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AIT研究所(aitlabo)の製作記事です
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光カートリッジ用イコライザーの評価
デジタルストリーム社が公開している光カートリッジ用イコライザーの試聴感想です。
当方が懇意にしている評論家の感想です。
カートリッジはDS-W2を使用しましたが、シェル、アームの違いに敏感なようです。

以下は感想です。
これから述べる感想は、光カートリッジとフォノイコライザーの組み合わせの評価なので

それぞれどちらの音の印象かは確認する術がなく、あくまでも組み合わせの音であることをまず記しておく。

従来型のMCカートリッジとは全く異なる音の出方をする。

アナログっぽさのような曖昧な部分が良い意味で少なく、音の分離感や混濁感が全く無いのである。

具体的に言うと、POPでは楽器とボーカルが互いに干渉なく独立して聞こえたり、クラッシックのヴァイオリン協奏曲は、主旋律のヴァイオリンとバックのオーケストラが同じ音域を演奏していても、キチンと分離して聞こえるのだ。

従来型のカートリッジでは、どうしてもこれらの部分が曖昧に再生され、それが味や安心感みたいな、よく判らない抽象的な言葉によって片付けられていた。

これは良質なデジタル再生でも成しえないことで、アナログ、デジタル、といった区分けに属さない

新たに光カートリッジ再生というジャンルを確立してしまっても問題ないのではないかと云えるくらい

特殊な音に感じた。

そして細かい音も逃さず拾っているというイメージで、元々アナログはローレベル再生が得意ではあるが

それにも増して抉るようなローレベル再生をやってのける。

そして、これが一番うれしい収穫だったのだが、再生音の音色が非常に好ましいのである。低域は分厚く

かなり低いところまでギッチリ埋まっているような印象で、切れがよく音階豊かで闊達だ。

その素晴らしい低域に支えられながら中域は伸びやかで、先述した混濁感が無い為か、声が実に自然なのだ。

怖いくらい、スッと声が出てくる様はリアルこの上ない。

高域は毛羽だった感じが無く、良い意味でつるっとした滑らかな質感で、上質さを前面に出した美しい高域だ。

簡単に言えば、誰からも評価されるような、または好かれるような、欠点の無い普遍的な音作りだ。

これは非常に大事なことで、新しい方式の場合、間口を広げて多くの人に聞いて貰える音作りは

間違いない戦術で、結果的に製品の評価を高めてくれる。

アナログを始めたばかりの人や、ベテランの人にも掛け値なしでお勧めできる、本当に優れた方式である。

2021/06/20 PM 08:30:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | [試聴結果]









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