防府市土石流災害
 先週、山口県防府市での大規模な土石流があり、特別養護老人ホームを直撃し、犠牲者も出た。
 警察、消防、自衛隊が活動している映像をみる限り、どこかちぐはぐ感があった。

 こういうときは選挙そっちのけで、政府で救援体制を作るなり、仮にパフォーマンスだったとしても、現地入りするのが与党・政権党ってもんだろう。
 ましてや麻生総理が先日の行ったばかりのイタリアでのサミットの会場は、災害復興した街でしょ。
平時なら兎も角、選挙目前の忙しい時期になのにそうした行動をとれば、その事情を理解して支持する国民は必ずいる。
 新型インフルエンザの時は、深夜にもかかわらず緊急会見した内閣のわりには、どこかあまい。

 少なくとも、同じ山口県出身の安倍元総理くらいは駆けつけるべきだったんじゃないかな。
静岡知事就任記念 カキコミ
静岡県知事の本業?海洋史観の概要を解説してみよう。
 そのためには梅棹忠夫氏の名著『文明の生態史観』が核にあるから、そこからはじめる。

生態史観には「ユーラシア大陸の模式図」という有名な図がある。
 ユーラシア大陸を地軸の傾きを踏まえて楕円を描く。その楕円を南北に分けて線を引き、また南西から北東に対称に線を引いて、おおまかな世界をわけるだけで、前近代のユーラシア世界を描ききってしまうスケールの大きな理論。

図の中心には、遊牧民が活動する乾燥帯があって、その一周り外側に、乾燥帯を含めた4つの世界がある。なおそれぞれ、北東が中華世界、南東がインド世界、北西がロシア世界、南西が地中海・イスラム世界である。
 そのさらに西の外側にあるのが、東、西ヨーロッパ。東の外側にあるのが、東南アジアと日本。
この図の舞台に、大乾燥地帯の遊牧民と湿潤地帯の農耕民の関係のダイナミズム、ユーラシア模式図のはずれに位置する、日本文明と西ヨーロッパ文明の平行進化などを提唱した。


 ちなみに。マルクス史観では、経済活動に注目しているが故に、例えば牧畜社会より農耕社会の方が「進歩的」であると論じられていた。それに比べ、生態史観において牧畜社会と農耕社会は、それぞれ対応する社会であって対等の関係にあると考えられている。


 他方、梅棹忠夫と同じ京大系の研究者速水融が、生産の三要素「労働・資本・土地」の傾斜割合の比較で、イギリスの生産革命「産業革命(industrial revolution)と対照の、日本で起こった生産革命「勤勉革命(industrious revolution)を提唱していた。


 それらの世界観の直系の子孫とされるのが川勝平太(新静岡知事)の理論です。
ひとまわり外側にある海洋世界をひっくるめることで、近代成立を明確に描くことができる!というのが川勝平太の世界観。生態史観に対して、海洋史観と名付けられている。
 この総括で、現代の先進国が先進国たり得る近代化が、どのようにしておこったかまで触れているのが海洋史観のオリジナリティです。

 周辺で地中海からなかば締め出しをうけた西欧は、大航海時代以降、直接、香辛料を求めてインド洋(イスラムの海)を越えて東南アジアまで来るようになる。
 一方、日本も御朱印船貿易時期にシナ海(中華の海)を抜けて東南アジアまできていた。
 この時代は、西欧も日本も、イスラム(具体的にはオスマンやムガール)や中華(清)に貿易で直接には全く歯が立たなかった(川勝氏のいうイースタンインパクト)。

 それを先に挙げた生産革命により、そのイースタンインパクトを跳ね返し、イギリスは輸入超過だったムガールとの貿易でも関係が逆転したという話に展開する。
この「アジアからの脱却」をもって「近代化」という理論である。

 西ヨーロッパ文明は、イスラム世界の強い影響下にあって発展したのと同様に、日本文明も中華世界の影響を受けている。例えば、世界観とそれにたった近代成立の外交政策がある。
 イスラム社会の「開国・自由経済」が欧米の「不平等条約」を含めた市場拡大路線をうむ。この側面に覇権主義は軍拡の思想も内在している。
 一方、中華世界の「海禁・閉鎖社会」が日本の「鎖国」による自給自足による閉鎖経済をうむ。この一方で、徳治主義の思想による軍縮もはたした。


 だから日本は、文明的に西欧文明と対照的ものであり、ヨーロッパ発の「自由主義・民主主義」の矛盾と格差が明らかになってきた近年、日本文明に立ち返った国家創造をすべきと提唱したのが川勝平太氏なのだ。

(このほか、美しい国論や道州制論もあるが割愛)

余談ですが、初期「新しい歴史教科書をつくる会」のキーパーソンのはずだったが、市販本をみる限り、その説はほぼ不採択。私が「つくる会」の関心が薄れたのもそういう理由だったりします。
フジの火曜22時枠
前のクールから加藤ローサさんがCMに出ていた。

http://2.suk2.tok2.com/user/akiakane/?y=2009&m=05&d=05&all=0

今回の『恋して悪魔』ではついに本編のヒロインだ。

 

 「中山優馬カッコイイとか、加藤ローサかわいい」とかいいながらみる作品だと、たかをくくってた。
 たしかにバンパイアの演出は最悪。バンパイアって何?ってな感じ。ノーマークになるよ。

 今週「救命病棟24時」をみたからそのままみた程度だった。
 
 なんだけど、本当のねらいは、半人前バンパイア(不老不死の吸血鬼)の視点を通して「愚かな人間の行動」を知ること。
 それゆえ引いた視点から、べたなヒューマンドラマネタでも、バンパイアにとっては新鮮に映るという描き方をしている。

 僕には、そうみえてしまった。

 本編のストーリーには魅力は感じにくいが、その描き方は好感が持てる。
 深い。というか、まわりくどい。

 さすが関テレ。
都議会選挙2009
 7月12日、東京都議会議員選挙があった。
 1人区である小選挙区、2人区、それ以上の大選挙で構成される選挙だ。
 日本最大規模の東京都の選挙のために、国政選挙に準ずる選挙とみられている。
 127議席の内訳が
自民党38(−10)    公明党23(+ 1)
民主党54(+20)    共産党 8(− 3)
市民ネット 2(− 2)    無所属 1
であった。

 国政と同様に、自民党と公明党が、石原知事の都政の与党になっていた。

 きっと普通の感覚では、都政そっちのけで麻生内閣を意識して、国政選挙のつもりで自民党か民主党かで投票したという理解でいいのだろう。


 一人区で民主党がかっただけではない。二人区では自民と民主が二議席を分け合った選挙区では全て民主党がトップ当選している。これは、仮に小選挙区で行われる衆議院議員選挙の目安になる。
 その意味で、自民党対民主党の構図では、民主党の勝利といえる。

 民主党は、議席を増やしたと言っても、市民ネットワークや推薦の無所属を足しても、単独過半数には足りない。そのため、共産党との連携も視野にいれる必要がでる。
 他方、共産党ではなく、公明党との連立の可能性を論じたい。

 それは自民党と同じ与党でも公明党は、議席を伸ばしている「勝ち組」な点だ。
 自民党と同様に議席を減らせば、与党から野党に下るのが筋だろうが、議席は伸ばしている以上、自民党から民主党に「乗り換え」ても必ずしも不当ではなくなる。
 つまり、今回の選挙で議席を伸ばした1・3位の連立というのは、議会運営の上で外形的には正しいからである。

 正直、著者にとって公明党は嫌いな政党ではある。それでも、選挙結果を公平に評価するなら、公明党にはその資格がある。
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