新堂冬樹作品を続けて三冊読んだ。どの作品にも動物が出てくる。【忘れ雪】ではラブラドール、【僕の行く道】では子猫そして【動物記(兄弟犬ミカエルとシーザー)】ではジャーマン・シェパードである。前二作では準主役的な存在であるが、これらの物語において彼らの存在なくては成り立たない、重要な役割を演じている。動物記は題名のごとく主役である。いずれの物語も共通に感じたことは、既視感(デジャビュ)である。