「小さい頃からピアノでも習っておけば、今とは違って、音楽がもっと身近になって、きっと楽しい人生だろうなと思うことがある。」という会話があった。
自分も同感だか、自分の家庭環境を考えると、それは無理で、習わなかったのは当然の結果だろうと思う。
両親とも、戦争の時代を生きてきて、父親に至っては、青春時代そのものが戦争まっただ中だった。決して裕福ではない家庭では、ピアノなどの習い事なんて発想がないし、自分が幼い頃よく聴いていた父の好きな歌は軍歌が多かった。
反戦歌というジャンルのフォークをたくさん聞き続けていた自分は、たくさんの反戦歌を口ずさんでいた。しかし、それと反するように軍歌もたくさん知っていて、歌うことができる。ただ、軍歌の中には、戦争を美化する唄だけでなく、戦争を否定したいのに戦地に行かざるを得なかった兵士の心のよりどころとなる唄も多かった。そういう意味では、反戦歌と軍歌には共通するものがあるのかもしれない。
父は、シベリア抑留時代に日記のようなメモを綴り、なんとか隠し持って日本に帰還した。それを基に、自費出版で本を出したのだが、父が亡くなってかなりの年月が経った後、孫がその本を国立図書館に寄贈した。現在は、本の内容が誰かの盗作ではないか等、調べているらしく、純粋に父の執筆だとわかったときに、電子書籍として、一般の人も閲覧することができるようになるらしい。 専門家の人の話では、シベリア抑留の手記的な本はたくさんあるが、年月日のしっかり記録された手記はかなり貴重だということだ。 いつか誰かその手記を映画化とかドラマ化してくれたらおもしろいけれど、さすがにそれは無理か。 |
PM 10:31:30 |
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