽生、森内が宮田の見解とすり合わせをしているとは思えませんが(三浦はしているらしい。三浦、恐るべし)、王将戦第6局に対しても再評価が行われている可能性は強いのでしょう。

PM 03:04:49 | Comment(445) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月03日  昼休みの局面
 同形角換わり腰掛銀仕掛け寸前の局面で昼休みになりました。
 次の手は誰が指しても▲4五歩でしょうが、その後はどうなるか。

1.前期名人戦第2局のような歩を3、1、7筋で突き捨てる仕掛け。
2.1、7筋の突き捨てを保留する仕掛け。棋王戦第4局参照。

 1もいったん▲2九飛と引き上げてからの先手の攻めがいろいろありますが(、ィ夏鶻僂發靴は□ィ鎧擁發亮茲蟾み:いずれもさらに枝葉が多い)、羽生の方針は既に決まっているはずです。
 

PM 01:03:12 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月03日  名人戦第5局:1日目午前11時
 羽生の先手で角換わりになりました。
 通常の同形になるのか、朝日OP準々決勝のような形になるのかが当面の興味です。確か森内は後手での角換わりで羽生には一度も勝ったことがなかったはず。そもそも王将戦第6局が角換わりでの初勝利だったと記憶しています。
 但し、今の角換わり腰掛銀同形(前期名人戦第2局や前期王位戦リーグ最終戦)は、むしろ後手の方がやれる、ということになっているため、森内には特に精神的な気後れもないことでしょう。
 本局で羽生の何らかの工夫が出ることは確実と思います。

AM 11:04:49 | Comment(12) | TrackBack(0) | [将棋(角換わり)]

2004年06月02日  谷川の構想力、老練
 王座戦本戦1回戦の谷川−佐々木戦から。谷川の指しまわしがあまりにも水際立っているので、戦形自体は相振りながらもどうしても取り上げたくなったのです。

 まず第1図。左右対称にすれば先手が矢倉模様で後手の四手角を受けているような局面です。谷川はここで▲4七金! 相振では始めてみる形です。角交換した相居飛車では全然ないわけではないにしても、さらにここから谷川玉が左翼に移動をし始めたのには感心しました。確かに後手攻撃部隊の正面である4筋よりはよほど安心です。先手が左翼で戦争をはじめない限りは。

 ですから、谷川は左翼では攻撃をしません。第2図の次の一手もせんすには驚きでした。垂れ歩がよさそうに見えますが、谷川は平然と▲4八銀! ど利かされとしか思えないし、△4六歩が気になりそうなものですが、それには▲3六金と打って出てよしなのですね。こういう踏み込みは見習いたいものです。

 そして第3図。昨日の指了図で、次が「会心の一手」ということなのですが。。。せんすは▲8六角かなぁ、と思いました。当然△6二金。そこで▲6四歩とかで一気に攻勢に出るのだろうか。。。なんかぱっとしないような。

 で、今日の日経夕刊を見ると。。。▲8六角! まぁ、指しておきたい手ですよね。でも△6二金には一転▲3九銀と若い相手を焦らせます。ここで手を戻すものなのですね〜 結局、無理攻めをさせては手に乗っていく、という感じで勝ちにしました。

 本局に限っていえば、光速よりはむしろ網に入った魚が疲れるのを待つ老練な漁師の趣きがあります。こういう考え方は真似したいものです。

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PM 09:59:38 | Comment(469) | TrackBack(0) | [将棋(その他)]

2004年06月01日  棋聖戦準決勝:羽生−森内から
 谷川−佐々木戦は明日にします。今日の指了図の次の一手が絶妙手らしいので、まとめて書かせていただきます。

 で、棋聖戦の掲題対局から。例によって羽生の中座飛車です。(以下の記事は一度書いたものを修正しています)

 第1図は割りとよくある形です。△5五角では△9二香と上がらずに直ぐに△6四角と打つ方が先例は多いようですが、△5五角は▲6七金を強要して形を乱す意図もあり、やはり有力です。

 第2図は実は24のfufufufufu−dcsyhi戦(2003.12.28)と同一です。dcsyhiさんが羽生であることはもうよく知られていることですが、仕込みはしてあったのですね。(この24の対局では、fufufufufuさんが▲5六歩としてしまったために後手の角が6四〜8六と移動し、余儀ない▲7七金に△同角成から△2五金と打たれて飛車を殺されたのが響いて、後手の勝ちになりました。)

 この形の後手の方針というのは、
1.できれば金を入手するか1筋の歩で先手の飛車を殺す
2.先手の右金を狙う(=先手陣が弱くなる)

ことだとせんすは勝手に思っていたのですが、本局では先手の飛車が死なず(実際にはなかなか殺せないのですが)、その後第3図における△1二香打が遊び駒を相手にする疑問手(正着は△8七香)で森内優勢になってしまいました。

 戻って第1図、△9二香〜△5五角と直接△6四角だとどちらの方が得なのでしょうね。前者の方が先手の馬が活用できる場面が多いような印象があるのですが(一応、後手玉に当たりになる筋に先手馬が来るわけだし)、せんすレベルではもちろん分かりません。。。

 さて、王位戦紅組の最終戦が本日行われ、注目の羽生−中原戦は羽生がかなり早い時間に勝ったとのこと。思わず「やはりな」とつぶやいてしまったのですが、森内、谷川以外であればやはり十分な信用が残っているということですか。山崎を応援している方々には申し訳ないのですが、挑決も順調に羽生が勝つものと思います。



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PM 10:24:31 | Comment(11) | TrackBack(0) | [将棋(横歩取り)]

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佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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