無限のリヴァイアス

大枠は、地球から世界は宇宙へと広がり、少年少女達は違うコロニー(宇宙に漂う大きな施設のようなもの)の学校へ行く途中、宙に放り出されてしまった。
少ない食べ物、物資、そして船を動かせる優秀な者とそうでないものの上下関係を強いられることに悩みつつ、大事なものは何かを一人一人が見つめ、自覚していく物語。

この作品の特筆すべきはイクミというキャラクターです。
このキャラクターは、処世術に長けた男の子で、なんでも軽くこなせてしまう要領のいい子。
人をからかったり、勇気づけたり出来るしっかりもの。
そんな彼が、反乱、暴動を起す船内の状態にどんどんと壊れて行き、過去にとらわれた自分を晒していく様。
メインだけれど主人公でもないのに、なぜだかその気持ちの揺れが切ない程伝わってきて、救ってあげたくなりますね。

そして主人公兄(昂治)に迫る独自の神を称える女の子。
この子がいつもつれているフェレットが可愛い・・・!!!
昂治の行くとこならどこへでもついて行き、過去を断ち切れと詰め寄るちょっとアブナイストーカーさん。
弟(ユウキ)なんて消してしまえばいい、と忘れるのではなく断ち切ることを提案しちゃうんですよね。
ユウキと仲良くして、というヒロイン(葵)とこの子の間で苦しむ昂治。
ハーレムなんだか地獄なんだかわかりません!!
彼女は過去を断ち切るためには殺人だって気にしな〜い☆の世界へ行ってしまいます。

主人公は相葉兄弟の二人主人公だと思います。(若干兄寄り)
このアニメでは、登場人物が皆心に傷を負っています。
もちろん主人公達も例外では無く、この二人は小さな頃からある確執があり、それが16歳と15歳になった今でも続いています。
昂治もユウキもお互いに嫌いだ!と言い合い、目が合うだけでも取っ組み合いの大喧嘩
ガキかあんた達は!!(笑)

兄は理論派で、自分のことよりも他人のことが気に掛かる面倒見のいいお兄ちゃんタイプ。
弟は行動派で、他人のことは興味が無く、好きなことをとことん追求していく性格です。

ユウキは誰にでも愛想良くする昂治がなぜだかわからないけど嫌でつっかかります。
そこがね、弟の子供っぽさといいますか。
昂治はユウキが自分の八方美人なところに嫌気がさして突っかかってくることに気付いてるけれど、これが俺だ!と突っぱねます。
分かってあげたくないんだろうな、と思います。
これはもう意地ですね。
ヒロインがなんとか仲良くさせようとしますが空回ってしまうのが可愛い。笑

途中から、ストーリーが痛々しくて何度目を背けそうになったことか・・。
相葉兄弟の確執がもの凄く、逃げたいけれども今や過去を変えたくてもがく姿が最高に格好いいです!




最終回/反転してご覧下さい↓

最終回は、昂治がイクミに殺されそうになるところをユウキが助けて確執のとりあえずの終わりを見せます。
昂治はユウキに助けられるとは思っていなかったらしく、びっくりしますが、イクミの好きにさせろ、と言ってしまいます。
折角弟が素直になったんだからユウキを見てやれよ!というのは私の言い分です。笑
この助けるシーンが一番好きです。
ユウキも、昂治に死んで欲しくなかったんだ、と思うと、良かった・・・!という安著の思いでした。
助けたことにユウキも自分で驚くんですが、昂治が嫌いなんじゃなくて、自分の力が及ばなかったのが歯がゆかったのかな、と思いました。
この兄弟の確執は、ユウキが昂治を部屋からガラスを突き破って外に突き飛ばしたことが始まりですし…。
それで大怪我を負った昂治を見てからこんなに溝が深くなったし・・・。





このアニメ、物凄く深くて、いつも考えながら見ていました。
ネーヤというキーパーソン(船の意思を人物化した姿で、人の心の声を聞くことが出来る。知能は赤ん坊位)がいるのですが、いまいちよくわからなかったキャラクターです。

エアーズ・ブルーとか、ユイリィなど、個性豊かなキャラクター達が独自の考えで突っ走る青春模様。
若い!若いよ!!笑。

個人的にはユウキ、イクミ、独自の神を称える女の子、サンソン(だったかな?)が好きです。
放映当時は昂治が好きだったのにな〜・・・?

このアニメを見る為に急いで家に帰っていたのを思い出しました…。笑
かなり毎週見てました。人間の感情のドロドロを描く作品の中ではダントツ好きな作品ですv